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しもさんの「気になる一言」
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2011年11月04日(金)
「この選手、誰だ?」「う〜ん、今年も最下位だな」

映画「メジャーリーグ」(デビッド・S・ウォード監督)から。
野球好きにとっては、所詮、映画とわかっていたのに、
途中から「インディアンズ・ファン」になった気分。
プロらしいスピード感、迫力もあり、大満足であった。
メジャーリーグでこんな珍プレーはないだろう、というのも
お愛嬌の部類で、笑って見過ごせた。
選んだのは、作品の冒頭、チームの本拠地で交わされる
地元ファンの会話。(今は、地元でなくても同じだが・・)
「野球シーズンですね、今年のインディアンズは?」
「この選手、誰だ?」「う〜ん、今年も最下位だな」・・
春のキャンプを終え、一軍登録選手の新聞などを眺めながら、
新しいシーズンの成績を予想する時の面白さは、
野球好きならではの、楽しみ方であろう。
当たっても当たらなくてもいい。それだけで楽しいのだから。
また、スポーツ映画にありがちな、序盤苦戦しながら、
最後は、大逆転(さよならホームラン等)で勝つのではなく、
野球好きが喜びそうな、結末がさらに好印象として残った。
おまけのフレーズとして、開幕戦のスポーツニュース、
「インディアンズ 平年並みの負け 9-0で破れました」
これには笑えた、どこかのチームみたいで・・(汗)



2011年11月03日(木)
「二度としてはいけないこと」と「一度だって許されないこと」

最近、なぜかこんな台詞を使うことが増えた。
(以前も、時々、使っていたフレーズであるが・・・)
最近、問題になっていることは、果たしてどちらなのか、
自分で判断の基準にしてみるといい。
島田紳助氏の引退原因となった「暴力団との交際」、
これは、厳しいかもしれないが「一度だって許されないこと」、
だから、私たちは、彼の引退に不満が残らない。(残念であるが)
世界陸上のウサイン・ボルト、100m決勝のフライング、
これは、本来なら「二度としてはいけないこと」なのに、
無理矢理「一度だって許されないこと」にしたから、不満が残る。
「自分の中では、セーフだと思っていたが、アウトと言われた」
島田紳助さんの記者会見を、私なりの表現にするとすれば、
自分では「二度としてはいけないこと」と思っていたが、
本当は「一度だって許されないこと」だった、と言うことになる。
世間が「二度としてはいけないこと」だと判断すれば、
自ら反省して、誠意をもってやり直せばいい、ただそれだけ。
難しく考える必要はない、私の判断基準はこれに尽きる。



2011年11月02日(水)
セックス依存症のカウンセリング集会

映画「俺たちのフィギィアスケーター」
(ウィル・スペック/ジョシュ・ゴードン監督)から。
ちょっと危ない台詞(シモネタ)のオンパレード。
台詞だけでなく、映像でも・・(笑)
もう「笑い転げるしかない」が感想である。
フィギア・スケートの演技中、手品師のように
コスチュームの中から「鳩」が飛び出てきたり、
館内の周りを見渡してしまうような、きわどいシーンも、
彼女のおっぱいと軽く握手しただけだ、と・・大騒ぎ。
もうこれ以上は、さすがの私も文字に出来ない。(汗)
まぁ、記録に残すような台詞もあまりなかったけれど、
強いて言えば、これかな?
出かけようとする主人公に向かって「どこへ行くんだ?」と
軽い気持ちで声をかけた。
まじめ顔で「セックス依存症のカウンセリング集会」。
彼の座右の銘は「裸で勝負」。
もう、真剣に考えることがバカらしくなるほど面白かった。
映画じゃなきゃできないよなぁ、こんな作品。



2011年11月01日(火)
「20:10」「15:14」「10:10」

数字の羅列で申し訳ないが、この数字だけで
「好ましい平等社会」とはどれか・・という話を耳にした。
「平等社会」というと、皆が同じに扱われる社会を意味する、
そう思い込んでいる人たちが多い。
冒頭の数字に「万円」というお金の単位をつけたら、わかりやすい。
「20万:10万」「15万:14万」「10万:10万」の場合、
「平等」と言ったら「10万:10万」だと主張する人がいる。
いやいや、仕事ぶりに差があるのだから「15万:14万」のように
差がある方が「平等」だという人もいた。
しかし「好ましい平等社会」は「20万:10万」だと言う人が現れた。
個人個人に差はあるが、足して2で割れば「1人15万円ずつ」。
他の2つより、1人当たりの収入は多い。
いわゆる「WIN&WIN」の関係とは、こういうことだと教わった。
自分の主張ばかりをしていると、結局は低いレベルで落ち着くことになる。
例えが悪いが、私の脳裏に浮かんだのは「男女共同参画社会」、
声高に「平等」を叫び続けるよりも、男女の違いを認めつつ、
足して2で割る発想があれば、好ましい平等社会の実現がするのになぁ、
そんなことを感じたメモである。



2011年10月31日(月)
ばかめ、ばかめが・・日本をどうするのだ・・・

映画「桜田門外ノ変」(佐藤純彌監督)から。
NHK大河ドラマのように、物語が淡々と進み過ぎて
あれっ?、これで終わり?と物足りなさを感じてしまった。
そこで、私が気になる一言に選んだのは、
大老・井伊直弼を桜田門外で襲撃した主人公たちではなく、
殺された「井伊直弼」が籠の中で呟いた死ぬ直前の台詞である。
腐敗した世の中に不満を持ち、その一番大きな原因とされる
大老を殺害することで、世の中が変わると信じて襲撃を企てた。
そして彼らは目的は果たしたが、簡単に世の中は変わらなかった。
逃げ惑う中で、以前「共に手を取り、この国の道を正そうぜ」と
約束を交わした同士に「大老襲撃は本当に正しかったんかいや」
「なんぞ変えることができたんかいや」
「まちごうとりゃせんだかいや」と訊ねら答えられないシーンが
一番印象に残った。
そんな会話を予想したかのように、鉄砲で撃たれ槍で刺されながら
大老が呟く。「ばかめ、ばかめが・・日本をどうするのだ・・・」
正しい、正しくないは、後の人たちが評価するのだが、
少なくとも私は、今の日本をこうしたい、という考えはあったぞ、と
言いたげな台詞であると感じメモをした。
お前たちに任せて、日本は守れるんだな、と念を押されたような台詞。
物語とは関係ないかもしれないが、最後まで逃げ回って終わった結末に
大きな意味が隠されていたのかもしれない。
もう少し、私たちの予想を裏切る結末が欲しかったなぁ。



2011年10月30日(日)
大きい方が小さい方に寄りかかっているだろう?

ラジオから流れてきた、吹き出さずにはいられない会話。
普通「『人』という字は、お互い支えあって生きているんだ」が、
金八先生もどきの、オーソドックスの教え方である。
だから「人は孤独ではない」みたいな例えにも使える。
しかしながら、今回のこのフレーズは違った。
「ほら、『人』という字を見てごらん。
大きい方が小さい方に寄りかかっているだろう?」
だから「この仕事、しておいて」と上司が部下に頼むんだ、と。
そんな視点で「人」という漢字を眺めたことがなかったから、
ちょっぴり面食らったが、上手い・・とメモをした。
よく考えてみれば、そんな善人ばかりで
世の中が成り立っているわけではないことも事実。
他にもあるんだろうなぁ、こんな例え話が、きっと。
今度、じっくり探してみなくちゃな、話の種に。
そういえば・・「入」という字も、
大きい方が小さい方に寄りかかっているな、あはは。



2011年10月29日(土)
お前は、何年その仕事をやっていくんだ

わが町のイベントに新しく登場した「泉のまち町民大学」から。
もちろん、今年の新規事業、4回シリーズである。
共通テーマは「新分野に挑むチャレンジャーに学ぶ」
第1回目は、講師(海の手配師)「石垣幸二」さん、
演題は「世界一のフライヤーになる」。
世界の160を超える水族館へ生体を納入している彼は、
世界中の水族館から、最も信頼される人物の1人である。
その彼が、自分の人生を変えたと言い切った台詞が
「お前は、何年その仕事をやっていくんだ」。
彼が尊敬している人の叱咤激励でもあったようだ。
この世界で生きていくつもりなら、(仕事としていくつもりなら)
都合のいいデータばかり、顧客に流していてはいけない、
自分にとって不利なデータでも、相手のことを考えて、公表する。
それが最後には「信頼」という言葉になって、戻ってくることを
彼に伝えたかったのだと思う。
「情報大陸」や「ガイヤの夜明け」「ワールドニュースライン」等、
人気のTV番組にも出演している彼は、男の私からみても、
魅力的な人物であった。
彼のプロデュースで作られる「沼津港深海水族館」をはじめ
「シーラカンス・ミュージアム」、12/10オープンが楽しみである。



2011年10月28日(金)
「決断すること」「責任をとること」の二つしかない

書籍「陽気なギャングが地球を回す」
(伊坂幸太郎著・祥伝社刊・259頁)から。
「人の上に立つ人間に必要な仕事は」と書かれた後に、
「『決断すること』『責任をとること』の二つしかない」。
これは、なるほど・・のフレーズであった。
上に立つと、あれもこれも・・といろいろしたくなる。
しかし、それは間違いであるのかもしれない。
部下が求めているのは「決断」「責任」であるのだから。
もう1つ、仕事のヒントになるフレーズとして
「登山道と同じで全貌が全く見えない」が気になった。
「頂上に立った者からしか把握できないような道に
意味はないだろうが。
登る途中の人間でも見渡せるような道を作ってくれ」
管理者は、上から全体を眺めているから、全貌が見えるが
部下にも、全貌がわかるような指示を出してくれ、
そんな意味に解釈すると、わかりやすい。
自分の仕事の位置づけ(役割)がわからず、働いていると
疲れは倍加することを、思い出したから、
さっそく明日からの仕事に活かしたいと思う。



2011年10月27日(木)
人間の最大の欠点の一つは「分をわきまえないこと」だよ

映画「陽気なギャングが地球を回す」(前田哲監督)から。
大好きな作家・伊坂幸太郎さん原作を映画化したコメディ。
当然、原作も読んで、沢山メモしてあるけれど、
映画と書籍と比較して、共通したフレーズを選んでみた。
「人間の最大の欠点の一つは『分をわきまえないこと』だよ」
そのあと「動物はそんなことがないからね」と続くシーン。
それ以外は、驚くほど共通した台詞が少なかった。
だからこそ、原作者の伊坂さんが作品を通じて伝えたかったことは、
これかな?と思ってみたりして・・。
実は、小説の方は、もう少し続く。
「動物は強者に従うけど、人間は強そうな人に従うだけなんだ。
絶対的な強さなんて分からないからね。」と。
意外と、人間と動物の違いが表現されている気がした。
(まぁ、人間も動物なんですが・・(汗))
いつから、人間はこんなになってしまったのか?という疑問が、
表現を変えて、何度も投げ掛けられている。
映画に書き出された「犬に噛みつかれても犬を噛むな」の文字、
この感覚が、私は大好きである。



2011年10月26日(水)
一男去って次男、三男

何の時の話だったのか、もう忘れたが、
苦労してやっと解決したというのに、また違う難題が。
そんな時、この台詞を使ったら面白いのにね、と
先輩から教えてもらった台詞。
こんなことは、理屈なんていらない。
言葉遊びとして、覚えておけばいいのだから。
「一難(いちなん)去ってまた一難」とは、
一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。
これでは、苦労が積み重なってきて、だんだん苦しくなるが、
なぜか「一男(一難)去って次男、三男」のフレーズは、
その難題を、笑いで吹き飛ばしてしまう勢いが感じられる。
「一男」を(いちなん)と読み、まちがっても「かずお」と読まないこと。
また「一男」ではなく「長男」でしょ、と指摘しないこと。
これだけ気をつけておけば、おやじギャグとしては使えるフレーズ。
さて、いつ使おうかなぁ。