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しもさんの「気になる一言」
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2009年07月17日(金)
「味わいのキリン」と「のどごしのアサヒ」

食育研修で講師から教えていただいた中から、
面白いこと見つけました、と栄養士さんが話してくれた。
タイトルだけでは、何のことかわからないかもしれないが。
ビール会社各社の思惑が、
缶ビールのプルタブに表現されているという話。
缶ビールの大きさ、プルタブなんて、どの会社も同じ。
ラベルとか、味そのもので差別化を図っていると思っていた。
しかし、しかし、近くのスーパーで確認したら、確かに違う。
キリンは、味わいを重視しているから、プルタブの部分が広い。
一度に、口に入る量が多い形。狙いは味わって飲んでもらうため。
アサヒは、のどごしを重視しているから、プルタブの部分が狭い。
一度に、口に入る量が少ない形。
狙いは、ゴクゴク・・と、のどごしで飲んでもらうため。
では、サントリーは?と考えてみたら、
コップに移して飲んでもらうことに重点を置いているから、
あまり特徴がないようだ。(笑)
コップに移した「あわ」で売っているから、
どちらかと言えば「味わい」かな。
サントリーとキリンの経営統合・・その兆候かもしれないな。
ビール好きの読者のみなさん、一度、飲み比べをしてみて。



2009年07月16日(木)
クイーンが死ねば、キングは無力よ

映画「ペネロピ」(マーク・パランスキー監督)から。
魔法で「ブタの鼻」にされてしまった、
主人公の女性「ペネロピ」は、
そんな顔でも愛してくれる男性が現れたら魔法が解ける、
そんな言葉を信じて、王子様が現れるのを待っていた。
しかし、最後は自分の力で、呪いを解いたから、
呪いを解くのは、自分の心だと彼女は悟った。
それは「ペネロピ」だけでなく、私たちにも言える。
自分で、自分の劣等感を理由に、呪いをかけているだけ。
ちょっとした勇気さえあれば、道は開けることを感じた。
しかし、気になる一言は、物語とはまったく関係ない、
「チェス」の一場面。(笑)
「クイーンが死ねば、キングは無力よ」が気になった。
ははは、なるほど、上手いことを言う、とメモ。
キングは、多くの駒に守られているが、
特にクイーンの役割が大きいことを、
この台詞は表現している気がしている。
さて、人間の世界では?(汗)



2009年07月15日(水)
職場の男同士の会話なんて、たいしたことないだろう

以前紹介した、高橋英樹ファミリーが出演したテレビ番組
「ボクらの時代」での一場面。
ひとり娘の真麻さんは、会社に勤めるまで、
男の人は、仕事が終わったらまっすぐ家に帰るものだと
父親の姿を見て思い込んでいたらしい。
それが勤めてみたら、世の中の常識は、男は仕事の帰りに、
職場の男同士で飲みに行くことだと知って驚いたらしい。
そんなことを父親の英樹さんに笑いながらも問いかけたら、
さらっと答えた父の台詞は
「パパはママと一緒にいることが楽しいから」に続けて
「職場の男同士の会話なんて、たいしたことないだろう」。
これには、完全に参った。言い返せない自分がいた。
たしかに、たいした話はしていない。(笑)
でも「飲みにケーション」という言葉もある事だし、
そこまで否定しなくても・・と思うのがやっとであった。
せっかく、大切な時間とお金を使って飲むのであれば、
もう少したいした話をしなくちゃなぁ、と反省。(汗)
う〜ん、でも・・これってなかなか難しい。
今晩も飲み会だったけど、けっこう真剣な話したんだけどなぁ。



2009年07月14日(火)
美術館を楽しむコツは「予習・復習」

昨年は、映画館で映画を楽しんだ。
そして、今年は美術館で絵画を中心に美術を楽しんでいる。
今年も半年を経過し、その楽しみ方がわかってきた。
ある人に「美術館を楽しむコツは?」と訊ねられた時、
私の口から出た単語は「予習・復習」だった。
もちろん自分の感性を信じ、先入観なしで絵画を観ることも
大切なことだと思うのだが、
私のような素人には、なかなかその感性が磨かれない。
幸い現代はインターネットで、美術館の企画展も、
画家の経歴・人間関係も調べることができる。
また意外と面白いのが、絵画の特徴で括った派閥であったり、
誰の影響を受けているか、などの情報であったりする。
そんなことを、ちょっと「予習」していくことで、
目の前の絵画の理解度が全然違うことに気がついた。
もちろん、本物の絵画を観ながら聴く「音声ガイド」も
授業さながらの理解を深められる。
さらに、見終わった後、ショップで売られている
「図録」と呼ばれる「今回の企画展の詳細説明書」(?)を
読み返すことにより、知らず知らずに「復習」ができる。
学生時代、苦手だった「予習・復習」の効果・威力を、
51歳になって初めて実感しているが、なぜか楽しい。
特に「復習」、是非、お試しあれ。



2009年07月13日(月)
「首相」と「総理」、どっちでもいいから統一して!!

解散・総選挙がほぼ決まったのを受けて、
各局のニュースでは、国会議員のインタビューが目白押し。
そんな中で、やっばり気になったのは、
5年前の2004年05月27日(木)気になる一言、
「首相」と「総理」の使い分け知ってたら教えて・・であるが、
今回は、もう少し視点が違う気になり方である。
「首相」と「総理」、調べていくうちに、どちらも同じ意味であるし、
本当の正解は「内閣総理大臣」だということも知った。
さらに、私たちが気になるほど、マスコミは気にしていないことも。
そういう私たちも、正直なところ、2つの言葉の違いや、
使い方がわかったところで、あまり意味を持たない気がしてきた。
それよりも、映画に夢中になっているからか、耳から入ってくる「音」と、
目から入ってくる「文字」が違うという違和感が、私をイライラさせる。
議員が「総理」と話したら「総理」と文字にすればいいし、
「首相」と口にしたら「首相」と文字にすれば、スッキリするはず。
話を戻すが、私のお願い。「どっちでもいいから、統一して!!」
テレビニュースで日本語を覚えようとしている、外国人のためにも。

PS.
「麻生おろし」という単語も、替わりのリーダーも浮かばないのに、
とりあえず、足を引っ張って邪魔をしているイメージしか浮かばない。
もっと、的確な言葉がないのだろうか。(汗)



2009年07月12日(日)
同い年には、共通言語があるよね、日本語だけど

気になる一言の貴重な情報源となっている
日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」から。
今回は「俳優・大沢たかおさん、俳優・江口洋介さん、
映画監督・紀里谷和明さん」の3人。
映画「GOEMON」関連のメンバーである。
ただいま41歳、3人は同い年・・のトークは、絶妙であった。
なぜか、と考えたら、メンバーの誰かが呟いた。
「同い年には、共通言語があるよね、日本語だけど」
同じものを観て、同じようなものを食べて・・・と
全部説明しなくても、わかり合える感覚みたいなものなんだと思う。
「ドラえもん」の話でも、ずっ〜と盛り上がり、
「巨人の星」や「明日のジョー」は、困ると自分で解決していたのに、
「ドラえもん」の「のび太」が登場してから、
日本という国は、他力本願が認められてきた・・みたいな話を、
番組でなければ、たぶんずっとしていたに違いない。
自分たちの年齢を意識しながら、
「たしか、バカボンのパパは41歳」で笑い転げ、
「ますおさん、絶対、年下でしょう・・ノリスケさんも?」と嘆く。(笑)
あっという間の30分は、私も同じ41歳だったら、
もっともっと、わかり合える話だったかもしれない。
「同い年には、共通言語があるよね、日本語だけど・・」

PS.
同級生だけの混声合唱団の練習でも同じことを感じたばかりでした。



2009年07月11日(土)
放火の動機には「実験型」もある

巷では、パチンコ店への放火が話題になっている。
そこで、ある本で見つけた「放火」に関する一考察。
今まで、放火の動機というと、恨みつらみから始まり、
証拠隠滅とか、保険金目当て、その他、
周りが騒ぐのが面白かったという愉快犯などが一般的。
しかし最近は、放火の動機の中に「実験型」があるという。
「物質の燃え方に興味がある」
「これは、どのように燃えるのだろうか」
「どのような、音がして燃えるのだろうか」と。
知ったことを試してみたくなるのは、人間として当然の性。
それが「家を燃やす」という行為で、実験をするらしい。
今までと同じ枠で「放火」を考えると、動機はわからない。
どうして?と思う犯罪行為の一部は、
常識では考えられない、動機が潜んでいることを学んだ。
わいせつ行為も、性欲だけでなく、実験型もあるのか。
DVも、児童虐待も・・・
やはり、私の枠では考えられないことが増えた気がする。



2009年07月10日(金)
子犬のときより、今のほうが可愛い

妻の愛読書「ミセス」の表紙の人、今回は、女優・樋口可南子さん。
気になる一言は、
彼女と夫の糸井重里さんが書いた「ブイヨンの気持ち。」という
愛犬を題材にしたエッセー集の一節から。
「子犬のときより、今のほうが可愛い」
そう、そう、わかる、わかる・・と、愛犬を横にして、メモをとった。
「空気を読んで嫌なことをしなくなるし、
つきあいが長くなって理解し合えるというか。
人と犬という関係でも、パートナーというのは、
年月が育てるものなんだとつくづく思いますね」と、彼女は
森綾さんのインタビューに答えている。
確かに、産まれたばかりの子犬は、無条件に可愛い。
しかし、その可愛さとはちょっと違った次元で、
我が家の15歳になる愛犬・ジェイクは、可愛いところがある。
決まった場所にウンコをしたら、早く取って欲しいと吠え、
毎日、決まった時間には、目覚まし替わりに吠え、顔を舐める。
眠たくなったら、もう寝ようよ・・とク〜ン、ク〜ンと鼻から声を出し、
白内障の目やにを取ってやると、嬉しそうに尻尾を振る。
どれもが、子犬のときの可愛さではないが、愛おしい。
吠えるだけ吠えて、疲れたら、もう爆睡状態が、憎らしいけれど・・(笑)
やっぱり、飼い主に似たのかな?



2009年07月09日(木)
「あなたは、上手だわ」「何が?」「朗読よ」

映画「愛を読むひと」(スティーヴン・ダルドリー監督)から。
舞台は、1958年のドイツ。(なんと、私が産まれた年である)
セックスをしてから、その余韻で彼が朗読していたバターンから、
先に彼が朗読し、気持ちが豊かになったところで
セックスをするパターンに切り替える場面が印象的だった。
それほど、彼女は、活字に飢えていたことが理解できる。
物語後半、彼女が「文盲」だったと知り、
裁判所での「筆跡鑑定」や、「THE」を覚える場面が、鮮明に蘇った。
牢獄での「録音テープ受け取り」サインにも、
その成長ぶりをさらっと感じさせ、彼女の努力が痛々しかった。
(ドイツが舞台なのに、全編ドイツ語でないのが不満だったけど・・)
字幕を読む私としては、英語より雰囲気が出るのになぁ、程度の感想。
さて、気になる一言は、彼がセックスに夢中になっていた若かりし頃、
(彼女は、朗読に夢中になっていた頃)の2人の会話。
「あなたは、上手だわ」「何が?」「朗読よ」
セックスを誉められたのかと喜ぶ彼を、彼女が余裕の会話で交わす。
この場面は、さらっと流れるが、大事な会話だったと思う。
どんなに歳を重ねても、話し方、イントネーション、滑舌などは、
それぞれの個性として、生き続けるから。
実は、会話としても、実に面白いフレーズ。(ずっこけないが・・(笑))
原作「朗読者」には、どう表現されているんだろうか、
今回は、映画を観てから、原作を読むつもり。これまた楽しみである。



2009年07月08日(水)
じゃあ、取らない・・・(笑)

仕事を終えてからの、職員ボーリング大会。
いつものように、スコアは知れたものだが、他課の職員や
幼稚園、保育所、消防に勤務する職員も含めての親睦だから、毎回楽しい。
その上、臨時職員まで参加とあって、地元ボーリング場、36レーンは全て貸切。
親睦、親睦と言いながらも、毎年1ゲーム目は、みんなけっこう真剣に投げる。
2ゲーム目は、疲れと空腹、喉の渇きも手伝って、恒例のように低スコア。
球に威力がなくなると、当然、スプリットが増えるのもいつものこと。
4番7番・6番10番の4本のピンが残る形や、
7番・10番の2本のピンが残る形は、プロボウラーでもなかなか取れない形。
それを承知で、いつもは「あのスプリットを取ったら、1万円やる」など、
言葉遊びするのだが、今回は、気心が知れた女性たちが何人か傍にいたので、
「あのスプリットを取ったら、キスしてあげる」と声を掛け、
おしぼりで、口を拭くマネをして、彼女らの反応を待っていたら、
なんと「じゃあ、取らない・・・」のフレーズが返ってきた。
取ろうと思っても取れないスプリットを「取らない」と言い切った。(笑)
まあ、今日の楽しさを記録に残すには、これだな、とメモをした。
「頑張ってみます」とか「本当ですね、約束して下さいよ」も面白いが、
「じゃあ、取らない・・・」には、完全に負けた。(汗)
仕方ない、また来年まで、私のキスはお預けだな。