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しもさんの「気になる一言」
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2010年03月24日(水)
富士山はオプショナルツアーです

ラジオから流れてきた、中国事情。
せっかく「富士山静岡空港」が出来たのに、
オプショナルツアー?と疑問を持っていたら、
富士山が見える日が少ないから、
それを目玉にツアーを組むと、
見えないとき、旅行会社は困るようだ。
見えないことを前提に、オプショナルツアーとすれば
見えた時、歓喜に包まれることとなる。
それにしても、今年は富士山がはっきり見える日が少ない。
地元に住んでいる私でさえ、思うのだから、
わざわざ中国から楽しみに来る人には、申し訳ない。
もちろん五合目まで登れば、雰囲気はわかるけれど、
なぜか富士山の姿は、遠景が美しい。(と私は思う)
中国からの黄砂で見えないこともあるけれど、
なんとか、霊峰富士を見てもらいたい。



2010年03月23日(火)
日本人の自信喪失が一番怖い

NHKの早朝番組「視点・論点」から。
テーマは「トヨタのリコール問題」について。
トヨタは、昔から「なぜを5回繰り返してごらん」(5なぜ)と
呼ばれるほど、品質には自信があった。
言いかえれば「トヨタは、みんなのお手本」だった。
だから、今回のトヨタのリコールは、一企業の問題ではなく、
日本全体の問題となる可能性を秘めている、ということだろう。
うまく表現したのが「日本人の自信喪失が一番怖い」である。
アメリカでもヨーロッパでも「日本のトヨタ」を叩くことで、
日本人の自信を喪失させようとしていないか、
そんな気がしてならない。
最近、朝が早いから、こんな番組のメモが増える。(笑)
ニュースは、朝4時頃、インターネットと新聞、テレビで確認。
逆に、午後10時すぎのテレビ番組がわからない。(汗)



2010年03月22日(月)
プレッシャーに勝たないと、上(大関)には行けないから

大相撲、中日の日曜日、8連勝をしたばかりの、
関脇・把瑠都の勝利インタビューだった。(本日、9連勝)
場所前から、まわりから大関期待の声がありますが・・と
ややプレッシャーを与えるような質問に、
さらりと応えた台詞が、このフレーズ。
「プレッシャーに勝たないと、上(大関)には行けないから」
エストニア出身とあって、寡黙ではあるが、
その言葉には、重みがあった。
そんなことをプレッシャーとして重荷に感じて、
負けるようでは、大関にはなれない。
逆に「大関」は、それくらい精神が強くないといけない。
そう、私たちに教えてくれた台詞となった。
ちょうどこの日、4大関が次々と負けた。
だからこそ、把瑠都のこの台詞が生きてきた。
横綱・白鵬にばかりスポットライトが当たるが、
1人横綱なのだから、千秋楽、結びの一番で対戦するのは、
それに次ぐ成績の大関であって欲しい。
そんなことを考えながら、相撲好きだった亡き義母を思い出していた。



2010年03月21日(日)
温泉饅頭って、こんな味なんだぁ

我が家の愛犬、ジェイクの気持ちを文字にしてみた。
15歳になるまで、ドッグフード中心の食生活だったのに、
私のバッグの中にしまっておいた
課員から頂いたおみやげの「温泉饅頭」2個を、
夜中の間に、ペロリと平らげたようだ。
原因は、不覚にもファスナーを閉め忘れた私にあるが、
それ以後、匂いが染みついているのか、舐めまくり。
何度となく拭いても、もう彼には忘れられない味、
包んであったビニール袋まで、食べている。(汗)
人間では100歳近いと言われている年齢にもかかわらず、
食欲だけは、15年間変わらない。(笑)
もしかしたら「温泉饅頭って、こんな味なんだぁ」ではなく
「人間様はずるいな、こんなモノを食べてるなんて」とか
「たまには、こういうものを食べさせてよ」など
いろいろと思っているに違いない。
う〜ん、夜中に起こされるのはたまらないしなぁ。
余生くらいおいしいものを食べさせてやるかな。



2010年03月20日(土)
乾杯の後、拍手するのは日本だけ?

先日観た映画で気になったシーンがある。
日本の場合、宴席の始めにつきものの乾杯をしたあとは、
必ず、拍手をする。(癖になっているのだけかも・・)
それが、乾杯の常識のように・・。
外国の場合も、席を立ってグラスを掲げ「乾杯」までは同じ。
それなのに、そのまま座って、何事もなかったように
宴席が続くシーンがあり、どうも違和感があった。
どちらが正しいのだろう、と疑問を持ったのは言うまでもない。
日本でも、プライベートな飲み会ではしないから、
正しいのは、外国式なのだろうと想像がつくが、
逆に「かんぱ〜い」(ゴクゴク)パチパチ・・の流れになったのはいつか、
そんなことが気になって仕方がない。
また、その意味は?
そんなことどうでもいいことなのであるが、どうしても知りたい。
宴席に詳しい方、私も調べてみますが、是非、情報を(笑)。



2010年03月19日(金)
ラーメンもチャーハンも、どっちも食べればいいじゃないですか

映画「フライング☆ラビッツ」(瀬々敬久監督)から。
JALのCA(キャビンアテンダント)と、
JALバスケットチーム「ラビッツ」の選手。
両立するのは、なかなか難しいらしく、
若くして「ラビッツ」を引退していくシーンが何度もある。
「ごめん、私、器用じゃないんだよね」の言葉を残して去る先輩に
主人公の新人CAは、叫ぶ。
「(CAもバスケットも)どっちも好きなんでしょ?
だったら、両方、やればいいじゃないですか」の気持ちを込めて、
「ラーメンもチャーハンも、どっちも食べればいいじゃないですか」。
この例えには笑ったが、主人公の彼女は、
「半ラーメン、半チャーハン」が大好きで、よく注文する。
理由は「どっちも好きだから」。
そうだよなぁ、両方好きなんだから、両方食べればいいんだ。
なにも1つに決める必要なんてないもの。
これって食べ物だけでなく、人生の判断にも使えそう。
両方ともやってみたかったら、どちらにするか、と悩まず、
両方試してみればいい。不思議と、両立できるはずだから。



2010年03月18日(木)
「ちゃんと聞きなさい」は、禁句

読み聞かせの大切さは、
小さな子どもを持つ親の誰もが気付いているようだ。
そのためか、今の保護者は、私が予想する以上に
「読み聞かせ」をしているようだが、
「読み聞かせ」をしてやっている、という意識では、
子どもには良い影響を与えないことを
まずは、知っておいて欲しいと思う。
その気になる代表的フレーズが「ちゃんと聞きなさい」。
忙しい時間を割いて、読んであげているのよ、
という気持ちが伝わってしまうから。
この台詞は、子どもにプレッシャーを与えるだけ。
緊張して話を聞けなくなるということは
「絵本の楽しさ・魅力」を伝えることにならず、
さらに「絵本」が嫌いになってしまったら本末転倒。
読み聞かせをはじめたら
「ちゃんと聞きなさい」は禁句かもしれないな。



2010年03月17日(水)
首を縦に振るか、横に振るかだけしてください

講演「人はなぜ罪を犯すのか」
(奈良少年刑務所教育専門官・小西好彦氏)から。
犯罪者の行動は、自己評価が低い・・・
だから、自己評価をあげる指導をする、の台詞が
妙に説得力があり、あっという間の1時間半であった。
犯罪者・うつ病患者・思春期の子どもは、
どうやら、似たような行動になるらしい。
「自己を否定・将来を否定・社会を否定」し、
「選択肢が少ない・想像力がない・大切な人との関係が薄い・
謝罪できない・相談できない・説明できない・許せない・
譲れない・他人の評価を恐れる・落ち込みやすい・
攻撃行動に出る・他者からの影響を受けやすい」など
目から鱗の、なるほどであった。
逆に、どれかに違和感があれば、脱出のきっかけができた、
そう解釈もできるのかもしれない。
そんな彼が、講演の前に聴衆者の私たちにお願いした
「(指したりしませんから)
首を縦に振るか、横に振るかだけしてください」
時々、講演を依頼される私にとって、
うん、これは使える・・とメモをしたのは言うまでもない。



2010年03月16日(火)
課長の、あの時のあの台詞で、私は救われました

今年3月末で退職する課長の送別会だった。
宴の半ば、幹事の計らいで、参加者全員から
退職する課長に一言ずつコメントをすることになった。
私たちのように、苦い経験やら楽しい経験を何度となくともにし、
思い出を語るには、時間が足りない・・と思えるならまだしも、
一緒に仕事をした期間が少ない彼らは、なにを語るのだろう、と
ちょっぴり、気になっていた。
しかし、私の心配をよそに、若い彼らは彼らなりに、
思い出を語った。
それは、思いがけず、歳を重ねて涙もろくなった私を襲い、
無防備にも、ノックアウト寸前の台詞であった。
共通したフレーズは、自分が仕事で悩んだり苦しんでいた時、
「課長の、あの時のあの台詞で、私は救われました」というものだった。
寡黙の人で、あまり多くを語らない人であったが、
そのアドバイスは、こんなにも若い人たちの心に残っているのか、と
羨ましくもあリ、嬉しいシーンであった。
ほとんど男性ばかりの送別会であったが、
久しぶりに、心が温かくなるメッセージをメモした気がする。
人を育てることの難しさと、育った時の嬉しさを実感した宴である。



2010年03月15日(月)
「養其拙」其の拙を養ふ(その素朴さを養う)

映画「犯人に告ぐ」(瀧本智行監督)から。
最近「禅語」に興味があるからか、
ストーリーよりも、小道具と言うべきか、
掛け軸や表装された額などに書かれて文字が気になる。
主人公の配属それた警察署の部屋に飾ってあった額に
「拙其養」の文字発見。
たぶん「養其拙」という言葉だろうと見当をつけて調べたら
「養其拙」其の拙を養ふ(その素朴さを養う)
「拙」はつたない、という意味で、
飾り気のなさ(気持ち)を養う、という意味があることを知った。
素朴な心を持ち続ける=上手く世渡りしない、と解釈すると、
この物語の主人公の気持ちに合致して、この作品の根底を流れる
制作者の想いが浮かび上がってくる。
画家がちょっとした遊びで、自分を絵画の中に登場させるように、
たぶん、監督もさりげなくこの作品の中に、その想いを登場させた、
そう考えてもおかしくない。
こんな視点で、映画やドラマを観察するのは、とても楽しいし、
それを発見した時、私の心の中で「み〜つけた」と叫ぶ喜びがある。
これからも、こんな視点で映画を観続けたい。