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| 2009年12月04日(金) ■ |
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| 外国は、現地の方が感動する |
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ある研修会で「観光」に関する講演を聴いた。 「日本の観光パンフレットは、詐欺に近い」 こんな過激なフレーズさえ飛び出す話であったが、 なぜか納得しながらメモをした。 もちろん、観光地としては、汚い部分は見せたくない。 いいとこ取りの素敵な写真をパンフレットに配置し、 こんな景色が見られます・・と誘客するのだが、 実際、現地へいくと、ゴミが散乱していたり、 パンフレットに載っていた景色が、 危険を冒さないと観ることができなかったり、 立ち入り禁止で、観ることさえできない場所ばかり。 だから、ほとんどの観光地では、がっかりして帰る。 思い当たる観光地も多いはず。 しかし、外国の場合は違う。(らしい) 外国の観光地は、パンフレットより、現地。 そこでしかみられない景色が、観光客を感動させる。 だからこそ、何度も訪れることになるのだろう。 こんな視点で、富士山を眺めてみよう。 「パンフレットに掲載されている富士山」と、 「現地の登山道にゴミが溢れている富士山」。 気になる一言を、もう一度、読み直して欲しい。 「外国は、現地の方が感動する」
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| 2009年12月03日(木) ■ |
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| 最近は、あれ、かぶってないのね |
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義母のお見舞いにきてくれた方が、 忙しそうに動き回る看護士を眺めながら、こう呟いた。 「最近は、あれ、かぶってないのね」 「あれ」とは「ナースキャップ」のことらしい。 そう言われてみれば・・数年前に廃止になったんだよなぁ。 洗濯しにくいとか、衛生面の問題からやめたと言うより、 ピンで留めていても落ちやすい・・なんて理由だった気がする。 新聞で「戴冠式」の記事を見たばかりだったので、 また、復活したのかと思ってたよ。(笑) キャップだけでなく、アダルトビデオではお馴染みのナース服も いつしか、白のパンタロンスーツみたいになっているし。(汗) そう言えば、先生もビックリするくらい若くなって、 サンダルとか、ジーパンで白衣を着ている先生もいる。 知らない間に、病院は様変わりしていたので、 記憶に残すために、選んでみた。「最近は、あれ、冠ってないのね」 「冠る」って「戴冠」の「冠」だったのか・・。
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| 2009年12月02日(水) ■ |
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| 心が貧しい人が描いた富士山は、貧しい富士山になる |
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画家「横山大観」の台詞だといわれている。 多くの芸術家が、富士山を題材に、作品を残した。 絵画に留まらず、写真、彫刻、音楽、文芸など、 あらゆるジャンルに影響を及ぼす「富士山」は、 誰がどんな作品にしても、雄大で堂々とした存在、 これは動かしたい部分だと思っていた。 「富士山といえば横山大観」と言われるほどの作品を 数多く残した彼だからこそ言える、このフレーズは、 妙に私の心に引っかかった。 どんなに技術を持っていても、表現する人の心が貧しいと、 雄大な富士山は、表現が出来ない・・ということ。 それは、ひとりの人間の中でも、起こりうる。 気持ちが落ち込んでいる時は、雄大な富士山は描けない。 そんな意味にもとれるのではないか。 富士山を毎日眺めることができる私も、感じていたこと。 同じ富士山なのに、大きさが毎回違く感じる。
PS.今日他界した、 平山郁夫画伯の富士山作品は「輝く太陽と富士山」。 「富士山を世界遺産にする国民会議の副会長」でもあった。 ご冥福をお祈りします。合掌。
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| 2009年12月01日(火) ■ |
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| 職場では「ホスピタル」、ネットでは「ホームページ」 |
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タイトルだけでは何のことかわからないかもしれないが、 インターネット上でホームページを開設している私としては、 迷うことなく「ホームページ」の略、と考える「HP」。 しかし、職場で頻繁に使用される「HP」(英字2文字)は、 「ホスピタル」の略だった。(笑) まぁ「病院」の略と考えていいだろう。 どうも「病院」=「ホスピタル」がうまくイメージできず、 「○○HP」・・・の文字を見つけては、 「○○のホームページか」と勘違いしていた。 「クリニック」は「CL」らしい・・ 今は、いろんな略語が使われるが、 ケース・バス・ケースで、意味が違うことを念頭に、 読み替えていこう、と思う。 あなたの職場の、面白略語、あったら紹介して。
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| 2009年11月30日(月) ■ |
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| 作品と対話する |
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沼津美術研究所3FのSpace 52で「ナガクボケンジ展 "For One Minute"感覚のための台座に-」が開催されている。 作家は、中学の同級生なので、久しぶりに会話でもしながら・・と 立ち寄ったが、意外な体験をすることとなった。 彼との会話よりも、作品との対話時間の方が長かったのである。 今までの私の鑑賞の仕方は、 作家はこの作品で、何を訴えているのだろうか、 私たちに、どんなことを伝えようとしているのか・・など、 作家の意図を、作品の中に読み取ろうとしていたのだが、 実は、鑑賞している私が、作品から何かを感じればいいらしい。 1つの作品の前に、何もしゃべらず、何十分も座って眺めていると、 いろいろなことが思い浮かんでは消え、とても楽しい時間となった。 頭の中が、スッキリした・・というのが、率直な感想である。 こんな体験は、生まれて初めてであった。 完成品を求めず、未完成のまま、観る人に提示することも、 作家としての面白さであるようだ。 この作品を通して、何かを感じてくれればそれでいい・・ そんな気持ちを、文字にしたら「作品と対話する」となった。 この域に達したら、もっと芸術が面白くなる。
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| 2009年11月29日(日) ■ |
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| 実は、整理もリバウンドします |
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ATG・働く女性の会、11月例会、 講師は、整理収納アドバイザー・関美恵子さん。 整理整頓の基本・コツから、収納のアイデアまで、 目から鱗のヒントいっぱいで、私のメモは予想以上に溢れた。 特に、今までの私の整理方法を根底から覆したのは、 「不必要なものを取り出すのではなく、必要なものだけを取り出す」 一度、全部出して、分ける(選別する)までは良いのだが、 次の過程で、要らないもの、使わなくなったものを取り出していた。 だから、整理の時間がかかる割には、捨てるものが少なく、 最終的には、面倒くさくなってしまう・・この繰り返し。(笑) そろそろ部屋を片付けないと、家族に怒られるな、とも思っているが、 そんな私を救ってくれたのは、質疑応答での先生の答え。 「どれくらいの間隔で、整理をすればいいのですか?」の問いに 「実は、整理もリバウンドします。 ですから、あまりいっぺんにやらない方が・・」と答えてくれた。 これが、今回いちばん印象に残ったフレーズ。 女性雑誌で繰り返される「節約財蓄・簡単おかず・ダイエット・収納」 全て、リバウンドがあるような気がする、と思うのは、私だけだろうか。 「急激に整理しすぎると、モノが増える」ってことかな。
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| 2009年11月28日(土) ■ |
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| 「国破れて山河あり」と「国栄えて山河なし」 |
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「(國破山河在)国破れて山河あり」 国家(唐の国都当時は長安)は崩壊してしまったが、 山や河は変わらず・・と表現したのは、中国盛唐の詩人、杜甫。 1994年度新潮学芸賞を受賞した著書「美しき日本の残像」の中で、 「国栄えて山河なし」と表現したのは、 アメリカ合衆国出身の東洋文化研究者、著述家、 アレックス・カー氏。 日本の「木の文化」「侘び寂び」「自然との調和」 「感覚のデリカシー」は、一体どこに消えてしまったのか、と 著書で訴えているらしい。(読んでないので「らしい」) この対になるフレーズは、とても大切なことなので、 メモとして残しておきたい、と思った。 さて・・あなたはどちらが?と比較するのは簡単だけれど、 「国栄えて山河あり」の道を探ることを視野に入れたい。 「国も栄えながら、自然を残す」、不可能ではない筈だ。 そのためには、国民一人ひとりが 「木の文化」「侘び寂び」「自然との調和」「感覚のデリカシー」 を意識した生活をすることにあるのだろう。
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| 2009年11月27日(金) ■ |
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| みんな やさしかったよ |
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五行歌集「夜明けの河」(柳瀬丈子著・市井社・141頁)から。 国民文化祭「五行歌大会」では、入賞作品の朗読などをし、 大活躍だった彼女から、直接いただいた歌集である。 後で知ることになったが、彼女の経歴をみて驚いた。 元NHKアナウンサー、「こんにちは奥さん」の司会者で、 鈴木健二アナウンサーとコンビを組んでいたことも知った。 詩人だなぁ・・と思う作品が多く、選ぶのに苦労したが、 今回選んだのは、ある五行歌の最初の2行。全行は、 「みんな やさしかったよ その やさしさに 傷ついたとは とても 言えずに」 なぜか、ちょっと胸が痛くなった。 今まで、こんな気持ちを察することができなかったけれど、 彼女の五行歌で、はっとさせられた。 やさしい言葉をかけてもらっているのに、 その「やさしさ」に傷ついている、なんて。(涙) 奥が深いなぁ・・人間の心って。 いろいろなタイプの人間がいるってことだな。
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| 2009年11月26日(木) ■ |
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| ねぇ「バナナワニ」って、どんなワニ? |
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東伊豆をドライブしていて、思い出してしまったフレーズ。 いつぞやのバス旅行で、前の方から聞こえてきた。 「ねぇ『バナナワニ』って、どんなワニ?」 耳を疑うというより、思わず吹き出したのは私だけではない。 発言の主に真相を確かめたら、 『熱川・バナナ・ワニ・園』という発想が出来ず、 『熱川・バナナワニ・園』だと思っていたので、 黄色いバナナ型のワニか、バナナサイズの小さなワニがいるのか と思っていました、とのこと。 うん・・その発想が面白い・・とみんなが笑っている中、 しっかりメモをした。 帰宅後、インターネットで調べてみたけれど、 やはり「バナナワニ」という「ワニ」はいないみたい。 それよりも「バナナ園」なのに「バナナ」が食べれない、と 不満にしている人が多いことに、笑ってしまった。 「結局何が面白いのだろう?謎が深まる・・。」の感想が、 一番、面白かったかなぁ。
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| 2009年11月25日(水) ■ |
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| 時には、使うべき言葉を使わなくては・・ |
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映画「チェンジリング」(クリント・イーストウッド監督)から。 誘拐された息子の生還を祈る母親と警察との闘いを描くのだから、 母親役・アンジェリーナ・ジョリーに注目が集まってしまう。 勿論、彼女の演技は素晴らしいものだったが、 今回、私がメモしたのは、脇役の人たちのちょっとした台詞。 彼女同様、警察に反抗して精神病院送りにされた女性の1人が、 彼女を助けようとして、医師を殴ってしまう。 その制裁として、電気ショックを受けたにもかかわらず、 「殴りたかったの・・気持ちよかったわ」と微笑み、 「くそくらえ、くたばれ」みたいに汚い言葉を吐いた。 「女らしくないわよ」と接する彼女に、ズハッと一言。 「時には、使うべき言葉を使わなくては・・」と言い、 「失うものがない時にね」と続ける。 このフレーズ、私の胸に響いた。 こんなに悔しい時、怒っている時には、こんな言葉しか浮かばない。 女らしい言葉では、感情が表現できない・・と言いたげだった。 「その場にあった言葉を使う」って、迫力が違うよなぁ。 特に「失うものがない時は」・・は、もう誰にも止められない。
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