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しもさんの「気になる一言」
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2010年08月01日(日)
スピンオフ作品

映画「人生のピンチを救うパフェおやじの7つの名言」
(福田雄一監督)から。
映画紹介によると「石原まこちん原作の同名人気ドラマ
『THE 3名様』のスピンオフ作品」・・とある。
ストーリーは、ファミレスで繰り広げられる人間模様を
温かくも冷静な目で見つめるパフェおやじが、
様々な名言を披露していく形で進められていくが、
私が気になったのは「スピンオフ」という単語。
英単語では「spin-off」
意味は「子会社や会社の一部門を独立の会社にすること」
「研究開発の(予期せぬ)副産物、派生技術」(波及効果)
また「(連続テレビ番組の)続編」とか「精神障害」等、
いろいろな意味があることを知った。
ある話がきっかけで、どんどん面白いことに繋がっていく、
そんなことはよくある。
予期せぬ展開に、思わず歓声をあげることも。
これからは「スピンオフ」という言葉を使おうと思う。
ちょっと、洒落ているから。



2010年07月31日(土)
正午、起床

こんなにぐっすり寝たのは久しぶりと、1日を振り返った。
4月からの環境変化、プレッシャーによる疲れの蓄積と、
地域住民とラジオ体操をする事業の成功を願って、
今週1週間は、なんと睡眠3〜4時間の日々、
さらに、昨日の大雨洪水警報による
ほとんど寝てない状態が重なり、帰宅してバタンキュー。
翌日、目が覚めたら、なんと正午。
日頃感じていた頭の疲れは、なぜかスッキリとして、
午後からはいつもの自分に戻り、
大好きな絵本作家・いせひでこさんの講演会に出向いた。
この感覚を、活字に残しておきたくて「正午、起床」。
睡眠は、やはり人間を回復させてくれる。
どんな薬より、睡眠が一番効く・・をこの年齢で実感した。
私のイビキで寝られない家族には申し訳ないけど、
これからも、疲れたら寝る・・を実践しようと思う。



2010年07月30日(金)
はなびは くろくんがいたから できたのさ

絵本「くれよんのくろくん」
(作・絵=なかやみわ・童心社刊)から。
くれよんの話である。(笑)
気になる一言は「黒色」の嘆きである。
真っ白な画用紙の上に、きれいなくれよんの色たちが、
自由気ままに、花や空や雲などを描く様子を見て、
自分も参加しようとしたら、
「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ」と
仲間はずれにされた「くろくん」。
悲しくなって、ぼそっと呟く。
「なんで ぼくって、こんないろなんだろう・・」
しかし、描くことに夢中になりすぎて、
くれよんたちの絵はめちゃくちゃになってしまうところから、
物語は、あらたな展開をみせる。
自分の色ばかりを主張するくれよんたちの色の上を、
「くろくん」が全部塗りつぶしてしまう。
そして、少しずつ、引っかいていくと、花火のように、
みんなの色が、調和して浮かび上がってくる結末に、
絵本とわかっていながら、心が動かされた。
きれいな花火ができたのは、みんながのけ者にしていた
「くろくん」のお陰と気付くシーン。
「はなびは くろくんがいたから できたのさ」の台詞を
今回の「気になる一言」として、残しておきたい。



2010年07月29日(木)
ビブラートするから「ビブラフォン」

先日、地元のブラッスリー&ワインBAR「バッカスのへそ」で
ディナーコンサートが開かれた。
演奏は、ビブラフォンの佐藤雄大さんと、
フルート・ピアノの中村有紀さん。
演奏するには、環境が悪かったかもしれないが、
2人は、一所懸命、私たちを楽しませてくれた。
楽器で注目は「ビブラフォン」。
「木琴ではなく、鉄琴かぁ」と呟いたら、
鉄琴の一種だけど、ちょっと違うらしい。(笑)
各音板の下に電動ファンを回転させて、
その下に共鳴管をつけることによって、
ビブラートのついた豊かな余韻が得られる。
演奏の休憩中に「電動ファン」を見せてもらったら、
たしかに、音が「ビブラート」して面白かった。
日本語にすると「体鳴楽器」というらしい。
是非、一度、耳にして欲しい、本当に楽しい音だから。



2010年07月28日(水)
空気のような存在になれば、自由に写真が撮れる

映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」
(バーバラ・リーボヴィッツ監督)から。
アメリカの有名女性カメラマンを追ったドキュメント。
彼女が撮る「ミックジャガー」や
「ジョンレノン&オノヨーコ」は観る人を驚かせる。
どうして、この人だけには、こんな顔を見せるのか、
そんな疑問さえ浮かんでくるのだが・・。
その答えは、撮影された彼らが感じていることだった。
「アニーは、どこにもいたが、邪魔じゃなかった」
「彼女は、魂を撮りたがっていた。それが伝わってきた」
「彼女は来る日も来る日も、そばにいたが、
数日後、彼女の存在が消えているんだ」などいろいろ。
彼女も、振り返りながらこう呟いた。
「空気のような存在になれば、自由に写真が撮れる」と。
ただ、そんな関係になるまでの努力を口にはしない。
なるほど・・これは奥が深い。



2010年07月27日(火)
「下山の注意」と「下山に注意」

青年教室ヤングプラザの『富士登山講座』のひとコマ。
富士山頂からの下山道は『須走口・吉田口』
『御殿場口』『富士宮口』の3つがあります。
十分に注意して下山しましょう。(以後、省略)」
こう書かれたパンフレットをいただいた。
その見出しが「下山の注意」(汗)
当然、その上には「登山の注意」が書かれていた。
なにも不思議ではないが、私には気になった。
「よかったぁ、『下山に注意』でなくて・・」と
呟いたら、なぜか、大うけ。
「一字違いで、意味がこんなにも違う」とメモをした。
富士山に登れば「下山さんの名前ばかりですよ」と
笑われながらも、ひとりで微笑んでいた。
では、約3キロほどの直滑降が体験できる
有名な須走口の「砂走り(下山道)」は、私の道かぁ。
これが私の生きる道・・下山道。(笑)



2010年07月26日(月)
私は、それは誤りだと思う。

書籍「日本の名随筆『女心』」
(落合恵子編・作品社刊・248頁)から。
昨日、紹介した、佐藤愛子さんのエッセイ、
後半部分に共感したので、再度、登場させてみた。
選んだ一言は、作品、最後のフレーズである。
では、気になるその前の話の展開は?
(やや省略した部分ありますが)昔の40代女性は、
大きなお尻で象徴される自信と貫禄に満ちていた。
その自信と貫禄は、舅姑に仕え、小姑と戦い、
子供を育て、夫に尽し、家事を司る中心人物として、
なくてはならぬ存在になったという、
その実績から得たものであったに違いない。
ちょっと前まで、女40代は、人生のクライマックス。
若い頃の苦労のモトをとる時代だったはず。
なぜ40代の女性は、その誇りを失ってしまったのだろうか?
理由はわからない。ただ一つ、わかっていることは、
この頃の40代は、年甲斐もなく、
人生の生き甲斐というものは「楽しくなければならない」
ものだと思いこんでいるらしいことである。
私は、それは誤りだと思う。
と、まとめている。(では、正解は?と訊きたくなるが)
「家事が、生き甲斐」と言い切れる女性は、魅力的だと思う。
「いってらっしゃい」と朝、見送られ、
「お帰りなさい」と夜迎えられることの嬉しさは、
父親として、夫として、息子として、
何度も、この「気になる一言」で紹介してきたはず。
家事を司ることって、とても大切なことなんだと思う。



2010年07月25日(日)
キョロキョロ30 ウロウロ40

書籍「日本の名随筆『女心』」
(落合恵子編・作品社刊・248頁)から。
多くの方のエッセイが詰まっていたが、
佐藤愛子さんの作品が、私の心に残った。
気になる一言に選んだフレーズは、その要約とも言える。
女性の30代は、行動力に富み、
生活にハリを持って暮らしているということ。
それにひきかえ、40代はウロウロして姿勢が定まらない。
40代といえば、人生の前半から後半への移り変わりの時、
この年代になると大半の人は生活が落ち着き、
子供も成長し、日常生活が次第に整理され暇が出来、
それと同時に空しさのようなものを感じ始めるのだという。
何とかしなければいけないと思いつつ、
さて、何をどうすればよいのか、いざとなるとウロウロ。
うまいこと言うな・・と思わずメモをした。
耳が痛いだろうけれど、思い当たる人も多いに違いない。
さて、私の関心は、その後の50代、60代・・。
先日、紹介したラジオの(男女問わず)年代別占いでは
「余裕が素敵な50代」「人生の達人60代」だったはず。
違和感を感じるのか、感じないのか、その人の考え方次第。



2010年07月24日(土)
管理できる量をはるかに超えるモノをもっているから

書籍「断捨離のすすめ」(川畑のぶこ著・同文館出版刊・157頁)から。
「ゴミ屋敷」と呼ばれる人たち、
いやもっと身近な「片付けられない症候群」と呼ばれる人たちは、
どうして、片付けられないのか、その理由を知りたかったが、
誰も、私が納得する明確な説明をしてくれる人がいなかった。
しかし、この本が答えを教えてくれた気がする。
片付けられないのは、彼ら彼女らが「だらしがないから」
「管理能力がないから」ではなく、
「管理できる量をはるかに超えるモノをもっているから」。
逆に「モノがなければ、散らかりようがない」ことも判った。
それは、職場の私の机の中でも、同じことが言えそうだ。
ボールペンから、交換した名刺まで、所狭しと並んでいる。
本人は「整理整頓」しているつもりなのだが、
どうもスッキリしない、というのが、私の実感である。
そうか、最初に「自分で管理できる量」を決める必要があるな。
これはいいことを知った、さっそく試してみたい。



2010年07月23日(金)
「小さな恋のメロディ」と一緒にしないで

映画「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」
(ロイ・アンダーソン監督)から。
予告編で見つけた「北欧の小さな恋のメロディ」という
宣伝文句に誘われ観たものの、内容はがっかり。
主人公の男の子も女の子も、煙草は吸うわ、キスはするわ、
バイクを乗り回すなど、単なる「ませたガキ」の恋愛。
どうして、これが「小さな恋のメロディなんだ」と
どこかにレビューする機会があれば、声高に叫びたい。
思い出したくもないけれど、一応、記録に留めるとしたら、
私の心の叫びである
「『小さな恋のメロディ』と一緒にしないで」を残したい。
思春期に観た映画は、その内容まで思い出として残るので、
簡単に「北欧の小さな恋のメロディ」と称した企画者に
説明をして欲しいくらい、私を失望させた。
1970年制作/スウェーデン映画だから・・程度の認識で、
そのキャッチコピーは使用して欲しくない。
「若い男女の純愛を描いた青春ドラマ」というだけで・・。
(私は、純愛とも認めたくないけれど(汗))