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| 2012年06月01日(金) ■ |
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| 営業は、何の取り柄もありませんという代名詞 |
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地元新聞朝刊の連載小説 「55歳からのハローライフ」(村上龍著)から。 タイトルに惹かれ読み始めたら、毎朝の楽しみとなった。(笑) 第3話の主人公が、早期退職をした後、再就職先を探すのだが、 なかなか思うように見つからない苦悩が描かれている。 そんな一場面の原文、実はもう少し長い。 「営業って資格もないし、客観的というか、 数値で評価されないだろう。 これがフォークリフトや大型二種の免許があれば ちょっと違うんだ。税理士や薬剤師なんかは当然求人は多い。 でも営業っていうのは、何の取り柄もありませんという 代名詞みたいなものなんだよ。愕然としたよ」 この会話をじっくり読んで感じたことは、 公務員も同じじゃないか、という不安であった。 「公務員は、何の取り柄もありませんという代名詞」 そう読み替えたって、なんの不自然さも感じないところが、 私のアンテナに引っかかり、メモした理由である。 今更、就職に直結する資格をとろう、という意欲はないが、 なにか、取り柄(取るべきところ・用うべき点)となるものを 探しておこうと思う。 公務員30年以上勤めましたって「誇り」にしたいんだけどなぁ。
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| 2012年05月31日(木) ■ |
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| ヒットを打たれるくらいならフォアボールでいいや |
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メジャーリーグ復帰の松井秀喜選手、2点本塁打で、 昨日の「気になる一言」を奪われたが、同日に達成した 巨人・杉内投手の「ノーヒットノーラン」達成秘話は凄い。 9回ツーアウトまで「26人連続アウト」でいながら、 27人目がカウント2-3になったところで、 気持ちを切り替えた彼の決断力は、今までの投手にはなかったもの。 「ヒットを打たれるくらいならフォアボールでいいや」 この発想は、野球好きの私にもなかった視点である。 彼の技術では、真ん中に投げて「ストライク」をとるのは簡単、 だけど、その球を狙われてヒットでもされれば、今まで重ねてきた アウトの延長上である「完全試合」(27人連続アウト)どころか、 「ノーヒットノーラン」さえ消える。 だから、この選手には「フォアボールでもいいや」と考えたという。 そんな簡単に、大記録を諦められるものなのだろうか。 文字にすると、その凄さが伝わらないかもしれないが、 今までなら、同じチームの選手やベンチも、大記録を前に 予想以上のプレッシャーを与えないようしながら達成させたのに、 彼は、そんなことも気にせず、あっさり言い切った。 「ヒットもフォアボールもないことは分かっていたので、 『こんなチャンスはもうないな』と思って狙っていきました。 ああいう時は意識しないといけないと思います」。 このコメントを読み、ただ一言「かっこいいなぁ」の言葉しか 私の脳裏には浮かばなかった。是非、今度は「完全試合」を。
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| 2012年05月30日(水) ■ |
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| 苦しい経験は必ず糧になる。 |
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メジャーリーグに昇格したその日に、2点本塁打を放ち 我ら「松井秀喜ファン」を大喜びさせてくれた。 今回のメッセージは、まだホームランを打つ前の、 いや、メジャー昇格(レイズ)が報道されたばかりのスポーツ新聞朝刊。 担当者が、松井選手のコメントも含めて、こう書いていた。 「苦しい経験は必ず糧になる。『このあと、いいプレーができれば (これまでが)いい期間だったということになるんじゃないですか』と 穏やかな表情で話した」 私がこの記事をメモした数時間後に「いいプレー」が飛び出した。 松井はやると思っていた…ヤ軍時代の恩師「言った通りだろ」 昔から大舞台に強かった…星稜・山下名誉監督「松井らしいな」 再出発の一撃…松井「忘れられない?そうなるのかもしれない」 その他にも賞賛の文字が、インターネット上に溢れた。 守備をしない「DH」ではないところが、私を喜ばせたのだが、 今シーズン、彼は本当に苦しい経験をしたと思う。 それを「糧とする」精神力の強さに、ますます好きになった。 「糧」とは、精神・生活の活力の源泉。豊かにし、また力づけるもの。 なるほどなぁ。
P.S. 同日ノーヒットノーラン達成の巨人・杉内投手、ごめんなさい。 近いうちに、必ず話題にしますから。(汗)
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| 2012年05月29日(火) ■ |
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| 愛好者というより、無法者。 |
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地元新聞の夕刊に掲載されていた見出しである。 「富士山でスキー、スノボ」「県警など対応苦慮」 「禁止なのに愛好者続々」 これって「愛好者というより、無法者。」 そんな思いで、記事を読んだ。 ダメだって言っているのに、楽しいから、を理由に ルールを守らず、危険を冒すなら、勝手にやってくれ、 その代わり、助けもしないから。 どうして、こういう強いメッセージが発せられないのか、 彼らは取り締まる法律を作っても、また抜け道を考え、 屁理屈をつけてくるに違いないのだから。 冬山の登山禁止は、先日の「金冠日食」でも 忠告を無視して、遭難した外国人がいたが、 私の周りには、意識して迷惑をかけたのだから、 もっとしっかり処罰して欲しい、という声が多かった。 知らなかったならまだしも、これだけ呼びかけて それでもルール無視するならば、名前や顔写真を出す、 それくらいのことはしてもいいだろう。 これは「2度としてはいけないことではない、 1度だってしてはいけないこと」である。
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| 2012年05月28日(月) ■ |
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| 好きな映画、小さな恋のメロディ・ローマの休日・ベンハー |
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映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」(行定勲監督)から。 映画の中に、映画作品名が出てくると、無性に気になる。 特に「交換日記」ならぬ「交換テープ」を始めた 主人公2人の自己紹介で、このフレーズは出てきた。 気になる一言は、長澤まさみさん演ずる「亜紀」の映画選。 (男性は、ごめん、メモしなかった。(汗)) 「好きな映画は・・」と呟いた後、 「小さな恋のメロディ・ローマの休日・ベンハー」と続けた。 (この年齢で、この作品?という違和感はあったが・・) 人物を特徴付ける役割として、どんな映画が好みかは、 大きなウェイトをしめていると思う。 そしてまた、好奇心旺盛の私は、その作品を思い出したり、 観直したくなってしまう。 あの映画のあのシーンが好きで・・なんて台詞があると、 もう我慢できなくなり、レンタルショップに走っている。
PS. 作品中の台詞は「キスしようとした?」「ダメなの?」 「あのね、朔。」・・と、亜紀が諭すように呟いた。 「キスっていうのは、夢を語ったりしながらするものなのよ」 う〜ん、なるほどなぁ。
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| 2012年05月27日(日) ■ |
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| 障害者が社会のために出来ること |
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今となっては不思議、としか言えないが、 この週末、視覚障害者が私に何かを訴えていた。 土曜日の午後、第276回泉のまち音楽会で、 元ベルリン国立歌劇場の専属バスソリスト「斎求」さんは 舞台中央まで、司会者に手を引かれながらも、歌い出すと、 その深みのある歌声で私たちに勇気を与えてくれた。 その日の夜、鑑賞した映画のDVDは、偶然だろうか、 木村拓哉さん主演の映画「武士の一分」。 彼は毒見の役で、赤貝の毒にあたり、失明してしまう。 しかし、ある目的のために武道の稽古に励み、 殺意や気配を研ぎ澄ましながら、その目的を果たす作品。 そして、日曜日の午後、楽しみにしていた 盲目のバイオリニスト「穴澤雄介」さんのコンサートが 富士宮市の猪之頭公園の近くのカフェ「ローズマリー」で開催され、 彼の明るさと優しさに包まれて、癒された。 「障害者は、社会からいろいろ手を差し伸べてもらっている。 しかし、私たち障害者が社会のために出来ることはないか」 そう自問自答して、被災地の復興に向けたチャリティコンサートを 続けているように見えた。 「障害者」は支援を受ける側ではない、出来る環境で出来ることを 社会にお礼をしていく、そんな姿勢が感じられ、胸が熱くなった。 こんな彼らが活動しやすい場所の提供こそ、我々、行政の役目かな、 そんなことを思いながら、帰路についた。 まちづくりの大きなヒントを与えてもらった気がしてならない。
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| 2012年05月26日(土) ■ |
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| 不器用は宝だ。・・・不器用を喜べ。 |
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映画「火天の城」(田中光敏監督)から。 織田信長から「安土の山を丸ごと1つ、城にする。天守50じゃ」と 命じられた、戦国時代の名工・岡部又右衛。 その部下たちは、必死になって「安土城」建築に必死になるが、 若い大工は、時々失敗して、親や先輩に怒鳴られる日々。 仕事に自信がなくなりかけた時、励ましてくれた先輩の台詞は、 今の時代にも仕えるフレーズとなった。 実はメモした本文は、もう少し長い。 「不器用は宝だ。不器用なものはどうしたらよいか工夫して努力する。 毎日毎日やっていくうちに、いつのまにか心で計れるようになるんだ。 身体で感じられるようになるんだよ。だから、不器用を喜べ。」 その彼が、ラストシーンで大活躍するのだが、 現実は、なかなかこうはいかないものである。 こんな励ましをしてくれる先輩も減ったし、 不器用なものも、工夫も努力しないで、不器用のまま。(汗) だから、失敗を繰り返し、周りに迷惑をかけることだってある。 いい話だけど、ちょっとなぁ、と苦笑いをした。 信長が、一所懸命働く女性を眺めて呟いた 「女が元気だと国も栄える。」の方が、現実的だなぁ。
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| 2012年05月25日(金) ■ |
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| 自由にやりたければ、補助金・委託料を受けないこと |
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講師「NPO法人グラウンドワーク三島・事務局長、渡辺豊博さん」 演題「「楽しいNPO活動で心豊かなくらし」から。 あるNPO法人の10周年記念式典の席で、彼の講演を聴いた。 静岡県下に「NPO」という名称を広めた第一人者として、 知らない人はいないだろう、と思われる彼の話は、 冗談を交え、聴講者に笑いをとりながらも、 実は真面目な話をサラッと言いのける話術が際立っている。 被災地における「NPOの光と影」を説明しながら、 ボランティアの名のもとに行なわれる「サービス過多」の現状も、 現地に赴き、自分の目で確かめ、しっかり私たちに伝えてくれた。 また「NPOは、心を支える組織」とし「NPOの特性は、 自由度・迅速性・行動力・独創性・先駆性(先見性)(試す・モニタリング)・ 柔軟性・多彩性・汎用性・社会的波及効果・教育的波及効果」と 言い切った自信が眩しかった。 その中でも、一番納得したアドバイスは 「自由にやりたければ、補助金・委託料を受けないこと」 これが、どんな団体に対しても「対等」に発言し活動できる秘訣、 私はそんな意味に捉えて、メモをした、なるほどなぁ。
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| 2012年05月24日(木) ■ |
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| 人生の機微とでもいいますか |
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映画「阪急電車 片道15分の奇跡」(三宅喜重監督)から。 登場人物は、皆いろいろな想い・気持ちを抱えて生きている。 そんな彼、彼女らが「阪急電車」を仲介して出会い、 何か吹っ切れたように、元気になっていく。 「プロローグ」と「エピローグ」に映し出される顔を比べると、 その違いがはっきり確認できた。 今回の一言は物語のラストシーン。 婚約中の恋人を後輩社員に奪われたアラサーOL役・中谷美紀さんと 恋人のDVに悩む女子大生役・戸田恵梨香さんの会話。 存在は気になっていたものの、最後まで会話をしなかった2人が 会うべき場所、会うべきタイミングで交わす台詞こそ、 この作品の伝えたかったことなのかな、とメモをした。 「人生の機微とでもいいますか、そんなようなもの味わってまして」 「あら、実は私も電車降りたところで、人生の機微を味わっておりました」 わざわざ「機微」という単語が私のアンテナに引っ掛かるように。(笑) 「機微」とは「表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情」 さらに「人生の機微」と「人情の機微」という使い方があるらしい。 ネットによると「人生の機微」とは 「何時とは知れづ訪れる、人生における微妙な成り行き」 それに対して「人情の機微」とは 「わざとらしくなく、後でそれと気づくような、かすかに表れる言動によって、 感じる優しさや人の情けが織りなす、心の触れ合い」 (そう考えると、今回の場合「人情の機微」の方が正しいのかも・・) そして最後に、ふたりはこんな会話をする。 「なんていうかさぁ、悪くないよね、この世界も」「はい、悪くないです」 映画のキャッチコピー「終着駅は、きっと笑顔。」を実感するように。
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| 2012年05月23日(水) ■ |
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| 「平清盛」は「見る人を選ぶドラマ」 |
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私のメル友の中でも、歴史大好きの1人が書いていた。 「平清盛」は「見る人を選ぶドラマ」 妙に納得したので、気になる一言。 視聴率が低い、と騒いでいるけれど、国営放送なのだから そんなこと気にせず、質の良い作品を作って欲しい。 汚いと言われている場面だって「龍馬伝」の頃から、 変わらないと思っているし、他の作品と比較する必要もない気がする。 (つい昨年の「江」よりまし・・と口に出てしまうが・・(笑)) どんな人たちが今回の「平清盛」を観ているか、 そしてどんな感想を持っているか、その方が大切であろう。 「ドロドロの『陰謀劇』の面白さが分からないお子ちゃまや、 じっくり取り組んで見る心の余裕がない人には、無理なんでしょう」 そんなメル友の言葉が、ぐっと胸に沁みた。 私としては、大河ドラマとはいえ、日本全体で彼を盛り上げて、 「1人のリーダー」を育てる機運が欲しいと思う。 毎年、総理大臣が変わる我が国であるからこそ、 低視聴率を声高に叫ぶより、低視聴率でも1人の男を育てる、 そんな国民性を取り戻したい、と感じているのだが・・。
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