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しもさんの「気になる一言」
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2011年02月17日(木)
裏切っては信じられ、裏切っては信じられ

先日、奈良少年刑務所の元受刑者の講演を聴いた。
昨年、講演をしていただいた、小西先生の教え子であるが、
「先生は、特別な言葉で僕を変えたわけではない」と言い切る。
では、どうやって?と疑問を持つのだが、答えは簡単。
「信じることだけ」らしい。
彼にとっては、どんなことがあっても「信じられること」が、
どれだけ凄いことか肌で実感したようだ。
先生に「裏切っては信じられ、裏切っては信じられ・・」
これでもかってくらい「信じられた」ことは、貴重な体験になった。
「悪かったことを謝りたいと思わせる」ほど信じ続ける。
この言葉は重たかった。
そして、言葉は無力かもしれない、と思わせる一言であった。
彼が気付いたことは「信じることは待つこと」だと言う。
もう一度、じっくり彼の話を聴いてみたいと思った。



2011年02月16日(水)
今の恋愛はコストも時間もかからない

先日、ラジオから流れてきたフレーズ。
「今の恋愛はコストも時間もかからない」
私たちの青春時代とは、恋愛の仕方が違うようだ。
携帯電話もなかったし、メールもなかったから、
自宅に電話をかけるのもドキドキしたし、手紙も書いた。
好きな異性に告白するまでの過程すら、今とは違うらしい。
言い換えれば「恋愛のマニュアルは存在しない」
その理由は「すべては、パーソナル対応だから」なのだろう。
男性も女性も、多くの価値観を持つようになり、
ひとつの恋愛パターンでは、役に立たないから、
男性誌「ポパイ」みたいなものも、読まれなくなったのかも。
その「恋愛」の難しさが「結婚」まで繋がらず、
それゆえ「少子化」に拍車をかけているように思う。
男性・女性の違うもあるし、年代の違いもあるけれど、
恋愛って、コストも時間もかかるから面白いのであって、
それくらい夢中になれるものだったのになぁ。(笑)
一生の伴侶を手に入れるのだから、
コストも時間もかけるくらいの気持ちが欲しいな。



2011年02月15日(火)
妻に見せない ニヤケた笑顔 義理と知りつつ 上機嫌

私にとって、怒濤のバレンタイデーが過ぎた。(笑)
昨日は、会議等で席を外すことが多かったのだが、
嬉しいことに、席に戻るたびに、チョコレートが増えている。
いやいや、チュコレート以外にも、私の好きなものが。(汗)
さて今回の一言は、最近、妻が興味をもち始めた「都々逸」(どどいつ)。
(飲んだ時の話なので、どこまで真剣かは定かではないけれど・・)
誰でも知ってる、有名な都々逸は、
「信州信濃の 新蕎麦よりも わたしゃあなたの そばがいい」
「7・7・7・5」の26文字の世界、ちょっと艶っぽいので、
男女の色恋には、ぴったりだと思って、この日に合わせて作ってみた。
・義理でいいから 包みが欲しい 家族にあわせる 顔がない
・妻に見せない ニヤケた笑顔 義理と知りつつ 上機嫌
・飲んで奢った 女の数と 今年も懲りず 自慢して
・もしかしたらと ひとりで妄想 いつになったら 悟るやら
・義理と知りつつ 夫の笑顔 贈った相手が 気にかかる
さて、読者の感想はいかが?



2011年02月14日(月)
豆腐ハンバーグ系

このタイトルだけでピンときたら、私好みの読者となる。(笑)
先日「見た目は草食系、中身は肉食系」のことを
「ロールキャベツ系」と称すらしい・・と紹介した。
そうしたら、読者から逆のパターンの情報が入った。
そう・・「見た目は肉食系、中身は草食系」のこと。
「巷で流行っているかどうかは別として・・」と前置きがあり
「豆腐ハンバーグ系」を推薦してくれた。
うん、確かに・・と反応してみたものの、やはり男は、
最後は肉食系であるに違いない、という私の持論は変わらない。
しかし、女性に当てはめたら、ピッタリする人が多い。
見た目や行動は、男っぽいけれど、実は、性格は、しとやか・・
女性の優しさみたいなものを待ち合わせている。
「あの人、肉食系女子」だよね・・と言われるよりも、
「あの人、実は、豆腐ハンバーグ系なんだよね」と言われて欲しい。
「草食系男子」と「肉食系女子」の組み合せよりも、
「ロールキャベツ系男子」と「豆腐ハンバーグ系女子」の
組み合せの方が、なんとなく素敵だな・・
こう思うのは私だけだろうか?



2011年02月13日(日)
足先に 春を知らせる 靴の中

義母の一回忌の法要だった。
あの22年2月22日から、もうじき1年となる。
昨日の雪まじりの天候に「余寒」「春寒」という季語さえ
思い浮かんだが、嘘のような陽射しに関係者一同、ホッとした。
しかし、さすがにお寺の本堂はヒンヤリとして、
お経が終わる頃には、足のつま先から全身が冷えきっていた。
その寒さは、ちょっと言葉では表現しにくい。
ところがである。
本堂を出て、靴を履いた瞬間、ホットカーペットのような暖かさが
靴の中で、じわ〜っ広がった。
私たちが、本堂の中でお経をあげている間、
太陽が私たちの靴を暖めてくれた、ということだ。
この体験を「気になる一言」にしようと思ったが、
皆の口からは「うぁ〜、暖かい」の連発だったから、
ここは、駄作ながら、私の一句を。
「足先に 春を知らせる 靴の中」
雪が降った翌日、春は、もうそこまで、と実感した1日となった。



2011年02月12日(土)
面白いわね、女なんて面倒なのに

映画「脳内ニューヨーク」(チャーリー・カウフマン監督)から。
正直、映画自体は、よくわからなかった。(汗)
最後まで、何を伝えたかったのかすら・・。
ストーリーと関係ないけれど、面白いシーンはあった。
主人公は、妻と子どもに別れを告げられ、
精神的に参っていたのはわかるけれど、
「女になれれば楽なのになぁ・・」的なことを口にする。
それを聞いていた、ある女性。(役柄も忘れたけど)
「女に?」と訊き直す。
「向いているかもしれない」と弱気になっている。
そこに、変わったものをみる目で呟く台詞。
「面白いわね、女なんて面倒なのに」
このフレーズが面白くてメモをした。
「女は弱いもの・楽に生きている」と決め付けて、
男は、よくこんな台詞を使うけれど、大間違いらしい。
こんな面倒な生き物「女」なんて、やだやだ・・
そんな嘆きが聞こえてきそうだが。(笑)
でも、不思議なことに、生まれ変わるとしたら、
「男になりたい」と思う女性は少ないらしい。
女なんて面倒だけど、男はもっと面倒みたいだな、と
どこかで気付いているようだ。
それにしても、よくわからなかった・・ふぅ〜。



2011年02月11日(金)
まさに、現代版の「人形浄瑠璃」ですね

小学生低学年以下を対象に「ちびっこ劇場」と称して
「人形劇」を催したが、意外や意外、泣いてしまった。(汗)
企画運営は「NPO法人・清水町文化協会」
演ずるのは「人形劇団・むすび座」の若者3人。
演目の1つであった「おまえうまそうだな」(原作・宮西達也さん)が、
人形劇として、どんな形に脚色・演出されるのかな?、
そんな興味・関心を持ち、客席の後ろの方から、眺めていたのだが、
知らぬ間に、どんどん吸い込まれていき、とうとうウルウル。(涙)
私の知識の「子ども向け人形劇」は、全身黒い衣装の人たちが、
頭や手などが見えないように、定められた枠の中で演じるもの。
しかし、彼らの作品は、黒い服でもなく、体の全体を観客にさらして、
所狭しと飛び回って、迫力満点なのである。
なぜか、大人の人間が演じているのに、その人間が邪魔にならない。
隣にいたスタッフに感想を訊かれたので、ふっと、この一言が口から出た。
「まさに、現代版の『人形浄瑠璃』ですね」
泣いたのは、たぶん私だけではないはず。
だって、あちこちで、スタッフや保護者が目頭を押さえていたから。
正直、人形劇で胸が熱くなり、涙腺が緩むとは・・。
これだから、文化芸術から離れられない。それにしても、参った。



2011年02月10日(木)
腹筋・背筋・乳酸菌

最近、私の周りでは、体を鍛える人が増えてきた。
トレーニングジムに通ったり、毎日何キロもランニング、
若い頃、一緒に飲み歩いていた先輩までもが・・。(汗)
そこで気になったのは「体のどの筋力を鍛えているか」。
今までの仕事・生活では使わない筋力なんだろうな、と
予想していたら、タイミングよく、お笑い芸人が
テレビで一発ギャグを飛ばしていた。
それが「腹筋・背筋・ピロリ菌」。
あまりのタイミングの良さと、リズムあるフレーズに
慌ててメモすることもなく、耳に残りメモをした。
しかし、私としては「ピロリ菌」よりも、
ヤクルトでお馴染みの「乳酸菌」の方が言いやすいから、
「腹筋・背筋・乳酸菌」を使用したい。
ところが、偶然とは恐ろしいもので、今日、本当に数時間前、
人間ドッグの先生から「メタボの腹回り」を指摘され、
「もう少し、腹筋・背筋を鍛えて下さい」と指導された。
「腹筋だけでなく、背筋も・・」と念を押されて・・。
ここは「腹筋・背筋・乳酸菌」の使いどころ・・と思ったが、
さすがに、私も黙ってしまった。
真剣に説明してくれている先生に申し訳ないものなぁ。
じゃあ、いつ使うんだよ・・なんて責めないでね。



2011年02月09日(水)
私、テプラ1級なんです

資格の話になると、けっこう自慢げに話す人が多いが、
しっかり騙された資格に「テプラ1級」がある。(汗)
私たち、事務系の仕事をしている人たちにとっては、
いろいろな分野で、テプラという事務機を使って、
ラベル作りをするのだが、実は、いろいろな機能がついていて
それを指示どおりにサラッと作成してしまう女性には、
驚くばかりである。
ある人が「どこかで勉強したの?」と質問したら、
「私、テプラ1級なんです」と返事が来たので、
何も疑わず、信用したという話を聴き、私も頷いた。
たぶん、私も信じたに違いない。
微妙なんだよなぁ、この「1級」という響き。
最初から「テプラ初段」とか「テプラ3段」と言われたら、
信じなかったかもしれないけれど。(笑)
この「〜1級」は、これからどんどん使ってみようかな。



2011年02月08日(火)
まずそうだから・・

先日、新しい臨時職員の歓迎会で焼肉を食べていた時だった。
話に夢中になりすぎたのか、
火が強くて、せっかくのお肉が焦げそうになった。
そんな時、メンバーの一人が「まずそうだから・・」と
お皿に、焦げかかった肉を移したのだが・・。
彼女の発した意味は、たぶん
「このままでは、まずい状態(具合が悪い)になりそうだから」
その言葉を受け取った私の意味は
「焦げかけて、どうみても不味そう(味が悪い)だから」
辞書で引くと「まずい」の意味は、
「味が悪い」「美しくない」「具合が悪い」であるから、
どちらも使い方としては間違っていない。
それなのに、発信側と受信側で意味が全然違う。
だからこそ、日本語は面白いのかもしれないな。
そんなことを感じた焼肉であるが・・考え過ぎだろうか。(笑)