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しもさんの「気になる一言」
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2011年08月16日(火)
大好きって手をつないで歩くこと

書籍「スヌーピーの『大好きって手をつないで歩くこと』
Love is walking hand-in-hand
(チャールズ.M.シュルツ著・谷川俊太郎訳・主婦の友社刊)から。
娘が妻にプレゼントした本らしいのだが、
何気なく本棚を眺めていたら見つけた1冊である。
「Love is〜」ではじまる「大好き」の定義が
いっぱいいっぱい詰まっている。
それを、詩人の谷川俊太郎さんが、素敵な訳をつけてくれた。
これが「愛とは〜」で始まる哲学のような定義だったら
たぶん、これほど、心が動かなかったかもしれない。
タイトルの「大好きって手をつないで歩くこと」以外にも
■大好きって誰かの髪をくしゃくしゃにすること
Love is mussing up someone's hair
■大好きってさよなら言うのがいやなこと
Love is hating to say good-bye
■大好きってくすぐっちゃうこと
Love is tickling
■大好きってポップコーンを分けあうこと
Love is sharing your popcorn
こんな「大好き」の定義が詰まった素敵な本である。
私が、ぼんやりと目指していた「気になる一言の活用」が
はっきり、とカタチとしてイメージが出来た瞬間でもあった。
私にとって、人生を左右する本との出会いかもしれない。



2011年08月15日(月)
あんた 大切な人、おるねん?

映画「悪人」(李相日監督)から。
全編通して耳にする「九州弁」に影響されてか、
「もうしたと?」「どがんす?」「ダサかろ?」などを
文字にすると、あっているだろうか?と気になっている。
さて、今回の気になる一言は、被害者の娘の父親役、柄本明さんが
ある若者に向かって呟く台詞のワンフレーズ。
「あんた 大切な人、おるねん?」
その台詞に続いて「その人の幸せな様子を思うだけで、
気分まで嬉しくなってくるような人は?」と訊き直すシーンが印象的だ。
さらに「今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎる」とまで。
(大切な人がいないから)自分には失うものがない思い込んで、
それで強くなった気になる。(それがこんな犯罪につながる)と嘆く。
それは「ごちそうさ〜ん、まずかったぁ」と言いながら
食堂(居酒屋)を出て行くシーンにも同じことが言える気がした。
日本では「愛してる」と同じ意味に解釈される「大切にする」、
その大切な人(愛する人)がいない人生なんて淋しい過ぎる。
殺人を犯した「悪人」でもいい。大切にしたい人がいるのだから、
そんなメッセージをいただいた気がする。
「大切にしているもの」・・今から、書き出してみようかなぁ。



2011年08月14日(日)
「はつぼん」は、誤読じゃないんだなぁ(汗)

私の、勘違いをご披露。
お盆に入ってから、被災者のお盆ついて、
ニュースキャスターが「はつぼんは・・」と口にするので、
それ「にいぼん」の間違いだろ、そんな字も読めないのかと
気になる一言のネタにしようとしたが、
あまりに自信たっぷりに発音するし、訂正のお詫びもないから
辞書で調べてみてからにしよう、と思いとどまった。
案の定「はつぼん」という単語がみつかった。
意味は「新盆(にいぼん)に同じ」
たぶん、読んだ原稿が「新盆」ではなく「初盆」だったに違いない。
「はつぼん」は、誤読じゃないんだなぁ(汗)
では「にいぼん」は?と考え、調べ直した。
意味は「その人が死んで最初の盆。初盆(はつぼん)。あらぼん。しんぼん」
よ〜く考えたら、私の方が勘違いしていて恥ずかしくなった。
「初盆」を「にいぼん」って読むんだと思っていたから。(笑)
50年以上「初盆(はつぼん)」という音を耳にした記憶がない。
良かったぁ、全国に発信しないで、ふぅ、恥ずかしい・・。



2011年08月13日(土)
朝読(あさどく)から家読(うちどく)へ

知人のブログで見つけた、聞き慣れない単語「家読」。
なんと「うちどく」と読むらしい。(笑)
その視点に共感したので、気になる一言でご紹介。
それが「朝読(あさどく)から家読(うちどく)へ」である。
今、全国各地で、読書の大切さを訴え、読み聞かせ活動が広がり、
さらには、学校では授業が始まる前の時間を利用して、
全員が好きな本を読む「朝の読書」も定着してきたようだ。
(読書量の多い少ないはあるけれど・・)
では、次はどんな動きになるのかな、と注目していたら、
「家読(うちどく)」という単語と出会った。
「家読」とは、読書の楽しさを知っている子どもたちをお手本にして、
今度は家で家族みんなで本を読む新しい読書スタイル。
これはいいな、とさっそくメモをした。
読書離れ・活字離れは、子どもだけではないはずなのに、
なぜか、こどもを対象にした「読書推進計画」等がクローズアップされ、
活字大好き人間の私としては、違和感を感じていたので、
今回の「家読」は、すんなり取り組めそうだ。
提唱者は、読書を通したコミュニケーションを図ることで、
家族の絆がさらに深まることを願っているようだし、
全国に先駆けて「家読(うちどく)」を推進しちゃおうかなぁ。



2011年08月12日(金)
夏休みの宿題の参考にさせていただいてます

「気になる一言」の数少ない読者から、メールが届いた。
発信者の名前に覚えがないから、面識がないけれど
そんな役に立っているのか・・と嬉しくなった。(笑)
「夏休みの宿題の参考にさせていただいてます」
子どもに、夏休みの日記をつけなさい、と叱るのだが、
何度言っても、朝起きてから寝るまで、
ただ、だらだらと書くことが続いていたらしい。
そこで、私の「気になる一言」を読ませて、
一日のうち、一番印象に残ったことを書けばいいんだよ、と
教えたところ、翌日から変わってきた、という話。
日にちは違うけれど、熱海の花火も見に行ったようで、
私の拙い日記が、役に立ったようだ。
一番印象に残ったことを書いておくと、それを読み直すだけで、
いろいろなことが思い出されるんですよ、と返信した。
その効果は、たぶん何年かして気づくはずである。
どんな日記になったのだろか、ちょっと気になります。



2011年08月11日(木)
助けてもらう人から助ける人になろう

「夏休みの子どもたちに、防災体験をさせたい、
それも震災からちょうど5か月目の8.11に」
そんなスタッフの発想から生まれた防災体験教室は、
起震車による地震体験から、家族との連絡カード作成や、
新聞紙で作ったサバイバル食器で、非常食を試食するなど、
工夫が凝らされたイベントとなった。
実際には、町の消防署や役場の防災担当の協力を得て、
担当課だけでは出来ない、面白い教室になったと思う。
その中で私のアンテナに引っ掛かったのは、
今回のイベントのキャッチコピー。
「助けてもらう人から助ける人になろう」
小学生と言うと「助けてもらう側」(災害弱者)をイメージするが、
今回は、自分たちが家族や大人たちを「助ける側」として
防災の勉強をし、体験させたい、というスタッフの意図が感じられた。
子どもを子ども扱いせず、立派なボランティアスタッフとして扱い、
今回覚えた防災知識を、防災意識の希薄な大人たちに伝えて欲しい。
今晩の食卓で「ねぇ、うちの家具、転倒防止になってる?」って
家族の会話があればいいな。



2011年08月10日(水)
ここ、笑うところなんだけど

映画「ハナミズキ」(土井裕泰監督)から。
ちょっと、ありきたりなストーリーに驚いた。
あまり、気になった台詞も少なかったが、
全体として、対になっている台詞のひとつが
「僕の心が純粋で少年のようだから」と前置きをして、
相手の反応を見ながら「ここ、笑うところなんだけど」と呟く。
台詞の主は、新垣結衣さん演じる主人公・紗枝の大学の先輩。
(役者は向井理さん、登場場面は少ないのに、存在感があったね)
さて、作品の後半、今度は逆にあるシーンで
「ここ、笑うところじゃないんだけど」とスネてみせる。
その使い分けが絶妙だった気がする。前の台詞が効いていたな。
実は、私もこの台詞をよく使う、ただし、相づちとして。
「いま、笑うところ?」とか「いま、笑うところじゃないよね?」
って具合に、会話の突っ込みで使う。
覚えておくと、けっこう便利なフレーズである。試して欲しい。

PS.
映画「フレフレ少女」のガッキーの方が可愛かったなぁ。



2011年08月09日(火)
カレーライス・・ご注文を繰り返します

書籍「出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!」
(中村文昭著・PHP研究所・254頁)から。
いくらマニュアルだって、これはないだろう・・と
紹介していたのを、気になる一言にしてみた。
大勢でお店に入って、いろいろな種類のオーダーをしたなら
間違えないように・・もわからなくない。
一人で入って「カレーライス」を注文して、
「ご注文を繰り返します」はないだろうよ・・という話。
何気ないことだけれど、思わず笑ってしまった。
今の日本では、ありがちな光景だと思ったから。
確かに、マニュアルどおりに接客しないと、
お客とのトラブルになりかねない、というのもわかるが、
それもやはり「ケース・バイ・ケース」(臨機応変)。
そういう接客こそ、KY(空気読めない)と言うべきだろう。
「履歴書は当てにしない。その人にとっての過去を
都合よく書いてあるだけのもの」だから、という視点、
「社員はすべて面接で決める」というのも理解できる。
「学力ではなく人間力で判断する」ということ。
「人間力」まではわからなくても「社会性」はわかるはず。
参考にしたい、人の見分け方であった。



2011年08月08日(月)
ローソンの看板も消えてますよ

暑い立秋の日、仕事を終えてから、我が課のスタッフ有志で、
熱海の花火を見に出かけた。
鑑賞場所は、先輩の知人宅屋上で、プライベート桟敷席。(笑)
目の前で繰り広げられる、花火の打ち上げに大喝采したが、
気になる一言は、打ち上げ開始、数秒前、
海岸周辺の電灯が、一斉に消えた、いや、消された瞬間、
私に教えてくれたスタッフの台詞。
「ローソンの看板も消えてますよ」
観光客に配慮してか、消えるはずはないと確信していた、
コンビニ・ローソンの青い看板まで、確かに消灯された。
これには、私も驚いた。
とかく、全国展開をしているコンビニは、稼ぎ時とばかり
目立つように、点けていると想像していたからだが・・。
カウントダウンに合わせるように、暗闇になった。
(某ファミレスの赤い看板だけが、空気を読めないまま点灯し続け、
地域に密着していないことをさらしていた気がする)
なにはともあれ、久しぶりに熱海の花火を堪能し、帰路についた。
熱海のまちづくりに、興味が湧いた・・と言っても過言ではない。



2011年08月07日(日)
とらやに行こうか?

昨日の疲れか、ちょっぴりゆっくり起床した私に、
妻が「お昼食べたら、どこかいこうよ」と話しかけてきた。
「どこに行きたいの?」と返せば、
いつものように「どこでもいいよ」と言うのかと思ったら
今日は「とらやに行こうか?」と目的地があったようだ。
彼女の言う「とらや」とは、御殿場市にある「とらや工房」のこと。
以前、訪れたことがある、2人のお気に入りの場所である。
そこで「羊羹」など甘いものが食べたいらしい。
最近、我が夫婦のドライブ先は、なぜか御殿場方面が多い。
車で30分も走れば、ちょっとした高原気分が味わえる場所である。
「とらや工房」入り口の竹林には、ブタの蚊取り線香が置いてあり、
その、おもてなしの心に笑みがこぼれた。
結局は「葛まんじゅう」「赤飯大福」「小倉のドラヤキ」を口にし、
わずか1時間ほどで、帰路についたが、それで大満足の日曜日となった。
こどもの夏休み日記みたいだが、今日を思い出すにはこれで充分。
次は「アウトレットに行こうか?」かな。(笑)