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しもさんの「気になる一言」
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2008年09月20日(土)
体を育てるのはミルク、心を育てるのはブック

北海道恵庭市の市長インタビュー記事だったと思う。
職員から市議、市長になって、注目されていた。
そんな彼は、職員時代、ブックスタートを
日本で最初に始めた人(らしい)。(本人、コメント談なので)
ブックスタートは、1992年イギリス・バーミンガムで始まった政策。
乳児検診の時に、赤ちゃんに絵本のプレゼントをする。
ただそれだけなのに、プレゼントされた子とされない子とでは、
小学校に入る頃には、明らかに学力の差が表れるという。
それで、イギリスでは、このブックスタートが広まった。
わが町も、私が社会教育課時代に始めた記憶が鮮明に蘇った。
そのブックスタートのコンセプトを簡単に文字にすると、
「体を育てるのはミルク、心を育てるのはブック」
赤ちゃんの心を育てるためには、絵本を読み聞かせること、
話しかけることだということだ。
地元に、児童図書と読み聞かせにも使えるスペースを備えた、
「こども交流館」が開館した。
「言葉を喪失すると、人間は暴力化します」・・
そんな言葉もメモをした。やはり、読書好きの子どもを育てたい。
活字中毒の私の願いである。



2008年09月19日(金)
こんな日は、飲まない方がいいですよ

朝から、なぜかバタバタの一日だった。
議会の関係で、1階から4階までの階段を約15往復。(けっこう疲れた)
その後、夕方まで、なぜか落ち着かないリズムが続いた。
やっと席に戻ると、今度は台風情報を気にしながら、
「室長」の立場で「明日の保育所運動会」の判断を検討し、
各保育所長に指示を出す。
「子育て総合支援センター」からは、来場者5万人達成の連絡があり、
スタッフで内輪のお祝いを・・と誘われ、所長として「顔」を出すことに。
さらに、今日から「館長」を兼務することになった
「こども交流館」(児童図書と遊びのスペース)がオープン。
精神的・体力的に疲れているスタッフを労いたいと思いながらも、
直接現場に行けなかったので、ちょっとした顔合わせを・・。
どちらも、お祝いだし、私にとって欠かせない仕事なので、
「飲んじゃおうかなぁ」と思っていたら、職場の部下が、さらっと呟いた。
「室長、こんな日は、飲まない方がいいですよ」。
台風のため、真夜中に「非常召集」がかかるかもしれないし、
今日のバタバタでは、まだ何かあるかもしれないし・・
気をつけた方がいいですよ・・とアドバイスをもらった。
給料日後の金曜日、食事会には顔を出し、久しぶりに飲まずに帰宅。
うまくいえないけれど、今日はこの一言に救われたような気がする。
台風に備えて、もう寝ようっと。



2008年09月18日(木)
「何やってんだろう、私。」「何やってんだろう、俺。」

映画「百万円と苦虫女」(タナダユキ監督)から。
あることが発端で、百万円貯めては、どこかへ引っ越す、
そんなことを繰り返している主人公、鈴子。
(配役は、最近お気に入りの女優の一人、蒼井優さん)
そんな彼女を好きになり、なんとか百万円貯まらないように
わざわざ彼女にお金を借りてまで増えないようにする彼。
結局は、理解されず、別れる羽目に。(ちょっとネタばれ(汗))
そんな2人が、場面は違うのに、同じ台詞を呟く。
それが「何やってんだろう・・」だった。
一所懸命やっているのに、誤解され、考えた結果にたどり着けない。
そんな時に口に出る台詞かもしれないな。
超プラス思考の私だって、何度も口にしてきた台詞だから、
その想いが伝わってきた。
挑戦して失敗する、虚しくなる、でもまた挑戦する。
結局は、その繰り返し。なかなか思うようにならない。
でもこの台詞、必死に自分と向き合っている証拠だと思う。
その繰り返しこそが、人間を成長させている気がする。
「何やってんだろう、私。」「何やってんだろう、俺。」
素敵な呟きである。



2008年09月17日(水)
プールサイドの(空色の床)は、大変すべりやすいです

思わず笑ってしまった、某プールで見つけた注意書きだった。
実際には「プールサイドの(空色の床)は、大変すべりやすいです。
走らないでください。」と書いてある。
(括弧書きで説明してあるところもおかしかったが・・)
私の笑いのツボは、プールサイドなら「水色」じゃないのかな?
さらに今時「空色」って色を使うかなぁ・・という疑問だった。
まして、青色という意味で「ブルー」を使い、
「プールサイドの(ブルーの床)は、大変すべりやすいです。」では、
わかりにくいだろうなぁ・・なんてくだらないことを考えていたが、
日本人ならではの「色」の違い、を改めて感心させられた。
紫紺、茄紺・・など、微妙な色の違いがあるし、
その違いも、野菜の色だったり、自然の草花の色だったりする。
12色より、24色、36色のクレヨンが欲しかったあの頃、
負けずに、色を重ねて新しい色を作ったっけ。
やっぱ「ブルースカイ」より「空色」の方がいいな、私は。
笑って悪かったかな・・ごめんなさい。



2008年09月16日(火)
勘違いは、悲劇であり、喜劇である

映画「同窓会」(サタケミキオ監督)から。
フレーズとしては、実はもう少し長い。
「勘違いは、人生最大の悲劇であり、
人生最大の喜劇である。」だったかな。
作品冒頭のメモだったから、まだ準備が整わなかった。
(実は「最大」か「最高」か、ちょっと自信がない(汗))
「勘違い」とは、間違って思いこむこと。思い違い。
英語では「mistake」と「misunderstand」と分かれる。
「mistake」は(・・での)思い違い。錯誤。
「misunderstand」は考え違い。解釈違い。
さてこの作品、久しぶりに、もう一度、
DVDで見直したいと思った作品である。
作品のテーマも「勘違い」なのだが、
視聴者である私も「勘違い」させられていたことに気づいた。
最初から「勘違い」しなければ、どう感じるんだろう。
作品の感想が変わってしまいそうである。
あぁ、たぶん予告に騙されたんだな。(笑)



2008年09月15日(月)
「ためらう」つまり「いさよふ」

「十六夜」は、当然だけど「十五夜」の翌日。
陰暦8月16日の夜、または夜の月のことをさす。(秋の季語)
今年は「9月15日」。
「十三夜」(じゅうさんや)のように、
単純に「十六夜」(じゅうろくや)と読まないところが、
気になって仕方がなかったので調べてみた。
「いざよい」
いざようこと。進もうとしてすすまないこと。ためらうこと。
「月の出が満月よりもやや遅れる」ので、
これを「ためらう」つまり「いさよふ」と表現したようだ。
十五夜のすっきりした美しいさを保ちながら、
やわらかさがでてきたようですね、と言った人がいる。
なるほど・・芸術的な表現だなあ・・とメモをした。
秋の月に関する表現は本当に多く、日本人を意識する季節でもある。
実は、私、物理部天文班だったんだ、高校の時。(汗)



2008年09月14日(日)
名月と波音と三線

「中秋の名月の夕方、(静岡県)沼津市我入道の浜で、
三線弾きながら、BBQやろうよ」のお誘いにのった。
昇りはじめ、雲に隠れていた満月も、次第にまん丸の形をあらわし、
曇りや雨の天気予報を吹き飛ばしてくれた。
「部屋とYシャツと私」は平松愛理のヒット曲だが、
今日の場合は「名月と波音と三線」、これに尽きる。
砂浜にビニールシートを敷き、大の字に寝っ転がると、
前方からザザ〜ンという「波の音」、
後方から、仲間が弾いてくれる「沖縄・三線の音」、
そして、天を見上げれば「中秋の名月」。
もちろん、片手にはホストの作ってくれた抜群のお手製料理、
そしてもう一方には「泡盛」や「オリオンビール」。(笑)
持参した単眼鏡で「満月」をずっと眺めていたが、
なぜか、飽きなかったことに、自分でも驚いた。
ずっと見ていても飽きないものとして、
「赤ちゃん」「動物」に加えて「月」を入れようと思う。
さすがに「満天の星」までは見えなかったけれど、
今年の「お月見」は、休みと重なって大満足であった。
記録に残しておきたくて「名月と波音と三線」



2008年09月13日(土)
正午は「12:00PM」でありません

昨年の夏に行った「カナダ」の写真とメモを整理していたら、
面白いメモが残っていた。
飛行機の中で、あれっ?と思ったことらしい。
(突然、思い出したのだが・・(汗))
座席の目の前にある個人の専用ディスプレイに、
到着地現地時間などが表示されるのだが、
どう考えても、到着地(日本)現地時間が昼なのに、
目の前の表示は、真夜中、になっている。
以前、職場の同僚と討論したから覚えているが、
(インターネットで国立天文台のホームページを調べた)
例えば、24時間表示の「14:25」は
12時間表示では「2:25PM」。
もちろん「10:30」は「10:30AM」。
問題の「12:45」は「12:45AM」のはず。
(同じ意味で「0:45PM」でもOKかも・・)
しかし、前述のディスプレイには「12:45PM」。
日付け変更線など、時間に敏感なはずの航空会社が
こんなミスをするとは思えないのだが・・・。
誰か、JALの関係者に聞いていただけませんか?(笑)



2008年09月12日(金)
変わっていないところは、大切なところ

平成21年度から、幼稚園教育要領や保育所保育指針も変わる。
教育基本法は、なんと60年ぶりの改正となるようだ。
その改訂に向けて、現場の幼稚園や保育所の先生方は、
日常の保育をしながら、忙しい中、研修会へ足を運んでいる。
多くの先生方の復命書を読み、添付されている資料に目を通し、
「新旧対照表」を眺めながら、改正点にはラインマーカーを引いた。
どうしてこのように変わったのか、社会の変化を念頭に、
私なりに、その改訂を理解しようと努めていた。
しかし、ある幼稚園の先生の復命書で、はっとさせられた。
「今回の改正は、基本はそのまま引継ぎ、内容を充実させている。
変わっていないところは、大切なところである。」
私たちは、つい「改正点」が気にかかる。
以前と、どう変わったのか、これからどう変わるのか。
しかし、もっと大切なことは、変わらなかった部分であることを知り、
もう一度、変わらなかった部分を読み直してみよう、と思う。
目先の変化に惑わされない。これは大きな気付きである。



2008年09月11日(木)
「アメリカ同時多発テロ事件」と「衆議院議員選挙」

どちらも「9.11」なのである。
先日、ある方の講演を聞いたところ「9.11」の日付が
何度となく登場するので、おかしいなぁ、と思った。
私が思い浮かんだのは「アメリカ同時多発テロ事件」。
彼が話していたのは、与党圧勝の「衆院解散選挙」。(笑)
どおりで話が噛み合わない筈だぁ、と笑っていたら、
なんと今、日本が抱えている課題の一つである
「ねじれ国会」「新・テロ特措法」も、元を正せば
この「9.11」に起きた出来事に端を発していると気付いた。
(「与党圧勝」しすぎたから、次に野党躍進になったかも・・)
歴史で習った「226事件」「515事件」と同じく、
「9.11事件」と教科書に載るのだろうか?
さて、その時「9.11」は、どちらで紹介されるのだろうか。
世界史は「アメリカ同時多発テロ事件」。
日本史は「衆議院議員選挙」。なるほど。
さて、あなたの関心事はどちら? 
世界? 日本? それともあの人の誕生日?(笑)