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| 2009年09月15日(火) ■ |
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| 「スローライフ」とは「謙虚に生きる」こと |
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書籍「ミセス」(文化出版局刊)のワンコーナーを読んで、 私が感じたことを、気になる一言にしてみた。 「命を育む心とは」をテーマに、 料理研究家・辰巳芳子さん、分子生物学者・福岡伸一さん、 倫理神学者・竹内修一さんが鼎談している。 読み応えのある内容に、毎回次号を楽しみにしていたが、 最終回となる3回目に導きだされた言葉は「謙虚」だった。 以前「スローライフ」とは「ゆっくり生きる」ことではなく、 「ていねいに生きる」ことだと理解して、 今までに何度も、この「気になる一言」で紹介してきたが、 その中心には「謙虚に生きる」という意味が含まれていることに 気付かされた。 私たちが生きるためにしている「食べる」という行為は 「ほかのいのちと自分のいのちを交換しているということにほかなりません」 福岡さんは、きっぱり言い切っている。 この鼎談を読み続けて私が感じたことは、 食べることだけではなく、あらゆる物・事に対して 「謙虚」に接する事が出来たら、どんなに素晴らしいだろう、ということ。 素人ゴルフも「謙虚」にプレイできればいいんだけどなぁ。(汗)
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| 2009年09月14日(月) ■ |
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| イチローだったら、どう考えるのか |
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「米大リーグ・9年連続200本安打」は、イチローなら当然・・と感じていた。 実は、数年前から時間を見つけては、彼に関する書籍を読み漁っている。 しかし、なかなかこの「気になる一言」に登場しない。 なぜか・・紹介したいフレーズが多くて、1つにしぼれないからだ。 私の関心は、大リーガーとしての彼の成績よりも、 そのために全てを費やしている彼の考え方、生活のサイクルなど、 小市民の私たちでも、その気になればできることばかりである。 今までにも、迷い、悩んだ時「イチローだったら、どう考えるのか」と考え、 その不安や恐れを乗り切ったことが何度かある。 その頃のお礼を込めて「気になる一言」として残すことにした。 この大記録に関して、実は、もうひとつ感じたことがある。 TBSアナウンサーという経歴にも関わらず、ほとんどメディアに登場しない、 妻・弓子さんの存在である。 今回の大記録の影には、彼の最大の理解者であり、 そして強力なサポーターでもある彼女の存在が大きい、と私は思う。 世の奥様方、自分の旦那さんとイチローを比べる前に、 是非、自分と弓子夫人を比べて欲しい。(笑) 今回の記録を話題に「夫婦」という切り口で語り合うことをお勧めする。 夫婦は「0.5+0.5=1」ではなく「1+1=3」という数式が理解できるから。
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| 2009年09月13日(日) ■ |
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| どないしたん? なんかあったん? |
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映画「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)から。 「関西弁」というそんな方言はない、と怒られたので、 あえて「大阪弁」と表現しようと思うが、 聞きなれないフレーズとリズムが、私のメモ対象になる。 しかし、その場で気になったメモは溢れたのに、 もう一度、読み直してみたら、普通の会話だった、という ケースのなんて多いことか。(笑) 「どうしたの? なにかあったの?」が 「どないしたん? なんかあったん?」に変わっただけで、 面白い・・と私の脳が反応してしまう。 自分の住む街を「しょ〜もない 街やなぁ」と愚痴り、 「この街の唯一ええとこや。 こんなことしても、ちっとも恥ずかしくないなぁ」と、 駅のホームでおんぶしてもらいながら、この街を評価する。 東京は「ベタベタせぇへんし、オシャレな街」やけど、 やっぱ「大阪すきやねん」なんだなぁ。 部屋には、当然のように堂々と貼ってある 「2003.9.15 阪神タイガース優勝のポスター」や 「赤星」「今岡」と書かれたタオル(手ぬぐい?)の存在感。 「大阪人」以外でも「大阪」が好きになる映画かもしれない。 元気のない人を見つけたら、誰にでも声を掛けそうなんだもの。 「どないしたん? なんかあったん?」って。
PS. 物語としては「釈尚然」(間寛平さんの戒名)が気になる。 きっと、何か意味があるはずなんだよなぁ。
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| 2009年09月12日(土) ■ |
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| 気になる一言・100,000ヒット達成 |
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手垢のついた表現かもしれないが、恥ずかしながら、 このヒット数だけは、自分を自分で誉めてあげたい・・と思う。 初日の書き込みは、なんと2001年01月18日(木) (約8年半前)、 (日本人の平均寿命が伸びたのは)「昔はトイレとお風呂が外にあったから」 あっという間のような気がしてならない。 同じ内容を「メルマガ」で毎日配信、「mixi」にコピペするようになってから、 直接「しもさんの『気になる一言』サイト」を訪れる人は激減した。 それは仕方がないことだが、それでも一切「画像」を貼ることもなく、 文字だけで100,000ヒットは、私の生きた証しに違いない。 今では多くの人が、自分の探したい言葉の検索をしてるうちに、 なぜか私のサイトを訪れてくれる。 どうやら「気になる一言」の各1ヶ月分が、検索で引っかかるようだ。 彼らの探したい単語は、私の1ヶ月分の日記を読まなければならない。(笑) どうして、こんなことになっているのか、私にはわからないが、 今流行のブログではなく、単なる日記サイトだからだろうか? それでも訪れてくれる方のために、情報源はなるべく記し、 辞典で、その意味を調べたりすることは、惜しまないつもり。 これからも、読者の会話・挨拶・講演などの参考になれば・・と思う。 とりあえず、読者の叱咤激励を受けながら、 「文字」だけにこだわり、ここまで続けてこれたことに感謝したい。 次は、イチローの3000本安打に対抗して、メルマガ3000号発行。 今日が「2886号」。あと114日かかることになる。新年早々だな。(汗)
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| 2009年09月11日(金) ■ |
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| 最近の講演会は、写真撮影が難しい(汗) |
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私の、つぶやきである。 先日仕事で、ある講演会の写真撮影を頼まれた。 久しぶりの写真撮影に、広報担当時代のノウハウを駆使し・・と 張り切っていたら、撃沈した。(汗) 最近の講演会といえば、(講師にもよるが・・) パワーポイント等、プレゼンテーションソフトを利用し、 資料作りや、画面展開にも工夫され、わかりやすくなった。 しかし、取材泣かせにもなったことも事実である。 と、いうのは、取材側は講師の正面写真を撮影したいのに、 講師は、拡大画像を向いて話すことが増え、 なかなか、シャッターチャンスに恵まれないことになる。 尚且つ、部屋はやや薄暗く、全体の雰囲気がわかりにくい。 さらに、渡されたのは、ハンディタイプのデジカメ。 私が数年前に広報を担当し始めた頃、 デジカメはまだ画素数も荒く、フィルムカメラの補助程度で、 ファインダーを覗いて、シャッターを切ったが、 今のデジカメは、ファインダーもついておらず、 液晶画面を見ながらの撮影となった。 便利になったといえば便利になったけれど、 カメラがうまく固定できない気がするのは私だけだろうか。 手ぶれ防止機能もついているんだけどなぁ。 「最近の講演会は、写真撮影が難しい」(汗)
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| 2009年09月10日(木) ■ |
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| 誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んでしまうのに |
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映画「ICHI」(曽利文彦監督)から。 映画の冒頭で、主人公・市(いち)が言い放つ 「なに斬るかわかんないよ、見えないんだからさ」のフレーズは、 勿論インパクトあるのだが、それでは芸がない。(笑) 私が選んだのは、ある場面、先輩の瞽女が口にした台詞。 「別に色恋で男が欲しいわけじゃない」と男に抱かれる前に呟く。 なんだ、言い訳か・・と思いきや、それに続けてしんみりと語る。 「誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んでしまうのに」 ちょっとグッときてしまった。 目が見えないというハンデを理由にしたわけではない。 いつの時代だって、どこの国に住んでいたって、 人間なんだから、ぬくもりが欲しい。 異性のあったかい人肌、というリアルなものではなく、 心の温もりでも同じ気がするこの感覚は、大切にしたいと思う。
PS. 主演の綾瀬はるかさん、好きな女優なんだけど、 眉の手入れ、口紅だけはつけていて、ちょっと不自然だったかな(笑)
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| 2009年09月09日(水) ■ |
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| 「運」は、時に、宇宙飛行士、最大の武器 |
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映画「宇宙(そら)へ。」(リチャード・デイル監督)から。 ちょっと期待しすぎたのか、内容的には不満が残るが、 「1958年のNASA設立から50年」という 人間で言えば、自分史的なドキュメンタリーと理解すれば、 こんなものかな・・と思う。 それは、私が1958年生まれだったからかもしれない。 そう、自分の50年(51年)を振り返ると、 なぜか節目節目で「宇宙開発」が、インパクトを与えていた。 小学校高学年、好奇心旺盛の時期に、アポロが月に着陸し、 大阪万博で何時間も並んで「月の石」を観た。 その衝撃が、高校の時に「天文部」へ入部させ、 就職してからの「日本宇宙少年団」リーダー参加へと繋がっている。 「ランデブー」「ドッキング」なんて単語は、 この宇宙開発の過程で覚えたためか、今でもワクワクする。 当初のロケット打ち上げは、(ロシアンルーレット並の)5回に1度の失敗。 打ち上げに成功するのは、理屈では証明できない不確かな「運」だけど、 だからこそ、作品の中で何度か繰り返される、この台詞が存在感を示す。 「『運』は、時に、宇宙飛行士、最大の武器」。
PS. 自分史なら、ライバル「ソ連」のことにも触れて欲しかったな。 現代の技術では「月着陸」が出来ない、という話を裏付けるように、 NASAの月再訪計画が見直しされることとなったらしい。 アメリカは、本当に「月」に行ったのだろうか?(汗)
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| 2009年09月08日(火) ■ |
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| ああみえても、しもさん、女性だからね |
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先日のトールペイント体験。 貝殻に描いた図案は、ピンクの花柄と緑の葉っぱ。 以前、成川美術館で耳にした 「白を混ぜると優しい感じになる」を実践してみようと、 いろいろな色塗りで、白を混ぜてみたら、 確かに、優しい感じになった。 線も、絵筆の後ろを使いながら、工夫してみたら、 繊細な線も描けて、周りの女性から、 「しもさんの方が、女らしい」と評価を受けてしまった。 その会話を耳にしていた他の女性が、笑いながら一言。 「ああみえても、しもさん、女性だからね」(汗) それって、褒め言葉だよね・・と自問自答しながらも、 「働く女性の会」に参加させていただいているのも、 そんな雰囲気のためなんだろうなぁ、と納得した。 2次会の飲み会でも、女性ならではの話題を傍で耳にしながら、 楽しい時間を過ごさせていただいた。 さすがに「自分の谷間を見てみたい」の話題には、 なんと反応していいのか迷ったけれど、 「いやいや、男性はそんなこと、気にしてないよ」と アドバイスするのがやっと。(笑) これからも、この雰囲気をプラスに考えて、 いろいろ経験しちゃおうっと。
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| 2009年09月07日(月) ■ |
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| 小粋で洗練された色、茶色 |
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書籍「ミセス」のワンコーナー、(何月号か忘れました。(汗)) たしか・・宝石を巡るお話(文・岩田裕子さん)から。 タイトルは「ブラウンの魅力」。 ブラウン・ダイアモンドについて書かれたエッセイであるが、 冒頭、ブラウンについて、こう表現している。 「黄と赤を混ぜると、茶色ですが、緑と赤でも、 オレンジと青を混ぜても茶色になります。 それだけにプラウンの色は数え切れないほど存在します」と。 今更ながら、ほんとだぁ・・と関心した。 さらに「茶色にもっとも価値を見いだしたのは、江戸時代の日本人でした」。 団十郎茶から狐色、駱駝色、胡桃色・・「原色の華やかさを野暮と嫌い、 複雑な色味をもつ茶色を、小粋で洗練された色と好んだのでした」と続く。 最近、色に興味関心が出てきた私にとって、メモに値するフレーズだった。 実は、私も「茶色」(ブラウン)が大好きな色のひとつ。 焦茶色、キャラメル色、コーヒー色・・すべて「茶色」である。 これからも、色に関する話題を、こまめに拾っていこうと思う。
PS.おまけ 中学生の頃「Mr.brown」を「茶さん」と訳して、笑われたことがあったなぁ。 「加藤茶」は、色でありませんが、日本人には人気がある。
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| 2009年09月06日(日) ■ |
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| 「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」 |
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映画「HACHI 約束の犬」(ラッセ・ハルストレム監督)から。 犬好きの私には、大満足の作品だったし、メモも溢れた。 「お前がしゃべれたら、話が聞けたのに・・そう思うだろ?」とか 「八は、天に昇って地に下りるという意味がある」、 「驚いたよ こいつ ヤンキースのファンだ」、 そして「ハチ 手紙だよ 子どもが餌をやってくれって」・・ しかし、今回私がピックアップした台詞は、 たぶん、字幕でも出てこない台詞。(今回観たのは、吹き替え版) 俳優以外の人たち(たぶんエキストラの人たち)が、 アメリカ郊外のベッドリッジ駅で「HACHI」を見つけては、 声を掛ける台詞、それも聞き取れないくらい、小さな挨拶。 それが「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」。 主人公のパーカー・ウィルソン教授以外にも、 HACHIのお陰で、心が和んだ人たちが大勢いたことが嬉しかった。 ほとんどの住民が「HACHI」を受け入れていたことがわかる。 映画と知りながら、私もこの街に住み、この駅を利用し、 夕方5時過ぎ「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」と 駅の出口から声を掛けたい、そんな気分になった。 犬好きは、観ないほうがいいかな、絶対、泣くから・・(汗)。
PS. 映画に影響されやすいのか、明日から、我が家の愛犬「ジェイク」に (15歳のミニチュア・ダックスフント)声をかける機会が増える。(笑) 「JAKE ただいま」「JAKE 元気だった?」・・彼は何も知らずに、 シッポを思いっきりふりながら、飛びかかってくるに違いない。
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