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しもさんの「気になる一言」
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2010年10月30日(土)
聡明にして無謀な女性

韓国ドラマ「宮廷女官・チャングムの誓い」から。
主人公・チャングムを、一言で表現するとしたら、
「聡明にして無謀な女性」となる。
観た人なら、わかるわかる、と頷くに違いない。
「聡明」な女性なら、この世には多くいる。
「無謀」な女性は、もっともっといる。
しかし「聡明で無謀な女性」は、なかなかいない。(笑)
だから、50歳過ぎの私でも、ドラマとわかっていながら、
彼女(主人公)に夢中になったのだろう。
三国志の英雄「諸葛孔明」を一言で表現すると、
「寛にして律」(寛大だけれど、怖れられる人物)
と言った人がいるが、なるほど・・と頷いたことを覚えている。
相反することを備えていること、これが人間として一番難しい。
「寛大で優しい」だけの人なら、多くいる。
「怖れられ、厳しい」だけの人も、多くいる。
しかし「寛大だけれど、怖れられる」人は、なかなかいない。
私の目指す人物像に変わりがないが、
どうすれば、こんな人間になれるのだろうか?



2010年10月29日(金)
式直前の1ヶ月とは、試される期間でもある

映画「ブライダル・ウォーズ」(ゲイリー・ウィニック監督)から。
物語は、けっこうドタバタで、落ちつかなかった。(汗)
電話をかけて、相手が「ごめん、取り込み中」と言ったら
「話したくない」って暗号・・というフレーズが面白かったが、
以前も「今、何してる?」と訊かれたら
「金魚に餌をやってる」と答えておけばいい、みたいな例えがあり、
私の中で、新鮮ではなかったので、取りやめた。
そこで、敢えて選んだのは・・
「(結婚)式直前の1ヶ月とは、試される期間でもある」
実は、正確に書き出すと、もう少し長い。
「式直前の1ヶ月とは、2人が協力して、問題を解決できるか、
試される期間でもある。最初の熱狂が冷めて、不安になってくるのだ。
あるカップルは、根本的な対立が表面化する・・」
確かに、結婚式の1ヶ月前は、
周りからは「今が一番いい時よねぇ」と冷やかされるが、
本人たちは、披露宴の席次の順番から、引き出物の選択等、
入退場の曲決めまで、いろいろな問題が吹き出してくる。
それをどう乗り越えて、知恵を出し合い、協力して解決していくか、
結婚前の2人は神に試されていると言っても、過言ではなさそうだ。
この発想って、結婚式のスピーチで使えそうだな、いただき。



2010年10月28日(木)
この子、生まれて初めての映画なんです

先日告知した「お互い様、映画鑑賞会」、
多くの人の温かい気持ちに支えられていたからか、
なぜか、心がじ〜んとすることばかりだった気がする。
上映開始前に、小さい子を連れたママたちが、
全てが興味津々の子どもたちに、説明している場面があった。
「ここが映画館ですよ」
この一言を耳にした私は、嬉しくてたまらなかった。
その後に続いたフレーズ、
「この子、生まれて初めての映画なんです」は、
大きくなったら、映画好きになる予感さえする。(笑)
さらに・・この台詞を一緒に聴いていた、原作者の宮西先輩、
「生まれて初めての映画が『おまえうまそうだな』なんて、
凄いことだよね」と、おいしい笑いを誘った。
この企画の言い出しっぺのひとりとしては、もう言う事なし。
何十年後に、日本を代表する映画監督が、
「初めての映画は『おまえうまそうだな』でした」という台詞を、
インタビューに答えているシーンさえ、イメージできる。
実は、風邪気味だから、今からちょっと熱めの湯舟につかりながら、
一日を振り返り、またまた、あったか〜い気持ちになろうっと。



2010年10月27日(水)
あなたは、キャメロン・ディノスでしょ

飲み会で盛り上がったネタから。(笑)
題して「日本人にもミドルネームをつけよう」。
(酔っ払っているから、面白いんだろうけれど・・)
自分では、なかなか思いつかないミドルネームも、
他人につけてもらうと、すぐ決まってしまう。
(これまた、酔っ払っているからだろうけれど・・)
私の場合、皆がピッタリ・・と大笑いしながら
命名してくれた名は、「下山・チャーリー・義夫」。
スヌーピーのチャーリーブラウンかな?と思いきや、
映画でお馴染みの、美女三人のボス、
「チャーリーズ・エンジェル」の「チャーリー」らしい。
そう言えば、最近のわが課は、時間外に
女性スタッフ3人と私が残るケースが多いな・・と
自分でも思い出し笑いをしてしまった。(汗)
「じゃあ、誰が、キャメロン・ディアスなんだ?」と
切り返せば「私です」と手を挙げる女性あり。(笑)
そこで素早く「あなたは、キャメロン・ディノスでしょ」
と突っ込んだ男性スタッフ。
このチームワーク(?)を、私は気に入っている。

PS.じっくり考えてみたら
「私と3人の女性」という組み合わせが実に多い。
どの3人が、本物のエンジェルたちなのかな。(汗)



2010年10月26日(火)
お互い様、映画鑑賞会

気になる一言を利用した「告知」です。(笑)
実は「おまえうまそうだな」親子鑑賞会のご紹介。
先日、静岡県清水町の「ふるさと大使」に就任された、
(私にとっては、2歳年上の先輩)宮西達也さんの映画が
地元の映画館で上映されている。
今回紹介したいのは、子育て世代の女性たちが企画した
「親子映画鑑賞会」(私は「親子映画デー」と呼んでますが・・)
子どもと一緒に「おまえうまそうだな」を鑑賞しようと思っても、
いつ泣き出したり、騒ぎだすかわからないから、落ちつかない。
そんな親子に、子育てのちょっと先輩たちから、プレゼント。
それが「お互い様、映画鑑賞会」(騒いでも、お互い様)
10月28日(木)の10:10の回だけは、周りを気にせず親子で鑑賞できる。
私が嬉しかったのは、彼女たちのそんな想いと、
それを地元映画館が、快く引き受けてくださったこと。
小さなお子さんが安心してご覧いただけるよう上映中の照明は明るめに、
音量は小さめとなっているようだし、これは是非、お勧め。
上映終了後(12時より)は、絵本作家・宮西達也さんのトークショー付き。
こんな贅沢な映画上映会は、私の知る限り、初めてである。(笑)
私はと言えば、大型スクリーンに映し出された「おまえうまそうだな」を
大声を出して、楽しんでいる親子の姿を眺めて、幸せを感じたい。
これは、私たちが提案した「社会実験」かもしれないから。

(今回は1回限りです。是非、この企画を成功させて、
こんな映画会を増やしたいものですね。「映画鑑賞弱者」のために)



2010年10月25日(月)
「いの一」より「への四」って感じ

先日の同窓会の2次会、靴を下駄箱に入れて座敷に上がる居酒屋。
私は、判りやすいから・・・と「いの一」を選んだら、
同級生の女性から「しもさんは、いの一番は、似合わないよ。
なんか、イメージじゃないんだよなぁ」と呟きの声。
「そうかなぁ、じゃあ、何番がイメージなんだよ」と
訊き直したら、根拠はないと言うが「への四番」という答えが
即座に返ってきた。(汗)
「いろはにほへと・・」と続く、平仮名もそうだし、
「一番、二番・・」と続く数字も、いっぱいあるのに、
どうして「への四」番なのか、しつこく食い下がったが、
本当に、理由がないらしい。(笑)
今まで、自分を楽器に例えると・・とか、
動物に例えると・・とか、多くの例えで自分を見つめてきたが、
数字で自分を表現すると・・という例えは、新鮮だった。
ただ・・「ろ」とか「ほ」などのように、
曲線が多く、優しいイメージの平仮名が好きだったのに、
どうして「へ」なんだ・・と気にかかる。
また今度、ゆっくり訊ねてみたい。



2010年10月24日(日)
(墓碑銘) 他人に勝手に書かれずにすむわ

映画「サガン/悲しみよこんにちは」(ディアーヌ・キュリス監督)から。
『悲しみよ こんにちは』の作家、フランソワーズ・サガンの
波乱万丈な生涯を綴った伝記ドラマだけど、
「私は弱い存在なのに、仲間は強いと思い込み、
ひと言で私を打ちのめす。容赦ない一撃が襲いかかる」と呟くシーンが
印象的に記憶が残る。
傷心を紛らわすための酒と浪費が増大していくが、最期は孤独に死ぬ。
そんな物語のラストシーン、生前中に「自分の墓碑銘」を
ある出版社から依頼されたらしい。
ひどいね・・と慰める息子に、母親のサガンはこう答えた。
「(墓碑銘) 他人に勝手に書かれずにすむわ」
それは、他人が私の人生を書いたら、たぶん賛美で埋め尽くされ、
本当に私は表現されない、という思いが強いからだろう。
彼女が書いた、彼女の墓碑銘を紹介しよう。
F.サガン 1954年に文壇にデビュー
「悲しみよ こんにちは」が世界的な事件に。
人生と作品を手際よく、片付けたが・・
その死は、本人だけの事件だった」
孤独で寂しい最期を予測したかのような墓碑銘に、胸が熱くなった。
私が自分の「墓碑銘」を書いたら、どんな表現になるのだろう。
怖くて、まだ書けない。(汗)



2010年10月23日(土)
僕は14歳だから頑張らないと

映画「路上のソリスト」(ジョー・ライト監督)から。
ベートーヴェンをこよなく愛し、
かつては将来を嘱望された天才チェロ奏者だった
主人公のナサニエル。
チェロを弾き始めた頃、演奏を指導してもらっている先生に、
彼は、真剣な顔をして、こう語りかける。
「ベートーヴェンは11歳で作曲した。
 僕は14歳だから頑張らないと・・」と。
本気で思っていると感じたからこそ、私のアンテナに引っかかった。
この視点は、映画の中だけでなく、私たちにも大事だと思う。
自分の憧れている人、尊敬している人と比べて
「○○は、○歳で、○○をした。私は○歳だから、頑張らないと」。
と考えられれば、モチベーションは上がるに違いない。
例えば「坂本龍馬は32歳で、薩長同盟を結ばせた。
私は、52歳だから、頑張らないと」という具合だ。
それは、どんな分野でも構わないと思う。
スホーツ選手でも、芸能人でも、もしかしたら、ニューハーフでも。
ひとつのことを成し遂げた人たちと比べることは、
とっても意味のあることだと、私は思う。



2010年10月22日(金)
先輩がしてきた雑用を真剣にやる

講演「でっかい子育て 人育て」(講師、中村文昭氏・
沼津法人会清水支部主催)から。
何度聴いても、また聴きたくなる講師の一人である、
中村文昭氏は、今回も私たちに熱く語った。
毎回メモしているはずなのに、またまたメモが溢れた。
話の引き出しが多すぎます・・とは、関係者の弁。
今回は「上の人の心を掴む方法」の答えである。
なるほどなぁ・・とメモしたのは、
「先輩がしてきた雑用を真剣にやる」だった。
不平・不満・愚痴を漏らさず、黙々と雑用をこなす、
いや、もっと言い換えれば「楽しそうに雑用をやる」。
これが、上の人の心を掴むコツだ、と言い切った。
最近、上の人も「パワハラ」を意識してか、
「俺の若い頃はなぁ・・」とは言わなくなったけれど、
やっぱり、仕事の基本中の基本を、雑用を通して
教えたいと思っている人は多いはず。
だからこそ、自分たちも経験してきた「雑用」を
真剣にやる姿に、心を動かされるのだと思う。
若者にとって、大きなヒントなんだけどなぁ。



2010年10月21日(木)
克雪の村・白川村

議員視察の随行、2日目は「世界遺産・白川郷」。
国文化財関連の視察で、白川村役場を訪問したが、
なぜか、役場入り口の案内看板が気になってメモをした。
「克雪の村・白川村」
「克雪」という言葉がどうもピンとこなくて、
帰宅後、いつものように辞書を引いたが、掲載されていない。
しかし、克雪(こくせつ)というのは「雪に克(か)つ」、
つまり雪に負けないっていうこと、という意味はわかるから、
それから推察すると、豪雪地帯にとって、
負の要素である「雪」を、正の要素と考えて、活用すること。
例えば、夏休みや紅葉の時期ばかり、溢れかえった観光客を
豪雪で、なかなか訪れにくい季節であった「冬」にも呼び込む。
例えば、豪雪で覆われた「合掌造り」をライトアツプすることで、
観光客を増やしたという説明を、担当者自らの口から説明を受けると、
たしかに「克雪の村」というキャッチフレーズが相応しいと感心した。
単に合掌造りの景観だけでなく「世界遺産」という資産を利用し、
村民の誇りとなるような工夫が、非常に参考となった。
インターネットではわからない雰囲気・現場の空気を感じるには、
やはり、直接の視察も大切だな、と再認識した2日間である。