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しもさんの「気になる一言」
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2011年02月27日(日)
ネット上に「匿名性」は存在しない

講演「青少年を取り巻く有害情報環境対策について」
(NPO法人パソコンサポートアクティビティ理事長・板垣徹氏)から。
携帯電話の使い道を間違えると、大変な事件に巻き込まれる、
そんなことは、いろいろな場面で耳にするが、
身近に事件が起きない限り、それは一般的な知識でしかない。
だから、子どもたちに的確なアドバイスが出来ないのだろう、
恥ずかしい話、私はそれくらいの認識でいた。
しかし、講師の話を聴くにつれて、根本的なことを知る。
それが「今の大人は、情報教育を受けていない」だった。
私たちが子どもの頃は、パソコンもなかったし、携帯電話もなかった。
だから、青少年を取り巻く有害情報環境が、どんな危険なのか、
経験からの話が出来ない。
説得力がない「携帯ゲームはやめなさい」は、効き目がないに違いない。
パソコンや携帯の操作講習会よりも、情報教育の方が先。
環境教育、健康教育などに匹敵するくらい大事だと私は思う。
そして、彼は講演中に、何度も何度も、私たちに向かって
「ネット上に『匿名性』は存在しない」と言い切った。
もし本当ならば「京大入試の試験中にネット投稿した学生」の名前を
(親御さんには申し訳ないが)是非、公表して欲しい。
人生を左右するほど大事な大学の試験を、こんな形でもてあそぶ奴が、
私は、どうしても許せない。
それに、子どもたちに「ネット上に『匿名性』は存在しない」と
教えるにはいい機会だと感じるから。お願いします。



2011年02月26日(土)
本当にメールしたんですね

昨日、ニュージーランドに訪れた時に、お世話になった
観光ガイドさんにメールして、返事が届いた話を書いた。
それを読んだ読者から、またまたメールが届いた。
「本当にメールしたんですね、下山さんらしい」
日記には、書いたけど、まさか、本当に送るとは・・が
彼の本音らしい。(汗)
数日案内してくれた相手が、覚えているかもわからないし、
6年前に教えてもらったメールを探し出して、
本当に、送るとは思っていなかったようだ。
ただ「下山さんらしい」のフレーズが、私を喜ばせた。
「もしかしたら、と思っていましたが・・」という前置きが、
さらに、私を楽しませる結果となった。(笑)
私の好きな、柳生家の家訓
「小才は縁に出会って縁に気づかず
中才は縁に気づいて縁を生かさず
大才は袖すり合う縁をも生かす」
私は大才じゃないけど、「袖すり合う縁をも生かす」派。
一度、知り合ったら、とことん付き合います。



2011年02月25日(金)
取り急ぎ無事のご連絡まで

先日、ニュージランドの地震被害を知って、
数年前に訪れた時にお世話になった、観光ガイドさんに
気になってメールを送ったのだが、
今日、帰宅後に、メールが届いていた。
タイトルは「RE: 静岡県清水町からメールです。」
あっ、メールが届いていたんだ、と早速、本文を確認した。
内容は、個人情報だから秘密だけど・・・(笑)
最後に1行「取り急ぎ無事のご連絡まで」
このフレーズだけで、なんだかホッとした。
毎日、地震被害を新聞記事で確認しては、心を痛めているが、
たった数日しか一緒に過ごさなかったのに、
こうして連絡がとれる「メール」システムに驚かされた。
普段は、容赦なく届く、悪戯・迷惑メールに嫌気を感じるが、
今回ばかりは、本当に感謝したい。
当時の農業委員さんに、彼女の無事をお知らせしようっと。



2011年02月24日(木)
理解はしなくていいの、まず暗記。

久しぶりに、韓国ドラマ「宮廷女官・チャングムの誓い」から。
主人公のチャングムが、医女を目指していた頃、
「明日までに、これ覚えなさい」と渡された
書類の山をみて驚いていると、師匠は、こう呟く。
「理解はしなくていいの、まず暗記。」
そして「理解はそのあと」と続けた。
ここに、物事を覚える秘訣がある気がしてならない。
年を重ねると、つい「理解しながら覚えようとする」、
そしてなかなか覚えられず、途中で断念するケースが
今までに、何度あったことか。(汗)
そう言われてみれば「掛け算の九九」は、
理屈もわからず、頭の柔らかい年代に暗記したからか、
いつまでたっても忘れない。
「理解はしなくていいの、まず暗記。理解はそのあと」
なるほどなぁ・・とメモをした。

PS.
そう言えば、チャングム役のイ・ヨンエさんに、
先日、双子の赤ちゃんが生まれたんだよなぁ。(祝)



2011年02月23日(水)
あの時のガイドさん、大丈夫だろうか?

実は、私の呟きである。
2005年02月07日から12日まで6日間、
農業委員研修旅行の随行で、南半球「ニュージーランド」へ。
だからこそ、今回の地震情報が、いつもより気にかかる。
実は、地震で倒壊した建物をバックに、写真も撮った。
そして、私たちを案内してくれた観光ガイドさんのことも。
あれから、ちょうど6年が経過し、
彼女は今、どこで何をしているか、わからないが、
お世話になったことが、昨日のように蘇ってきた。
当時の写真を引っぱり出してきて、思わず、
「あの時のガイドさん、大丈夫だろうか?」と呟いていた。
ニュージーランドのクライスト・チャーチは、
食べ物は美味しい、気候は温暖、街中に花が溢れ、
世界で指折りの「永住したい都市」でもあったはずだ。
これを書き終わったら、昔のアドレス帳を探して、
メールでも書こうと思う。
アドレスが変わっていないことを祈りながら・・。



2011年02月22日(火)
今日は、仕事し放題だから・・

先日、職場の定例懇親会と化した「お誕生会」だった。
幹事の計らいで「焼肉・すき焼き食べ放題と飲み放題」。
これでもか!!ってくらい、食べたが、女性陣が
「私たち、『〜し放題』の言葉に弱いんですよ」と言うので
男性陣は「仕事も、し放題」だから、付け加えた。
翌日、朝礼で私が口にしたのは、
「今日は、仕事し放題だから・・」。
「えっ〜、忘れていると思いました」とは女性陣。
ニヤニヤ笑っているのは、男性陣。
こうやって、仕事を進めていくんだなぁ、と
改めて、定例懇親会の必要性を感じていた。
単なる飲み会と言うなかれ。
お互いの信頼は、こうしたことからも生まれてくる。
スタッフの仕事がダラケてきたな、と感じたら、こう言おう。
「今日も、仕事し放題だからね」



2011年02月21日(月)
好きか、好きでないか

NHK大河ドラマ「江」から。
今回の作品は、じっくりテレビの前に座って・・という
いつものパターンではないので、何回目とは明記しにくいが、
気になるフレーズは、いくつかメモしてある。
その1つが「好きか、好きでないか」。
私なら「好きか、嫌いか」と使う場面なのに・・。(汗)
ということは「嫌い」イコール「好きでない」ではなく、
その微妙な心の違いが、気になって仕方なかった。
「嫌いではないけれど、好んで好きというわけでもない」
そんな感覚だろうか。
あれ文字の意味からすると「好む」イコール「好き」だよなぁ。
では「好きでない」ってことは「好まない」ってことか・・
文字にすればするほど、わからなくなってきた。
すみません、誰か、私の素朴な疑問、解決してください。



2011年02月20日(日)
つまんない時は、2行読んでやめるぞ

ある団体の式典で、私が毎日綴る「気になる一言」の読者に会った。
私にとっては、大先輩が、毎日読んでくれているのは、喜ばしいけれど、
実は、その感想は、なかなか手厳しい。(汗)
その一端が「つまんない時は、2行読んでやめるぞ」。
面白いもので、ネットの世界は、気に入った記事や日記には、
「いいね」とか「コメント」を残すが、
自分が納得できない内容に、コメントすることは、非常に少ない。
わざわざ「つまんない」とか「その意見には賛同できない」と
ブログや日記に足跡・記録を残すことはしないのが暗黙のルール。
だから、余程のことがない限り、自分の書いた日記に対して、
そんな感想を耳にすることはないのであるが、
直接会って話をすると、それが可能になる。
たまたま読んだ人ではなく、ずっと読んでくれていることが
会話でわかるから、素直に聴くことが出来る。
これまた不思議な、書き手と読み手の関係だろう、と思う。
今までずっと、読者を意識した日記を書いているわけではないが、
今回ばかりは、ちょっぴり反省しながら、嬉しくもある。
「つまんない時は、2行読んでやめるぞ」
「気になる一言」の導入部の大切さを、教わった気がする。
せめて、5行、読んでもらえるようにしよ〜っと。(笑)



2011年02月19日(土)
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」

映画「おとうと」(山田洋次監督)から。
物語の大筋とは関係ないけれど、
やや痴呆気味の義母(加藤治子さん)に対する、
嫁(吉永小百合さん)の厳しい会話が印象的だった。
「これは大事な問題ですから、
お母さんは自分の部屋へ行っていてください」と言ってみたり
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」とハッキリ言う。
役柄とはいえ、ちょっと可哀相だなぁ、と感じるほど。
弟(笑福亭鶴瓶さん)には、娘(蒼井優さん)の結婚式で
アルコールを飲みすぎて、大暴れしても、
こんな毅然な態度は、一度もみせることがないのである。
どちらが本当の彼女なんだろう・・と考えてしまった。
この二面性が、どんな意味を持つのだろうか?
結局は、わからずじまいで、ストーリーを終えた。
私にとって、やや消化不良で終わった作品である。

(今年の日本アカデミー賞にノミネートされていたなんて。
私の見る目がなかったんだろうか・・とほほ) (汗)



2011年02月18日(金)
焼物の勉強は、知識ではなく、映像を記憶させる

講演「焼物の美についての勉強会」(渡邉陶苑・渡邉雄次郎氏)から。
話し始めてすぐ「焼物は、本来は、形を追求していくもの」と言う。
彼は、金子宗楓さん(享年51)・川瀬竹志さん(享年54)、
2人の天才の出会って、それが検証できる、と言い切った。
素人は、まず、焼物の色や絵付けを誉めるけれど、
色を誉めるのは、誉めることがない時・・と手厳しいが、
焼物に関する多くのメモは、あっと言う間に増えた。
その中で、インパクトが残ったのは、
「焼物の勉強は、知識ではなく、映像を記憶させる」
言い換えて、こうも表現した。
「物知りと目利き、は違う。考えるのではなく、目で写しとる」
もの凄い大切なことを教えていただいた気がする。
本物をじっと観続けることで、本物以外に違和感を感じるらしい。
そして、最後にこうまとめた。
「物には必ず、上・中・下がある。本物でも・・」
陶器を買付けをする人のプロの見方、こんな話をもっと聴きたい。