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しもさんの「気になる一言」
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2010年06月12日(土)
素人の私でも予想できた結末なのに

沖縄・米軍基地の問題で、社民党とは、いずれぶつかる。
郵政民営化の問題で、国民新党とも、意見が対立する。
それは、2党の根幹、存在価値を示す政策だから。
こんなことは、この2党と連立政権を組んだ時から、
民主党としては、わかっていたことではないのか。
国民の大半が支持した政党は、民主党だったにも関わらず、
支持されなかったはずの2党が、与党になったことが、
今、政治を混乱させる原因となっていることは誰でもわかる。
「素人の私でも予想できた結末」なのに、
予想できなかったようにアタフタし、ここまで大騒ぎする展開は、
私には、芝居のようでしか思えない。
南から梅雨前線が上ってきて、雨になるのはわかっているのに、
予定通り降り出した雨に対して、突然の雨で・・とコメントを残し、
びしょ濡れになり、右往左往している人たちをみているようだ。
私が政治ネタを、あまり書かない理由もここにある。
予測できることは、あまり面白くないし、話のネタにはならない。
厳しい言い方だけど、本当に予想してなかったとしたら、
民主党の先見性のなさを露呈しているに過ぎないし、
時代の流れを読む力がないってことにならないだろうか。



2010年06月11日(金)
アナウンサーは、菅首相を支持しない

ラジオから流れてきた、駄洒落? なぞなぞ?。
どちらにしても、面白くてメモをした。
えっ、まだ就任したばかりなのにどうして?と
真面目に考えていたら、
「噛んじゃダメ」(菅じゃダメ)とオチがついた。
今、こうして冷静に考えると、簡単にわかるけれど、
このフレーズを耳にした時は、発想が新鮮だった。
時事ネタを、こう簡単にサラッと頭の中で調理して、
笑いで吹き飛ばしてしまう、話のセンス。
それがどんなに、凄いことかは、私が一番知っている。
この頭の回転は、川柳にも応用できる。
「アナウンサー 悪気はないけど 噛ん(菅)じゃダメ」
「漫才師」とか「ラッパーは」でも同じ意味。
また「○○と掛けて、××と解く、その心は・・」と続く
掛け言葉にも十分、利用できるはず。
 「菅首相と掛けて、司会者業界は支持しない、と解く。
その心は、噛んじゃダメ。(菅じゃダメ)」
視点・発想さえ面白ければ、いくらでも応用がきく。
だからこそ、日頃からの訓練が必要となる。



2010年06月10日(木)
叱るのではなく悲しんで・・

一昨年メモしておいた、ある保育士の研修復命書から。
「子どもが悪いことをした時は、叱るのではなく悲しむ。
自分がしたことで、こんなに悲しむ人がいることを知り、
悪いことをしてはいけないことに気付くから」と書いてある。
たしかにその通りだと思ったので、メモをした。
子育て総合支援センターの交流広場では、
毎日、子ども達の楽しい声が弾んでいて、
大人はその声で癒される。
しかし時々、元気あまって、悪戯をしてしまう子も・・。
そんな時、私は保護者の対応が気になって仕方がない。
私の場合、無関心の親は、言語道断だけれど、
他人の前でも、悪いことは悪い、としっかり叱る親を
しつけができると評価していた気がする。
だが、この言葉を知ってから、ちょっと見方を変えた。
「叱るより悲しむ」
子どもの前で、しっかり悲しめる親がどれくらいいるだろうか、
一番身近な人に悲しまれることの辛さ、体験させて欲しい。



2010年06月09日(水)
「子どもと遊ぶ体力がある人」と「優しい笑顔」

映画「マイレージ、マイライフ」(ジェイソン・ライトマン監督)から。
主演、ジョージ・クルーニー演じる、年間出張322日、
企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル、
いわゆる“リストラ宣告人”―ライアン・ビンガム。
そんな彼の前に、2人の女性が現れる。
彼と似た境遇のキャリアウーマンと、会社から期待された女性新入社員だが、
気になる一言は、ひょんなことから2人が語る、結婚相手に望む条件。
若い女性は、いろいろな条件の次に「優しい笑顔」を挙げた。
年を重ねた女性は「子どもと遊ぶ体力がある人」の次に「優しい笑顔」。
この違いが面白かったが、注目はどちらも口にした「優しい笑顔」。
単なる「笑顔」ではなく「優しい笑顔」というところが、どうも気になった。
「笑顔の似合う人」程度なら、なるほど・・と思ったのだが、
「優しい・・」となると、男性本人はなかなかわからない。(笑)
この感覚を女性は、どう嗅ぎ分けていくのだろうか。
会話の途中、熟女から新人に、アドバイス。(仕事なのか、恋愛なのか)
「若いから、妥協が負けと感じるのよ」は、
なかなかパンチの効いたフレーズとなって、私にメモされた。
やっぱり私は、ヒューマンドラマが好き、と再確認させられた映画となった。



2010年06月08日(火)
私がいなけりゃ、始まらない

先日、ゴスペラーズの追っかけをしています、という女性と飲んだ。
ゴスペラーズ(The Gospellers)とは、日本の男性ヴォーカルグループ。
その中で、誰がお気に入りなのかは、興味がなかったので
忘れてしまったが(笑)、年間、何回も全国を追っかけているらしい。
そこで、気になっていた疑問を彼女にぶつけてみた。
「そこまでするファン心理は、どんなものなのか、ちょっと知りたい」
そう懇願して、追っかけの心理を教えてもらった回答が、気になる一言。
「私がいなけりゃ、始まらない」
そうか、ファンのそういう心理が、どこへでも追っかけてしまうのだな、と
納得しながら、ついでに訊いてみた。
「もし3日間、お目当ての人と一緒に過ごせるとしたら、いくら?」
ちょっと愚問になると思ったが、私の好奇心が勝り、訊ねてしまった。
「う〜ん、3日で100万くらいかな」(汗)
もちろん2人だけの時間の値段だろうが、耳を疑った。
それだけ夢中になれることがあって、羨ましい気もするけど、
これって女性ならではの価格なのか、男性の方がもっと凄いのか、
ますます気になってきた「追っかけ」の人たちの心理である。



2010年06月07日(月)
昭和33年夏 被爆から13年

映画「夕凪の街 桜の国」(佐々部清監督)から。
もちろん、原爆をテーマにした作品であるが、
作品冒頭、このテロップが映し出される。
「昭和33年夏 被爆から13年」
この文字に、私の手は止まった。
そう、なにを隠そう、私の生まれた年であるが、
6月生まれの私には「生まれてすぐの生活」と言ってもいい。
広島、長崎の原爆に関することは、多くの人によって語り継がれ、
今後も、忘れられることではないだろうが、
私が驚いたことは、それが「たった13年前」の出来事だったから。
ナレーションは続く。
「復興の進んだ街は、活気を取り戻していた」と。
本当に、たった13年でこんなにも復興が出来るのか、と目を疑った。
ハートは傷ついたままだったけれど、ハードは復興している。
年を重ねると、時の経つのが非常に速く感じるというが、
確かに、今の時代、13年なんて、あっという間に過ぎてしまう。
そう考えると、太平洋戦争は、遠い昔の話ではなく、
まだ、生き証人が多く存在し、この事実を伝えるために生きている。
「特攻隊」も含め、私たちは、もっと「戦争」について理解を深め、
身近な事件として、取り扱っていかなければならないと思う。
冒頭のテロップだったからこそ、インパクトが強かった。
「昭和33年夏 被爆から13年」・・参りました。



2010年06月06日(日)
「絵本はアニメーションに出来ない」なんて嘘?

いつだったか「絵本はアニメーションに出来ない。」
という話を聴いて、妙に納得したことがある。
「アニメーションと絵本は、根本的に違う」ということ。
特に「スタジオジブリの作品は、日本の絵巻(絵で物語を語る)の仕法を
採り入れて作っているので、絵本には出来ない。」との説明は、
絵本で観たジプリ作品に感激しなかったためか、確信を得た。
反対に「絵本はアニメーションに出来ない。面白くなくなってしまう。」
の意見も、自分で絵本の読み聞かせを体験しているだけに、
ページをめくる時のワクワク感などは表現出来ないだろう、と感じた。
事実、私もこの「気になる一言」で、
「2003年10月06日(月)  絵本って、ページをめくる瞬間が楽しい」と書き、
その後「読み聞かせ」の体験に裏付けられ、確信に変わったばかり。
しかししかし、今秋、わが町の出身で、絵本作家・宮西達也さんの絵本作品、
「おまえうまそうだな」が、映画化されることになった。
もう、公式ホームページも出来上がっているし、
「絵本はアニメーションに出来ない。」というその定義が、嘘か真か、
この目で確かめてから、結論を出したいと思う。
原作の絵本は、もう何回も読んでいるし、封切りが楽しみである。



2010年06月05日(土)
真面目に生きることが一番楽しい

先日、紹介した「奈良少年刑務所教育専門官・小西好彦さん」は
受刑者の彼らと、とことん付き合う覚悟で接しているから、
ひとつひとつの言葉が、とても重く、私の心に響いた。
3回に及ぶ講演会を聴講して感じたことは、
彼は(たぶん)、受刑者だけでなく出所した彼らに
「友達に、家族に、そして社会に抵抗し続けて
非行を重ねることは、楽しくも面白くない。
真面目に生きることが一番楽しい」
そんなことを伝えたかったのではないかと思う。
それを説教するのではなく、自分たちで気付かせる。
そうしなければ、彼らの意識・価値観は変わらない。
だからこそ、彼らに接する我々に「覚悟」がいる、と言う。
絶対立ち直らせる、という覚悟。
出来る限りのことをしてやる、という覚悟。
諦めないで、とことん支えてやる覚悟。
その覚悟を持って、「真面目に生きることが一番楽しい」と気付かせる。
その姿勢に、頭が下がるばかりであった。
講演後、名刺交換をし、ゆっくり話を伺ったら、
なんと同じ年齢であり、これまた驚いた。
久しぶりに、自分も負けてられないな、と感じ、
52歳の誕生日を、新たな気持ちで迎えることができた。



2010年06月04日(金)
またひとまわり大きな人間になっていて欲しい

一昨日、1年前に書いた自分宛の手紙を投函し、今日、届いた。
たしか、当時、お気に入りだった、アンジェラ・アキさんの
「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を真似て、本当に書いている。
書き出しは
「拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう」
そして、終わりは
「拝啓 この手紙、読んでいるあなたが、幸せなことを祈ります」
内容は、マル秘だけれど、なかなか味のある内容である。
1年前、私はこんなことを考えていたのか、と可笑しくなった。
こんなことを心配し、こんなことに悩み、
こんなことに突っ張って、こんなことを考えていたのか、と。
手紙は、最後に、こうまとめている。
「52歳は、またひとまわり大きな人間になっていて欲しい、と思う」
自分が1年後の自分に期待していたことに驚きながらも、
少しは成長していた自分を見つけ、ほんの少しだけど、自信がついた。
試してみた私がお勧めする「1年後の自分に宛てた手紙」。
今日ばかりは、この手紙を何度も読み直してみたい。
そしてまた「52歳の今の私から、1年後の53歳の私へ」、
自分だけの楽しみだけど、今年も書いてみたい。



2010年06月03日(木)
女にとっては、一人になる必要がある

書籍「海からの贈り物」
(アン・モロウ・リンドバーグ著・新潮文庫刊・131頁)から。
娘が妻に、面白いから読んでみて・・と渡した本らしい。
妻が読み終えたと言うので、私も拝借して読んでみた。
女性に関する表現が多く、私のメモは増え続けた。
特に「女にとっては、自分というものの本質を再び見出すために、
一人になる必要がある」
「女が家の中に閉じ込められているということ自体が、
女が一人でいられる時間を作った」
「少しでも、自分の内部に注意を向ける時間があることが
大切なのである」
など、今や少数派となった「専業主婦」も肯定されている様子。
仕方なく、家の中に閉じこもったのではなく、
女性として必要性があるから、家の中に閉じこもった。
そう考えたら「専業主婦」の必要性も理解できる。
家事仕事って、ほとんど一人からなぁ。
もしかしたら、これも先人たちの知恵なのかもしれない。
男性よりも女性の方が、ひとりになる時間が必要だってこと。
私も同感・・とメモをしたが、これ読んだ女性陣に、
また男女差別だなんて言われるのだろうか。(汗)