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しもさんの「気になる一言」
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2009年10月25日(日)
読み手は、誤読の権利がある

国民文化祭「五行歌」のパネルディスカッション、
その事前打ち合わせで耳にしたフレーズ。
詳しいことはわからないけれど、
俳句、短歌、川柳、五行歌など詩歌と呼ばれる作品は、
作者の意図と読み手の感じ方が違うことが多々ある。
作品を公表し作者本人の手から離れた瞬間から、
その意味は、読み手のものになる、という意味だろうか。
読み手が、どう間違って読もうが、どう感じようが、
それは「読み手の権利」なんだ、と知ったら、楽しくなってきた。
詩歌に限らず、文化芸術と呼ばれるものには、ついてまわること。
絵画でも、音楽でも、文学でも、映画でも・・・
それがまた面白いところなのかもしれないな、と思い直した。
まったく反対の感じ方をされても、それはそれでいい。
深く深く考えなくてもいい・・自分が心で感じた気持ちが一番。
そんなことを教えてくれたフレーズであった。
(こんな解釈も誤読だったりして・・(汗))
「読み手は、誤読の権利がある」
たぶん、これからも書き続けるであろう私には、
過激な読者のコメントに、一喜一憂しないためのお守りとしたい。



2009年10月24日(土)
お母さんも喜んでいたよ

第24回国民文化祭しずおか2009「五行歌」大会、
パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただいた。
緊張しなかったと言えば嘘になるけど、なぜか
今回は、会場に座っている人の顔を眺める余裕があった。
それが、良かったのか、悪かったのか、
座席の中段に、母親と妹を見つけて、ちょっと焦った。(笑)
あまり、自分の仕事をしているところを見せないタイプなので、
壇上では、極力見ないようにしていたのだが・・。(汗)
その後、パネルディスカッションもなんとか終えて、
会場を移して、関係者との交流会をしていた時、
妹から、携帯にメールが届いた。
「お母さんと2人で見に行ったけれどわかった?」で始まり、
「わかりやすかった」と誉めた後「ちょっと早口だったね」とは妹評。
そして「お母さんの75歳の誕生日のプレゼントになったんじゃない?」
に続き「お母さんも喜んでいたよ」の文字が目に入った。
そう言えば、明日、母親の誕生日たったな、と気付いたけど、
もう何日も続けて飲み会で帰りは遅いし、明日も出かける予定が・・。
交流会場に飾ってあった生花、もらってきました、誕生日のお祝いに。

PS.今日は、特別に五行歌のおまけ
パネルディスカッションのパネラー
終わってみれば、みんなに誉められっぱなし
よかったよ・・うまかったね・・最高だった・・
もちろん、ちょっと照れるけれど
私が「誉められて頑張るタイプ」って知ってたのかな?



2009年10月23日(金)
引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ

映画「空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―」(手塚昌明監督)から。
どうして、女性ってこんな感情的なんだろう?と思うシーン満載。(笑)
誰もが、救難に来たのだから、救えるものなら救いたい、
けれど、そのために無理をして、救援隊も死んだらどうするんだ。
何度も何度も、同じような場面があるから、気にかかった。
三浦友和さん演じる「隊長」が、主役の彼女に無線を通じて叫ぶ。
「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ、川島」
また、木村佳乃さんの台詞だったかな、
「救われる人にも、救う人にも家族はいるからね」も同じ意味だろう。
「感傷で救難活動をしてはならない」、そんな台詞もあった。
正義感・使命感だけで行動することを「無茶」と言う。(汗)
特にメンバー全員の命を預かる立場の人間は、
常に冷静でなければならないことを訓練で教わり、
それが実行できるからこそ、
女性初の救難ヘリUH−60Jの新人パイロットとなったはずなのに。
実は、私たちの仕事も同じことが言える。
途中経過で、効果が上がらないと判断したら、引き返す勇気を。
「幕開け」は喜ばれるけれど、「幕引き」は不満をふづけられる嫌な役目。
全体のために、引き返すことは、何も恥ずかしいことではない。
肝に銘じておきたい台詞だった気がする。



2009年10月22日(木)
やけどした〜い

片足を椅子にのせ、マドロス気取りで
「俺に惚れるなよ、やけどするぜ」が課長の口癖。(笑)
台詞と本人のキャラクターとのギャップが面白く、
ついつい笑いながら、誰もが「惚れないから大丈夫」と
念を押すものだから、当の本人もその対応には慣れっこ。
しかし、もっと上手の女性がいた。
いつものように陽気しゃべり、決まったタイミングで
「俺に惚れるなよ、やけどするぜ」とポーズしたのに、
「やけどした〜い」と返されたものだから、
ずっこけたのは課長の方だった。
予想外の対応に、戸惑いをみせながらも、
ひきつった笑いがこれまた面白く、
私は、ここぞとばかり、そばでメモをとっている。
会話の妙を味わいながら。



2009年10月21日(水)
トイレットペーパーとは、一枚の自己犠牲である

あるホテルの男子トイレにしゃがんだ途端、
目の前に貼ってあるポスターを見て吹き出した。
タイトルは「自己犠牲」
そして「トイレットペーパーとは、一枚の自己犠牲である。」
思わず、携帯電話を取り出してメモをしたのは言うまでもない。
下の方には「紙と水を大切に。トイレに、愛を。」のフレーズ。
辞書によると「自己犠牲」とは、
「自分を犠牲にして他のために尽くすこと」とあるから、
トイレットペーパーの身になって考えると、自己犠牲なのかもしれない。
こんなこと、考えたことがなかったから、新鮮だった。
私たちの大便は、トイレットペーパーの自己犠牲の上に成り立っている。
まったくバカバカしい発想とも言えないし、
トイレットペーパーに感謝する気持ちが、少しだけ生まれた。
私たちの生活を見渡せば、他にも何かの「自己犠牲」があるだろう。
「食物連鎖」だけでなく、モノの視点に立った発想は、
これから、何かの役に立つに違いない。



2009年10月20日(火)
女性の会が10年続くと思ってませんでした、うふふ・・

先日同行した働く女性の会(A.T.G)設立10年を記念したバス旅行。
目的地までの間、参加者が自己紹介をしながら、思い出を語った。
その中の1人が、マイクを通して可愛く呟いた。
「女性の会が10年続くと思ってませんでした、うふふ・・」
実は、私も後ろで・・大きく頷いていた。(汗)
今までに、多くの女性団体を見てきたが、異業種交流会で
2ヶ月に1度の定例会を確実にこなし、10年続いた団体を私は知らない。
私が感じるところ、メンバーに似たような人がいない。
普通、同じような性格の人が集まり、群れを作り、分裂していくのに、
この会はなぜか、会を重ねるごとに、結束が高まっていく。
「不思議な団体」と言えばいいのか、「変わっている団体」といえばいいのか、
私が賛助会員にも関わらず、居心地よく参加している原因もそこにありそうだ。
みんなが半人前(0.5)で、力を合わせて(1)を目指すのではなく、
みんなが(1)で、力を合わせて(3)を目指している気がする。
数式にすると(0.5+0.5=1)ではなく(1+1=3)って感じ。
10年後、女性の会が20年続くと思ってませんでした、と言うんだろうな。



2009年10月19日(月)
人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ

映画「幸せの1ページ」
(ジェニファー・フラケット/マーク・レヴィン監督)から。
主演・ジュディ・フォスター(作家役)が、
ひょんなことから、南の島へ大冒険に出かけることに。
お供は、自分の作品の中で大活躍する冒険家。(空想の人物)
ひきこもりだった彼女が、実在しない彼から、
いろいろな場面でアドバイスを受け、悪戦苦闘するが、
私の一番お気に入りの台詞が、
「人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ」だった。
「冒険」って周りから見ると、人を信じず、わが道を行く。
誰も行ったことがない道を、可能性を求めて突き進む。
その為には、死をも恐れない。
そんなイメージを持っていたのだが、もろくも崩れた台詞。
まず「冒険」が楽しむことだったこと。
そして、その秘訣が「人を信じること」だったこと。
これって、私たちの生活の中でも充分通じることだと思った。
「人生を楽しむ秘訣は、人を信じること」
なるほどなぁ・・大切なことは、シンプルにできている。



2009年10月18日(日)
ワインは古ければいいってものではありません

働く女性の会(A.T.G)、結成10年記念、バス旅行に同行させてもらった。
行き先は、小淵沢にある「八ヶ岳リゾートアウトレット」と、
メンバーの友人が経営している「甲州ワイナリー」。
寄るところ全てに買い物する女性陣に、少数の男性陣は圧倒された。
さて、今回の気になる一言は、ワイナリーの工場見学をしている時、
説明の中でメモしたフレーズ。
ワイン通にすれば、当然のことなのだろうが、
「〜年ものです」「へぇ〜」と驚くシーンを思い出していた私は、
恥ずかしながら、古ければ古いほど、美味しいのかと。(笑)
「長期熟成タイプを、しっかりとした環境で管理したワイン」だけが、
「〜年ものです」と自慢されるようだ。
冷静に考えてみればそうだよなぁ・・と苦笑いした。
「ワインは古ければいいってものではありません」
人間だって、古ければ古いほどいい、という訳ではないしな。
(男だって、女だって・・の例えは、とりあえず控えました。(汗))
私の場合、白のワイン飲んで「う〜ん、甘口」「これ、辛口だね」、
の会話が限界かな。
天気もよかったし、アウトレットにいた11時頃からワイン飲んでいたし、
もう、ずっ〜と、ほろ酔い気分。やっばり、秋は旅行の季節だな。



2009年10月17日(土)
試してみる価値はある

映画「コーラス」(クリストフ・バラティエ監督)から。
物語的には、そんなに目新しいものでもなく、
恵まれない子供たちが集まった寄宿学校という
施設に入っている悪ガキたちを「合唱」を通して、
更生させていく・・というものなのだが、
少年たちの美しい声(吹替えだと思うが(笑))に、
聴き入ってしまった90分であった。
今回の気になる一言は、
練習を始めたばかりの彼らをみて、新しい教師が呟いた台詞。
まだ、絶対に成功するという確信がないまま・・。
しかし、その判断は間違っていなかったわけだ。
「ダメでもともと」の前提条件があって、
「試してみる価値はある」と続く。
私の中でも「その行動に価値がある・ない」は、
大きな判断の1つであったから、心に残ったのだろう。
「可能性は試みる人だけのもの」
試してみてこそ、成功する可能性が発生する。
少しでも、価値を見出したら、試してみることだな。



2009年10月16日(金)
言葉が通じちゃうと、アドベンチャーできない

たぶん、テレビ番組「ボクらの時代」で、
字幕翻訳家・戸田奈津子さんが、呟いた台詞だと思う。
英語を仕事にする人を除いては、
英語がペラペラ話せるより、片言の知識の方が面白い。
そんな意味なんだと、メモをした。
「言葉が通じちゃうと、アドベンチャーできない」
彼女は、一人旅も好きなようだ。
旅に出る目的のひとつに「冒険」があるけれど、
言葉が通じない、ということほど「冒険」はない。
それを、身振り手振りで、なんとか会話(笑)をするから、
旅は、アドベンチャー心をくすぐる。
これって、別に、海外に限ったことではない。
方言丸出しの片田舎でも、同じ体験が出来る。
言葉が通じない旅ってのも、
命を失う危険性さえなければ、面白いのかもしれない。