
|
 |
| 2008年03月14日(金) ■ |
 |
| 美術に出逢えて、幸運だった |
 |
わが子が、4年間通った大学の卒業式だった。 正式には「平成19年度 女子美術大学大学院・芸術学部学位授与式」。 たぶん「幼稚園・小学校・中学校・高校・そして大学」と 全ての娘の卒業式に出たと思うが、やはり大学が一番感激した。 彼女が、浪人しながらも「美大」にこだわっていたことを覚えているし、 何もできないわが子が、本当に親元を離れて一人暮らしが出来るだろうか、 という心配をよそに、4年間で「生きる力」を掴んだことも知っている。 今日の一言は、同じ「絵画学科」の仲間が読んだ「卒業生総代答辞」から。 何かを作り出すことの楽しさと、辛さ・苦しさを語り、 絵筆が自分の思うようにならない苛立ちと不安を、素直に表現した。 「でも・・美術は感覚だから人の心に残る」と4年間を振り返り、 殺伐としたこの時代「美術に出逢えて、幸運だった」と続けた。 そして最後に「こんな私を理解してくれた家族に感謝」で結んだが、 もうその頃には、涙腺が緩んで困ってしまって、メモもうまくとれない。 たぶん、わが子も同じように感じてくれているに違いない、 そう思ったのか、隣に座っていた妻や母も、涙ぐんでいる。 大学の卒業式に、親(家族)が行くなんて・・と言うなかれ、 立派な大人に成長したわが子を見る楽しさは、大学の卒業式である。 若い頃「美術や音楽など」に4年間も夢中になれた彼女たちが羨ましいが、 私たちだって、まだまだ・・ 「○○に出逢えて、幸運だった」と堂々と言えるもの、探したいと思う。
|
| 2008年03月13日(木) ■ |
 |
| すべての女性の人生が、美しい一瞬を持っている。 |
 |
映画「眠りにつく前に」のサブタイトルである。 ([原題] EVENING・ラホス・コルタイ監督) いろいろな言葉をメモしたが、いざ、書こうと思ったら、 このフレーズが浮かんできてしまった。 挿入歌のワンフレーズ(歌名はメモ忘れました) 「私は、あなたを愛せて、何て幸せなの・・」と 同じ意味で使われている気がしてならなかった。 それは、男性の私にはわからない、(たぶん) 女性独特の「恋愛」に関する感覚なのだろう。 特に、死ぬ間際に思い出す「恋愛」は、 想い叶わぬ失恋だろうが、喧嘩別れした恋愛だろうが、 「美しい一瞬」として輝きを増すのだろう。 男性だって・・と思ったが、やっぱりわからなかった。 心が温まる、とても素敵な映画だった。是非、御鑑賞を。
|
| 2008年03月12日(水) ■ |
 |
| 「たられば」の「たら」は北海道 |
 |
思わずハマってしまったフレーズ。 ゴルフをはじめ、生活の多くの部分で言い訳をする。 「〜だったら」「〜れば」・・これを称して「たられば」。 「ゴルフは、たらればのスポーツ」という人もいた。(笑) 私も、よく口にする、この「たられば」 誰の台詞だったんだろう?と考えたけれど、思い出せない。 高田順次さんあたりのギャグセンスなんだけど・・。 続けて「ればは・・」とならないところが、またまた面白い。 仕事でもなんでも「〜だったら」で言い訳する人には タイミング良く、間髪入れずに「たらは北海道!!」と言ってみたい。 どんな顔するんだろうな、ちょっと楽しみである。 しかし、こうなると「〜れば」を考えたくなるのが私。 「ればは、貧血に効く」では、ありきたりだしなぁ。 う〜ん、もうちょっと・・思案中。
|
| 2008年03月11日(火) ■ |
 |
| 乾坤一擲(けんこんいってき) |
 |
お待たせ、NHK大河ドラマ「篤姫」から。 なんといっても、私の好奇心のアンテナをくすぐったのは、 お姫様のたしなみとして、篤姫が書の教育を受けたシーン。 教育係の幾島より「お姫様、お好きな言葉を」と言われ 迷わず書いた「四字熟語」が気になった。 (私に「メモしろ」と言わんばかりの演出だった気がする(笑)) 「乾坤一擲」(けんこんいってき) 昨年カナダに行く前に買った「電子辞書」では、 「運命を賭として、のるかそるかの勝負をすること」 某百円ショップで買った「四字熟語辞典」では、 「運を天にまかせて大勝負をすること。 天下をかけてサイコロを投げる意から。 『乾坤』は、天と地、『一擲』は、一度投げるの意。」 ここまで「天命」を意識した脚本?と苦笑いをした。 なかなか覚えられない「四字熟語」も、 こうしたドラマの中で使われてくると、調べようと思う。 この「四字熟語」を日記に書くと、不思議にアクセスが増える。 インターネットで、検索する人が多いということである。 私はやっぱり「松坂慶子」という「四字熟女」の方がいいなぁ。
|
| 2008年03月10日(月) ■ |
 |
| 「優秀」って「優しさ」に「秀でる」こと |
 |
結婚式などのスピーチで「彼は優秀な人材で・・」と 上司が、新郎のことを誉め殺しをするが(笑)、 一概に嘘とも言えないと思うようになった。 ある講演会で「優秀」の意味を再定義できたから。 それが「優秀」って「優しさ」に「秀でる」こと。 仕事の能力ではなく、誰に対しても優しく接する能力。 すなわち、まわりを元気にする能力があるということだ。 ただし、これって一番難しい能力かもしれない。 特定の人にだけ「優しい」のは、ちょっと違う。 誰に対しても、どんな状況に置かれている人に対しても、 「優しく」接するのは、簡単ではない。 だからこそ、それが出来る人は「優秀」なんだと思う。 「優しさ」に「秀でる」こと。う〜ん・・・。(汗)
|
| 2008年03月09日(日) ■ |
 |
| うれしいな たのしいな しあわせだな ありがとう |
 |
今日は、3月9日。そう「サンキュー」、感謝の日。 日曜日の朝、6時半からのテレビ番組「早く起きた朝は」でも、 「ありがとうの日」と紹介していたが、 私はこの日、思い出す人が2人いる。 1人は「昭和39年3月9日生まれ」の女性。 「私の誕生日ね、サンキュー・サンキューなのよ」と 屈託のない笑顔で教えていただいた彼女は、 今や、テレビやラジオにも出演するほど大活躍している。 そしてもう1人は、今日の一言に選んだ歌をCDにした女性。 彼女は、全身「ありがとう」で出来ているような人。 歌のタイトルは「気がつけば」なんだけど、 「感謝だらけの毎日」を気が付かせてくれるフレーズである。 「うれしいな たのしいな しあわせだな ありがとう」 つらい時ほど、このフレーズを口ずさむといいようだ。 繰り返しているうちに、本当に気持ちが変化してくる。 もちろん、今日だけでなく毎日口ずさんで欲しい。 信じるかどうかは、あなた次第。お試しあれ。
|
| 2008年03月08日(土) ■ |
 |
| 影が形に添うごとく |
 |
またまた一週遅れの再放送、NHK大河ドラマ「篤姫」から。 島津本家の姫にふさわしくなるようにと教育係に任命された 老女・幾島(松坂慶子さん)が「姫、いつでもお傍にいますよ」 という意味で「影が形に添うごとく」と表現した。 特に目新しい表現でもなかったが、先日観た映画、 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」にも、 守護精霊(ダイモン)が「影が形に添うごとく」 人々と決して離れることは出来ないパートナーとして活躍するので、 あれ?、幾島は篤姫の守護精霊(ダイモン)か?と一人で笑っていた。 いやいや、ダイモン(主人公の性格を象徴する動物)の性別は、 人と逆になるんだった・・と映画を思い出して、一人でまた笑った。 ただ、別々に観た話が、突然繋がってきたことに驚いている。 さらに、しばらく「篤姫」のことを考えていたら、 わが町に隣接している三島市「佐野美術館」で 「雛の宴・篤姫と皇女和宮が愛したお雛さま」と題し 「徳川将軍家ゆかりの人形と雛道具」が展示されていることを思い出し、 何かに引っ張られるように「篤姫の愛した雛人形」と御対面をした。 私の周りの関心ごとが、なぜかすごい勢いで繋がっていく。 運命論者ではないけれど、ちょっと怖い気がするくらいだ。
|
| 2008年03月07日(金) ■ |
 |
| 本は心の栄養 |
 |
読み聞かせの現場を身近で観察していると、 「一緒に喜んだり、驚いたりして共感してくれる大人が そばにいることで、子どもは安心感を持ち、 豊かな喜怒哀楽が育つんですよ」と話していた ある保育士さんを思い出した。 彼女曰く 「それにも増して大きな喜びは、 絵本を読んでくれる人との心の通いあいです。 小さくても、その子なりに物語の意味がわかり、 読み終えると満足そうな顔をしますよ」とも。 その通りだよなぁ、と思ってメモをした。 今や、ゲーム機で何でも済んでしまう世の中だけど、 絵本だけは、子どもと一緒に、同じ本を眺め、 喜んだり、驚いたりしながら、時間を過ごして欲しい。 本を読むのが好きな子は、大人になっても、 楽しい人生を送れるような気がしている。 最近また、私も「活字中毒」になりつつあるけど、 「本は心の栄養」だよなぁって思う。 私の場合、メモしながら読むから、もっと楽しい。(笑)
|
| 2008年03月06日(木) ■ |
 |
| しもさんのメール、男らしくなってきたね |
 |
忘れたころに、メールをいただく知人がいる。 そんなに頻繁にメール交換しているわけでもないのに、 メールの特徴から、私の生活環境を当てられてしまった。 以前は、文章が女性っぽかったのに、 最近は、男らしくなってきた、というのであるが、 自分では、全然気が付ついていない。(笑) たぶん、今回の配属課は、女性が多い職場だから、 私の男の部分が発揮されている、という。 職場だけでなく、幼稚園、保育所、子育て支援センターと 私の管理しなければならない施設も、女性中心。 なるほどなぁ、とメモをした。 以前は、ほとんど男性ばかりの職場だったから、 私の母性本能が力を発揮した、ということなのだろう。 まぁ、両方の力が発揮出来る人はなかなかいないよ、と 誉められた私としては、嬉しいけれど・・。 この「気になる一言」も、変わってきたのだろうか? ちょっぴり気になるメールであった。 「しもさんのメール、男らしくなってきたね」
|
| 2008年03月05日(水) ■ |
 |
| 悩みは負けじゃない。 |
 |
たしか映画を観た後に読んだ原作 書籍「陰日向に咲く」(劇団ひとり著・幻冬舎・220頁) からのメモだったと思う。 実は「悩みは、まだ結果じゃなくて過程なんだよ」と続く。 そう「悩む」ことを悪いことだと評価しがちであるが、 実は、悩むだけでは、けっして何も生まれてこない。 以前「悩」という字を取り上げ、 2003年05月07日(水)「悩」は「心を箱にツメ」と書く。 と紹介した。 大切なことは、悩んだ後の行動から生まれる成果である。 そういう意味で「悩みは過程」と言えそうだ。 悩むだけで「負け組」に入ってしまったと考える人たち。 そんな時には、寄り添ってあげて 「そんなことないよ、悩みは負けじゃないから」と声をかけたい。 真剣に考えているからこそ、悩むのだから。 それにしても、映画と原作が、こんなに違うとはなぁ。
|
|