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しもさんの「気になる一言」
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2010年11月29日(月)
さば、大丈夫?

映画「譜めくりの女」(ドゥニ・デルクール監督)から。
物語は、若い頃に、自分の夢を諦める原因になった女性を
追いつめて追いつめて、最後は、復讐を果たす・・という
フランス映画らしい(汗)、精神的に響く映画だった。
しかし「気になる一言」は、関係者には申し訳ない、
物語とは無関係。何のシーンだったろうか? 
耳では「サバ?」、字幕では「大丈夫?」
フランス語の「大丈夫」は「Ca va」。 発音は「サバ(ヴァ)」。
メモでは「さば、大丈夫?」
これが、頭から離れなくなってしまった。
しかしながら、このネタは飲み会では活躍しそう。
寿司屋でも、居酒屋でも・・鯖(さば)がテーブルに出てきたら
「これ、なんて魚?」「さば」
「それって、フランス語で『大丈夫?』ってこと?」
ここで、笑いが取れなかったら、次の話題に移って欲しい。(笑)
話が脱線したが、こんな映画の楽しみ方もある。



2010年11月28日(日)
ショパンには、ジェラシーがあります

わが町文化芸術促進事業、第1回四季の響きコンサートから。
「沼田園子・蓼沼明美、ファイン・デュオ・リサイタル」
2人のヴァイオリン・ピアノは、円熟の演奏会だった。
国際的に活躍しているお2人は、
学生の頃からデュオを組んでいるらしく、
ピアノの蓼沼さんが、上目づかいで、呼吸を合わせるように、
ヴァイオリンの沼田さんを見つめ、タイミングを合わせていく。
一番前で、聴いていた(観ていた)私には、それだけで感激した。
「今年は『ショパン&シューマン生誕200年』だったので、
2人の曲を聴くことが多かったと思いますが・・」と前置きして、
「ショパンは、ヴァイオリンの曲を書いてくれなかったので、
ショパンには、ジェラシーがあります」と笑いながら呟いた
沼田さんのコメントが、嬉しかった。
アンコールの連続で、何回も舞台中央に登場し、その度に
私たちの知っている曲を演奏してくれた。(汗)
何曲目だったろうか「最後の曲でいいですか?」と
会場を沸かせるコツも心得ていて、楽しませていただいた。
先週の若い2人とはまた違った、安心して聴ける雰囲気の中、
温かい気持ちで、帰路についた。

PS.
「私も、サントムーンに買い物に来るんですよ」のコメントに
親しみを感じて、嬉しくなった観客が多かったようだ。(私も)



2010年11月27日(土)
慶喜公を敗軍の将にすることは許さねぇ

先週のNHK大河ドラマ「龍馬伝」から。
最終回を観る前に、前回分のメモから、書きたくなった。
私は今でも「大政奉還」の主人公は、徳川慶喜公だと思っている。
その雰囲気を作ったのは、ご存知「坂本龍馬」に違いないが、
15代続いた将軍家を、自分の代で途絶えさせる、
その決断たるや、私たちには想像できない勇気が必要だから。
「大政奉還」を、将軍に勧める台詞は多い。
「大政奉還は、(世の中を治めている)船長の役目だ」とか
「日本を救った英雄として、歴史に刻まれることでしょう」など
彼を説得する台詞は、当時も溢れていたことだろう。
その中で、(武田鉄矢さん演じる)勝海舟が、
久しぶりに会った龍馬に言った、他人とは視点の違う台詞。
「慶喜公を敗軍の将にすることは許さねぇ」が、私の心に響いた。
慶喜公は、決して負けたわけではない。
(物語の中では、あまり良い役としては演じられないが・・)
将来の日本人のために、勇気ある決断をした将軍である。
今の日本があるのは、誰のお陰なのか、考えてみて欲しい。
さて明日は「龍馬伝」の最終回、早く家に帰ろうっと。



2010年11月26日(金)
ワイン熱・・・・・(笑)

もうすぐ始まる議会の答弁調整で忙しくなり、
最近では、帰宅する時間も、どうしても遅くなりがち。
夕飯を準備してくれている妻には、出来る限り
職場を出る時に「かえるコール」をしているのだが・・。
今日は、電話の声も元気がなく、様子がおかしかった。
「どうした?」「う〜ん、ちょっと頭がいたい・・」
それは心配だな、と足早に帰宅し、自宅の2階へ。
先日までの風邪がぶり返したかな、とおでこに手をやると
確かに、熱っぽい。
本人も、なんだかダルそうで、目が虚ろで横になっている。
もう一度「どうした?大丈夫か?」と訊ねたところ、
「ワイン熱・・・・・(笑)」
どうやら、最近、私の帰りが遅いから、1人で
「ボジョレー・ヌーボー」を飲んだらしい。(量は不明)
「心配して損したなぁ・・」と私が呟けば、
「なんだ、嬉しかったのに・・」とは妻の弁。
ホッとしたから、この話をネタにして日記を書き、
今から「ボジョレー・ヌーボー」を飲み過ぎてやる!!
(「ボージョレ」でも「ヌーヴォー」でも構わないぞ)



2010年11月25日(木)
水の中は自由だよ 雑音も届かない

映画「幸せのセラピー」
(メリッサ・ウォーラック、バーニー・ゴールドマン監督)から。
作品自体は、なんだか中途半端なストーリー、
中途半端な結末に、やや不完全燃焼であったが、
この一言だけが、妙に輝いていたので、メモをした。
主人公がシャイプアップのために、水泳をしているようだが、
何度も何度も、スイミングのシーンが繰り返される。
その意味もわからず、観ていたら、この台詞に出会った。
私は、この台詞で「スイミング」の見方が変わったと言ってもいい。
普段の生活で、モヤモヤするものがあればあるほど、
このフレーズのもつ意味が大切になってくる。
「水の中は自由だよ 雑音も届かない」
多くの人たちの意見を、取り入れれば取り入れるほど、
自分たちの自由がなくなっていく。
そして、雑念を払って集中できる環境もなくなってきた。
不平・不満・愚痴・妬み等で、溢れている社会、
それを取り戻すのは「水の中」だという意見に、賛同したい。
特に「雑音も届かない」という表現が気に入ったし、
今度、プールへ行った時、そんな視点で水の中を楽しみたい。



2010年11月24日(水)
女性として大事に扱われることに感動を覚えました

情報源は、不明・・たぶん、女性雑誌の「HERS」
「もっと似合う服があります。」という特集だった。
「ファッションはバランス」と書かれ、
「今年らしい形を選んだら、色はシックな大人の色
今年らしい色を選んだら、形はベーシック」の説明に、
ひとりで、へぇ〜って感心していたのは覚えている。
「人と職場に馴染むファッション」という言葉も
私にとっては、なかなか新鮮な表現だった。
しかしながら、このフレーズにドキッとしたので、ご紹介。
「似合わないと思っていたスカートを穿くことで
女性として大事に扱われることに感動を覚えました」
そう言えば、最近、職場では、スカート姿にお目にかからない。
いや、仕事場だけでなく、飲み屋でも同じ傾向が・・。(笑)
スカートよりパンツの方が動きやすい等が、主な理由だろうが、
女性陣、是非、このフレーズをもう一度、読み返して欲しい。
男の私が、なぜこのフレーズに、引っ掛かったのか。
草食系男子と、肉食系女子が増えたヒントが隠されているかも。



2010年11月23日(火)
誰が抜けても機能する、それがチームだ

たまたま観たテレビ番組、
「医龍3 Team Medical Dragon3」のワンシーン。
俳優・坂口憲二さん主役の医療関連ドラマなのだが、
続けて観ているわけではないので、内容は省略。
今回は、医療チームの1人が他のチームに引き抜かれて、
慌てているまわりをよそに、主人公・医龍が、呟く。
「誰が抜けても機能する、それがチームだ」
おぉ、いいフレーズだ・・とメモをした。
このメンバーが抜けると、組織としてなりたたない・・
という場面は、私たちの社会でも何度も出くわすが、
それはまだ「組織」として「未熟」と言うこと。
一人ひとりが、そのチームの一員であることに対して
「誇り」と「自信」を持ち、その代役をこなす力をつけている。
それが、本当の意味の「組織(チーム)」なのだ、と認識した。
自分の所属する「組織(チーム)」を見つめ直して欲しい。
「誰が抜けても機能する」だろうか、
仕事であれ、サークルであれ、強い組織でありたいと思う。



2010年11月22日(月)
このパイナップル、若いね

単なる宴会での会話であるが・・。(笑)宴会の最後に
デザートとして「パイナップル」が出されたが、
さすが、酔っ払い。なにか、コメントしたくなるのだろう。
一片、口にして呟く。「このパイナップル、若いね」
それだけでも、私にとっては面白く、メモ対象なのに、
続けて食べた酔っ払いも「あっ、ホントだ・・」(汗)
「じゃあ、年老いたパイナップルも判るわけ?」と
突っ込んだが、もう違う話題で大騒ぎ。
しかし、このフレーズは、いろいろな場面で使える。
わけもなく「この○○、若いね」・・という使い方だ。
食べ物なら「このカレー、若いね」でも伝わるし、
飲み物なら「このウィスキー、若いね」という具合。
「この文字変換、若いね」とか「この暖かさは、若いね」
こんな表現だって面白い。
意外なものに「老若」をつけるフレーズ、試してみたい。



2010年11月21日(日)
弾いているうちに、いい曲だと気付いたので・・

わが町自慢の事業、第259回泉のまち音楽会から。
「沼野朱音・大野浩嗣、ヴァイオリン・ピアノコンサート」
若い2人のデュオは、溢れるパワーを感じた。
この演奏会の楽しみは、なんといっても、演奏者の解説。
「土臭い」「田舎っぽい」などの単語が飛び出し、
「・・と私は感じています」としみじみ語るコメントが好き。
「好きな曲じゃないけど、自分の挑戦のために入れてみました」
そんな台詞もメモしたけれど、今回は
「あんまり好きじゃなかったけれど・・」に続けて語った
「弾いているうちに、いい曲だと気付いたので・・」。
そして「楽しく弾きたい」と続けた。
ピアニストの大野さんが、本番前に「さぁ、着替えよう」と
思ったら、ズボンを忘れてきた事に気付いたハプニングは、
タキシードの上着に、ジーパン姿が、物語っていた。(笑)
「僕のタキシード姿が見たい方は、次の演奏会へ」と
照れたお茶目ぶりが、会場を和やかにさせてくれた気がする。
若い2人の演奏は、普段聴かない「音」を聴かせてくれた。
感謝したい。おかげで楽しい時を過ごせたから。



2010年11月20日(土)
40年前、三島由紀夫の予言「日本の行方」

タイトルだけでは、当然わからないだろう。
情報源は「日経新聞」1面のコラム「春秋」から。
(とりあえず、私だって、全国紙、地方紙も含めて、
新聞を読んでます・・ってPRしないと、
遊んでばかりいると勘違いされちゃうから・・(笑))
さて話は戻って、日経新聞のコラムの一節。
作家・三島由紀夫さんの寵児ぶりを披露した後、
最後に、こうまとめていた。
「そんな寵児はしかし、日本の行方を冷ややかに
予言してもいた。『無機的な、からっぽな、
ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、
或る経済大国が極東の一角に残るであろう』。
存命なら、現代をどう論じただろう。」
読み終えて、う〜ん、うまいなぁ・・とメモをした。
40年前の人気作家の予言と、今の日本をダブらせ、
最後に、読者に考えさせる技法は、勉強になる。
掲載日が、割腹自殺した「11月25日」だったら、
もう文句なしだったのになぁ。(惜しい)
作家・三島由紀夫が、予告した「日本」。
あなたは、どう感じますか?