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しもさんの「気になる一言」
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2009年01月18日(日)
本当に全部、気になる一言は書いたのですか?

素朴な質問のメールが届いた。
「しもさんは、昨年154本、映画を観たそうですが、
本当に全部、気になる一言は書いたのですか?」という内容だった。
そうか、そう言えば、全部はアップしてないなぁ、と反省。
実は、1年の半分くらいが映画ネタ、という訳にもいかず、
「eiga.com」(http://eiga.com/)というサイトの
「映画レビュー」コーナーに、全て納めてある。(笑)
ただ、観た映画の記録を残そうと、レビューを繰り返していたら、
なんと「ランキング2位」にまで達してしまった。
1位を目指している訳でもないし、映画ファンにとっては、
作品の中の台詞を紹介しているだけの「ネタばれ」レビューなので、
申し訳ないと思っているが、写真付きの管理が出来るので、本人は大満足。
今までの鑑賞作品も、少しずつアップし始めたし、
これから観る作品も、必ずアップしていく予定だから、
私の「気になる一言(映画編)」は、ここで確認していただけたら・・と思う。
最近は、昨年観た映画の予告編を、もう一度見直してみる楽しみを知った。
また、観た映画をエクセルで一覧表にして眺めてみるだけで楽しい。
映画の主題曲をパソコンからダウンロードして、iPodで楽しむこともある。
映画って、いくらでも違った楽しみ方が出来る気がする。
一粒で何度でも美味しいのが「映画」だよなぁ。



2009年01月17日(土)
体重計は「体重計測機器」の略?

久しぶりに見た、テレビのクイズ番組、三択問題。
「測る・計る・量る」・・体重を「はかる」は?
重さを調べるのだから「量る」と思ったが、
ちょっとまてよ、「体重計」って言うよなぁ、と自信がなくなった。
「体重だけは計る」を使うのかなぁ、とか、実は迷った。
基本的に「はかる」の使い分けは、
「計る」物の数を数える・・「時間を計る」
「量る」重さやかさ(量)を調べる・・「体重を量る」
「測る」長さや高さを調べる・・「距離を測る」「面積を測る」
「図る」ものごとの見積もりをたてる・・「解決を図る」
「謀る」良くないことを計画する・・「暗殺を謀る」
「諮る」人と意見を出し合う・・「審議会に諮る」
では「体重計(たいじゅうけい)」は?と疑問は広がる。
辞書では「身体の重さを量る測定器具。」
あれ、肝心の「計」が出てこない。
さらに調べたら、体重計のカテゴリーは「計測機器」とわかった。
「体重を量る計測機器」が「体重計」なのだろう。
面倒くさいから「ヘルスメーター」って覚えようっと。



2009年01月16日(金)
「なんか、不自然なんだよなぁ・・」「ひど〜い」

職場のスタッフの1人が、珍しくスカートをはいてきた。
「あれ・・」と思ったが、見慣れぬ姿に、なんとなく違和感があった。
本当になんとなくだけど、私の中でしっくりしない感じだったので、
そんな気持ちを伝えようと「なんか、不自然なんだよなぁ・・」。
そしたら、他の女性スタッフから一斉に「ひど〜い」とブーイングの嵐。(汗)
「なんか、違和感あるなぁ・・」の方が、失礼かと思ったのだが、
「不自然」の方が、意味合い的には失礼のようだ。
上司が部下に「おっ、今日は珍しくスカートか、似合うね」と言った方が
セクハラになるんじゃないかとも考えたら、そうではないらしい。
では逆の場合、どうなんだろう。
いつもスカートをはいている女性に向かって、パンツルックの時に
「なんか、不自然なんだよなぁ・・」って言葉をかけても失礼なのかな。
この場合「なんか、違和感あるなぁ・・」だったら、怒られないのも。
「似合わない」「無理がある」「ちぐはぐな感じがする」
そんな意味で、使ったわけじゃないけれど、
まったく女心がわからないんだから・・と烙印を押された感じ。
これだけ、女性の気持ちがわからないんじゃ、恋愛小説なんて書けないし、
何のために、ラブストーリーの映画観てるの?と言われそうだ。
う〜ん、今日は何をやっても、自信喪失。早く寝よ〜っと。
○○さん、ごめんなさい。(汗)



2009年01月15日(木)
福袋しかもらったことがない

正月の3日くらいまでに、誕生日を迎える人も当然いるが、
彼ら彼女らの苦悩は、話のネタには最高である。
もちろん「プレゼント」なんてもらったことがないから始まり、
「バースディカード」なんて「年賀状」が当たり前の世界。
「明けましておめでとう」を「誕生日おめでとう」に読み替える。
なるほどなぁ、みんな苦労してるんだ・・と苦笑いした。
しかし、もっと面白い話をある女性から聞いた。
その彼女、彼氏から誕生日プレゼントはもらうらしい・・
(どんなものをもらうの?)と訊ねようとしたら、
「それがさぁ」と前置きして「福袋しかもらったことがない」。
だから、開けるまでプレゼントの中身がわからない・・(笑)
彼氏は「好きな福袋とっていいぞ」と会場へ連れて行くのだろうか。
クリスマスが誕生日の人は、2つもらうの?
バレンタインデーが誕生日の彼氏は?
ホワイトデーが誕生日の彼女は? 考えると面白いことばかりである。
それにしても、今のところ「福袋しかもらったことがない」がベスト。
どうやら、この彼氏とは結婚しなかったらしい。(汗)



2009年01月14日(水)
お通夜のはしご(?)、お通夜のかけもち(?)

同級生の父親と、仕事で世話になっている方の旦那さん。
どちらも、今晩がお通夜だった。
「午後6時から」と「午後7時から」。
同じ時間帯だったら諦めるけれど、1時間違いだったので、
両方とも参列することが出来た。
最初のお通夜で、知人に呼び止められたが、次があったので
「ごめん、お通夜のはしごなんだ」と断り、式場を後にした。
移動中、表現が変だなぁと気になり、帰宅後、PCで調べたら、
似通った表現をいくつも見つけた。(笑)
■「はしご」・・・「お通夜のはしごなんだ」
「梯子酒」の略。転じて、いくつかの場所を続けてわたり歩くこと。
■「かけもち」・・「お通夜のかけもちなんだ」
同時に二つ以上の仕事や役目を一人で受け持つこと。
■「たてつづく」・「お通夜が立て続けにあるんだ」
同じことや似たことが続けて起こる。
■「あいつぐ」・・「お通夜があいついで・・」
物事があとからあとから続いて起こる。
■「つづく」・・・「お通夜が続いててね」
ある事柄のあとに、間をおかず他の事柄が連なる。
物と物とが切れ目なくつながる。
■「かさなる」・・「お通夜がかさなっていて・・」
ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。
複数の物事が同時に一緒になる。かち合う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実際には、時間が多少ずれているけれど、
「ごめん、お通夜が重なっちゃって・・・」と断る方が無難だな。
でも・・本当は、どちらも中途半端な参列で、故人に申し訳ない気がした。
お通夜に続けて出るなんて常識はずれだな、反省しなくちゃ。
今一度、姿勢を正して、合掌。



2009年01月13日(火)
一緒に寝たいよぅ〜

タイトルだけでは、ちょっと色っぽい一言だけど・・
実は、愛犬・ダックスのジェイクが、突発性の椎間板ヘルニアになった。
とりあえず、下半身が麻痺状態で動かないので、歩行も困難。
先生に訊いたら、とにかく歩かない方がいいとのこと。
そこで、サークル(檻?)を購入し、昼間はその囲いの中で、過ごさせた。
痛いのか、疲れているのか、時々、横になって寝てくれて一安心。
では、夜も・・と思って、布団に入ったら、傍にいるにも関わらず、
「ク〜ン、ク〜ン」と泣き(鳴き)続け、私を寝かせてくれない。
どうして、今日だけ、こんなところで寝なくちゃいけないの?
いつも、一緒に寝てるじゃない・・とばかりに、吠え続けた。
ここは、心を鬼にして、動かさない・・と決めて、
電気を消し、布団にかぶって寝ながら、彼が諦めるのを待った。
しかし・・その「ク〜ン、ク〜ン」は泣き止まず、
(いつものように布団で)「一緒に寝たいよぅ〜」と聞こえてきた。
結局、その泣き声に耐えきれず、布団に入れたら
案の定、安心したかのように、スヤスヤと寝息。
おかげで、私は寝返りもうてず、完全に寝不足状態。
甘やかし過ぎたかな・・でも、家族だからね、飼い主バカでもいいや。



2009年01月12日(月)
セザンヌは「プロヴァンス」、ビュフェは「ブルターニュ」

3連休を利用して、今年のテーマとしている美術館へ。
行き先は「セザンヌ主義」(横浜美術館)、
「ベルナール・ビュフェとブルターニュ」(ビュフェ美術館)。
映画と違って、下調べをしていくと、より楽しめることがわかった。
まるで絵画の学芸員にでもなったようだ。(汗)
今の私の関心ごとは、彼らの原風景として深く脳裏に刻まれた場所である。
「原風景」とは、
原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。
英語では「primal scene」とでも訳せばいいのだろうか。
「primal」には、
1 第一[最初]の;根源の;原始の, 最初期の.
2 主要な;根本的な の意味がある。
生まれた場所というより、家族と過ごした風景といった方がいいかも・・。
企画意図の違う別々の企画展なのに、彼らの生い立ち(故郷)を実感できた。
セザンヌの原風景のひとつ「サントビクトワール山」が、
同じフランス画家とはいえ、時代も、地方も違ったビュフェの作品に、
「サントビクトワール山」があったのには驚かされた。(企画展外の作品)
さて私にとっては、愛鷹山に西側を少し隠され、頂上が平らな「富士山」と
日量百万トンの水量で、わずか1500メートルを悠々と流れる「柿田川」。
横浜美術館で観た、片岡球子さんの描く「富士山」でもなければ、
MOA美術館で観た、葛飾北斎の描く「富士山」でもない。
また、柿田川の流れの速さが、私の生活のリズムになっている気がする。
あらためて「原風景」って大切だよなぁ・・と思った。
これからも、毎日、この風景を眺めて生きていきたい。



2009年01月11日(日)
「自立」は頼れる人がいる。「孤立」とは違う。

NHK番組「ETV50」から。
今回は「子どもサポートネット・親と子を支えるために」。
作家・重松清さんや、女優・東ちづるさんらをゲストに迎え、
@いう間の3時間だった。(笑)
なるほど・・と思うことばかりだったが、私が選んだのは
「『自立』は頼れる人がいる。『孤立』とは違う。」だった。
結婚したり、就職したり、成人したり・・と「自立」という言葉は
私たちの生活では、至る所で耳にする単語となった。
しかし「自立」したはずなのに、悩み苦しむ人が増えた現実がある。
そもそも「自立」ってどういうこと?と思っていた矢先、
ひょんなことから、私には、とてもわかりやすい定義をいただいた。
「自立」という言葉の裏には、
「でも・・最後には頼れる人がいるから安心」という保険がある。
感情に任せて「自立」しようとすると、頼れる人がいなく「孤立」となる。
この違いは、漢字以上に大きな違いがあると思う。
「孤立」は、誰にも相談することも出来ず、
生活に余裕がなくなり、精神的に辛くなるケースが多い。
それに比べて「自立」は、自分では自立しているつもりでも、
必ず、誰かが遠くから見守っていてくれる。
だから、精神的に余裕が生まれ、相談できる友だちも増えることとなる。
今一度、自分は「自立」なのか「孤立」なのか、考えてみるといい。
「孤立」だった人、まずは「頼れる人」を探すところからはじめてみては。



2009年01月10日(土)
脱ぐのを手伝ってくださる?

映画「ローマの休日」(ウィリアム・ワイラー監督)から。
オードリー・ヘプバーン扮する、アン王女が酔ってベンチで寝込む。
そこを、グレゴリー・ペック扮する、新聞記者に助け起こされ、
彼の部屋で、着替え始めるシーン。
酔っているとはいえ、この台詞は、私にはたまらなかった。(汗)
脱ぐのを「手伝って」ではなく「手伝ってくださる?」。
ここに、王女らしい言葉の響きがある気がした。
他にも「この詩をご存知?」「私もいただける?」
「もう、下がってよろしい」「なんという幸せ」・・
どんな台詞を口にしようと、このラブロマンスを思い出せる。
王女の「楽しくってワクワクすること」が、
カフェのテラス席に座ることだったり、
ウィンドウを眺め、雨の中を歩くことだったりするが、
「ありふれているわね」と自分で納得するシーンも好きだな。
しかし、今の時代でも、カフェのテラス席に座ることや、
雨の中を歩くことは、けっしてありふれてはいない。
寒いから・・とテラス席には座らず、店内の席に腰掛け、
濡れると困るから、と雨の中を歩くことさえしない。
だから、今でも「楽しくってワクワクすること」かもしれない。
1953年の制作映画(55年以上前)が、こんなに新鮮なのは、
今も、人間の本質は変わってないってことではないだろうか。
ラストシーン、2人とも大人だなぁ・・と呟いてメモを閉じた。(笑)



2009年01月09日(金)
マネの絵を鑑賞し、リルケの詩を読み、マキノ省三の映画を観る

書籍「人間臨終図巻」(山田風太郎著・徳間書店刊・333頁)から
現在の自分の年齢で亡くなった方を知ることは、非常に刺激となる。
この人は、もう私の年齢でこれだけの功績をあげ、
こんな死に方をしたのか・・と知るだけでも、その価値はあると思う。
49歳で他界したのは 
薩摩藩主・島津斉彬、作家・夏目漱石、堀辰雄、画家・山下清。
50歳で他界したのは
俳人・松尾芭蕉、西郷隆盛、画家・竹久夢二。
そして、51歳で他界したのは 
井原西鶴、画家・マネ、詩人・リルケ、映画監督・マキノ省三。
だから、今年は少なくとも・・
井原西鶴の「好色一代男」を読み、マネの絵を鑑賞し、リルケの詩を読み、
マキノ省三の映画を観る」ことくらいしようかな。
彼らが社会に与えてきた影響と、そのための鍛錬と努力に比べたら、
今の自分は、まだまだだなぁ、と反省する材料となるからだ。
そろそろ社会に対して、少しでも影響を与えていきたい。
そんなことを思った年頭である。
もう何度も紹介している、この本、是非、手元において欲しい。
「人間臨終図巻」・・おすすめです。