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しもさんの「気になる一言」
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2008年04月23日(水)
そなたとわししか知らぬ昔話じゃ

久しぶりに、NHK大河ドラマ「篤姫」から。
薩摩藩主・島津斉彬が、江戸に残した正妻、英姫(ひさひめ)に
そっと掛けた言葉である。
幼い頃の病で顔を他人に見せなくなり、心も閉ざした彼女に、
最初はきつく当たっていた斉彬が、
ある出来事で彼女の想いを知って、優しくなった。
その時の台詞に、ちょっとジーンとしてメモをした。
「二人だけの秘密」って、なんだか嬉しい気がする。
そう言えば、以前紹介した映画「今、会いにゆきます」で、
子ども役の佑司君が、嬉しそうにしていた。
友だちは、不思議そうにどうしたの?と尋ねるが、
父親と「このことは、しばらくみんなには黙っていよう」と
約束をしたため、口を閉じている。
彼の担任教師は「秘密はダメだよ」と叱るのかと思いきや、
「羨ましいな、秘密があって。いいもんだよ、秘密って」と
彼に囁くシーンがあるのを思い出した。
小さい頃は、親に隠し事をしてはいけない。
恋人や夫婦の関係になったら、相手に秘密はいけない。
そう教えられてきたにも関わらず、
この台詞にぐらっときたのは、どうしてか。
秘密って、なんだかわからないけれど、ドキドキするし、
やっぱり、秘密っていいもんだな。(汗)



2008年04月22日(火)
正直、働く前に読みたかった。

告白、第2弾。(「カミングアウト、その2」)
私の顔が、今週末、全国の本屋でみられることになった。(汗)
実は、昨年の秋「働く人の夢について書ける人を探しているので、
しもさんを紹介してもいいですか?」と、
県庁に勤める知人から携帯にメールがあったのがはじまり。
偶然にも、当時、地元の中学校で「働く人の夢」をテーマに、
先生でもないのに、1年生に授業をしたばかりだったので、
調子に乗って「私でよければ、いいですよ」と簡単に引き受けた。
その話が、どんどん膨らんで、とうとう全国1005人の中の33人に
選ばれてしまった。
本のタイトルは「働く人の夢」(33人のしごと、夢、きっかけ)
著者は、33人の働く人たち。(日本ドリームプロジェクト/編)
(いろは出版発行・1,260円(税込)・オールカラー版)
http://hello-iroha.com/
今回の「気になる一言」は、その本の帯に書かれたフレーズである。
私の心配は、顔が世に出ることで「気になる一言」を読んでくれる
大切な読者が減ったらどうしようだった。(汗)
まぁ、富士山をバックに笑い過ぎの写真付きですが、
短い人生の中で、私と知り合ってしまった記念に、1冊、どうぞ。

(あとは、本屋で立ち読みするなり、興味本位で買ってくれるなり、
インターネットで注文するなりしてください。 ( ^-^)_旦~)



2008年04月21日(月)
「モンゴル人ならそうするわ」「俺は違う」

映画「モンゴル」(セルゲイ・ボドロフ監督)から。
(主役は、日本人俳優・浅野忠信さん)
「チンギス・ハーン」を題材にした映画や小説は、
幾多もあったと思う。
しかし、日本人が演じる「チンギス・ハーン」は渋かった。
その中で気になった台詞は「俺は違う」だった。
モンゴル人には、いろいろなルールや掟がある。
「モンゴル人は、子どもを殺さない」
「モンゴル人は、主を自分で決める」
「モンゴル人は、女のために合戦をしない」
「モンゴル人は、雷を恐れる」等・・
どの掟がいいのか、悪いのか、私にはわからない。
たぶん、朝青龍だってわからない。(笑)
基本的な考え方を尊重しながらも、
古い考え方、前例・習慣とも思えることには、従わない。
それを強調した台詞が「俺は違う」だった。
そして、その考え方が、最後には大帝国を築くこととなった。
この意味は・・自分を枠に嵌めない、ということである。



2008年04月20日(日)
日本語は「意味」より「意味合い」が大事

日本の歳時記「春の雨」で見つけた台詞。
「春の雨」と「春雨」は、意味は同じでも、意味合いが違う。
同じ、と思うと「無味乾燥」になってしまうらしい。
日本語の場合「意味合い」が大事とされてきた。
この「意味合い」、どこかでメモしたぞ、と探してみたら、
最近読んだ、伊坂幸太郎さんの書籍「死神の精度」だった。
「人間というのは、眩しい時と笑う時に、似た表情になるんだな。
言われてみれば、意味合いも似ているかも」みたいな表現である。
この「意味合い」という単語が、気になって仕方がない。
国語辞書では、動機・理由として背後にある事情。わけ。[類語]意味
類語辞書では、⇒いみ【意味】 ⇒いわれ【謂われ】 ⇒ニュアンス 
そして、和英辞書では、〔含意〕an implication;
〔微妙な意味〕a shade of meaning, (a) nuance
なるほどなぁ、単なる言葉の意味ではなく、
その背景にあるニュアンスが似ているかどうかなんだ。
そういう意味では、「春の雨」と「春雨」は「意味合い」が違うし、
「眩しい」と「嬉しい」は、
「意味合い」が似ているかもしれないな、と納得した。
日本語が難しいと言われる所以(ゆえん)だが、日本語ってやっぱりいいな。



2008年04月19日(土)
沖縄・三線、鮮烈デビュー(汗)

告白、第1弾。(今風にいうと「カミングアウト、その1」)
(勝手に、シリーズ化してますが・・)
特に意識して隠していたわけでもないけれど、
今年になってから「沖縄・三線」(さんしん)を習いはじめた。
今まで、楽器を演奏できる人に憧れて、いろいろ試したけど、
いつまでたっても楽譜も読めず、正直、挫折していた。
ところが昨年の冬、ある団体の例会がきっかけで、
はじめて沖縄「三線」の本物の音に触れた時、
なんだか、とっても暖かい気持ちになったのを覚えていた。
好奇心旺盛の私は、さっそく愛好会の門を叩いた。(笑)
そして、3か月くらいしかたたないのに、無謀にも人前で披露。
多くの人に囲まれての演奏だし、
おっかなびっくり、つっかえながらだったけれど、
初めていただいた観客の拍手は、たぶん一生忘れないだろう。
若い人と張り合うのではなく、若い人の力を認め、
時には、彼らの力を借りながら、楽しむこと。
50歳を目前にして「50代の生き方のコツ」もわかってきた気がする。
とりあえず今回は「沖縄・三線、鮮烈デビュー」。
演奏会って、こんなに楽しいものだと、初めて知った。

PS.
実は、まだまだあるんです、告白することが・・。乞うご期待。



2008年04月18日(金)
保育士は、親とのつながりのプロ

ある保育士の研修復命書から。
これって、すごい気付きとなったフレーズである。
保育士といえば、保育のプロ。
当たり前と言えば、当たり前なのだが、恥しいけれど、
保育士に関しては、それしか浮かばなかった。
しかし、この視点は「目から鱗」の気付き。
「保育士は、親とのつながりのプロ」
子どもの視点の保育も大切だけれど、母親の
「心の中にたまっている重い物を吐き出さしてあげる」役割。
その仕事が出来るか、出来ないか、
保育士としての真価が問われるのかもしれない。
保育は、学校で習ってくるから、出来て当然。
しかし、親とのつながりは、実践で覚えていくしかない。
文句を言ってくる親は、マイナスの話でも先生と関わりたい。
そこまで読まなければならない、と思う。
親とのつながりが上手く出来た時、
本当の意味で、保育士のプロと呼べるのだろうなぁ。



2008年04月17日(木)
人のセックスを笑うな

なんと映画のタイトルである。
映画「人のセックスを笑うな」(井口奈己監督)を観ようと
チケット売り場を前にして、ちょっと困った。
「どの映画をご覧になりますか?」と訊ねられる。
「・・・・・・」「えっ?」
だから「・・・・・・」「はい、かしこまりました」(笑)
また入場の際、シアター番号を案内してくれるのだが、
その時も「どの映画をご覧になりますか?」。
「・・・・・・」「えっ?・・・」
人前で「人のセックスを笑うな」を3回も口にしてしまった。
撮影ロケが娘の通っていた「女子美術大学」だったり、
あまり多くの映画館で上映していない、と聞いて、
さっそく先日、観にいったのだが、選んだメモがこれ。
内容は、想像以下(妄想以下)で、タイトルとは無縁。(汗)
そこで映画監督さんにお願い。
堂々とチケット購入が出来るタイトルをお願いします。
吹奏楽がテーマの映画「ブラブラバンバン」もちょっと困ったなぁ。



2008年04月16日(水)
メモも積もれば下山になる

もちろん「ちりも積もれば山となる」のパロディ。
なにか面白い話を聴くと、T・P・Oに構わず、
すぐメモする私の行動から、このフレーズは生まれた。
音やリズムとしての面白さだけでなく、
本当に、多くの残されたメモが、私を作り上げている。
「メモ」イコール「しもさん」の方程式が、
私の周りで出来上がってくれれば、しめたもの。
このフレーズは、立派な「私の自己紹介」に使えるから。
講演でも「気になる一言」や「続ける方法」などの
テーマをいただくことがあるから、ぴったりである。
メモの大切さ、メモの楽しさなら、
何時間でも話せるような気がする。
だって、もう「山」のように貯まっているから・・。
それにしても「メモ」は貯まっても「お金」は貯まらない。



2008年04月15日(火)
本当に、仲良くならんと、目なんか合わせられん

映画「1/4の奇跡 本当のことだから」(入江富美子監督)から。
障害児として紹介されている原田大介くんの台詞。
本当にそのとおりだな、と思う。
よく「話す時は、相手の目を見て話せ」と注意される。
そんなことは、生きている間に何度となく教わり、
その度に忘れてしまうのだが・・。
実は、忘れてしまうというより、
人の目をみて話すこと自体が苦手というか、怖い。(笑)
何か考えているのかわからない人に対しての警戒心、
そんなものなのかなぁ、と思っていた。
しかし、彼の台詞で、私は救われた気がする。
「本当に、仲良くならんと、目なんか合わせられん」
言い換えれば
「仲良くない人の言葉は、素直に受け入れられない」
最近、障害者から教わることばかりだ。
「障害者は、特別な役割をもって生まれてきている」
このフレーズが、私の心から離れない。



2008年04月14日(月)
今の日本から、二人の男が消えた

消えたサンマ(3つの間)「時間」「空間」「仲間」
の話題は、先日紹介した。
あのあと、実は5つの間ですよ、とアドバイスももらった。
「世間」「お茶の間」も消えつつあるようだ。
さて今回は、ある講演会で聞いた「消えた二人の男」。
その答えは「頑固親父」と「名物教師」だという。
なるほどなぁ・・とメモしながらも、
それが良かったかどうかは別問題だとも思った。
「昔」を基準に話を進めると、どうも今の社会は駄目だらけ。
「頑固親父」の良さ・悪ささえ、私にはわからない。
「名物教師」も同様、良かったのか、悪かったのか。
今の時代になくなったものを美化して、
あれがあったから、当時はいい時代だったというのは簡単。
しかし、もう戻れないのだから・・どうするのか、
そこまで話してくれないと、ただの雑談になってしまう。
最近、そんな講演会が多い気がする。
昔を美化するのはやめた方がいいと思うのは私だけだろうか。