
|
 |
| 2008年12月29日(月) ■ |
 |
| 渡りを付けてください |
 |
NHK大河ドラマ「篤姫」の総集編、でメモした台詞。 このシーン、見逃したなぁ、きっと・・と思うフレーズだった。 結婚したはずなのに、なかなか夜の営みがなく焦ったのだろう。 篤姫から徳川家定へ、直々にお願い。(あり得ないと思うけれど・・) 「渡りを付けてください」(周りにいた女性陣の驚いた顔が印象的) 予想はつくが、一応調べてみた。 「渡りが付く」と言えば、 話し合いがつく。交渉が成立する。関係がつく。「技術提携の渡りがつく」 「渡りに船」と言えば、 必要な物がそろったり、望ましい状態になったりして好都合なこと。 「渡りに船の申し出」 そして「渡りを付ける」と言えば、 話し合いをつける。交渉をする。関係をつける。 「訴訟にならないよう渡りを付ける」などの使い方をする。 そう考えると、この台詞、とても凄い言葉を口にしたことになる。 女性から男性へ「エッチして」と、大勢の前で叫んだことになるのかぁ。 さすが「篤姫」、もはや「天晴れ!!」としか言いようがない。 時代背景もさることながら、こんな史実があったのか?と調べたくなる。(笑) 脚本家のちょっとした遊びなんだろうなぁ、たぶん。 インパクト、強すぎるもの、この台詞。
|
| 2008年12月28日(日) ■ |
 |
| 川口浩って誰ですか? |
 |
今年最後(のつもり)の忘年会だった。 私が所長・館長を務めている、 子育て総合支援センター、子ども交流館のスタッフが、 今年最後の仕事を終え、午後7時過ぎ、やっと全員が顔を揃えた。 普段、交代で休みを取るので、全員がこうして顔を揃えるのは 年に何度もあることではなく、 慌ただしく、しかし楽しく過ぎた1年を振り返り、美酒に酔った。 さて、気になる一言は、2次会のカラオケでの1コマ。 先日、サインをもらった嘉門達夫さんのヒット曲から 「ゆけゆけ、川口浩」を選び(やや風邪気味だが)絶叫する予定だった。 が・・スタッフの半分から「川口浩って誰ですか?」の問いかけ。 これには、自分で笑ってしまった。 この歌は「川口浩探検隊」を知らなければ、面白さが半減する。 いや、半減どころか、歌う意味がない・・のかもしれない。(汗) 「じゃ、ジュリーの歌にしようかな」「名前は、聞いたことあるけど・・」 こんな会話の繰り返し・・。これだけで私のメモを増えた。 こんな若い女性たちと、ちょっと薄暗い部屋で2時間もいられるなんて、 幸せ者だな。きっと。
PS.おまけ 嘉門さんの歌って、カラオケ向きじゃないな、 歌詞が最初に出てしまい、落ちがわかっちゃうもの。やっぱ、ライブだね。
|
| 2008年12月27日(土) ■ |
 |
| これからどうするの? |
 |
映画「地球が静止する日」(スコット・デリクソン監督)から。 今年の1月「アース」を観て、地球温暖化の現状を知り、 そして12月、この映画で、何も変わっていないことに愕然とした。 「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。」というメッセージに対し、 「私たちに変わるチャンスをちょうだい」と哀願する。 「窮地になるから、進化する。進化するチャンスを奪わないでくれ」 と表現を変えても同じことを言っている。 「私たちは変われる」と地球人、「もう我慢できない」と宇宙からの使者。 そして「助かるには、私たちが変わるしかない」と言い切るのだが・・。 「地球人は、破壊的だ」とまで宇宙からの使者に言われ、現実は確かに厳しい。 実はこの映画を観て、黒沢明監督の「生きる」を思い出した。 「お通夜」「葬式」の時は、主人公が命をかけて頑張った姿に奮起し、 明日から僕たちも・・と気勢をあげる。 しかしその現実は、また元の生活に逆戻り。人間の弱さを表現した。 たぶんこの映画も、私たち地球人に対する問題提起だろう。 だからこそ敢えて、子どもがぼそっと呟いた台詞を取り上げた。 「これからどうするの?」 「私も同じことを考えていた」とキアヌ・リーブス演じる宇宙からの使者。 大切なことは、この映画を観た後の、私たちの行動にあるのだろう。 「人間は、窮地になって、本当に変われるのだろうか?」 私の疑問である。
|
| 2008年12月26日(金) ■ |
 |
| 元気をいただいた「篤姫」総集編 |
 |
久しぶりに、心身ともに疲れて帰宅した、御用納めの夜、 それを吹き飛ばしてくれたのは、 NHK大河ドラマ「篤姫」総集編(薩摩、青春の日々)だった。 自分が、この番組を見てメモしていた台詞の総集編かと思うほど、 その展開は私を喜ばせてくれた。 こんなことで・・と自分でも思うが、たしかに元気になった気がする。 言葉の大切さ、インパクトのある言葉の力を、伝えてきた私が、 「篤姫」に登場する台詞に励まされた形となった。 言い方を変えると、ちょっぴり自信が戻ってきた感じがする。 体調を崩すと、どうしても、心身ともに疲れてしまいやすいが、 自分のメモした台詞に、間違いがなかったという自信。 そして、その言葉が物語後半の「キーワード」となってくる誇り。 この快感は、私だけが味わえる「ほんの幸せ」だとわかっていても、 やはり嬉しい。 変な趣味、と言われながらも、しつこくメモを取っていてよかった・・ と思える瞬間でもある。 言い古された言葉であるが「たかがメモ、されどメモ」。 今日の番組は、どんな病院の薬より効いた。
|
| 2008年12月25日(木) ■ |
 |
| 寄る年波には勝てない |
 |
連夜の忘年会疲れか、昨日の午後から突然、体調を崩した。 50歳を超えてから、無理がきかなくなった気がする。 飲み過ぎの二日酔いより、午前様の寝不足の方が辛い。 昨夜からの下痢は、今までで経験したことがないくらいひどかった。 気がつかないうちに、出ていそうで、 何度、パンツをチャックしたことか・・。(汗) こんな私を見て「しもさんでも、寄る年波には勝てないね」と 表現した人がいた。 そこで帰宅してから、さっそく調べてみると【年波】 「年齢が重なるのを波にたとえていう語」 年を取ること。また、経て来た年数。 だれも寄る年波には勝てない Nobody can win out against the onslaught of time. ついでに・・・【節節】 からだのあちこちの関節。 体の節々が痛い I have pains in my joints. 若いと思っていても、体は正直だなぁ・・と実感した。
PS.告白 生まれて初めて、パンツ持参で出勤しました。(笑) 出るものは全て出たのか、全然、平気でしたが、やはり節々が痛い。
|
| 2008年12月24日(水) ■ |
 |
| 人間だからミスすると思う人は、ミスをする |
 |
先日見たテレビ番組、NHK「プロ魂」(王監督のメッセージ)から。 「プロ魂」と題するだけあって、メモを増えた。 王監督の「プロ」に対する持論は、非常に厳しかった。 「人間だからミスすると思う人は、ミスをする、 そして、同じミスを繰り返す、さらにミスの回数も多い」 「プロは、ミスしてもいい、と考えてはいけない。 プロなら、ミスするな」 「周りは、ミスは仕方ないと言うが、自分では言ってはいけない」 そして最後に「プロの世界は、どう取り組んだってことではない、 結果で評価される」と言い切った。 また「結果は自分で掴め」とも言う。 さすが、王監督、ますます好きになった番組であった。 以前の日記にも書いたけれど、私たちも「地方公務員のプロ」。 最初から「ミスを前提とした仕事はしてはいけない」 心に刻もうと思う。
|
| 2008年12月23日(火) ■ |
 |
| 意識して時間を作らないと、自分が後回しになるよ |
 |
あれ、誰の台詞だろう? またまた、いつものメモ忘れである。(汗) 忙しい、忙しい、を口にしてる人にアドバイスしよう、と 携帯のメモ機能に残していたに違いない。 自分を大切にしよう、と言いながら、 一日を振り返ってみると、自分以外のために使う時間がほとんど。 しかしその時間も大切、となると、 意識して自分のための時間を作るしかない・・はずである。 それでも、そんな事言ったって・・という人がいる。 自分の一日を書き出してみたことはあるだろうか。 (多くの著者が、まずは自分を知るところから・・と主張している) 本当に、30分くらいの時間は、誰にでもいくらでも転がっている。 30分で出来ることを見つければ、自分の時間はグッと増える。 毎日の30分の積み重ね、一年経つと驚くほど長い時間になることは それに気がついた私が保証する。 まずは騙されたと思って・・・実行するしかない。 癖がついたら、次のアドバイス差し上げます。(汗) 是非、是非、お試しあれ。
|
| 2008年12月22日(月) ■ |
 |
| 「延長どうします?」「30分!」「えっ、3時間ですか?」 |
 |
気になる一言か迷ったけれど・・。 職場の忘年会、1次会は、私のオススメで「中むら」へ。 コース料理が終わらないうちに、アラカルトで頼んで、満腹、満足。 さて2次会は、恒例のように、カラオケのSHIDAXへ。 2時間で予約し、楽しい時間が過ぎて、時計は10時半。 フロントから、延長確認の電話。 幹事は受話器を取りながら「延長どうします?」。 周りを見回したが、誰も判断しそうもなかったので、 私が「30分延長」の合図として、3本の指を立てて「30分!」を指示した。 周りも、みんなそう理解したと思っていた。 しかし驚いたことに「3時間延長」と勘違いしたメンバーがいた。(汗) 食べ過ぎて、飲み過ぎて、もうヘトヘト・・なのに、 「10時半」から3時間延長したら、午前1時半近くなる。 さすがに、私には考えつかなかったけれど、 そういう発想をしただけでも、記録に値すると、メモをした。 以前、長嶋監督が元木大介選手にノックして「捕れたか?」の問いに、 元木選手が出した「OKマーク」を「あと3本か?」と勘違いした 長嶋監督を思い出した。 しかし・・結局「30分延長」を「3回」ほど繰り返し、終了は午前様。 みんな、パワーあるなぁ。
|
| 2008年12月21日(日) ■ |
 |
| 否定し、拒否し、怒り、落ち込み、受け入れる |
 |
書籍「た・か・く・ら」(嘉門達夫著・扶桑社刊・196頁)から。 先日、著者本人の握手とサイン入りでゲットし、やっと読み切った。 仲の良かった同級生「高倉」の死を必死で受け入れようとしている、 可笑しくも切ない友情物語。 その中で、選んだのは・・この流れ。正確には 人は、余命を宣告された時、 まず最初は「そんなはずはないよ」と否定し、 「それは間違いだろう!」と拒否し、 「何故、自分なんだ!」と怒り、 「どうしようもないのか!」と落ち込み、 最後に「仕方ない」と受け入れるべきらしい。という一連の表現だった。 人間の心の動きが、短いフレーズの中に、凝縮されている。 同じ年代に生きた者しかわからない、大阪万博の思い出も蘇ってきた。 私が彼の歌を好むのは、私と同じ視点の人間ウォッチングが多いから。 笑い飛ばすようなフレーズの後ろに、なんだか切なさを感じるからだ。 「人生スポットライト1回説」に納得しながら、 どれだけ、そのスポットライトを浴び続けることが出来るか、 いつ、そのスポットライトを浴びるのが幸せなのか、 そんなことを考えながら、読み終えた。 親友の死をテーマに書かれた私小説なのに、なぜかスッキリ感が残った。 是非、御一読を。
|
| 2008年12月20日(土) ■ |
 |
| 思秋期 |
 |
たしか、作家・島田雅彦さんのメッセージだったと思う。 「少し体調も崩れたり、精神的なストレスがたまって、 今までやってきたことに大きな疑問を抱く時期」を、 彼は「思春期」に対抗して「思秋期」と表現した。 「思春期」は辞書によると 「二次成長があらわれ、生殖可能となる時期。 11〜12歳から16〜17歳までぐらいの時期。春機発動期」とある。 「思秋期」は、もちろん辞書には載っていない。 しかし、妙に今の自分にピッタリした表現だったので 思わずメモをした。 人によって違うが、45〜55歳くらいだろうか。 (今は寿命も延びているから、70歳くらいまでかな?) みんな同じようなことを口にするので、 まんざら的外れではないと思う。 かえって「思春期」の方が、本人は意識もせず 知らないで通り過ぎることが多い気がする。 「思秋期」は、誰もが必ず意識する年代だと思う。 同じような症状を「更年期」という言葉で片付けるが、 私は「思秋期」の方が、素敵な表現だと感じる。 よ〜し、広めちゃおうっと。
|
|