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しもさんの「気になる一言」
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2011年12月14日(水)
うぁ〜、ゴルゴンゾーラだぁ

先日、打ち上げと称する懇親会で、イタリアン料理を食した。
いろいろなものを少しずつ口に運び、後半にピザが二種類。
はじめテーブルに運ばれたピザは、誰も反応せず、
二番目に運ばれたピザには、大喝采となった。
その雰囲気を一言で表現するフレーズが、
「うぁ〜、ゴルゴンゾーラだぁ」である。
イタリアを代表するチーズだから、私は驚かなかったが、
女性陣の喜びようは、メモの対象となった。
確かに「世界3大ブルーチーズ」と呼ばれるほど貴重で、
癖があるけれど、この興奮は「想定外」であった。
居合わせたメンバーに訊くと、
ゴルゴンゾーラが好きな女性は、知的な人が多いとか。(汗)
「ブルーチーズ」って、そんなイメージがあるらしい。
私もショットバーで、ウィスキーのつまみに頼むけれど、
そんなに大袈裟に喜ぶことなのなぁ。
あっ、もしかしたら、フリードリンク込みの会費で、
ゴルゴンゾーラのピザが出てくることに驚いたってこと?
それなら、なんとなく私にも理解できる。(笑)



2011年12月13日(火)
その2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。

映画「ジュリエットからの手紙」(ゲイリー・ウィニック監督)から。
主人公が、恋愛アドバイスを求める手紙への返信をしたところから、
物語は始まり、ラストにその返信した手紙の内容が紹介される。
「親愛なるクレア」で始まるその内容は、
「『もし』と『あの時』は、それぞれごく普通の言葉にすぎません。
でもその2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。」
と続く。「もしあの時」「もしあの時」「もしあの時」
人生を振り返って「もしあの時」と思うことがあって、
(今でも後悔しているのなら)少しの勇気を持ち、あなたの心に従って、と。
それは「恋愛」に限らず、多くの場面で言えることかもしれない。
ただ、うまくいかない理由として「もし・・」を口にするのなら、
それは、後悔することもなく、その場しのぎの言い訳となるが、
心から後悔するほどのことならば、一歩を踏み出してみて・・という
アドバイスにもなる気がした。
メモしたのは、そのアドバイスへ向かう導入部の表現。
「後悔」という意味を、とても素敵に言い直している。
是非、こんな言葉の使い方の出来る人になりたい、と思う。



2011年12月12日(月)
佃品質。佃プライド。

書籍「下町ロケット」(池井戸純著・小学館刊・407頁)から。
(「H2Aロケット打ち上げ成功」を喜びながら・・)
地方の中小企業(佃製作所)が、大手会社・帝国重工を相手に、
真っ向から勝負を挑むのだが、痛快というべきか、
小説ながら、拍手を送りたくなるほどの展開だった。
テレビ番組で夢中になって観た「プロジェクトX」に似ていて、
途中から、中島みゆきさんの「地上の星」が、
私の脳裏にBGMとして流れているようだった。
彼らの、無謀とも言えるチャレンジを支えていたのは、
まさしく「佃品質。佃プライド。」
自分たちの作る製品の品質と、それにかけるプライドだけは、
どこにも絶対に負けない、それは大企業にだって。
これは視点を変えると、私たち行政にも同じことが言える。
何百万の住民を抱える大都市から、数百人・数千人の町村まで、
住民のことを考えながら進めるまちづくりは、大小の差はない。
分野に関係なく、自分の働く自治体の「品質」だけは、
どこにも負けない、という「プライド」が欲しい。
「清水町品質」「清水町プライド」・・
そしてまた、個人でも同じことが言えそうだ。
「下山品質」「下山プライド」・・なるほどなぁ。



2011年12月11日(日)
いま下山の時代に

書籍「下山の思想」(五木寛之著・幻冬舎新書刊・223頁)から。
書店で目にして、珍しく立ち読みもせず(内容も確認せず)
タイトルだけで購入してしまった書籍。
その目次(見出し)の1つが「いま下山の時代に」
もちろん「登山」に対する「下山」として「げざん」と読む。
そんなことは、百も承知で、手に取った。
「下る」ということは、登る(上る)と同様に、
大事なプロセスだと、筆者は言っている。
見出しは「いま下山の時代に」をはじめ、
「下山しながら見えるもの」「下山する人々」・・と続く。
これだけ「下山」の文字が溢れた書籍は、
今まで、見たことも聞いたこともない。(笑)
本来なら「げざん」と読まなければならない文も、
ついつい「しもやま」と読んでしまい、
内容がわからなくなったり、これほど読みにくいものはない。
でも、飲み屋での話題には、これ一冊持っていれば申し分ない。
やっときたかぁ「下山の時代」が。(汗)



2011年12月10日(土)
アロマオイルは農業なので・・

働く女性の会・ATGネット12月例会だった。
テーマは「ATG流 香りで美しく、健康に」、講師は神宮優子さん。
「肩こりを香りで治せないものか」と香りを追求し、
「筋肉と精神の緊張を解くこと」で、肩こりが緩和されることを
彼女はいろいろな経験から知っているようだ。
今回は、講義中「芸能人の格付け」ではないが、どのラベンダーが、
自分のお気に入りか・・・のテストをしてみた。
比較したのは「ラベンダー」の商品名で販売されている3種類。
「〜アルパイン」5ミリ・3500円程度・標高1600m以上・野生種・手積み
「〜ハイアルト」5ミリ・2800円程度・標高800〜1500m・オーガニック
人工香料    5ミリ  10円程度
私が選んだのは、なんと嗅ぎ慣れている「人工香料」(汗)
あの番組の面白さを、こんなところで実体験してしまった。
さて、気になる一言に選んだのは、その体験後の台詞。
「アロマオイルは農業なので、生産者がはっきりした方が良い」
吸引・塗布・内服する香りだからこそ、食物と同じ感覚が欲しい、と
言うことだろうか。
私たちは「健康に良い」「痩せる」などのキャッチコピーを信用し、
危機感を持たずに試す癖があるが、しっかり選ばなくちゃ、と反省した。
しかし、実際自分で作った「香り」に、こんなに愛着が涌くなんて、
不思議な感覚を体験している。
確かに、苦労して作った家庭菜園の野菜と同じ感覚かもしれない。
香りって、意外と楽しいし面白いな。
(「においフェチ」から「香りフェチ」に格上げしようっと)



2011年12月09日(金)
佐賀県人に「日本人ですか?」(汗)

議会も残すところ最終日を待つのみとなり、
一段落したところで、12月恒例の「忘年会」がスタートした。
本日、2011忘年会、第一弾、お店は、三島の「さがみ」。
予想以上に混んでいて、なかなか注文した品が運ばれず
イライラしていたのかもしれないが、対応してくれた女性が
たどたどしい日本語で、謝ってきたので、私たちも勘違いして
「日本人ですか?」と訊ねてしまった。
「はい、日本人ですよ。実は九州の佐賀で、よく間違われます」
忙しさで、反論する余裕がなかったかもしれないが、
失礼なことを訊ねてしまった・・と、猛反省をした。
最近、礼儀正しいのは外国の従業員、という固定観念があり、
言葉も私たちのイントネーションと違い、接客態度も良い、
この人は、日本人ではないな、きっと、と思い込んだのが間違い。
しかし、この勘違い、なんだか寂しいことだな、とも思う。
もう少し、人間を観る目を養わなければなぁ・・。
今年は、あと何回、忘年会をするだろうか、
私自身の品格が試されている気がしてならない。



2011年12月08日(木)
便利さは、美の一番の敵

アメリカの日本文学研究者、文芸評論家である、
ドナルド・ローレンス・キーン(Donald Lawrence Keene )の言葉。
彼は、日本文化を欧米へ紹介して数多くの業績を残したとされる。
そんな彼の台詞、と私のメモには残されていた。
「便利さは、美の一番の敵」
う〜ん、確かに・・と思って、書き留めたに違いない。
言い換えれば「便利」の対極に存在するのが「美」とも言える。
便利で美しいものもあるけれど、それは「グッドデザイン」であり、
やはり「美」とはちょっと違った感覚のようだ。
日本人が「美」に対して、あまり関心がなくなった証拠に、
女性の「○美」という名前が減った気もする。
もうそろそろ「便利さ」の追求に、終止符を打ちたい。
さもなければ「美」と呼ばれるモノがなくなってしまうから。
「美」を残すためには、少しばかり「不便」でもいいじゃないか。



2011年12月07日(水)
ステーキがあるのに、ハンバーグを食うか?

映画「恋におぼれて」(グリフィン・ダン監督)から。
彼女に、彼氏が浮気したと勘違いさせる方法は、
いくつもあるもんだなぁ、と楽しみながらメモをした。
大道芸のサルに口紅を塗って、キスさせる方法、
子どもに香水入りの水鉄砲で洋服にかける方法、
彼の部屋に、女性の下着をわざと見つけやすいように
隠しておいて気付かせる・・など。(笑)
どれも、彼が勘違いだよ、と言っても、納得しない。
これは、永遠のテーマだから仕方ないな。
しかし、フランス人の彼が彼女を説得したフレーズ。
「ステーキがあるのに、ハンバーグを食うか?」
こんな言葉で、彼女の怒りは治まってしまった。
でも言われて悪い気がしないよなぁ、この台詞。
剥きになって「浮気なんてしてないよ」と
口調を荒げるよりも、この言い訳のほうがいいな。
しかし・・このフレーズを女性が知ったら、
「こう言えば許してもらえると思って・・・」と
またまた火に油を注ぐことになる。
今回ばかりは、女性が読まないことを願います。



2011年12月06日(火)
「設計の目的」より「何に役に立つか」だ

映画「アポロ13」(ロン・ハワード監督)から。
台詞をメモをしながら鑑賞するのは初めてだが、
この作品を観るのは何度目だろうか、と振り返った。
その度に、気になる台詞が違うあたりに、私はなぜか惹かれる。
今回は、絶体絶命のトラブルを解決するためには、
どのような視点で望むべきか、と気付かせてもらった。
「月着陸船(LEM)は月着陸用に設計した、方向転換のためでは・・」
と専門家が言いかけたところ、一喝して黙らせたシーン。
「だが、残念ながら(トラブルにより)月着陸は流れた。
(大切なことは)「設計の目的」より『何に役に立つか』だ」と。
なるほど・・と、頷きながら、メモをした。
同じようなことが、船内の二酸化炭素量が増えたシーンでもある。 
「司令船のフィルターは形が四角、LEMは円形。
丸い穴を、四角い栓で塞ぐ手段を考えるんだ。
みな考えてくれ、LEMにあるこの材料を使って」と。
そして、想像もできないような材料で二酸化炭素のフィルターを作り、
遭遇した危機を脱することに成功する。
これも「何のために作ったか」よりも「何の役に立つか」という、
発想の転換をNASAに働くスタッフに求めた場面である。
この視点こそ、私たちの仕事や生活に役立つ考え方ではないか。
本来の目的以外の利用方法を考えることは、頭の体操にも繋がるだろう。
早速、身の回り品で、違う使い道を試してみてはいかが?



2011年12月05日(月)
眠りは、悲しみを中断する

何かの本に掲載されていたのかもしれない。
情報源が不明で、申し訳ないが、
メモ整理をしていたら、浮かび上がったフレーズ。
「眠りは、悲しみを中断する」
誰にだって、悲しくて悲しくて、涙が溢れることもある。
辛くて寝付かれないだろう・・と思っていたが、
泣き疲れた後は、知らない間に、眠ってしまう。
読者には、そんな経験はないだろうか。
河島英五さんの「酒と泪と男と女」の一節、
「泣いて、泣いて、ひとり泣いて、
泣いて、泣き疲れて眠るまで泣いて」をふっと思い出させる
フレーズとなった。
そしてまたその「眠り」が、疲れを取ることにも繋がる。
「眠りは、悲しみを中断する」ばかりか、
体力の回復にも力を発揮することを知っている。
言い換えれば「悲しくなったら、眠る」。
これを、胸に刻んでおきたい。