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しもさんの「気になる一言」
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2008年10月10日(金)
“を”が無ければ 祈れない

詩集「くんぺい魔法ばなし・山のホテル」
(東君平著・サンリオ刊・95頁)から。
実は最近、またひとつ楽しみが増えた。
子どもが成長し、ここしばらく絵本や詩集などから遠ざかっていたが、
児童図書満載の「こども交流館」が、私の職場のひとつとなった。
せっかくのチャンスだから・・と、絵本や詩集も読み始めたが、
面白くて、時間が経つのを忘れてしまう。
今回の気になる一言は、私のお気に入りの作家、東君平さんが、
1974〜1987年に作った作品、38作の中から。
「を」というタイトル
「誰のだったのだろう 道に“を”の字が 落ちていた
一瞬 自分のものではと思った ほこりまみれの“を”の字
愛を 希望を 夢を 恵を “を”が無ければ 祈れない
捨てたのだろうか うっかり 落としたのか  (後略)」
この作品で「を」という文字の大切さを知った。
最近「○○を祈る」ことも忘れていたことに気付いた。
そして、詩は、私の楽しみのひとつとなった。

PS.
行間を詰めたり、改行を省略することは、私の本意ではないけれど、
作品を紹介することが目的ではないので、ご理解ください。



2008年10月09日(木)
仕事を持つ妻が男のステータス

なかなか面白い発想だと思う。
たしかメモの横に、
「中村江里子、雨宮塔子、霧島かれん」と書かれていたから、
日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」の話題だと思う。
フランスに関連する3人の名前があるのだから、
フランスの話かもしれない。(ごめん、覚えていない)
日本では、夫がどこに勤めているか、どんな役職か、などが、
妻のステータスとなっていた時代があった。
しかし現代は、妻がしっかりと自分の人生を考え、職に就く。
男女共同参画社会など意識もせず、当然のように家事を分担し、
妻が働きやすい環境を整えている男性こそ、評価される。
そんなニュアンスが感じられる。
逆に、妻に働く環境を与えられない夫の評価は下がる。
日本も「女性の社会進出」を無理やり推し進めるのではなく、
「仕事を持つ妻が男のステータス」となる社会を目指せば良い。
結果は、同じなんだから。



2008年10月08日(水)
歓声をあげながら、息を殺している

いつもとちょっと違う雰囲気が、東京ドームに漂っていた。
テレビを観ていても、それは伝わってきた。
そう、プロ野球、同率首位で迎えた「巨人VS阪神」の最終戦。
選手も応援団も、この試合は負けられない、という気持ちが強い。
その異様な雰囲気を文字したい、と思っていたら、
実況中継のアナウンサーが、
解説の掛布さんや水野さんらに確認するように、こう呟いた。
最高に盛りあがりながら、なぜか、いつもより静かな雰囲気。
それを肌で感じたのだろうか、
「歓声をあげながら、息を殺している」という表現になった。
実は、私も朝から落ち着かなかった。
ノーベル賞受賞や株の下落よりも、今日の「巨人阪神戦」。
映画鑑賞や飲み会の誘いも、今日だけは影を潜めた。
久しぶりに、最後まで緊張したいい試合だったので、
記録としても残しておきたくなったので、この一言。



2008年10月07日(火)
いつも気にかけてくださって・・

「清原選手のプロ野球引退記事」を読みながら気付いたのは、
彼が、多くの選手のことを、気にかけていたという事実だった。
PL高校時代の活躍、プロ野球選手としての成績、
そんなものは、彼の評価の一部分でしかないことがわかった。
イチロー選手を始め、松井選手・松坂投手など、
今では米メジャーリーグで大活躍の選手から、
他のチームのバッティングピッチャーに至るまで、
多くの関係者に慕われた原因は、
いつも同僚・後輩に対し、気にかけていたことだと知った。
新聞には、清原選手の引退を惜しむコメントが多く掲載されていたが、
そのほとんどが「いつも気にかけてくださって、ありがとうございます」の
気持ちが込められていたと思う。
調子の悪い時、将来を悩んだ時、判断に迷った時、
清原選手の優しい一言に救われた、立ち直った、決断した、
と彼らは、堂々と証言している。
自分自身も怪我をして、体調万全でないのにもかかわらず、
周りの選手の様子にまで気に配り、タイミング良く声をかけられる
彼の心の広さを知って、私は胸が熱くなった。
「人間・清原」のこれからの活躍を期待したい。



2008年10月06日(月)
アイス 毎日4割引

近くのドラッグストアーで見つけた看板。
これって、最初「へぇ〜」と眺めたけれど、
よく考えたら「毎日4割引」なら、
最初から「激安」でPRすればいいのに・・と思った。
しかし、あとになって考えると、忘れられないフレーズである。
最近、どこでも目にする「大安売り」の看板よりも、
ずっとインパクトがあり、「おやっ?」と思わせてくれた。
どこでも、誰でも使っている言葉は、印象に残らない。
ほんのちょっとの言葉遊びで、記憶に残るのになぁ、と思う。
以前、紹介したが、町中に溢れている「年中無休」よりも、
「定休日2月30日」の方が、今でも忘れない。(笑)
ただ、困ったことに、この看板を出していたお店を忘れた。
う〜ん、思い出せない。インパクトのある店名じゃなかったんだな。



2008年10月05日(日)
いっぱい泣けば止まります

映画「パコと魔法の絵本」(中島哲也監督)から。
俳優・役所広司さん扮する主人公の大貫が、
入院している病院の先生に訊く。
あることで、涙が止まらなくなってしまったが、
今までの人生、意地悪ばかりして、泣いたことがないので、
涙の止め方がわからない・・
「先生、涙ってのはどうやって止めるんだ?医者なら教えてくれ」
と真面目な顔をして呟く。
その質問に、先生は、さらっと応える。
「簡単です」と最初に言い切り、続けた台詞は、
「いっぱい泣けば止まります」。
「そのうち、時間が立てば忘れます」でもなければ、
「楽しいことを考えれば、止まるかもしれません」でもない。
そうなんだよなぁ、悲しい時は、泣くしかない。
泣き疲れた時、やっと涙が止まるんだよなぁ。
最近、妙に涙もろいことに気付いた。
映画を観て、突然、泣いている自分に驚いたことがある。
映画って、もしかしたら感受性を高める力があるかもしれない。



2008年10月04日(土)
常に、10年〜20年単位で話す習慣を

講演「地球資源の限界が世界を劇的に変える」(中村功氏)から。
(経営者漁火会会長・東日本ハウス(株)創始者)
拉致を始めとした日本の外交ベタをみて、
日本は「何をやってもごねない」(弱い民族だ)と、
世界の国々に思われているという。
しかし「幸いにして、我々は日本史という歴史を持っている」とも。
これは、大きな意味を持っている。
歴史をたどれば、日本は幾多の問題を解決してきた。
その長い歴史の中に、現代の私たちが抱えている、
問題解決のヒントが、隠されているということだろう。
彼は、情報さえ与えてくれれば、
「短期予測は外れるかもしれないが、長期予測は当たる、
歴史だから」と言い切った。
だから「常に、10年〜20年単位で話す習慣」を身につけるといい、
と聴講者にアドバイスをしてくれた。
今だけ(ここ数年だけ)を考えてはいけない、そう教えていただいた。
「常に、10年〜20年先をイメージする」、頑張ってみようっと。



2008年10月03日(金)
声が似てたんだよ

先日、妻の実家に「振り込め詐欺」の電話がかかってきた。
「結論」から書いているから笑えるが、
義母・妻の慌てようといったら、思い出しただけでも可笑しい。
相手は、息子・弟を名乗っているが、
手口は、全国に注意を呼びかけている方法と同じ。
(映画「陰日向に咲く」でも似たような場面が・・)
数日前にガラガラ声で電話がかかってきた。
「バックごと置き引きにあい、携帯も盗まれたから、
以前の携帯ではもう連絡が取れないから、
何かあったら新しい携帯にかけてくれ」(本人と連絡を取らせない)
その後「株で会社の金を使い込んだから200万円貸してくれ」と
再度、電話がかかってくる。
しまいには「社長は、200万戻したら、
何もなかったことにしてやるって言ってる」という。
(そんなことないだろ、横領したんだからクビだろう・・)
どうみても、典型的な「振り込み詐欺」の手口。
妻は「私は絶対ひっかからない」と豪語していたはずなのに(笑)。
その原因は、電話の声だった。
2人とも信じ込んでしまったのは「声が似てたんだよ」。
実は、電話の声は、ほとんど判別不可能らしい。
教訓としてメモしておこ〜うっと。



2008年10月02日(木)
清原、好きなんですか?

コンビニのレジで、若い女性に声をかけられた。
原因は、私が「清原選手、引退」の記事が読みたくて、
スポーツ新聞を4紙(報知・スポニチ・ニッカン・サンスポ)
を購入したからだと思うが・・(汗)
実は「清原引退」を「気になる一言」にするのは難しい、と
考え込んでいた。
思い出が多すぎて、どれを選んでいいのかわからなくなるから。
そんな想いを吹き飛ばすかのように、彼女は爽やかに
私に向かって「清原、好きなんですか?」と明るい声で話してきた。
「はい、ものすごく、ユニフォームを持ってるくらい(笑)」と答えた私に、
さらに続けて「私も西武時代の清原が好きで・・」とか
大仁ホテルにも行ったことがあるんですよ」などなど。
嬉しかったねぇ、本当に・・
初めて会った若い女性と「清原選手の話題」で盛り上がる。
これって、凄いことだよなぁ・・と実感した。
今晩は時間をかけて、ゆっくり清原選手と向き合いたい。



2008年10月01日(水)
「そっちの天気は?」「普通」

久しぶりに仲の良い人たちが集まると、面白い会話に出くわす。
今回もそのひとつ。
年齢を重ねたためか、会話の冒頭、天気の話が増えた。(笑)
「今日は、夕方から雨らしい」「降水確率80%だってよ」
まぁ、これが定番と言えば定番。
しかし、いろいろな地域から集まると
「今朝、そっちの天気はどうだった?」などと少し内容が変わる。
「出掛けに、パラパラ来たけれど・・・」は意味がわかるけど、
「普通」と答えた人がいた。
これが、私には受けた。
「ねぇ、これ美味しかった?」とか「その服、高かったでしょ?」
などの質問なら、一言「普通」でも、なんとなく意味が通じるが、
さすがに、天気ネタで「普通」は、訳がわからない。
だからこそ、メモしたのであるが・・。
ビックリするほど良くもなく悪くもなく・・という時に、
ついつい使ってしまう「普通」という単語、
使い方によっては、笑いのネタになる。
「そっちの天気は?」「普通」「どんな天気やねん」