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しもさんの「気になる一言」
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2009年08月06日(木)
私は糸、あなたは針。一度、通したら二度と離れない

お待たせ、久しぶりの木曜日・男女恋愛ネタ。(汗)
映画「ラスト、コーション」(アン・リー監督)から。
舞台は1942年、日本占領下の上海。
敵対する男女同士の恋は、観ていてドキドキさせられた。
禁じられれぱ禁じられるほど、燃えてくる気持ち。
よくある物語といえば、物語なのだが、
この映画を思い出すに相応しい台詞を見つけたのでメモをした。
「私は糸、あなたは針。一度、通したら二度と離れない」
お互い見つかれば死を覚悟しなければならないほど危険な恋、
それでも、2人は愛し合う。
う〜ん、私には、未だ理解できない・・(汗)。
しかし、離れたくない、という気持ちをうまく表現している。
男が糸で、女が針かぁ。
男はエッチだから、ちょっと違う発想なんだけどわかるかな?
(針の穴に、男が糸を突っ込む・・なんて感じ(笑))
せっかくの、美しい恋愛ネタを、こんなシモネタにして、
また読者を減らすな、これは。



2009年08月05日(水)
「老老介護」から「認認介護」へ

高齢化が進み、高齢者が高齢者を介護する時代になった。
85歳を60歳が介護するケースは、当たり前となり、
それを「老老介護」と呼び、大変な時代になったなぁ、と
笑い飛ばしていたが、最近では「認認介護」へ。(汗)
これは笑いごとでは、済まされない。
本来なら介護される立場の高齢者が、
現実は、もっと介護を必要とする高齢者の介護をする。
「認知症」の人が「認知症」の人を介護するとなったら、
事件へ発展する可能性さえあると思うからだ。
介護は、世代と世代が助け合う「年金」のようなもの。
そんな意識で「介護」を考えていかないと、
今後、もっと大変な時代になっていく気がする。
100歳を80歳が介護し、その80歳を60歳が介護したら、
もう「老老老介護」となる。
「認認認介護」は、考えただけで恐ろしい。(笑)



2009年08月04日(火)
「愛情が足りない」は、危険なアドバイス

ある本でメモした「発達障害」に関する話題。
子どもが犯罪を犯すと、周りは決まったように
「親の愛情がたりないんじゃないの?」と口にする。
反省した親は、悪いことをするたびに、一所懸命愛す。
それによって、子どもは「悪いことをすると愛される」と
錯覚して、悪いことを繰り返す。
悪いことをすると、親に、愛してもらえるから・・。
笑い話ではない、これが現実の世の中の一面でもある。
「発達障害」で起きた事件を「親の愛情不足」とすりかえるのは、
ますます、事態をややこしくするだけだと思う。
もちろん、一般の人に、そんな専門的な話をしても・・・と思うが、
最低限の知識を身に付けないと、何気ない一言で、
彼らとその家族を追い詰めてしまっていることを、理解したい。
「不器用な生き方しか出来ない人たちがいる」
少なくとも、それだけは覚えていて欲しい。



2009年08月03日(月)
私たちが世間を無視して、何が悪いの?

映画「接吻」(万田邦敏監督)から。
小さい頃から、周りに無視され続けてきた男が、殺人事件を起こす。
そして、殺人動機から全てに関して黙秘を続ける。
そんな犯人に親近感を覚え、ひと目惚れした女性の
破滅的な愛を描く異色ラブストーリーであるのだが、
結婚届けを出し、殺人者と夫婦になった時、世間は大騒ぎ。
どこに行っても、マスコミ関係者がマイク片手に追ってくるが、
彼女は、何事もしゃべらず、彼らを無視し続ける。
その時、彼女の口から発せられたフレーズが、
「私たちが世間を無視して、何が悪いの?」だった。
「今まで、無視されてきましたから・・」と淡々と続ける。
私は、その一言で「はっ」とさせられた。
いじめも含めて、無視が一番辛いことを誰もが知っている。
だから、みんなで無視して、いじめるのであろうが・・。
いじめられっ子の方から、無視されることは想定していない。
だから、今まで無視してきた相手から無視されると、
「何だそれ、おまえ、俺たちを馬鹿にしてんのか?」と大声を出す。
そう言うしか、おさまりどころがないからである。
出演は、豊川悦司さん、小池栄子さん、仲村トオルさんの
3人くらいしかいないのに、ちょっと考えさせられる映画だった。



2009年08月02日(日)
ちっちゃい頃「お雛様になりたかった」

見逃した回の放送が、ネットで観られると知って、
暇を見つけては見直しているテレビ番組「ボクらの時代」から。
今回の気になる一言は「女優・深田恭子さん、
俳優・歌手・櫻井翔さん、映画監督・三池崇史さん」。
もちろん、映画「ヤッターマン」関連のメンバーである。
番組後半、小さい頃の夢の話になった時、
彼女が口にした小さい頃なりたかったものは「お雛様」だった。
「お姫様」ではない、「お雛様」である。(笑)
その理由が「ずっと、ぼ〜っとしてていいから」。
これには、今までメモしてきた名台詞が吹っ飛んだ。
「でも、なってるね、そう言う意味では・・」と監督がフォロー。
「夢を叶えているかも・・」と笑いながら、撮影現場を思い出していた。
そんな夢でも叶えていた、彼女の天然ボケキャラが面白かったし、
それを支えた2人の男性が大人に見えた。
結局は、観ずに終わった映画「ヤッターマン」だけど、
この3人のトークを観たら、なんだかDVDでも観たくなってきた。



2009年08月01日(土)
仕事と家事が、自分の中で落ち着いてできている状態

たぶん、情報源は、書籍「ミセス」だと思うが・・。
「ていねいな暮らし」特集だったはず。
気になる一言は「ていねいな暮らし」の定義である。
「仕事と家事が、自分の中で落ち着いてできている状態」。
まだその境地に達してないけれど、なんとなくわかってきた。
仕事と家事、どちらもただ忙しくこなしていくのでは、
心に余裕がなく、「ていねいな暮らし」とは言えないことは、
この定義から、一目瞭然。
「自分の中で落ちついてできている」ことが大切なのである。
周りからみると、忙しそうだったり、あわただしい事でも、
本人の中で、落ち着いてできていれば、
「ていねいな暮らし」をしている、と言えそうである。
そのためには、心の余裕が必要と理解できる。
以前「スローライフ」は、ゆっくり過ごすことでない、
「ていねいに生きること」だと定義したのを思い出している。



2009年07月31日(金)
万葉の貴族より、平成の庶民のほうがいいわ

先日、ある女性団体の随行で、
浜松市の「万葉の森公園」と「うなぎパイファクトリー」を訪れた。
気になる一言は、うなぎパイの工場見学を終え、
館内に併設されている「カフェサロン」で、洋菓子を食べている時、
多くの女性が呟いた台詞である。
実は、この直前、浜北区の「万葉の森公園」で、万葉集の作られた時代の
文学、文化を体験しようと、奈良時代の食事を再現した万葉食を食べた。
食べたコースは、庶民や下級武士の食べ物ではなく、
貴族と呼ばれていた人たちが口にしていたとされる豪華な料理。(笑)
当然、葉っぱ類や木の実などが素材の中心で、どう表現してよいのやら。
まぁ、体験と言う意味では、大成功だったけれど、満腹感が得られない。
そして、そのあと訪れた場所で、洋菓子を口にした途端、
参加者の女性の顔色が変わった。
そう、その顔色を表現するのにピッタリの台詞が、
「万葉の貴族より、平成の庶民のほうがいいわ」だった。
普段、どれだけ、味の濃い高カロリーの食べ物に慣れているか、
誰もが実感した1日となった気がする。



2009年07月30日(木)
「うぉ〜」は、尺玉(大玉)存在感の証

業務終了後、職場のスタッフに誘われて、久しぶりに
ビール持参で、熱海海上花火大会へ足を運んだ。
今回は、砂浜から見上げる花火を堪能したが、
まわりから聞こえる・歓声・ため息から、
大玉(尺玉)の存在感を、思い知らされることとなった。
仕掛け花火やスターマインは、ハート型やドラえもん型など、
ちょっと観客に喜ばれそうな工夫がされていたが、
まわりから聞こえてくる声は「うぁ〜」。
それに比べ、何十年も前から、ずっと同じ丸型であるのに、
他を圧倒して、ひゅるひゅる〜と夜空に上がったかと思うと、
パッと破裂して、観客の頭上で大輪をひらく尺玉の場合、
まわりから聞こえてくる声は「うぉ〜」。
この違いは「一流」と「超一流」の違いにも似ている。
なかなか雲が流れなく、イライラしていた私たちの不満をよそに、
「ど〜ん」と大きな音を立てて「どうだ!これが花火だ」とばかりの
とんでもない大きさに、なぜか私の心は和んだ。
時代の流れを意識した「うぁ〜」と喜ばれる工夫も大切だけど、
やはり「うぉ〜」と言われる存在になりたいな、と感じながら
ほろ酔い気分で帰路についた花火大会である。



2009年07月29日(水)
「論語」には、40代に関する言葉が多い

書籍「論語一日一言」(村山孚著・PHP文庫刊・388頁)から。
孔子が多彩な弟子たちとの対話によって
「仁」の思想に基づく君子の道と、
真に人間らしい生き方を説いた「論語」をわかりやすく解説し、
一日一話の形で編集された、私の愛読書である。
その中で彼は、40代に関する言葉が多い、と気付いた。
お馴染みの「四十而不惑」(四十にして惑わず)から、
「四十五十にして聞こゆることなくんば、
これまた畏るるに足らざるのみ。
(40歳、50歳にもなって、これはという特徴がないような者は、
恐れるに足らない)
「年四十にして悪まるるは、それ終わらんのみ」等
(40歳にもなって人に憎まれるようでは、もう、おしまいだな)
これは何を意味するのか。
孔子が40代という世代を重視していたのか、
それとも40代の弟子が多かったので、自分たちの世代についての
師の発言を特に覚えて記録したのか・・と定かではないが、
私は、前者の意味に解釈したいと思う。
40代の男性、女性のみなさん、是非「論語」を一読して欲しい。
1つでも、心に残ることがあればいいじゃないか。



2009年07月28日(火)
君には、相手を礼儀正しくさせる何かがある

映画「エレジー」(イサベル・コイシェ監督)から。
年齢差は30歳、生まれも育ちも社会的立場も違う2人が、恋におちた。
大学の学生と教授として出逢った2人だから、
学生の彼女が、教授の男と付き合うことで、大人の女に成長していく、
そんなストーリーを予想していたら、正反対だった。
30歳年上の主人公が、彼女(と付き合い始めて、人間として成長した。
そんな印象が残る、やや重たい映画であるが、けっこう楽しめた。
作品の冒頭、2人は階段に座りながら、自己紹介をする。
その時の会話の一部だったと思う。教授が学生に感じたことを語る。
「君には、相手を礼儀正しくさせる何かがある」と。
それが何かは私にもわからない、だけど、そんな気がする・・程度の
ちょっとした台詞だったが、気になってメモをしていた。
お固い、頑固、厳格、近寄りがたい・・そんな意味ではない。
うまく言えないけれど、なぜか一緒にいると「礼儀正しく」なってしまう、
こんな誉め方は、素敵だと感じたからだろう。
「君って、礼儀正しい人だね」と言われて、恥ずかしがってはいけない。
「礼儀」とは、
人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。
特に、敬意を表す作法のことを言う。
人間にとって「礼儀正しい」は、一番大切な生き方かもしれない。

PS. あれ?「礼儀正しい」と「行儀正しい」、同じ意味だろうか?