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しもさんの「気になる一言」
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2012年06月21日(木)
韓国のタクシーって、一人の時、前に乗る?

映画「ブレス」(キム・ギドク監督)から。
ちょっと重たい映画だったので、内容は・・う〜ん。
ただ、何度も画面に出てきて、気になるシーンがある。
主人公が、一人でタクシーに乗る場面。
なにも迷うことなく、運転手の横へ座った、それも何回も。
日本人の私には「???」っと思える習慣だった。
韓国に行ったことがないので、これ以上コメントできないが、
わさわざ、後ろの席が空いているのに、助手席を座る意味が、
どうしてもわからなかったが、
映画を通じて、韓国の文化に触れた気にはなった。
洋画は、字幕の台詞ばかりではなく、
起きてから寝るまでの生活習慣も気になり始めてきた。
ますます私の映画熱は、おさまりそうもない。

P.S.
韓国タクシー業界の大規模ストライキが話題になったので、
この映画を思い出しました。



2012年06月20日(水)
持たなきゃならない武器は「落ち込まないこと」

映画「ロック わんこの島」(中江功監督)から。
この作品は、三宅島の噴火で住みなれた地を離れるが、
新潟県中越地震発生時の山古志村を舞台にした作品もある。
東日本大震災・・も、きっと同じような作品が出来るだろう。
さて、気になる一言は、被災者に共通するかな、と選んでみた。
何もかもなくして、落ち込んでいる家族に、
父親役の佐藤隆太さんが、妻役の麻生久美子さんに向かって呟く。
「死んだじいちゃんが言ってた。噴火のような、
俺ら人間にはどうしようもない自然との戦いに直面した時、
俺たちが持たなきゃならない武器は1つ。
落ち込まないこと、落ち込んだら、負けるぞ」って。
私が被災していないから、説得力がないかもしれないが、
この台詞は、心に響いた。
(のちに、じいちゃんはそんなことは言ってない、とわかるのだが)
復興の鍵は、被災した人たちの気の持ち方、という話を、
阪神淡路大震災の経験者から、教わったことがある。
「落ち込まないこと」・・簡単そうで難しいことは承知の上で、
この台詞に光を当てることにした。
「傷付いたのは人間と動物だけじゃない」「お天道様が応援している」
こんな台詞もメモしてみた。
犬が主人公なのに、私の視点は被災者に向いてしまった。
子どもと動物が主役の映画は、観ないことにしているんだけどなぁ、
あっという間に、涙がこぼれちゃうから。



2012年06月19日(火)
主治医・Appleサポートコミュニティ

約1週間前「愛機『iMac』瀕死の状態・・(涙)」の話題で、
気になる一言を書いたが、嬉しいことに息を吹き返した。
何度も電源を入れ、その度に表示されるエラーメッセージに、
ここ数日、肩を落としたが、私には強い味方がいることを思い出した。
それが「Appleサポートコミュニティ」。
Apple製品に関して、サポートや修理サービスが必要になった時に
相談するショップ店員よりも、驚くほど丁寧なアドバイスが得られる。
言い換えれば、少数派と呼ばれる、Mac愛好者(?)の集まりであるが、
自分のMacの機種やトラブルの症状を伝えることで、
とても詳しく、トラブルに関する解決方法を教えてくれる。
今回も彼らの力を借りて、ある程度まで回復することが出来た。
もちろん、名前も顔も知らない人たちであるが、
私にとっては、誰よりも頼りになる人々(コミュニティ)であり、
「Macの主治医」として、大切にしたいサポート隊である。
2007年10月13日(土)の気になる一言でこう書いた。
「サポートは『下から支える』、アシストは『そばに立つ』」
本当に、私の「マックな生活」を下から支えてくれる技術集団。
窓(Windows)には、あるのだろうか?

P.S.
今日は、愛機の回復を祝って乾杯したいところだが、
台風4号に備えて飲酒を控えて「自宅待機」。
久しぶりに、遊んであげようかなぁ、非常招集があるまで。



2012年06月18日(月)
旅先では、なぜかお礼の言葉がでる

これって、直木賞作家・角田光代さんの言葉だったと思うのだが。
(すみません、テレビなのか書籍なのか、情報源が不明です)
「旅先では、なぜかお礼の言葉がでる」
どうしてだろう・・って、思っていたら、
旅先では、二度と逢わないかもしれないから、
自然とお礼の言葉がでるらしい。
たしかに、いつもはお礼の言葉など言ったことがなさそうな若者が、
帰りがけに「お世話になりました」とか「ありがとうございました」
などと大きな声で挨拶をしているシーンを見かけたことがある。
「へぇ〜」と感じたことも、何度かあった。
だから、このフレーズが気になってメモをした。
本来なら、いつも逢う人に言わなければいけない言葉を、
もう二度と逢わないかもしれない人には言えるなんて、不思議。
しかし今の世の中、素直な自分を見せることは照れくさい。
そんな自分を知られたくないから、知っている人にはお礼が言えない。
今度、旅先でそんなシーンを見かけたら、
突撃インタビューしてみようかな、このフレーズを持って。



2012年06月17日(日)
人の心を開く音楽を創りたい

映画「歓びを歌にのせて」(ケイ・ポラック監督)から。
解説にある通り、指揮者として大成功を収めた男が心臓を病み、
田舎のコーラス隊の指導を通して新たな人生の歓びを見いだしていく。
その新たな歓びとは、人間として生きている歓びであり、
人を愛する歓びやみんなで1つの音を作っていく歓びなのであろう。
何もかもに疲れ、一度、音楽からは身を引いたはずの主人公が、
「人の心を開く音楽を創りたい」とコーラス指導をはじめた時から、
素人の集まりだった音楽隊が、少しずつであるが輝きを増し、
素敵なハーモニーを作り出していく。
その過程では、男女の嫉妬や、DV(ドメスティク・バイオレンス)から、
今まで誰にも言わなかったような愛の告白まで、
一人ひとりが心を開くシーンが繰り返される。
どんな時も、誰かが「あ〜」と声を出すと、他の人がつられて声を出し、
自然に、そして気持ちよくハモっていく。
感動の場面は、精神薄弱の若者が発した「声(トーン)」を元に、
1人、2人と声を重ねていき、最後は会場全体にその音が広がる場面、
私は、その音を耳にした時、何とも言えない幸せな気分になれた。
彼がコーラス指導を始める時に、素人の彼女らに諭すように言い放った
「何よりも大切なことは、よく聴くことだ」が蘇った。
音楽って、コーラスって、本当に人の心を開くんだな、と実感した。



2012年06月16日(土)
バンドは、ケミストリー(触発)だ

映画「BECK」(堤幸彦監督)から。
いろいろな出会いがあり、結成されたバンド「BECK」。
各々の個性がぶつかり合い、解散寸前の状態で、
この台詞が飛び出す。
「バンドは、技術のある奴が集まればいいんじゃないんだ、
ケミストリーだ」
ケミストリーとは「チームワークや信頼関係などによって
プラスαのエネルギーが生じること。また、その結束力。」
なるほどなぁ、と思ってメモしたが、どうもピンとこない、
それでは「チームワーク」の単語でいいじゃないか、と。
物語の中に「俺たちは、ただの仲良しバンドじゃないんだよ、
自分のことは、自分でのりきるしか・・」という台詞もある。
さらに調べると「化学変化」という意味を見つけたが、
「バンドは、化学変化」では、ちょっびりイメージが合わない。
どうしても、ぴったりした訳を見つけたいと探していたら、
「触発」という日本語訳にぶつかり、これだ!!と思った。
バンドのメンバー、お互いがお互いの音に触発されて、
個人のもっている以上の音を出す・・それが「バンド」なんだ。
そう解釈すれば、納得がいく。
「人気マンガの映画化」で、実はあまり期待していなかったが、
意外と楽しめる映画となった。
「BECK(犬)を助けてもらったお札(お礼)しなくちゃ」と
「イチかナナか、かけてみたくなったんだよ」のギャグは、
さすがに、引きました。(笑)



2012年06月15日(金)
「菊地か」「はい」「高橋か」「はい」

もちろん、オウム真理教の逃亡者逮捕に関する
ふたりが捕まる時を表現した、ある新聞の見出しである。
しかし、私はなぜか違和感を覚えた。
いくら見出しだから短くしなければならないとはいえ、
「菊地か」「はい」「高橋か」「はい」ではわかりにくい。
捜査員の問いかけに、諦めの境地で答えたとすれば、
「菊地か?」「はい」「高橋か?」「はい」。
いいじゃない、それくらい・・という反論を覚悟で書けば、
やっぱり、その場の緊迫感を伝えるとすれば「?」は、
大切な一文字だと私は思う。
手配書に似ても似つかぬ顔を見ながら、不安げに訊ねる捜査員の
緊張感は「?」のマークが入るだけで、全然違う。
英語では疑問文の文法でわかるけれど、(たまに違うが(汗))
日本語は語尾の上げ下げで、肯定が疑問を区別するのだから、
やはり、新聞表記は「菊地か?」「はい」「高橋か?」「はい」に
して欲しかった、というのが私の感想である。
書きながらネットで調べたら、新聞によって表記が違うようだ。
たかが、?マークというなかれ、大きな意味を持っている。
言葉は力だ・・を最近、実感することが多い気がするな。

P.S
そう言えば「菊池」と「菊地」も曖昧だった気がする。
情報は速さより、正確性だと思うのだが・・(汗)



2012年06月14日(木)
自分のわかっていることでも、人に説明するのって難しい

映画「はやぶさ HAYABUSA」(堤幸彦監督)から。
小惑星探査機「はやぶさ」の話題でも、
捉え方の違いで、こんな展開になるのか・・とワクワクした。
映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督)と、
主人公などをはじめ焦点の当て方が違うが、どちらも楽しかった。
今回の一言は、主人公、竹内結子さん演じる水沢が、
子どもたち相手に「(宇宙に関する、何でも)相談員」として、
専門用語いっぱいの長〜い台詞を、勢いよく話した後の台詞。
やや自己嫌悪に陥りながら「あの〜、自分のわかっていることでも、
他人(ひと)に説明するのって難しいんですね」と。
それに応えて、上司の西田敏行さんがそっとアドバイス。
「自分でわかっているつもりで話しているだけなんだって事に
気付かされるんだよね」
このシーンがあって、主人公は難しいことを簡単に説明しようと
イラスト入りのホームページなどを考えつく。
「簡単なことを難しく説明するのが、大学教授」という視点と
まったく逆の視点で物語が展開し、お陰でわかりやすかった。
「難しいことを簡単に説明する」テクニックは、意外と難しい。
子どもたちにもわかるように・・これは、宇宙関連の仕事でなくても、
どんな分野でも必要となることだから、是非、身につけたいと思う。

P.S
それにしても、あの長〜い台詞、よく覚えたなぁ、さすが。



2012年06月13日(水)
同じテーマで違う先生(教授)の話を・・

年2回、前期・後期と開催される「日大市民公開講座」、
今回の共通テーマは「伊豆再発見」の5回シリーズ。(今日で3回目)
日大国際関係学部長から、映画監督・原田真人さんまで
豊富な講師陣を楽しみに、毎週水曜日、仕事を終えてから
三島駅北口の新校舎まで、約40分を歩いて学生気分を味わっている。
講義は毎回1時間30分、メモしているとあっという間に過ぎてしまうが、
学生時代より真剣にメモしている自分が可笑しい。(汗)
講義内容からの気になる一言は、近いうちに紹介するが、
今回は、新しい発見をしたので、気になる一言。
今まで、講演の演題を確認して、以前に聴いたことがあるかないかで、
聴講の参加・不参加を決めていたのだが、それは間違いだと気付いた。
同じテーマ・同じ演題でも、講師によって、全然捉え方が違う。
視点も違えば、結論も違うから、まったく新しい話を耳にしたようだ。
この気付きってある意味では、私にとって大きな収穫である。
これからは意識して「同じテーマで違う先生(教授)の話を」聴いてみたい。
まぁ、自宅へ向かう帰り道、ちょっと一杯・・と寄り道も出来るし、
新しい平日の楽しみ方として、近隣市町に勉強に行くのも悪くないな。



2012年06月12日(火)
やるだけのことはやった

映画「キャプテン劇場版」(出崎統監督)から。
野球大好き少年にとっては、テレビもマンガも野球ばかりだった。
「巨人の星」「ドカベン」「あぶさん」は特に有名だが、
今回の「キャプテン」や「侍ジャイアンツ」「野球狂の詩」
「ガッツ・ジュン(実写)」等、挙げたらきりがない。
(「タッチ」が野球マンガかどうかは、個人的には疑問が残るけど・・)
今回の「キャプテン」は他の野球マンガに比べて地味であるが、
なぜか、谷口・丸井・五十嵐などの選手名から、
ライバルの名門中学「青葉」の名も覚えていた自分が不思議だった。
「努力」の言葉そのものである、谷口キャプテンは、
他人の知らないところで、必死に努力を積み重ね、その満足感が
「やるだけのことはやった」というフレーズを生み出している。
だから結果は、勝とうが負けようが、関係ないという気持ち。
若い頃、結果より過程が大事と思ったが、
社会人になって、過程より結果が大切と思うようになった。
しかし、また年を重ねたためか「過程」を重要視している私。
「やるだけのことはやった」
なんだかわからないけれど、妙に心に響いたフレーズである。

P.S.
青葉野球部監督・森山周一郎さん、谷口の父・ハナ肇さん
そして、谷口の母・麻生美代子さん(「サザエさん」のフネ役)
30年以上前のアニメに豪華な声優だなぁ・・と嬉しくなった。