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| 2012年04月02日(月) ■ |
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| D51やC62が戦争に負けた日本を立ち上がらせ・・ |
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映画「鉄道員〈ぽっぽや〉」(降旗康男監督)から。 鉄道員〈ぽっぽや〉としての誇りを持って生き続け、 戦後の高度経済成長期を支えてきた主人公・佐藤乙松を演じる 高倉健さんが、独特の口調で発した台詞が渋い。 自分が鉄道員になった理由を、若い吉岡秀隆さんに語るシーン。 自分の父親から言われた台詞のようだ。 「D51やC62が戦争に負けた日本を立ち上がらせ引っぱるんだって、 それでおじちゃん、機関車乗りになった。 そして、ぽっぽやを全うしようとしている、悔いはねぇ」 確かに、最近では「費用対効果」だけで、赤字を理由に 廃線に強いられることが多い鉄道だけれど、 ほんの少し前までは「旅行」と言ったら、乗り物は鉄道だったし、 駅弁を楽しみに、わざわざ鉄道を利用したこともある。 私は、鉄道ファン・鉄道オタク・鉄ちゃんではないけれど、 学生時代は、周遊券片手に北海道まで、急行で旅したものだ。 そんな思い出があるからこそ、廃線の記事を目にするたびに、 「鉄道」が立ち上がらせ引っぱてきた日本の「高度経済成長」を 思い出すことにしている。 私たちの小さい頃「大きくなったらなりたい職業」は、 電車の運転手さんに憧れた子どもたちが多かったんだよなぁ。 (新幹線だったかもしれないけれど・・) 鉄道を見直すきっかけとなった映画である。
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| 2012年04月01日(日) ■ |
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| 「鉄道がテーマの映画」だから「映鉄」かな。(汗) |
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年度末から年度始めに掛かったこの週末は、 なぜか、鉄道関連の映画を3本続けて観てしまった 高倉健さん主演の映画「鉄道員〈ぽっぽや〉」 中井貴一さん主演の映画 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」 そして、松山ケンイチ、瑛太さん共演の映画 「僕達急行 A列車で行こう」。(劇場上映中) 今のところ、私の中の「鉄道関連映画3部作」(笑) 同じ鉄道関連映画なのに、視点が違うだけで、 こんなにも作品が変わるものなのか、と感じながら、 昨日、紹介した「鳥の目・虫の目・魚の目」を実感した。 さらに「趣味が鉄道」といっても、彼らを表現したことにならず、 どんな分野の鉄道趣味なのか、しっかり把握してから話さなければ 話が通じないことも、わかった。 とりあえず、インターネットで調べてみたら、 車両研究(車両鉄)・鉄道撮影(撮り鉄)・音声音響研究(音鉄・録り鉄)・ 鉄道模型・コレクション(蒐集鉄)・鉄道旅行(乗り鉄)・ 途中下車の旅(降り鉄)・駅弁探訪・ラッピング収集(駅弁鉄・呑み鉄)・ 時刻表収集&ダイヤグラム分析(時刻表鉄)・駅研究(駅鉄)・ 鉄道業務・設備の研究など、きりがない。 何も知らず「鉄道オタク」として「鉄ちゃん」「鉄子さん」で 一括りにしていたのが申し訳ないほど、奥が深い趣味であった。 「鉄道」を題材にした映画を集めて鑑賞してみようかなぁ、 でも、これって「何鉄」って言うんだろうか。 「鉄道がテーマの映画」だから「映鉄」かな。(汗) 今度の休み、鉄道に乗りたくなっちゃった。
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| 2012年03月31日(土) ■ |
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| 大切な「魚の目」の視点 |
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3月31日が土曜日とあって、実質は3月30日が年度の終わり。 昨日は、退職・離職の送別会があちこちで催された。 30年以上、いや人によっては40年以上務めた先輩方の言葉は やはり重みがあるなぁ、と妙に感心させられてしまった。 気になる一言は、ある送別会でのワンシーン、 人間に(仕事に)必要な(大切にしたい)3つの目を教えていただいた。 「鳥の目・虫の目・魚の目」とリズムがよいので、覚えやすい。 「鳥の目」は、大所高所から物事を眺める視点であるから、 管理職になってから、全体像をイメージすることの大切さを覚え、 特に意識している目なのでわかりやすい。 「虫の目」は、地面から眺めた、低い位置からの視点。 それは、忘れがちな住民目線であったり、机に座っているだけでは 決して届かない、現場・最前線の声なのだ、と意識している。 しかし「魚の目」は、はじめどんな視点なのかもわからず、 「魚眼」という言葉から、カメラの魚眼レンズをイメージし、 超広角の視点だろう、と考えたが、それでは「俯瞰的な視点」で 「鳥の目」と変わらないなぁ、と悩んでいたら、 「潮の流れ(全体の流れ)」を意味することだと教えていただいた。 ただ闇雲に、2つの目を持ち、突っ走るのではなく、 常に「潮流」を意識し、今、時代は、どの方向へ流れているのか、 それを敏感に読み取り、的確に対応していく能力が求められている。 そんな意味に理解して、しっかり胸に刻んで帰宅した。 もしかしたら、一番大切な目は「魚の目」なのかもしれない。 さすが、年の功。(笑) 勉強になりました、はい。
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| 2012年03月30日(金) ■ |
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| セックスをする相手はいるのか? |
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映画「ソーシャル・ネットワーク」(デビッド・フィンチャー監督)から。 冒頭「話が飛んでついていけない」という台詞をメモしたほど、 テンポよくストーリーが展開する。 フェイスブックが、これほど普及したポイントがいくつかわかった。 「友達の情報がみられるサイトを作ろう」が発端であり、 「大学の社交(ソーシャル)の全てをネットに持ち込むんだ」と意気込む。 「交際ステータス、興味あること、セックスをする相手はいるのか? みんなが何より知りたい情報だ」と語り、 「その情報の中心が『ザ・フェイスブック』なんだ」と根底に流れている 考え方がわかったのは、とても有意義であった。 また「シンプルで、派手でも下品でもない」サイトのデザインに、 「サイトに商品広告はダサイ」「広告はクールじゃない」と言い切る。 こうした視点で、自分も参加しているフェイスブックを眺めてみたら、 確かに、私の社交(ソーシャル)の部分が、浮かび上がっていた。 ただ「セックスをする相手はいるのか?」って情報は、 今の大学生には知りたい情報かもしれないけれど、大人の私たちには どうでもいい情報である気がしている。 まぁ、ビデオテープもインターネットも「アダルト」がなければ、 こんなに普及しなかっただろう、という人もいるから、 なんでも爆発的に広がる時は、こうした「エッチネタ」は大切な要素、 そう思って、気になる一言に採り上げた。いかがだろうか?
P.S 「『ザ』」を取れ」というアドバイスが、ターニングポイントかな。 「ザ・フェイスブック」と「フェイスブック」、シンプルさは明らかだ。
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| 2012年03月29日(木) ■ |
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| 歩けばわかる。やさしくなれる。 |
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映画「転々」(三木聡監督)から。 久しぶりに、私の感性にはまって、クスッと笑い続けた作品である。 ストーリーは、俳優・オダギリジョーさんと三浦友和さんが、 あるきっかけで、都内を歩くという単純なものなのだが、 「歩くことで気付くこと」が盛り沢山。 街中に溢れている「変な名前の店名」(「時効」という「スナック」とか 「正確時計店」という時計店、「アワヤマンション」というマンション等) また「喫茶」と書かれた暖簾がかかっている 「愛玉子」(オーギョーチイ)という食べ物が自慢の食堂など、 街には、よく分からないけれど、思わず「クスっ」と笑ってしまう そんな風景が溢れている。まさしく「トリビア満載」である。 気になる一言は、溢れたメモから選択が難しく、 予告編で流れた「歩けばわかる。やさしくなれる。」という キャッチコピーを採用した。 エンドロールで流れた、岸部一徳役の「岸部一徳」という文字にも 観た人は忘れることが出来ない可笑しさが、詰まっていたし、 「あはは」ではない「クスっ」という感覚、とにかく一度、観て欲しい。
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| 2012年03月28日(水) ■ |
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| 乾杯の練習しよう |
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送別会、歓迎会・・いろいろな理由をつけて、 飲む機会が、非常に増える時期であるけれど、 アルコール大好き人間には、全員が集まるまで、 我慢できない人間が多いことに気がついた。 以前は、全員揃うまでは口にしなかったビールも、 今では、言い訳を考えながら、飲んでしまうこともある。 「宴会」のあとに行くのは「2次会」、 言い換えれば、宴会そのものは「1次会」だから、 それに習って「宴会」の前に飲んじゃうのは「0次会」。 「いいんですか、まだ揃ってませんよ」なんて言っても、 「いいよ、いいよ、これ0次会だから」と飲み始める。 まぁ、どんな理由であれ、飲めればいいらしい。(笑) 先日、耳にした理由は「乾杯の練習しよう」。 その練習が、1回だけでなく、何回も続き、 予定されていた開始時刻には、もうベロベロ状態。 一応、後ろめたいのか、料理には手をつけないから、 空きっ腹に、連続の「乾杯」(の練習)。 飲めない人にとっては、この光景、この言い訳。 呆れているんだろうなぁ、きっと。
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| 2012年03月27日(火) ■ |
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| 美しい景観が健康を生む |
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伊豆の話をしていた時の話だったかなぁ、 私がフッと思い出した、フレーズである。 情報源は、地元新聞の特集記事。(だったと思う) 「健康ブーム」を受け、歩く人たちが増えたはずなのに、 「健康」な人たちが増えて医療費が減った、という話は、 耳にしないので、気になっていた。 そのヒントが、このフレーズである。 「美しい景観が健康を生む」 これって、とってもわかりやすい、とメモをした。 どんなに、ジョギングやウォーキングをする人が増えても、 そのコースが、ゴミだらけだったら、気持ちがよくない。 もちろん、排気ガスいっぱいの道路では、体にも悪い。 たしかに、運動することで筋肉は付くかもしれないが、 こころの健康までは、到底、無理である。 ストレスの感じないコース整備が、何よりも大切であろう。 例えば、富士山を見ながら、木々の中を歩く。 目に優しい緑と美味しい空気が、心と体の栄養源だ。 そんな発想、そんな視点で、健康を考えてみると、 自然が作り出す「美しい景観」こそ、健康に直結している。 きっと、脳に心地よい風景が、健康を作るに違いない。 なんとか試してみたい。
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| 2012年03月26日(月) ■ |
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| 突き止めるのが、焦眉の急だとわかっていた |
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先日読んだ書籍「13階段」に、こんなフレーズがある。 「突き止めるのが、焦眉の急だとわかっていた」 時々耳にするけれど、しっかり意味を理解していないかも、と 辞書を引いてみた。「焦眉(しょうび)」とは、 「(火が眉を焦がすほどに迫るの意)危険が迫ること、燃眉。 焦眉の問題、焦眉の急、などと使う。」 今まで急ぎの案件は「プライオリティ」とか「最優先」「至急」 なんて言葉を使っていたけれど、こっちの方が、ちょっとカッコいいな、 なんて思ってみたりして。(汗) なんだか、とっても危険が迫っている感じがするから。 ただし、本当に眉を焦がしてしまっては手遅れとなるので、 その寸前のところで対処しないと、 問題はさらに大きくなってしまうから、 気をつけないといけないな、とも思っている。 「焦眉の問題」にならないようにするのが一番なんだよなぁ。
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| 2012年03月25日(日) ■ |
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| ボロをまとったマリリン・モンロー |
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映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督)から。 小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ直前に訪れた「NASA」の関係者が、 宇宙のはるか彼方へと送り出す「追跡管制室」をこう例えた。 「ここはボロをまとったマリリン・モンローだ」と。 NASAの管制室と比べると、月とスッポンほどの差があるが、 大切なのは、ロケットの完成度であり、スタッフの技術力だと、 皮肉ながらも、私は彼らの「嫉妬」とも受け止めることができた。 要は「外見ではなく、中身だ」・・そう言う意味で使われたと思う。 下町の工場は、小説「下町ロケット」(池井戸純著)を彷彿させるし、 宇宙のトラブルは映画「アポロ13」(ロン・ハワード監督)を思い出した。 しかし本当の意味の「ボロをまとったマリリン・モンロー」は、 管制室ではなく、小惑星探査機「はやぶさ」ではないだろうか。 宇宙を旅している時の姿は美しいし、度重なるトラブル・アクシデントも 多くの人の協力で、なんとか乗り切っていく。 最後は、美しい地球の姿を撮影して、大気圏で燃え尽きちゃったけれど、 波瀾万丈の人生を送って燃え尽きた「マリリン・モンロー」に例えても、 けっして誇大な表現ではない快挙には違いないのだから。 「燃え尽きたか・・」の関係者の台詞に、辻井伸行さんの音楽が重なり、 「はやぶさ」に感情移入して、涙腺が緩んだ私がいた。 この作品の主役は、やっぱり「はやぶさ」だな、 人間の私からみても、この小惑星探査機はカッコ良かったから。
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| 2012年03月24日(土) ■ |
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| 「強請る」の読みは3種類 |
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本を読むと、当て字というか、ルビがふられていて へぇ〜、そう読むのか・・と思う漢字に出くわすことがある。 最近、ミステリーとか、サスペンス作品が多いためか、 「強請る」という単語が目につくのだが、 ある作品では「ゆする」、また違う作品では「ねだる」とルビ。 テストでは、どちらを書いても正解なんだな、と くだらないことを考えていたら、 ネットでは「たかる」も「強請る」と書くらしいことを知った。 ということは「強請る」と書いて、 「ゆする」「ねだる」「たかる」と読んでもいいことになる。 同じような意味なんだろうけれど、ちょっと違う気もするし、 外人には、日本語が難しいわけだ・・日本人でも難しいのだから。 「惚れる(ほれる)」と「惚ける(ぼける)」が似ているなんて、 書いていた頃が懐かしい。(笑) 叉、飲み会のネタが増えたなぁ。
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