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しもさんの「気になる一言」
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2012年05月22日(火)
「観光地」VS「東京スカイツリー」

最近、コラムニストになった気分だが・・
巷の話題で、気になる一言を書いている自分が楽しい。(笑)
さて、昨日の「金環日食」に続いて、今日は「東京スカイツリー」。
全国紙も地元紙も、朝刊一面は「開業」の話題で持ちきりだが、
来場見込みの人数を目にして、不安がよぎった。
初日20万人、年間で3200万人を見込む観光地が誕生したのだから、
全国の観光関係者は、好奇心などで浮かれていてはいけない。
特に、伊豆の温泉地は100キロちょっとの距離に、
とてつもない集客力を持つ、最新鋭の観光施設が出来たのだから、
千葉の「ディズニーランド」大阪の「ユニバーサルスタジオ」以上に、
「ライバル」と位置づけて、関係者一丸となって戦わなければ、
入り込み客が、じり貧になることは明白である。
しかし、全国からの観光客が「東京スカイツリー」に流れるのを想定し、
今後、どう対抗しようとしているのか、私にはみえてこない。
この建物は、ある日突然出来上がった施設ではないのだから、
数年前から、視野に入れているとは思うけれど・・。
P.F.ドラッカーの「マネジメント」流に言えば、
単なる「長期計画」ではなく「戦略計画」が必要だと思う。
全国の観光各地から「悲鳴」ではなく「巻き返しの雄叫び」を期待したい。



2012年05月21日(月)
観測のコツは「信じて待つ」

静岡県東部地域は、朝から厚い雲に覆われて、
期待された「金冠日食」は、見えなかった人が多い(ようだ)。
私は、おかげさまで、なんとか見ることができた。
完全な金冠状態は見えなかったが、雲間から8割〜9割欠けた
太陽が顔を出した時は、嬉しさに身体が震えた。
予定された時間に、見やすそうな場所へ人が集まってきたが、
厚い雲を見ただけで、諦めて帰る人たち。
しばらく空を眺めていたが、西の空を眺め、諦めた人たち。
それぞれが、それぞれの判断で、日食観測に向かったので、
ある意味では「人間ウォッチング」ができたイベントである。
直接、太陽を見ないように・・という注意や、
日食観測グラスの作り方は、何度も話題になったが、
どうしたら、少しでも観ることができるか、というアドバイスは
あまり目にしなかったように思う。
今回も、厚い雲がフィルター(観測グラスの代わり)となって、
月食を観るような雰囲気だったが、充分に楽しめた。
金冠だけが日食ではなく、欠けていく姿、戻っていく姿もまた
今回の「日食」であることがわかっていれば、
観測可能時間は、意外と(思ったより)長い、と気付くはずだ。
金冠状態の時、いつもなら「西から東へ」流れている雲も、
なぜか「東から西へ」流れていたのが幸いしたのだろうが、
まさしく「全体の流れを読む」訓練になった気がする。
私流にアドバイスするとすれば、観測のコツは「信じて待つ」。
「諦めずに待つ」「待てるだけ待つ」(仕事も同じかな?)
これが出来るかどうか・・なかなか難しいけどね。(汗)
これからも続く、今年の天体ショー、是非、参考にして欲しい。



2012年05月20日(日)
金環日食、部分月食、金星の日面通過、惑星直列

明日、5月21日は、巷で大騒ぎしている「金環日食」、
そして、5月21日に太陽を隠して「金環日食」を起こした月が、
およそ2週間後(6月4日)に地球の裏側へまわり、
今度は地球に太陽の光をさえぎられて「部分月食」。
日食と同じ原理で、金星が太陽の前を通過する時に起きる
6月6日「金星の日面通過」(日本では130年ぶり)
さらに、12月22日には「惑星直列」と楽しみな天体現象がある。
(12月21日、地球滅亡?なんて話まであるけれど・・(汗))
今回「日食」が起きる仕組みを教えるならば、
同じ現象の「月食」「日面通過」の話題も触れて欲しいのだが、
不思議なことに、全体的な話題としてはなかなか流れてこない。
自分たちの生きている地球も、太陽系の仲間であること、
その中でも地球は、驚くほど美しい惑星であること、
だからこそ、地球の環境をみんなで守ろう、という教育に繋げて欲しい。
たんなる、天体ショーというイベントで終わらないことを願いたい。
明日の金環日食の時間、雨や曇りで見えなくても、外に出て欲しい。
いつもと違う朝の明るさに、日食の雰囲気だけでも伝わるはずだから。
見えないからといって「日食」が中止になったわけではない、
雲の上では、必ず「日食」という現象が起きているのだから・・。

P.S.
2009年07月22日(水) 日食の雰囲気体験が大事だよね
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20090722

2003年11月24日(月)  毛利さんの「うぁ〜」「お〜っ」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20031124



2012年05月19日(土)
自分は、どこで何の役を歌ってきたか

第150回泉のまちカレッジ、講師「バスソリスト・斎求(いつきもとむ)さん」
演題「世界の音楽よもやま話」から。
「ベルリン国立歌劇場専属バスソリスト」として、
世界中で歌ってきた彼の話は、私の知らないことばかりで楽しかった。
ステージ回数は1000回を超えるという、その経験に裏付けられた自信と
世界の国々と日本の比較、そして大好きな食べ物の話。
予定時間を30分も超過したのに、もっと聴きたい、と思わせる話術。
やはり芸術家の話は、なにか普通の講演会とは違う、と実感した。
今回の気になる一言は、世界で活躍した人らしい台詞。
国内なら、どこの大学を出て、誰に師事して・・と自己紹介するが、
世界では、そんなことは関係ない。
オペラのソリストとして、自分をアピールするには、
「自分は、どこで何の役を歌ってきたか」に尽きるという。
どこの国で、どこの歌劇場で、どんな作品の、どんな役を歌いました。
これほど、実力を示すのにはっきりとしたバロメーターはないのだろう。
一度、実力さえわかれば、世界のどこからでもお呼びが掛かる。
オペラ会場で「私の曲を歌って欲しい」「俺の曲を歌ってくれ」と
誘われることもあるという。
そんな超一流の音楽家なのに、とても穏やかで謙虚な生き方が
聴講者の私たちを魅了した。
来週は、その彼の声が聴ける。とても楽しみである。

P.S
斎求(いつきもとむ)「バスリサイタル」(第276回泉のまち音楽会)
5月26日(土) 14:00〜 (入場料300円) 清水町地域交流センター



2012年05月18日(金)
おばあちゃんは、息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね

「映画「わが母の記」(原田眞人監督)から。
映画ファンとしては贅沢なことに、ロケ地があまりに身近すぎて、
「えっ? ここ、湯ヶ島じゃない、中伊豆のあそこかな」とか
「あっ、この場所、行ったことある」「この伊豆弁、変だろう?」・・
いつもと違った映画鑑賞の視点に、やや違和感を感じながら観終わった。
帰宅して、暗闇の中でメモした手帳を整理していたら、
主人公のほんの小さな心の変化(これも違和感)に気付いた。
役所広司さん演じる、主人公・伊上洪作が、
樹木希林さん演じる、母・八重に語りかける呼び方である。
冒頭「おふくろ」(「お母さん」)と呼んでいたのに、
作品のある場面から「おばあちゃん」に呼びかけるようになる。
私が、普段、何気なく母親に声を掛ける時、(特にふたりの時は・・)
「おふくろ」とか「お母さん」と口にしても「おばあちゃん」とは言わない。
それこそ、違和感があるから。(息子にしかわからない感覚かも)
だから「祖母」という意味の「おばあちゃん」ではなく、悲しいけれど
単なる「高齢者の女性」という意味の「おばあちゃん」として使い、
それでも一所懸命に話しかけている姿に、心が震え、涙腺が緩んだ。
自分の母親が記憶をなくしていき、息子のことも忘れてしまう現実、
それをどう受け止めて、周りの家族に悟られないように、
母への想いを持ち続けていくか、大きなテーマであった気がする。
孫が祖母を「おばあちゃん」と呼ぶ感覚とはちょっと違う、
息子が母を「おばあちゃん」と呼ぶ感覚は、心が痛む。
いつまでも「おふくろ」(「お母さん」)と声を掛けたいものである。



2012年05月17日(木)
あったか便座なしのウォシュレット付き

まずはこの名称、商品名だったら、ごめんなさい。(汗)
先週、信州・松本にたった2泊滞在しただけなのに、
静岡・伊豆の生活との違いが多すぎて、笑いながらメモが溢れた。
その代表的なのが、トイレの便座。
私の感覚では「和式便座」より「洋式便座」の方が便利。
さらに「あったか便座付き」、そのまた上が「ウォシュレット付き」。
だから、ウォシュレット付きは便座のフルコース、のはず。
しかししかし、今回、松本で私の座った便座は、
ほとんどが「あったか便座なし、ウォシュレット付き」。
それもカバーなし。(笑)
長野の人たちには、個人のお尻を温めるというより、
トイレ全体を暖める温風ヒーターの方が必要なんだ、と気付いた。
さらに、昔の家を大切に使っているから、そもそも
トイレに電源、という発想がないのかもしれないな、と苦笑い。
ホームページでは絶対わからない、生活様式の違い。
この発見が楽しみで、旅に出たくなるんだよなぁ、私の場合。



2012年05月16日(水)
遭難しても絶対に助けにいきません

静岡県富士宮署から、国民に向けてこんな呼びかけがあった。
「絶対に富士登山しないで」
国内では21年ぶりとなる「金環日食」が出現するとあって、
全国的に大騒ぎしているが、遭難事故が発生する気がしてならない。
特に、空気が澄んでいる上に、曇りや雨の天気でも
富士山頂は雲の上という場合が多いから観測ができる可能性が高い。
それゆえ、冬期閉鎖されている登山道を軽装で登り、
多くの人に迷惑をかける人たちがきっといる、と予想されるからだ。
出来ることなら、政府が、国民に向けてこう呼びかけて欲しい。
「遭難しても絶対に助けにいきません」
忠告を無視しても登るのだったら、責任は自分でとってくれ、
今回は、そんな強気のメッセージが必要と思う。
あと数日に迫った「天体ショー」だからこそ、メディアも協力して、
自己中心的な行動による、遭難事故を防ぎたいものだ。
これは、富士山だけではない。観測可能な高い山は同じことが言える。
GW、北アルプスで遭難事故が相次いだことを忘れてはいまい。
「(常識知らずの)登山者名を公表します」でもいいけれど・・



2012年05月15日(火)
イノベーション(革新)は、組織の外にもたらす変化なの

映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」(田中誠監督)から。
「(高校野球の)マネージャーになりたい」と相談したら、
勧めてくれたのが、経営学者ドラッカーの著書「マネジメント」。
そんな勘違いを逆手に取って、本書を参考にして、
弱小野球部を改革し、甲子園出場を果たすことになるのだが。
(ちょっと無理な野球センスが気になるけれど・・)
多くのメモの中から、特に気に入ったのが、
「イノベーション(革新)は、組織の外にもたらす変化なの」
「革新」と言うと、自分の在席している組織を変えようとするが、
本当は、周りを変えることで、その組織が活きることを考える。
だから「野球部ではなく、高校野球の方を変えてしまう」発想。
「古い常識を打ち壊し、新しい野球を創造することで、
高校野球界の常識を変える。古いもの、死につつあるもの、
陳腐化したものは、計画的、かつ体系的に捨てていく」と言い切り、
革新の方法を、分かりやすく説明してくれた。
「組織の外に与える変化と影響」、それが「イノベーション」
これって、言葉の逆輸入だけど、仕事につかえるなぁ。(笑)



2012年05月14日(月)
ビックカメラ、コジマ買収

旅行中の出来事で、ゆっくり記事を読まなかったが
「ビックカメラ(が)、コジマ(を)買収した」らしい。
新聞により見出しが違っていたので、新聞名は不明だけど、
見出しでも、どちらかに助詞を入れて欲しかった。
「ビックカメラ、コジマ買収」
他紙はたしか「ビック、コジマを買収」とか
「ビックカメラ、コジマと提携」等、付いていた。
どうしてこんなこと、と思うかもしれないが、
場合によっては「ビックカメラ(を)、コジマ(が)買収」とも
読めるのだから。(汗)
インパクトのある見出しでも、意味が通じなくては意味がない。
以前「ヤクルト若手2人が結婚!」の見出しに
これでは「男同士の結婚」ともとれる、と注文を付けたけど、
ネットのトピックスの見出しは、今も変わらない。
わざと曖昧にして、ヒットさせるのが目的なら仕方ないけど、
単なる省略なら、最低限、意味がわかる見出しを期待したい。



2012年05月13日(日)
「500キロ、お疲れ様でした」「お役に立てて嬉しいです」

2泊3日の信州旅行を終え、明日からまたいつもの生活が始まる。
そんなことを思いながら起床し、私が一番最初にしたことは、
なんと愛車の洗車だった。
出かける前に「長距離だけどよろしく頼むよ」と願いをこめて、
時間をかけて、洗車・ワックスを丁寧にしたけれど、
一夜明けたら、もう一度、彼(彼女?)に話しかけたくなった。
その一言が「500キロ、お疲れ様でした」
不思議なもので、清掃中に「お役に立てて嬉しいです」
そんな言葉が返ってきた気がする。
徒歩通勤だし、そんな車、必要ないんじゃない?という声を耳にするが、
私にとって、愛車・クラウンは、単なる輸送手段ではなく、
数年前、突然の追突から、私たちの命を守ってくれた車であるし、
これからも、大切に乗っていこうと思う。
最近、覚えた「モノとの対話」、大切にすると喜んでくれるのは
人間だけでないことを知って、生き方が少し変わってきたかも。
「たまには、私を忘れず、一緒に遊んでくださいよ」愛車が隣で呟いた。