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しもさんの「気になる一言」
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2011年08月06日(土)
買い占めするなら今ですよ

地元のお祭りだった。
私の任されている課に関係する団体がいくつも参加しているので、
「お疲れ様です」の声を掛けるために、朝から会場へ。
(参加者・担当者としては、それだけで嬉しいらしい(笑))
それ以外でも、今までの長い公務員生活でお世話になった人たちが
会場のあちこちで頑張っているので、その度に、小銭を出して、
買い物をするから、私のお腹は、はち切れんばかりに膨らんだ。
そんな時、またまた知り合いにあったので、
「どう、売れてる?」と何気なく訊ねたら、返ってきた言葉が
「買い占めするなら今ですよ」
「いや、まだ売れ残っているよ」っていうのと同じ意味なのに、
そういう表現もあるのか・・と、妙に記憶に残ってメモをした。
「じゃあ、買い占めちゃおうかなぁ・・」と返せば良かったが、
さすがに、満腹でお笑いのセンスもなく、失礼しちゃったなぁ。
今度、イベントで商品が残ったら、このフレーズ使おうっと。
「買い占めするなら今ですよ」



2011年08月05日(金)
江戸時代に学ぶべきは「人の力」

書籍「江戸の智恵」(「三方良し」で日本は復活する)
(養老孟司・徳川恒孝著・PHP研究所刊・194頁)
養老氏・徳川氏が、思う存分、江戸時代を語っている。
注目は、やはり「人」に注目しているところだろうか。
「江戸」と言うと、当時の大都市が、循環型社会を形成し、
環境先進都市だった・・という話に落ちつくのかと思いきや、
「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、
目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、
260年ものあいだ平和と国力を築いた原動力、とまとめている。
武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていたからこそ、
行政の実務は町人や農村の顔役に任せたし、
お触れ(法律)の実施についても、杓子定規ではなく、
「目に余る」ときに罰した、と言う。
言い換えれば「法より世間の目が社会秩序を守ることを知っていた」
もう一度「人の力」について、江戸に学ぶ必要がありそうだ。
法律ばかり増えて、逆に、社会はどんどん悪化しているようだ。
だからこそ「人が人を教育していた時代に学ぼう」と言っている。
けっして「電気のない暮らしに戻れ」と言っているのではない。
やはり、事業仕分けに「教育」分野を入れたのは、失敗だな。



2011年08月04日(木)
セミの大合唱だけなら、気にならない

久しぶりに、私の雑感である。
通勤途中、柿田川に足をつける「足水」を楽しんでいるが、
午前中は意外と涼しく、その回数も減ってきた。(汗)
(本当にやってるんだぁ、と確かめにきた人がいましたが・・)
その代わりとなるのが、セミの大合唱を聴きながらの「読書」。
ミンミンからジージーまで、耳を塞ぎたくなる鳴き声なのに、
なぜかベンチに座り「読書」を始めると、気にならない。
こればかりは、体験しなければ信じてもらえないだろうが、
人の声や音楽、車の騒音は、やたらと気になる音なのに対し、
セミの鳴き声だけしか聴こえないのは、集中できる音である。
緑に囲まれ、ヒンヤリとした水辺で、朝の読書とは、
またまた贅沢な通勤であると、自分でも苦笑いしてしまうが、
今年は、節電のために、多くの発見が出来て嬉しい。
自然って、本当にすごいよなぁ。



2011年08月03日(水)
フランスでは、元恋人と付き合うの

映画「パリ、恋人たちの2日間」(ジュリー・デルピー監督)から。
フランス人は、フランス語に誇りを持っている。
こう言えば聞こえはいいが、
同伴者が、フランス語はまったくわからないと知ると、
その人を除いて、早口のフランス語で会話をし、
とんでもないことでも平気で口にしているようだ。(汗)
いろいろな会話をメモしたが、ここでは書けないような
しもネタまで、平然と口にする。
今回はその中でも、まだマシなフレーズでご勘弁を・・。
「フランスでは、元恋人と付き合うの」
でも「どうせ、わかりっこないから」が前提の会話は、
相手の語学能力を見下していて、ちょっと怖い気がする。
わからないフリをしているが、実はわかっているかも。
「顔が悪い分、頭で勝負よね」・・なんて、
本人の前では、絶対言わないよねぇ。
ただ、これが映画の世界だけであって欲しいと願っている。



2011年08月02日(火)
「なでしこジャパン」の国民栄誉賞、異議あり

多くのサッカーファンには、批判されるかもしれないが、
今回、政府が発表した「国民栄誉賞」に、反対の立場で記したい。
女子サッカー「なでしこジャパン」の活躍が、
東日本大震災で暗くなりがちな、日本に希望を与えたことは、
誰もが認めるところであるが、国民栄誉賞となると、
ちょっと違うんじゃないかな、と首をひねりたくなる。
政府は「国民栄誉賞は、広く国民に敬愛され、
社会に明るい希望を与えるような顕著な業績があったことが基準。
今回の偉業はまさにぴったり合致すると判断した」と述べたが、
国民栄誉賞を辞退したイチローなども含め、受賞者の顔ぶれをみれば、
「なでしこジャパン」が、その賞に価するとは、思えない。
例えは悪いが、女子マラソンの高橋尚子さんのように、
たった1度の活躍に対し授与する賞ではないと感じているからだ。
もう少し、長い目で彼女たちの活躍を応援しながら、
オリンピック優勝、W杯連覇でもしたら、検討してもいいのでは・・。
こんな場面でも、政府の先見性のなさが浮き彫りにされた気がする。
あとは「常識ある彼女たちが、辞退する」のを願うしかない。
でも、無理だね、喜びの声、新聞に掲載されていたもの。(汗)
(快挙は快挙として認めつつ、厳しいことを書きました。)



2011年08月01日(月)
力がなければ、生きたいように生きられない

数年前のNHK大河ドラマ「風林火山」からの、気になる一言。
(何回目だったかは、メモを忘れました。ごめんなさい)
ただ、メモを整理していると、
その時は、何気なくメモした台詞が、
時間と環境が変わるだけで、浮き上がってくることがある。
「力がなければ、生きたいように生きられない」
生きたいように生きる、というより、
どうしてもやりたいことがあったら力をつけろ、と解釈したい。
この場合、力とは「権力」だろうけれど
本当は、人間として「魅力」の方が強い気がする。
いつぞやの気になる一言に
「『権力』より強いのは『魅力』である」と書いた記憶がある。
そう言えば、親友の携帯メールに、必ず付いてくる署名文。
「正しいことをしたけりゃ偉くなれ」を思い出した。
もっとプラスに解釈すれば、
やりたいことが見えてきてから、力をつけようと思っても遅い。
やっぱり、やりたいことをみつけながら、力をつける。
そんな感じなんだろうなぁ。



2011年07月31日(日)
中村文昭著・4冊・893頁・メモ31頁

10日前に直接講演を聴いたばかりの、中村文昭氏の著書4冊。
「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」(サンマーク出版刊・222頁)
「人生の『師匠』をつくれ!」(サンマーク出版刊・196頁)
「非常識力」(PHP研究所刊・223頁)
「出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!」 (PHP研究所刊・252頁)
平日の夜と土日を使って、一気に読み終えた。
何度も講演を聴いているので、そんなにメモもないだろうと
軽い気持ちで読み始めたが、なんと私愛用のメモ帳に31頁分。
書いてあることは、確かに同じようなことなのだが、
なぜか、おっ、これいただき・・という表現が溢れてしまった。
メモの一部を、少しずつ、気になる一言でも紹介しようと思うが、
今回、伝えたかったことは、講演後に講師の著作を読むと、
また違った理解が得られるという発見。
講演2時間では、いい話を聴いた、で終わってしまうが、
それを自分のものにするには、やはり文字で確かめるのが一番。
そして、「なんのために」一気に4冊、893頁を読み切ったのか・・
書き写した31頁分のメモをどう活用していくのか、
これからの私の行動にかかっている。
「なんのために」「誰のために」



2011年07月30日(土)
まずは「ファルマバレー」より「ハルバ嶺」

講演「旧軍毒ガス兵器処理事業の現況とリスク対策」
(岸田伸幸氏・MOT経営コンサルタント)から。
彼は、日本学術会議の委員でもある。
「工学システムに関する安全・安心・リスク検討分科会、
遺棄及び老朽化学兵器の安全な廃棄技術に関する小委員会」
彼の口から語られた、日本が中国に遺棄した化学兵器の現実は、
今までの私の知識をはるかに超えた悲惨に状態だった。
日中戦争と言えば、武士道がまだ残っている時代の戦争だから、
化学兵器のような卑怯な作戦はしてないと思った私は
あまちゃんだったなぁ。(汗)
その遺棄した化学兵器の後処理事業が勧められているのは、
中国(旧満州)吉林省ハルバ嶺。(ハルバレイ)
しかし、その「ハルバ嶺」という単語、聞き慣れていないためか、
聞き慣れている「ファルマバレー」に変換され、自分でも笑えた。
講演を聴き終え、私が 心から祈ったことは、
40万発とも言われる毒ガス兵器を、出来るだけ早く、
そして安全に廃棄処理することである。
いくら戦争の残骸とはいえ、その必要性・緊急性が理解できた。
だから、気になる一言は
「富士山麓先端健康産業積(ファルマバレー)より
中国(ハルバ嶺)の危険物廃棄事業」としたかった。
たぶん、これからは「ファルマバレー」の単語を耳にしても
「ハルバ嶺」を思い出すに違いない。
それくらい、インパクトのある内容で、久しぶりに興奮した。



2011年07月29日(金)
優作さんの中には、父性がある

映画「SOUL RED 松田優作」(御法川修監督)から。
名優、松田優作さんのの公式ドキュメンタリーとして
多数の俳優たちが彼について熱く語ることで、
彼の魅力・生き様は、ますます輝きがかかったようだ。
ハリウッド映画「ブラック・レイン」で共演した、
アンディ・ガルシアさんの呟く
「彼の優雅さに、詩のような美しさを感じたよ」も響いたが、
今回は、浅野忠信さん、香川照之さん、仲村トオルさんらの
メッセージだと思うが
「優作さんの中には、父性がある」と呟いたシーンが残った。
「あれはダメだ、これはいい、っていうような、
断言ができる、価値観とそれに対する自信」があったと言うし、
部屋に、彼のポスターを貼って
「この人に見られていたら、手を抜けないよなぁ」と感じるらしい。
それこそ彼が「父性」の固まりのような人間だったことがわかる。
今、巷で大人気のドラマ・映画「相棒」の主演である、水谷豊さんが
ドラマ「探偵物語」では、松田優作さんにいろいろ指導されていた。
まさしく「相棒」の前身は「探偵物語」だと言い切れる。(笑)
絶対的な存在感、それが「父性」なのかもしれない。
映画監督、森田芳光さんも「優作だったら」と前置きをして、
「きっといろいろな人に対して、ダメだしすると思うんですよね。
そんな生き方でいいのか・・って」と振り返った。
ほらっ、やっぱり父性だね、彼の根底に流れているものは・・。



2011年07月28日(木)
自然を大切に思う心を思い出そう!

絵本「森が海をつくる」(絵・文/葉祥明、
英訳/リッキーニノミヤ、自由国民社刊)から。
冒頭、作者のことばでこう書かれていた。
「これは森と川と海についてのお話です。
そして、それはまた生命と水の物語でもあります」と。
葉祥明さんの作品に登場する犬・ジェイクが
川をさかのぼっていろいろ発見するストーリー。
森の木は、その下に水をいっぱいためていることを始め、
海には栄養豊かな美しい川が必要だった、と知る。
木は森をつくり、森は川をつくり、川は豊かな海をつくる。
それを守るためには、
「川辺の人も、山の人も、みんなでみんなで木を植えよう!
そして自然を大切に思う心を思い出そう!」と訴えかけている。
私は、本来、日本人が持っている(はずの)
「自然を大切にする心」を思い出すことが大切だと思う。
自然を壊しながら「自然エネルギー開発」と叫ぶのには、
どうも、違和感を覚えるからだ。
この開発は、自然を大切に考えているか、どうかを
一度、立ち止まって考えるべきであろう。