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しもさんの「気になる一言」
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2012年01月03日(火)
スピードをコントロールした走りが必要

昨年の01月03日(月) の一言は「今年の注目は、8区後半の走り方」。
「10巻・20年」を目標に掲げて書き続けている「気になる一言」、
既に8巻分(16年間)を書き終え、今年は9巻目に向けてスタートした。
毎年、箱根駅伝の10区間と比較しながら、区間ごとの走り方を参考にし、
私なりの箱根駅伝、もうひとつの楽しみ方をしている。
昨年は、16年目だったから、8区後半の走りを参考にした。
「レースもいよいよ終盤。残 り9キロあたりから徐々に上り坂に入る。
特にラスト5キロに待ち受ける遊行寺の坂が最大の難所。
また後頭部への陽射しがスタミナを奪い、後半の失速へと繋 がる。
意外にもタフで侮れないコース」とあった。
なるほど、振り返ると昨年の後半は、確かにきつかった。
辛いながらも、なんとか今年に襷を繋いだって感じがする。
では、今年は・・と「箱根駅伝9区」のコース概略のを眺めると、
「9区は、タスキを受けてすぐ下り坂。ペース配分が難しい。
9区は下り坂となり、スピードをコントロールした走りが必要になる」
これまた、なるほど参考にしようっとメモをし、手帳に書き込んだ。
「仕事でもプライベートでも、スピードコントロールした生活」を
「焦らない、焦らない」と胆に銘じて、この2年間を過ごそうと思う。
特に今年(9区前半)は、知らずにスピードが出てしまいそうだから、
(1キロ3分くらい)「ゆったりと入る」ことを意識しよ〜っと。



2012年01月02日(月)
後ろに俺たちがいるから楽しんでこい

箱根駅伝(2012・往路)は、東洋大の圧勝で終わった。
私のメモから、一番輝いていたのは、ゴール後のインタビュー。
福島県・いわき総合高校出身の5区・柏原選手が自分の記録に対して
「自分が苦しいのは1時間ちょっと、
福島の人に比べたらきつくはなかった」であるが、
このフレーズはどこの新聞社も採り上げるだろうから・・別格だろう。
私が選んだのは、プレッシャーの掛かる4区1年生の田口選手へ、 
先輩「山の神」柏原キャプテンからの一言。
「後ろに俺たちがいるから楽しんでこい」
これほど頼りになる、そして嬉しい言葉はないな、と思った。
結局、田口選手は区間賞の走りで、トップで柏原先輩に繋いだが、
この4区、この励ましが今回の大きなポイントだったな、と私は振り返る。
選手層の厚い「東洋大」の中で、唯一の1年生エントリーだった田口選手、
私たちの想像以上の緊張とプレッシャーを取り除いてくれたと思う。
山登りの走りだけでなく、チームの精神的な支えとなっている彼が、
明日の復路でも、キャプテンとして、各選手に叱咤激励するに違いない。
明日の結果が、今から楽しみである。



2012年01月01日(日)
年末年始は、自分を見つめ直す絶好の機会

どこの家庭も、大晦日の大掃除や新年の準備で忙しいが、
私は、そんな作業は12月30日迄に済まして、
大晦日は、1年をじっくり振り返る日に充てて欲しいと思う。
正月3日間、どこのお店も閉まっていた時代と違い、
元旦から開店しているお店が増えたというのに、
いまだに大晦日の過ごし方が変わらないのは、
おかしな習慣と言えないだろうか。
そうでもしなければ、1年の反省・振り返りはしないまま過ぎ、
新年の目標設定などは皆無に等しく、年末年始の休暇が過ぎていく。
面倒くさいかもしれないけれど、しっかり1年を振り返らないと、
まわりの人に対する感謝に気持ちは湧いてこないのではないか、と。
大晦日の夕陽に向かって「感謝」をしながら、一年を振り返り、
新年の朝陽を浴びてから、新年の目標を新しい手帳に書き込む。
この2日間をどう過ごすかは、残りの363日(364日)に影響する、と
私は声を大にして言いたい。
それは、他人に言えるような立派な目標でなくてもいいし、
自分だけにしかわからない秘密めいた計画でもいい。
年末年始は、自分を見つめ直す絶好の機会。
「忙しい」を理由に、こんなチャンスを逃さないで欲しいと願う。



2011年12月31日(土)
2011年「今年の熟語」・・「愛犬他界」に決定

4年前から、毎年恒例の世相を表す「漢字1字」に対抗して、
プライベートながら、1年を表す「熟語」を考えている。
手帳を開きながら、書き出した2011年・月別の熟語は
1月・有名人と会食 (落語家・桂米助さん、アカペラコーラス・ソフトボイスと会食)
2月・商標登録 (盛り上がっていた「五行歌」、やむ終えず、撤退)
3月・計画停電 (3.11東日本大震災で、私たちが感じた節電協力)
4月・妻脳梗塞 (妻を襲った突然の病、1ヶ月間の入院は2人の間を近づけたかな?)
5月・脱宝くじ (何年も買い続けた宝くじ(ロト・ナンバーズ)を止めた)
6月・世界レベル (世界的木版画家・牧野宗則氏との出会い、懐の広さを実感)
7月・柿田川案内 (牧野ファミリーを案内、何年かぶりにボート船上)
8月・発覚 (尊敬する先輩の不祥事発覚、かなり衝撃的だった、いろいろな意味で)
9月・はめ字文 (言葉遊びの「はめ字文」、新しい分野に挑戦開始した)
10月・母喜寿祝 (母77歳を、妹家族とあわせて6人で祝った。これからも元気で)
11月・点滴のみ (愛犬の体調不良、毎日、点滴を受けに動物病院へ。)
12月・愛犬他界 (家族同然の愛犬、18歳のジェイク、介護空しく他界)

■選考委員長(私自身)の弁
「愛犬他界」を2011年の熟語にしようと思う。
昨年から今年にかけて、私にとって、身近な人たちの死や病気が多かった。
特に、妻の脳梗塞と愛犬ジェイクの他界は、心が挫けそうになったけど、
仕事を除けば、何よりも看病に時間を割いたので、後悔はしていない。
熟語には選んでないけれど、今年はゴルフに一度も行かなかった。
そんな気分になれなかった、が正しいのだけれど、これまた思い出の年。
1年を振り返ると、やっぱり、家族同然の愛犬・ジェイクの死が
インパクトが強い出来事となったので、素直に「愛犬他界」を選んでみた。
来年は、平穏無事で1年が過ぎて欲しい、と願うばかりである。

PS.
一年間、ご愛読、ありがとうございました。来年も、ありがとうございます。



2011年12月30日(金)
新年を祝うのは、嫌いだ

映画「人生万歳!」(ウッディ・アレン監督)から。
すっかり頑固な偏屈老人となってしまった、
ノーベル賞候補にもなった、元天才物理学者のボリスが主人公。
その主人公の口から、機関銃のように発せられる台詞は、
建前抜きの本音が語られていて、ウッディ・アレン監督らしい。
「残念だが、人間は『失敗した種』だ」から始まり、
「愛は、人々が言うようなものではない。
愛は、全てに勝たないし、永遠でもない」なんて言葉まで。
その中で私が気になったのは「新年を祝うのは、嫌いだ。」
続けて「誰もが必死で楽しもうと、無理やり祝ってる」と言う。
悲しい気持ちで新年を迎えたい人もいるし、
大騒ぎをせず、静かに過ごしたい人もいるはずなのに、
新年くらいは楽しく迎えるべきだ、みたいな風潮が嫌だ、と
はっきりと口にする。
上手く言えないが、なんだかスッキリした感覚になった。
そして、作品の根底に流れているかのような台詞、
「あらゆる幸せは、全てつかの間だ。
だから、うまくいくなら『何でもあり』だ」が印象的だった。
ウッディ・アレン監督らしい、ハッピィエンド作品は、
いつも、人生の楽しみ方を教えてくれる。



2011年12月29日(木)
意外とエッチじゃないんだな、俺って

年末、「忘年会」と称して、飲む機会が増え、
当然のように、エッチネタ、シモネタが飛び交ったが、(汗)
驚いたことに、そんなネタに騒いでいる人たちを
冷静な目でみている自分がいることに気付き、ちよっと焦った。
嫌いというわけではないけれど、好きでもない、そんな感じ。
異性に触れて、あわよくば・・なんて気にならない。
(まぁ、相手のいい分もあるでしょうが・・(笑))
えっ、これってどういうことだろう?と、風呂に浸かり考えたが、
結局は、もうそんなことに興味がなくなってきてしまったらしい、
それが私の出した結論であった。
そんなことよりも、日溜まりの中で、気持ちよく昼寝をしたい。
出来るだけ多く、映画を観たいし、本も読みたい、
さらには、川柳や都々逸、はめ字文などの言葉遊びをしていたい。
今までもその傾向はあったのだろうが、今年は自分で自覚した。
妻は「歳を重ねたからでしょ」とか「枯れたんだね」というが、
高齢者でも「異性交遊」が好きという人もいるし、
一概に「歳」のせいとは言えない気がしている。
だからこそ、この気付きを記録に残しておこうと思う。
フレーズにすると「意外とエッチじゃないんだな、俺って」

P.S.
異論・反論のある方、メール、お待ちしております。(汗)



2011年12月28日(水)
子育て支援は、虐待予防

職場の大掃除で机の中を整理していたら、
以前所属していた福祉課関連の研修資料が出てきた。
その資料「児童虐待への対応」をパラパラと眺めていたら、
「子育て支援は、虐待予防」というフレーズが目に付いた。
私たちは、そんな視点で「子育て」を支援しているつもりは
なかったが、なるほど・・それもそうだな、と頷いた。
親のストレスが過剰になると「児童虐待」か、
「ネグレクト(育児放棄)」へと向かう。
児童虐待を減らすために「子育て支援」をする、という考えは、
たしかに、こじつけ的な部分もあるが、一概に否定は出来ない。
児童虐待の事例を目のあたりにするたびに、
親の教育方針を疑いたくなるのだが、簡単には直らない。
虐待にならないためには、その「育児」に視点をあて、
子育てのお手伝いをすることが早道と理解した。
叱り方がわからない親が、児童虐待に走る傾向は強いし、
自分も幼少期に虐待を受けた親は、もっと強い。
子育て支援が充実すればするほど、児童虐待が減る、
というのであれば、いくらでも「子育て支援」をしたい。



2011年12月27日(火)
も〜う、あいつ、いつ帰ってくんだよ

映画「今度は愛妻家」(行定勲監督)から。
豊川悦司さんと薬師丸ひろ子さんが演じる夫婦、
そうそう・・結婚10年目でなくても、こんな関係と私のメモは増えた。
その中で選んだのは、ケンカしても、口うるさくても、
いつも傍にいるのが常だった妻が、何日も帰ってこない。
普段なら、旅行に行っても、怒って出て行っても、
しばらくすると、何もなかったように戻ってくるのに、
今回だけは、いつもで経っても音沙汰がない。
そんな状態が続き、夫がたまらなくなって叫ぶ。
「も〜う、あいつ、いつ帰ってくんだよ」
最後は、そういう意味なのか・・と理解するけれど、
やっぱり、ちょっぴり切ない「ラブファンタジー」だった。
「俺の飯は?」「ない、やめたの、あなたのご飯つくるの」
「くだらんね、女ってのはなんでそんなくだらないことばかり考えてんの?」
「お前に関係ないだろ?俺の健康なんて」「関係ないんだ、私」
そんなどこにでもあるような夫婦の会話が、散りばめられていて
映画の世界のことだから、と割り切れないシーンがいっぱい。
そして、ラストシーン。
「なんで生きているうちに言ってくれなかったの?」「ごめん」
井上陽水さんの「夢の中へ」は、一緒に口ずさんでしまった。



2011年12月26日(月)
そろそろ「X'mas」表記はやめませんか?

クリスマスの昨日まで、クリスマス商戦、真っ盛り。
毎朝、ゆっくり新聞の折り込みちらしを眺めることが、
私の楽しみの一つになっているが、気になることがある。
それは「X'mas」書かれた広告文字。(だいぶ、減ってきたが)
「クリスマス」は英語で「Christmas」、
Christ(キリスト)mass(ミサ・祭日)の略であるが、
「X」がキリストを意味するギリシャ語(クリストス)
の頭文字、χ(カイ)だとは知らない人も多いはず。
だから、何も考えず「X'mas」と書いてしまうが、
実は「英語のX(エックス)でも、何かの省略形でもないから、
クリスマスを盛り上げる「お店のディスプレイ」や
「ちらし・広告」を扱う印刷関係の仕事をしている人たちには、
是非、知識として覚えておいて欲しい。
国際化が進んでいると言われる、今の日本であるからこそ、
外国人が見て、首をかしげるような間違った表記を
みんなの知識で減らすことから、始めてみたらどうだろう。
それが、真の国際化になるつながると、私は確信している。
言葉は力を持っているからこそ、正しく使いたい。



2011年12月25日(日)
「愛」という歌詞を「クリスマス」に変えただけだよ

映画「ラブ・アクチュアリー」(リチャード・カーティス監督)から。
イギリスを舞台に、クリスマス5週間前からの人間模様が
「愛」をテーマに繰り広げられる。
登場人物が多くて、その関係を整理しながら観ると、
ちょっと疲れてしまうが、
「見回すと、実際のところ、この世には・・愛が満ちあふれている」
と冒頭でメモしたフレーズが最後まで貫かれている。
全てがハッピィエンドかと思いきや、
旦那さんに浮気される奥さんだけは、悲しい想いで終わる。
この辺りが、作品の妙なのだろう。
さて、今回の気になる一言は、老いた元ロックスターが呟いた台詞。
「『愛』という歌詞を『クリスマス』に変えただけだよ」
その結果、またこの歌がヒットしてしまうというおまけ付き。
これって、今まで気付かなかった視点だから新鮮だった。
「愛」という単語と「クリスマス」という単語は、同意語・類語。
ラブソングや、クリスマスソングを探し、単語を入れ替えてみたら、
違和感がなかったのだから、不思議である。
「愛」と「恋」を入れ替えても、違和感があるのに・・。
こんな言葉探しも、楽しいかもしれないな。