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しもさんの「気になる一言」
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2008年04月03日(木)
おはながたくさんあるおはなやさん

仕事柄、幼稚園や保育所に出かけることがある。
たいていリズム室などの大きな部屋に、
年長さんたちが書いた「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」が
もちろん、彼らの絵付きで所狭しと貼ってある。
時々、この夢は面白いな、と思うとメモをしているが、
だいぶたまったので、ご紹介。
すてきなくにのおひめさま (うん、可愛い)
ホームランをうつやきゅうのせんしゅ (ヒットじゃだめかな?)
ぼくのいえをつくるだいくさん (それだけじゃ・・(笑))
おはながたくさんあるおはなやさん (う〜ん、当然といえば当然)
やきゅうのせんしゅ(おとうさんのチーム) (草野球チーム?)
みんなにやさしいかんごし (優しくない看護士さんもいるんだな)
最近のこどもの夢は、妙に具体的だなぁ、と苦笑いした。
でも、こどもの夢って、いつ聞いても楽しいな。



2008年04月02日(水)
はい マルチーズ

映画「犬と私の10の約束」(本木克英監督)から。
犬好きにはたまらない映画である。
犬の可愛さ満載でもあるが、犬との別れが辛くもなる。
でも、そんなもの全部ひっくるめても、観て欲しい。
「10の約束」をひとつずつ紹介するわけにもいかないし、
またどれをとっても中途半端な気がするので、
今回は、犬好きの人たちらしい、写真の撮り方を。
これまでに何度も「シャッターを押す掛け声」について
書いてきたが、それは「お国柄」であった気がする。
携帯電話の待ち受け画面に、愛犬を設定している人が多いが、
家族となっている彼らを抱えている姿の撮影を頼まれたら、
是非、この台詞を使って欲しい。
「はい、マルチーズ」(ダックスフンドでも、チワワでも・・)
飼い主の飛びっきりの笑顔が撮れるはずだから。
さて、猫好きの人は、なにか素敵な台詞があるのかなぁ。
負けじと、ご紹介ください。「はい、チンチラ」(汗)



2008年04月01日(火)
花見は、目開き(めあき)だけのもんじゃねぇだす

花見のシーズンだからこそ、
映画「ふみ子の海」(近藤明男監督)から。
戦前、貧しさ故に永遠に光を奪われた、全盲の主人公「ふみ子」。
小さい頃から、あんまの師匠・笹山タカ(高橋恵子さん)に弟子入りし、
「おしん」を思い出させる厳しい修行を受けるが、
多くの温かい人々に支えられながら、彼女は成長していく。
そんな心温まる物語であるが、
その根底に、なにくそ・・という彼女の負けん気がある。
それを感じさせてくれた台詞が、
「花見は、目開きだけのもんじゃねぇだす」だった。
健常者の男に「めくらでも花見が出来るのか?」とからかわれ、
どうするのかな?と思っていたら、この言葉を返した。
さらに「私は舌で花見するんだ」と言って、桜を食べてみせる。
その気持ちの強さに、私は感動した。
健常者以上に、人間らしい感覚を持ち合わせていた。
映画のサブタイトルにもこう書いてある。
「ほんとうに大切なものは目に見えない」
う〜ん「星の王子様」と同じフレーズだぁ。(汗)



2008年03月31日(月)
フランスに占領されてたら、日本は違った

日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」から。
今回のメンバーは、ニュースキャスター・鳥越俊太郎さん、
女優&作家・岸恵子さん、そして数学者・藤原正彦さん。
国際経験豊かな彼らの話は、あっという間の30分だった。
溢れたメモの中で、私がなるほどなぁ〜と思った視点、
そんなこと、考えたことなかった・・という考え方である。
当然のことだけど、
アメリカに占領されたからアメリカの影響を受けた。
伝統とか文化よりも、
フランク・カジュアルに重きを置いた国の影響を。
(というより、アメリカに伝統と文化はなかった?)
だから「フランスに占領されてたら、日本は違った」となった。
また、もう一度初等教育で「国語」に力を入れるべきだと、
3人は強調していた。
「小学生に必要なのは、英語より国語」
多くの人が声を出しているのに、なぜか変わらない。
文部科学省には、この声、届いているのだろうか。



2008年03月30日(日)
大阪府・京都府・岐府(笑)

最近、気になり続けている、テレビで大騒ぎしている
情けない大人たち。
ここまで来たか・・というのが正直な感想である。
そんな迷・珍回答に、賞金何十万円も出す番組も番組。
常識ある大人たちのテレビ離れが進んでいることに、
マスコミ全体で気付くべきだ。
私の話のネタにはいいのかもしれないが、
物事にはバランスがあり、毎日、珍回答を見ていると、
こちらまで、おかしくなりそうで、最近はテレビを観ない。
「日本は○道、○都、○府、○県ですか?」の問いに、
堂々と「1道1都3府・・」と答えた女性タレントがいた。
県の数はわからなくても・・と思う私と同じ考えだったのか、
司会者が「3府ってどこですか?」と聞き返した。
その答えが「おおさかふ・きょうとふ・ぎふ」。
本当に彼女たちは知らないのか?演技なのか知らないが、
この程度の知識をネタに、番組が作られていることに呆れた。
「まぁ、京都府がわかっただけでも良しとしよう」と
片付ける問題ではない。
日本はどうなってしまうのだろうか?



2008年03月29日(土)
アイルケ、観たいと思いましたよ

先日書いた、映画「愛の流刑地」ネタの気になる一言、
読んでくれた読者からの嬉しいメールが届いた。
もちろんメール全文は紹介できないけれど、
「今日のコラムを読んで、アイルケ、観たいと思いましたよ」と。
はじめ「アイルケ」が「愛の流刑地」の略だとは気が付かず、
戸惑ってましたが・・(汗)
文字だけの、それも場面設定もしない台詞の一部だけで、
自分が観た映画を紹介するのは難しいけれど
こんなメールをいただくと、俄然、はりきってしまう私である。
書籍も映画も講演も、読んでみたい、観てみたい、聴いてみたい、
そう思ってくれれば、私は大満足なのである。
私にとって、インパクトのあったフレーズが、
読者にとっても、インパクトがあるとは限らないけれど、
そんな言葉遊びで、繋がっていることが嬉しかった。
一緒に、呑んでみたい・・って人がいてもいいのになぁ。(笑)



2008年03月28日(金)
部下を持ったら、まずは「自分のマネジメント」

最近、よく考えることが多い「管理職」の資質。
なぜか、そばにあった紙切れにメモしてあったのは、
「PFドラッガー。そもそも、自分をマネジメントできない者が、
部下や同僚をマネジメントできる筈がない。
ほかの人間をマネジメントすることは、
主として、自分が模範となることによって行なうことができる」
のフレーズ。
いつ書いたのかも覚えていないメモが、今頃になって
とても役に立ってきていることに、驚く。(笑)
何人の管理者が、このことを理解しているかな。
部下には厳しく、自分には甘い管理職って多いものなぁ。
異動の時期、もう一度、自分を見つめてみよう。
仕事ではなく、組織・団体の役員でも基本的には、同じ。
もしかしたら、親子の関係でも。(笑)



2008年03月27日(木)
そこに導ける男とそうでない男(R30指定)

おまたせ、木曜日恒例、男女寝た・・男女ネタ。(笑)
映画「愛の流刑地」(原作・渡辺淳一)から一言。
(監督:鶴橋康夫さん、主演・豊川悦司さん・寺島しのぶさん)
想像力の豊かな方は、もうこの台詞でわかるらしい。
想像力の乏しい方のために、ちょっと解説。
まぁ、Hネタには決まっているけど・・。
冒頭は「女には2つのタイプがある。
それを知っている女とそうでない女」
そのフレーズを受けて「そこに導ける男とそうでない男」。
なるほどなぁ、とメモをした。(汗)
本当は、大好きな女優、寺島さんが呟いた
「私、初めてお逢いした時とは、
別の人間になっているんでしょうね」、
「天まで舞い上がった女は、もう地上へは戻れません」、
「ください、あなたとつながっていたいの」などを
メモしたんだけど、そのあとがうまく纏められなくて(笑)。
本当に「日経新聞朝刊の連載小説」とは、考えにくい内容だから、
「朝から読む小説じゃない!」とクレームが入るとか。
でも、このために「併読紙」から「単独紙」になることも・・。
頑張れ、日経新聞。(汗)



2008年03月26日(水)
えっ「満身創痍」は、人類だろ?

今回の一言は、私のつぶやきである。
ここ数年「地球温暖化」が世界的に叫ばれ、
「満身創痍の地球」というタイトルを、
最近、テレビや新聞でもよく見かけるようになった。
しかし、この表現はおかしいと私は思う。
地球は、46億年の年月をかけ、幾度も
「氷河期」や「灼熱」の環境を経験してきている。
温暖化により、人類が絶滅しても、
地球は(たぶん)回り続けるに違いない。
それを知ってか知らずか、
「地球が危ない」「地球が泣いている」等の
表現が目につくと、どうしても気になってしまう。
危ないのは「人類」。これだけは間違いない。
多くの動植物を巻き添えにして、人類は絶滅する。
そんな危機感がないから、今でも何も行動しない。
自分が生きている間くらいは、大丈夫だろう。
そう、思っているようだけれど・・。どうだろう。
映画「アース」が、予想以上に長期間上映しているのは、
なにか意味がありそうだ。



2008年03月25日(火)
グランドキャニオンのそばに住んでいる人は、悩みがないの?

日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」。
だいぶ以前のメモだけど・・
メンバーは小説家・エッセイストの「中村うさぎ」さん、
女装コラムニストの「マツコ・デラックス」さん、
そして、株式トレーダーの「若林史江」さん。
超個性的な2人に、若林さんが呟いた。
「グランドキャニオンとかさ、
大きなものを見て自分のちっぽけさを知ることって大切」
みたいな発言をしたら、
中村さんが噛みついた台詞が、妙に面白かったのでメモをした。
「ばかだねぇ、ちっぽけでも一生懸命生きていくのが人間だろ」と
彼女を一喝した後、
「グランドキャニオンのそばに住んでいる人は、悩みがないの?」と
言い放った。それはとても豪快だった。(笑)
私もよく、月食・日食などの宇宙や大自然に触れた時、
自分の悩みって、なんてちっぽけなんだって思う、と書いた。
しかし、ありきたりの表現かもしれない、と反省する機会となった。
それは、一瞬の感触であって、本質は変わっていないから。
「自然が人間を癒すなんて、勝手な勘違いだ」・・
彼女は、そう言いたかったのかも知れないなぁ。