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しもさんの「気になる一言」
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2010年11月09日(火)
身なりに気を配ること

雑誌「ミセス」(文化出版局)のお気に入りコーナー、
「大人が美しく見える法則」(文・斎藤薫さん)から。
ずっと、オシャレについて書いているのに、
意外なことにオシャレの定義って、
じつは曖昧だったことに気付いたようだ。
そして、彼女が引いた辞書に書かれていた定義が
「身なりに気を配ること」
「なるほど、『気を配ること』それ自体がオシャレで、
結果の良し悪しは問われていない」と付け加えている。
何気ない「思い込み」や「こだわり」が、
オシャレを妨げる危険な要素であるとも・・・。
と、言うことは、男の私なりに解釈すると
「T.P.O」に合った身なりが出来る人を、
「オシャレな人」と定義してみたくなった。
形、色なども大事なんだろうけれど、
やはり雰囲気を壊さない身なりが一番だな、きっと。



2010年11月08日(月)
約束はしたけど、守るとは言っていない

映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
(馬場康夫監督)から。
物語の大事な場面で、この台詞が何度か登場する。
きっと、監督や脚本家が好きなんだな、と感じるほど。
おかしいなぁ、約束はしたはずなのに・・と首を傾げたり、
「ねぇ、約束したでしょ!!」と詰め寄っても、
この台詞で、かわされてしまう。
「約束はしたけど、守るとは言っていない」
なるほど・・「これ、約束だよ」という言葉は交わすけれど、
私たちは「約束=守るもの」という前提に会話をしているから、
こんな会話が面白く感じるに違いない。
約束とは、辞書によると
1 当事者の間で取り決めること。「―を交わす」
2 ある社会や組織で、守るように定めたきまり。「会の―に従う」
3 その実現が確実視されていること。「社長の椅子が―される」
4 前から決まっている運命。宿命。因縁。「前世の―」
「取り決め」と解釈したら、守る、守らないのは二の次。
「約束手形」なんて、あてにならないものなぁ。



2010年11月07日(日)
職業・女装家

前日の疲れからか、のんびり起きて久しぶりにテレビを見ていたら
「ミッツ・マングローブ」なる、あの徳光和夫アナを伯父に持つ男性が、
女装して出演していた。
女装者の「マツコ・デラックス」さんが、最近ブレイクし、
マスコミ等に頻繁に登場してきたのは知っていたが、
彼の職業は「タレント・コラムニスト・随筆家」だと認識している。
私が気になっていたのは、「ミッツ・マングローブ」さんが、
「職業・女装家」という肩書きで紹介されていたことである。
はて、その仕事は「何をする仕事なのか」、考えても、理解に苦しむ。
「誰に対しても辛口コメントを発する」ことが仕事ではないだろうし、
職業を持つ、ニューハーフとも違う気がする。
女性にも「男装の麗人」という表現はあるが
「男装家」という職業は、未だ耳にしたことがない。
「書道家」「華道家」と同じように「○○家」というのであれば、
その名称だけで、何をする人なのか、知りたい。
もしかしたら「吉野家」とか「松屋」のように「屋号」なのか。(笑)
誰か、この職業について知っている人がいたら、説明して欲しい。
知らない間に、世の中は変わってきてしまったのだろうか。



2010年11月06日(土)
しもさん、特等席ですね

午前中は、青少年健全育成のイベント、午後から夜九時半までは
国勢調査・指導員のお仕事で、一日、大忙しだった。(汗)
午前中の「清水町青少年健全育成・町民の集い」、
第1部は「泉のまちわたしの主張」と題して、
地元の小中学校、高校生の代表児童生徒による主張発表。
第2部は「沖縄伝統芸能歌舞集団「琉神」などの公演。
「琉神」は沖縄の実力派アーティストとの共演や
東京やヨーロッパでも単独コンサートをするなど、
実力派プロ集団で、迫力も満点。大満足のステージであった。
それを、私はなんと舞台の袖(たぶん一番近く)で、眺めていた。
主催者として、トラブルやアクシデントの時に備えて、
舞台の袖で待機していたけれど、出演者の中にいた知人の1人が、
私に、こう語りかけてくれた。
「しもさん、特等席ですね」
そういえば、ここの席は、お金を払っても座れないからなぁ、
と心の中で呟き、この仕事の面白さをしみじみ感じた。
イベント終了後、課員にもそのことを伝えたかったので
「君たちは、他の課の職員では経験できないことをしている。
これからも、積極的に参加して欲しい」ということを口にした。
それは、彼らへの「叱咤激励」でもあると同時に、
自分自身への「誇りと責任」でもあった気がする。
これからも、もっともっと「特等席」を、楽しもうっと。



2010年11月05日(金)
離婚するわよ・・・行かなかったら

映画「オーケストラ!」(ラデュ・ミヘイレアニュ監督)から。
ラスト直前まで、ストーリーとしては、ありふれているし、
バタバタ感が物語全体を構成していて、
予告とパンフレットに騙された・・と心で思っていたが、
さすが「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲」、
帰りには、それまでの退屈さを凌ぐ、何とも言えない心地よさが残った。
とりわけ、最後の10分以上に及ぶ演奏は、見応えがある。
しかし、私がメモした台詞は、別のところにあった。(汗)
30年以上も前に解散させられた交響楽団のメンバーが
いつ訪れるかわからない本番の演奏に力を発揮するために、
日々練習していたと思われるシーンの数々と、
無謀な計画を打ち明ける夫と、それを呆れるように答える妻との会話。
妻はピシャリ「離婚するわよ」と言い切る。
私は、てっきり「(本気で行ったりしたら)離婚するわよ」と解釈した。
しかし、次に続く、妻のの台詞は「行かなかったら・・」。
言い換えれば「(このチャンスをモノにしようとしないのだったら)
離婚するわよ」と、後ろから背中を押してくれた気がする。
この一言は、主人公の人生を変えたとも言える名台詞だったと思う。
ストーリーとは、全く関係のない会話だったが、
ラストシーンで、夫の活躍をテレビで観ていて、こぼした妻の涙。
「夫を信じて良かった」・・そんな胸の内が聞こえてきそうである。



2010年11月04日(木)
私の赤ちゃんになってください

久しぶりに、開けてみようかなぁ・・という衝動にかられた
いたずら・迷惑メールの題名。
変な趣味はないけれど、ちょっと本文が読みたいのを我慢して
そのまま、開かずに、迷惑メールとして削除。
「私の彼氏に・・」とか「人妻と・・」なんてタイトルが多い中、
ちょっと、虚をつかれた感じさえした。
なんたって「私の赤ちゃんになってください」だもの。(笑)
誰だって、読みたくなるよねぇ・・(汗)
私が言いたかったのは、インパクトのあるタイトル。
これが、最近の迷惑メールには少なくなった。
だから、そのままタイトルも読まずに、削除するんだけど、
誰も読まないメールほど、無駄な作業はない気がする。
少なくとも、読者が「しまった、開けてしまった」と思うほどの
引きつけるタイトルが欲しい。
「彼氏募集」「彼女募集」では、絶対、その気にはならないからね。
これって、プレゼンテーションのタイトルにも共通すること。
「おやっ?」って思わせることが出来れば、半ば成功だから。
気になる一言に「私の赤ちゃんになってください」。
ほら、気になって開けたでしょ?



2010年11月03日(水)
パパとママ、11月3日の夜、空いてる?

娘から、電話をもらったのは、いつだっただろうか?
「パパとママ、11月3日の夜、空いてる?」
たぶん、何ヶ月も前のことだったと思う。
「どうして?」の問いに「いいから・・」で返された記憶がある。
その答えが
横浜赤レンガ倉庫2号館にあるライヴ・レストラン、
モーション・ブルー・ヨコハマでの、ジャズライヴだった。
「私は、いま、こんなことにも興味があるんだよ」という
メッセージにも受け取れた。
親の知らぬ間に、こんな世界を覚えて・・という驚きと、
彼女が誘ってくれなければ、1度も行くことはなかっただろう、
別世界を堪能して、横浜からの帰路についた。
今晩の出演は「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」
私にとっては、初めて耳にするアーティストであるが、
彼女にとっては、お気に入りのアーティストなのだろう。
いつもより、ちょっぴりオシャレして、大人に見えた。
私は運転だから、ジンジャーエール。妻と娘は、アルコール。
こんなパターンは、誰も想像してなかったなぁ、きっと。(汗)



2010年11月02日(火)
老いないで、考えよ

書籍「あたりまえだけどなかなかできない、51歳からのルール」
(古川裕倫著・明日香出版社刊・236頁)から。
本書の中で紹介されていた、
大和ハウス工業の樋口会長の教えである。
「『老』という漢字は、
下の部分を途中で止めてしまうから『老いる』のだ。
止めないで、チョッと下に引っぱって左に伸ばせば
『考』という漢字になる。
『老いないで、考えよ』との教えである。」
漢字そのものの意味を調べ、その語源から話を進める。
インターネット全盛の時代、これはそんなに難しくない。
しかし、その枠から外れ、ちょっと工夫してみる発想は、
インターネットでは調べられない。
こんな話が「敬老会」などの挨拶に使えるんだよなぁ。(笑)



2010年11月01日(月)
知ってるよ もう子どもじゃないんだ 

映画「おまえうまそうだな」(藤森雅也監督)から。
原作は、何度も紹介している、私の2学年先輩の宮西達也さん。
台詞の場面は、おとうさんみたいになりたい、と続ける
主人公の「うまそう」に、大人の恐竜が皮肉を言う。
「実はお前・・お父さんの子じゃないんだぞ」と
意地悪く、そして苛めるように言い放つ。
そんな大人気ない言葉に、間髪いれず
「知ってるよ もう子どもじゃないんだ」と力強く答える。
観ている私は、予想外の返事に驚いてメモしたし、
皮肉を言った大人の恐竜は「つまんねぇ・・」と呟く。
えっ、これって計算ずくの行動・発言?と、私は首をひねった。
このシーン、この台詞の意味が知りたい・・と、
試写会から本気にず〜っと思い続け、先日、先輩に訊いてみたら、
案の定「宮西ワールド」にはないらしい。
違和感のある台詞を、わざわざこの映画に挿入した意味、
監督や脚本家に、是非、訊ねてみたいと思った。
登場するキャラクターの絵ばかりではなく、
「絵本」と「映画」で、訴えたいことが違うのかもしれない。
そんなことを思いながら、帰路についたが、どうしてもわからない。
う〜ん、気になって仕方がないシーンである。



2010年10月31日(日)
実は、私も知らなかったんですよ

職場、後輩の結婚式だった。
しかし、甥っ子だろうか、出席した小さな男の子のはしゃぎように、
楽しいはずの余興まで、食われてしまった。(笑)
余興に「ビカチュウ」を登場させたからか、さらにヒートアップ。
受けるはずの台詞「ピカチュウ、しっかりしろ」も、
甲高い声の「あっ、ピカチュウがいる・・」でかき消された。
さて、話は戻す。今回の気になる一言は、新郎母の台詞。
実は、今年の春に新郎父が他界したのだが、手渡された席次表に
堂々と記されていた「新郎父」の名前を見つけたので、
ご挨拶に回ってこられた新郎母に、
「今日は、末席でお父さんも喜んでいるでしょうね」と声をかけたら、
嬉しそうに「実は、私も知らなかったんですよ」の台詞が返ってきた。
母親にも内緒で、こんな粋なはからいが出来る新郎に、
「両親に対する思いやりや尊敬」を感じ、拍手を送りたくなった。
新婦両親への花束贈呈にも、勝るとは劣らない演出であった気がする。
気付く人がいようといまいと、彼にとっては関係ないのだろうな、
父親に対する尊敬の念と、晴れ姿を見て欲しかった気持ちが溢れていた。
老若男女に好かれる彼の理由は、これなんだろうなぁ。

PS.
今回は、風邪っぴきの「体調不良」と、明日からの忙しさを理由に、
早々と帰宅したが、また機会があればゆっくり飲みたいと思う。