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しもさんの「気になる一言」
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2009年09月05日(土)
「成人式の国歌斉唱」と「敬老会の国歌斉唱」

1度に収容できる施設がないから、わが町の敬老会は午前・午後の二部制。
年々増えていく高齢者に対し、少しばかりの楽しみが敬老会だ。
成人式と同様に、自治体の特色がでるイベントと言えそうである。
さて、今回の気になる一言は、私の驚きを比較してみた。
似ている箇所は、(どの世代にも)わがままな人たちがいるってこと。(笑)
違いは「国歌斉唱」の様子。
人数の違いはあるかもしれないが、成人式の国歌斉唱は、軽い。
意味もわからず、さらには歌詞も覚えていない若者も多い。
それに比べて、敬老会の国歌斉唱は、全員が起立して、国旗を見つめ、
微動だにせず「君が代」を口にしている。
その音の広がりというか、言葉の重さが感じられた、国歌斉唱である。
私は「君が代」が好きなので、そう思うのかもしれないが、
年に一度は、高齢者の歌う「君が代」を聞くのも悪くないな、と感じた。
「君が代」は国歌ではない、とか、卒業式には歌わない・・とか、
そういった、議論としてのレベルではなく、
「日の丸」「君が代」に、自分の青春と重ね合わせ、
思いを込めて歌う高齢者の生の声に耳を傾けてみよう、と思っただけである。
出来るなら、両会場で聞き比べて欲しい。
「成人式の国歌斉唱」と「敬老会の国歌斉唱」を。



2009年09月04日(金)
悩んだ時に戻る場所をつくること

女子プロゴルファー、有村智恵さんの台詞。
何かのインタビューを受けての答えだった気がする。
好調の要因を訊かれた時、
「今年の課題は・・」と前置きをして、
「悩んだ時に戻る場所をつくること」と言い切った。
それがうまくいっているので、好調なのかな?と
八重歯を覗かせて、笑ってみせた。
詳しくは説明してくれなかったが、なるほど、
そういう自分のリズムの作り方があるんだな、とメモをした。
悩んだ時に、戻る場所がないと、路頭に迷う。
自分の今いる居場所が認識できないと、
どの方向へ進めばいいのか、それさえわからない。
だから、人間には戻る場所が必要なのかもしれない。
いつだったか「迷ったら、振り出しに戻ってみる」と
教えてもらったことがある。
そうそう、迷ったまま、前に進まないことだな。(汗)



2009年09月03日(木)
(愛してるなんて)女性相手になんか言えるか 

映画「近距離恋愛」(ポール・ウェイランド監督)から。
まぁ、実際にはありえないような、恋人以上なのに友達だ、
と言い切る、男女の設定に無理がある気はするが・・。(笑)
それは置いといて・・
女性にもてるが「愛してる」とか「結婚しよう」とは
絶対に口にしない男性が、犬などペットには、
頬ずりしながら「愛してるよ」を連発するから、
相手の女性は不満だらけとなる。
「どうして、愛してるって言ってくれないの?」の問いに
男性は、犬を抱きしめながら呟く。
「女性相手になんか言えるか」と。
本当は、言いたいけれど、照れで言っているのか、
口にしたら最後、女性は、自分の男のように急に変わるから、
という意味なのか、私にはわかりにくかった。
最後は、結婚式をめちゃくちゃにして、新婦の女性を奪う物語。
映画「卒業」(サウンド・オブ・サイレンス)を彷彿させたが、
本当に「好き」という感情だけで結婚して後悔しない?と、
スクリーンの中の彼女に向かって叫びたくなった作品だった。
もうちょっと、なんとかならないかなぁ・・。(ぼそっ)



2009年09月02日(水)
今晩は独身貴族・・だから、羽を伸ばせない(笑)

今朝から、明日の晩まで、なんと独身貴族。(汗)
なんと私の一番身近な女性陣(妻・娘・母・妹)の4人組で、
富山県「越中八尾おわら風の盆」の旅行に出かけているから・・。
こういう日は、昔から「羽(はね)を伸ばす」という表現が使われる。
辞書で意味を調べると、
・束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う。
「休暇をとって羽を伸ばす」
・抑えられた状態から解放されて、のびのびと振る舞う。
「久しぶりに羽を伸ばす」などの使い方が、一般のようだ。
しかし、私の場合は、なぜかまるで逆。
こういう日は、残業もせず、早く帰宅しなければならない。(笑)
一番の原因は、高齢になった愛犬ジェイクの世話。
定刻の午後6時には、夕飯を用意しないと、いつまでも吠えまくる。
午後8時には、ウンコをしたから片付けてくれ、と吠え、
そして、9時過ぎには、もう寝よう・・とまたまた催促する。
この間に、私も夕食をとり風呂に入り、こうして「気になる一言」を書く。
分刻みのスケジュールが、あっという間に過ぎていった。
こいつ、もうボケているから、午前1時には「朝飯」の催促をするんだ。
「女性陣、今頃、楽しんでいるかな?」と考えながら、もう寝ようっと。



2009年09月01日(火)
「そう、この1Q84年に」「1Q84?」

書籍「村上春樹「1Q84」をどう読むか」(河出書房新社刊・222頁)から。
200万部のベストセラーで話題になった「1Q84」の読み方を、
延べ35人が、徹底して批評している。
1000頁に及ぶ「1Q84」は、一気に読み終えたが、
200頁とちょっとのこの本は、読み終えるのに、予想外に手こずった。(汗)
1冊の作品を、こんなに深く考えなければいけないのか・・と
気になるフレーズばかりメモしていた私の読み方を反省した。
ただ嬉しいことに、私が気になったシーンを取り上げていた人がいた。
アメリカ文学を研究している「小澤英実」さんである。
さきがけのリーダーと青豆の対面の場面。(もう少し詳しく書くと・・)
>「・・君たちは入るべくしてこの世界に足を踏み入れたのだ。(略)」
>「この世界に足を踏み入れた?」
>「そう、この1Q84年に」
>「1Q84?」と青豆は言った。(略)・・それは、私の作った言葉じゃないか。
この場面、文字で読んだから「1984年」と「「1Q84」の違いがわかるけれど、
会話では、わからないのでは?と疑問をもっていたので・・。
(そもそも日本人の場合、千九百八十四年・・って言うと思うんだけど・・・)
ついでに・・この書籍の英訳が表紙に
「HOW TO READ ichi-kew-hachi-yon」(「1Q84」をどう読むか」)
なにか違和感が残ったタイトルであった。
本当に、200万人が読んだのだろうか・・そっちのほうが気にかかる。



2009年08月31日(月)
この人、覚醒剤でもやっていたのかねぇ

ベルナール・ビュフェ美術館を訪れ、
企画展「ベルナール・ビュフェってどんなひと?」を楽しんでいたら
観光で来たのだろうか、中年の女性3人の大きな声が耳に入ってきた。
驚いたのは、この台詞。
「覚醒剤でもやっていたのかねぇ」「そうだよ、たぶん・・」
確かに、ちょっと暗い感じの絵ではあるが、そんな発想に顔が引きつった。
酒井法子さんの事件以来、なにかちょっと変わったことがあると、
「もしかしたら・・覚醒剤?」のフレーズが、会話に増えた。
いや「シャブ、やってるよ、きっと」まで露骨になってきた。(汗)
それにしても、画家の表現したいことなどを一切考えず、
自分で理解できないことは「おかしいんじゃないの?」という視点、
ピカソの絵なんて観たら、それこそ、
彼は、覚醒剤の常習者にされてしまうに違いない。
美術館は観光ルートかもしれないけれど、
お願いだから、ペチャクチャしゃべりまくっての絵画鑑賞はやめて。
せっかくの絵画鑑賞、印象に残ったのがこの台詞とは・・、参った。



2009年08月30日(日)
井上陽水さんの「傘がない」の気分かな。

久しぶりに私の雑感。
衆議院選挙の結果が出る前に、書いておこうと思う。(汗)
選挙投・開票事務をしなくなった立場だから・・。
投票時間については、低落傾向の投票率向上を狙い、
1998年6月施行の改正公職選挙法で、
原則「午前7時〜午後6時」だったのが、
「午前7時〜午後8時」に2時間延長されたのは周知の事実。
それまで、同じメンバーで1日通していた選挙事務が、
投票時間延長に伴い、選挙立会人や投票事務をする職員が、
前半・後半と分かれて、より多くの人が選挙に関わっていることは
あまりの話題にされない。
(それだけ選挙にかかる費用もかかるということ・・)
「期日前投票制度」や「不在者投票制度」も、定着してきたし、
その後の開票作業を考えると深夜になることも予想される。
同僚をかばうわけではないが、開票がどんなに遅くなっても
明日の月曜日も、投票所の片付けをしながら通常事務をこなし、
週末は延期された防災訓練や敬老会、9月議会へと突入し、
疲れをとっている時間さえ与えられない。
確かに、公務員は、広く公衆に奉仕する者の意味の「公僕」だけれど、
生身の人間である。
そんな彼ら彼女らの努力があって、日本の選挙は成り立っていることを、
ちょっとだけ考えてくれたら・・と敢えて、書いてみた。
管理職の私は、選挙結果より、彼らの体調の方が気にかかる。
井上陽水さんの「傘がない」の気分かな。



2009年08月29日(土)
貝だから、木と違って水を吸わないんですよ

ATG働く女性の会、8月例会、
講師は大黒典江さん、研修内容は「トールペイント」。
この会に所属していなければ、たぶん経験することはないだろう。
そういう意味では、私にとって貴重な体験が出来る機会である。
さて、話を戻して、今回のトールペイント。
エプロン持参というので、沼津の無印良品で購入して、臨んだ。
貝殻に、絵の具で色付けをしていくだけなのだが、これがなかなか難しい。
水彩絵の具なのに、なかなか色が乾かなく困っていたら、
講師の先生曰く、「貝だから、木と違って水を吸わないんですよ」
なるほど・・とメモをした。(実習なので、メモはこれだけ(笑))
水彩絵の具では、紙に書くものだと決めつけていた私は、
面白い発見が出来た。
逆に、この吸い込まない性質を利用して、混ぜることも出来る。
色々な表現が可能になることも知った。
出来た作品、妻か娘にプレゼントしようと思うが、
果たして、気に入ってくれるかどうか・・(汗)
私の美的センスが問われる作品だからなぁ、ちょっと緊張するな。



2009年08月28日(金)
壁となって民を守れ

映画「レッドクリフ PartI」(ジョン・ウー監督)から。
作品の中に、何度か「壁」という単語が出てくる。
もちろん、作品タイトルが
歴史に残る大激戦、「赤壁の戦い」(レッドクリフ)だから、
「桶狭間の戦い」や「関ヶ原の戦い」のように、
戦場の場所となったことは誰でも想像ができる。
しかし、それだけではない。
兵士が「壁」となって、敵の侵略を出来るだけ防ぐ、
それが、民の避難を助けることになるし、命を守ることとなる。
普段は、民の力を借りて生きている兵士、
いざとなったら、民のために命を懸けて戦う。
その「壁」というキーワードは、公務員として理解しておきたい。
民の安全を守り、安心して暮らせるように努力する。
その行為こそ、民から信頼されることなのだから。
「壁となって民を守れ」とリーダーが叫ぶシーン。
私にとっては、本当に印象的であった。

PS.
間近に迫った衆議院選挙、どんな結果になるにせよ、
新しい政権は「壁となって民を守れ」路線を期待したい。



2009年08月27日(木)
選挙がゲームのようだ

地元新聞の夕刊「いま、政治を思う(文化人に聞く)」。
発言の主は「映画監督・篠田正浩さん」。
政治は「理想と哲学語るべき」と言い切っているが、
その中で「選挙がゲームのようだ」と感想を語っている。
そして「一度、政権交代させようと楽しんでいる」と続けた。
私が感じていたことと同じだったので、慌ててメモ。
マスコミは客観的に報道しているというだろうが、
私の目には、ここまできたら・・という雰囲気を感じる。
はっきり言って、政治はゲームじゃない。
実は、各政党のマニュフェストなんて、あまり興味がない。
マニュフェストは「中期計画」、私の知りたいのは「長期計画」。
どんな国にしたい、という政党の理想・哲学を聞いてみたい。
こんなときだからこそ、22世紀の日本の将来像を語って欲しい。
そういえば「美しい国」を掲げた政治家がいた。(笑)
今では「政界を投げ出した首相」として注目を浴びているけど。
「夢のような話」を、大真面目な顔をして演説する政治家は
いなくなったのだろうか。ちょっと、淋しい気がする。