初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2010年04月13日(火)
G・木村拓也のキャッチャーが忘れられない

彼が他界してから、彼のプレーをいろいろ思い出すが、
私は「キャッチャー・木村拓也」が一番印象に残っている。
いくら「オールラウンド選手」として活躍していても、
内野、外野ならともかく、ピッチャーとキャッチーだけは、
簡単には出来ないだろう、と考えていたからだ。
一歩譲って、アマチュア野球なら可能かもしれないが、
プロ野球の世界では、ありえない・・ぐらいの認識の私に対して
彼は「原監督1年目」にそれを実現した。(偶然だけど・・)
だからこそ、私は、彼の存在感に敬意を表したい。
プロとしてのプライドが邪魔をすると、こうはいかないからこそ、
私は、この試合を覚えているのかもしれない。
嬉しい事に、ジャイアンツ原監督もこの試合を覚えていて、
自身のプログに「追悼」と題して、とりあげていた。
彼の死は、あまりにも悲しい出来事だったから、私も迷ったが、
やはり、記憶に残しておきたいと思った。
「慣れない役割をこなしてくれたというだけでなく
『チームの危機には自己犠牲精神を持った選手が立ち上がる』
というとてつもない『財産』をチームに残してくれました。」と
原監督はコメントしている。
まさに、その通り。彼の冥福をお祈りするばかりである。



2010年04月12日(月)
固定観念は悪。先入観は罪。

書籍「無形の力・私の履歴書」
(野村克也著・日本経済新聞社刊・279頁)から。
さすが、日本を代表する名捕手であり、
野村再生工場と言われただけのある言葉である。
「固定観念は悪。先入観は罪。」とは、
確かめもせず固定観念にとらわれてはいけないし、
先入観をもって物事を見てはいけない、
そういう意味で、使われている。
自分の仕事に置き換えれば、与えられた人材の評価を
自分の経験や他人の意見で、してはいけないと戒めている。
勿論、一人一人の戦力分析はしなくてはならないけれど、
それは本人と直接一緒に仕事をしてみて、
自分の目で判断するべきである、と彼は言っている。
私も、同感であり、他人から入ってくる情報は
一度リセットして、自分なりの評価を心がけたい。
そして、部下の力をフルに引き出してあげたい、と思う。
(実は、ずっと昔に1度、この言葉に出会っていたようだ。(汗))



2010年04月11日(日)
「みやび」のために、3時間ありがとうございます

同級生の女性が経営している、スナック「みやび」。
その10周年記念パーティに足を運んだ。
その冒頭、彼女が列席者に向けてお礼を込めて挨拶した。
「本日は『みやび』のために、5時から8時までの3時間を
都合をつけていただいて、ありがとうございます」
これには参った。
こんな不況の中、どんな業種であれ、10年続けていく大変さは
私が今更、文字にしなくても誰でも想像できるが、
「スナック」という飲食店には、辛い10年だったと思う。
しかし、彼女のお店は、多くの常連客に支えられて、
こうして10年を迎えることが出来た。
その秘訣は、たぶん、彼女のお客に対する姿勢ではないだろうか。
誰でも平等に与えられている24時間のうち、
貴重な3時間を今日のパーティのために使っていただいて
とても感謝しています、の気持ちが、私には伝わってきた。
自分の用事でお招きする、と言うことは、
相手の貴重な時間を使わせていただいている、という考え方。
これは、私が彼女から学んだ大きな気付きである。
その謙虚な気持ちこそが、彼女の魅力であろう。
これからもずっと同級生、応援していきたい、と思う。



2010年04月10日(土)
意識啓発は、インパクトを与えること

巷では「食育」という言葉が流行し、
「食は、人を良くする、と書く」みたいな話が定着し、
全国各地で「地産地消」とばかり、産直市場が開催される。
私は、それを否定するわけではないけれど、
もっとインパクトのある方法をとらないと、
単なる担当者のマスターベーションになりかねない、と
敢えて警鐘を鳴らしたい。
そんなことを考えていたら、ある本で、
映画「いのちの食べ方」を自主上映した話を耳にした。
これ、これ、私の言いたかったことは・・とメモをした。
世界各国の環境系映画祭で数多くのグランプリを受賞した
私にとっても、ショッキングな映画であったから、
もっと多くの方に観て欲しい、と思っている作品である。
経済性と効率性を極限まで追求した
現代の食料生産現場の実際を映し出した作品は、きっと
どんな講演会、パネルディカッションよりインパクトがある。
この映画を観てから、改めて「食」について話し合うことは、
大きな意味を持つと思う。
まずは「現状」を知る、これがまちづくりの基本である。



2010年04月09日(金)
それを映像で表現するのが、映画でしょ?

映画「レディ・チャタレー」(パスカル・フェラン監督)から。
久しぶりに、私のボヤキである。
フランス映画だから・・・といえば、仕方ないけれど。
なんと場面が変わるたびに、以下のような言葉で説明が入る。
■その日、召使が病気で・・・
 クリフォードの命令を森の猟番に伝えられなかった。
■月曜日、ボルトン夫人がラグビー邸に移ってきた
■二週間後
■その日からコンスタンスは、ほぼ毎日小屋へ行った。
■クリフォードの叔母が突然訪れたので・・
 数日間、小屋へ行かれなかった
■数日間、コンスタンスは小屋に近づかなかった
■数日後、クリフォードは、妻と散歩に行きたがった
■翌日、コンスタンスは旅立ちを喜んでいた
会話の中に、それとなく「時間の経過」をにおわせるとか、
時計やカレンダーなどを映像にしてでも、映像で表現して欲しい。
日本語の字幕ではなく、本編で文字を読まされる映画ほど、
つまらないものはない、と私は思う。
D・H・ロレンスの小説「チャタレイ夫人の恋人」を
読んだ方が良かったかなぁ。



2010年04月08日(木)
成果を求めるのは「事業」、「事務」は効率のみです

全国の多くの自治体で「事務事業評価制度」を導入し、
個別の事務事業の必要性や効果、効率性等を評価することにより、
行政資源の有効配分や経営努力の目標設定など
具体的な改善、見直し等を行うための判断に資する情報を
提供することなどを目的にしたものであるが、
この漢字だらけの「事務事業評価」という言葉に、
惑わされていることも事実である。
当然、わが町でもこの制度を導入し、検討委員会も開催している。
そんな時に耳にした
「成果を求めるのは「事業」、「事務」は効率のみです」の
フレーズが、私のモヤモヤをすっきりさせてくれた。
効率を求める「事務」にまで、無理やり「成果」を求めていたかも。
成果を求めるのは「事業」であり「事務」ではない。
どうして、こんな簡単なことに気がつかなかったのだろう。(汗)
「事務事業」という言葉に惑わされ、
すべて同じ視点で判断し、評価していたからかもしれない。
もう一度、「事務」か「事業」か、仕分けから始めたい。
これも仕事には大切な視点である。



2010年04月07日(水)
おかえりなさい

生涯学習課に異動して、1週間が過ぎた。
予想以上に忙しく、責任感も重くなったからか、
緊張とプレッシャーの毎日である。
しかし、そんな私をホッとさせてくれるフレーズがある。
私の顔を見つけるなり「おかえりなさい」と、
声を掛けてくれる人たちが、そこにはいる。
これは、非常にありがたい。
9年ぶりの社会教育課(現・生涯学習課)だが、
当時、一緒に泣き笑いした人たちは、覚えていてくれた。
「えっ?まさか、課長さん?」とおどけてみせて、
私を楽しませてくれる。(汗)
私も、いろいろな団体の挨拶で「戻ってきました」とか
「やっぱり、実家はいいですねぇ」と付け加えているからか、
みんなの笑顔も輝いて見えた。
何気ない「おかえりなさい」の7文字に、私は救われている。
これまた私にとって「魔法の言葉」だな、きっと。



2010年04月06日(火)
僕がしていることは抵抗(プロテスト)だ。

映画「アイム・ノット・ゼア」(トッド・ヘインズ監督)から。
6人のキャストが、伝説的アーティスト、ボブ・ディランを
それぞれ異なった角度から演じるという話題作だと言う。
確かに、フォークシンガー、ロックスター、詩人、
映画スターなど様々な顔を持つボブ・ディランなのだが・・。
「詩とは、裸の人間のようなもの」と言いながら、
「言葉を書かなくても詩人だ。ガソリンスタンドの店員も靴磨きも」
「詩人という言葉は嫌いなんだ」とも呟く。
「歌は、ひとりでに歩きだす」と語ったと思ったら、
「歌で世の中が変わるとは思ってないさ」とも言いきる。
どれが本当のボブ・ディランなのか、考えさせられた。
そこで、作品内で語られてた「お尋ね者の心得7カ条」を紹介したい。
その1 レインコートの警官を信じるな
その2 情熱と愛には気をつけろ。両方ともすぐ冷める
その3 社会問題への関心を問われたら、じっと見つめ返せ、相手は黙る
その4 本名を隠せ
その5 自分を見ろと言われても、決して見るな
その6 目の前にいる人間にすら理解できぬ行動は慎め
その7 何も創造するな その誤解は一生付きまとう 決して解けない
この7カ条に「ボブ・ディラン」の心得を感じた。
総称すると「僕がしていることは抵抗(プロテスト)だ」
このフレーズが輝きを増してきたので、気になる一言。
ちなみに、プロテスト(protest)とは「異議を申し立てること。抗議」
プロテスト‐ソング(protest song) とは
「反体制的な主張や抗議を歌詞に取り入れた歌」のこと。



2010年04月05日(月)
おしゃれとは、人を酔わせるものである。

書籍「ミセス」(文・光野桃さん)から。
「妻の愛読書」と説明するが、私の愛読書でもある。
今回は「空気をまとう」と組まれた、おしゃれの話題。
彼女は、文中で
「おしゃれとは、自分で酔うものではなく、
人を酔わせるものである。
着る人と服とが美しく響きあい、
周りまでも心地よくするスタイル。
そして、それを選び取る、見事な知性のあり方も。」と綴った。
う〜ん、そんな視点で「おしゃれ」を考えたことがなかった。
「女性はおしゃれすることで、元気が出る」ことは、
以前、学んだことであるが・・。(汗)
今回の定義は、男性でも通じる定義だな、と思う。
そこまでいかなくても、春になったから、もう少しだけ
「おしゃれ」に関心を持とうかな。(笑)



2010年04月04日(日)
課長、時間の流れが違いますね

人事異動して、課が変わっただけでなく、施設も変わった。
本庁舎より、地域交流センターへ。
9年ぶりに庁舎外の職場であるが、何かが違った。
周りの雰囲気でもないし、匂いでもない。(汗)
課長に昇格したため、緊張しているのかとも思ったが、
やはりそうでもなさそうだ。
なんだろう、この違和感は・・・と感じていたら、
今回の人事異動で、一緒に庁舎を離れた課員が
「課長、時間の流れが違いますね」と声を掛けてくれた。
そうか・・この表現が一番相応しい、とメモ。
忙しい、忙しくない、そんな問題ではなく、
とにかく「時間の流れが違う」のである。
特に、住民の福祉や保険の窓口の慌ただしさと比べて、
ゆったりと時間が流れていることに気づいた。
しかし、無理やり流れを変えようとすることをせず、
「この流れの中で、仕事をすることを覚えよう」と思う。
職場にあったリズムを大切にしていこう、
そう自分に言い聞かせた、新米課長のスタートである。