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しもさんの「気になる一言」
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2007年05月29日(火)
人の役に立ちたいと思う分、使いますよ

Let me do that for you.
「お手伝いさせてください」と訳される英文である。
NHK番組「きょうから英会話」を
早朝から見ていたら、こんなフレーズが出てきた。
キャストの女性が「この英文、よく使うの?」
と尋ねたところ、この言葉が返されてきた。
「人の役に立ちたいと思う分、使いますよ」
英文をメモせず、日本語をメモしてしまった。(笑)
あなたが人の役に立ちたい・・と思えば思うほど、
この英文は使うはずですよ、そんな気持ちが含まれている。
逆に、この英文がさらっと口に出る人になりましょう、
そう言いたかったのかもしれない。
「使いまくります」と大きな声で口にした、若い女性。
「使いまくる」という表現に抵抗はあったが、
その意気、その意気、と思いながら、英文もメモをした。
「お手伝いしましょうか?」と「お手伝いさせてください」。
なるほど、ちょっと違うなぁ。



2007年05月28日(月)
カレーが甘いのは、新玉(玉葱)のせいだね

夕食は、私の大好きなカレーだった。
けれど、いつもと味が違うので、ちょっと違和感があった。
「ねぇ、カレーのルー、変えた?」と尋ねたが、
妻は「いつもと同じだよ」と返事。
「おかしいなぁ」とブツブツ言いながら
「甘口にしたのかと思った」と言い返そうと思ったら、
妻が「あっ、もしかしたら・・」と思いついたように言った。
「カレーが甘いのは、新玉のせいだね」
そういえば、取れたての玉葱は、予想以上に甘いし美味しい。
先日、みんなで焼肉を食べに行ったら、玉葱ばかり食べていたっけ。
肉の追加ではなく、玉葱の追加だったもんなぁ。
それにしても、ビールにも合うんだよな、ちょっと焦げ目の新玉。
もうすぐ、新ジャガの季節がやってくる。
ジャガイモは、梅雨を嫌うというから、もう収穫の時期だな。
楽しみがもう一つ増えた梅雨入り前である。



2007年05月27日(日)
「女性限定」は、時代遅れの四字熟語

第74回東京優駿(日本ダービー、G1)は、
牝馬「ウオッカ」が64年ぶり3頭目の快挙で制した。
18頭のうち17頭が牡(オス)。
このレースをテレビて観戦していて、思った事を文字にしてみた。
男女共同参画社会が叫ばれるようになってから、
「女性限定」「女性専用」の文字が増えたような気がする。
女性が「妻・母」という役割よりも、
「女」という性別を、より意識するようになったのか、
「自分らしく生きる」などといった曖昧なフレーズに惑わされて、
「女」「女性」というキーワードをちらつかせながら、
女性を保護するような政策がバックアップしてきた感がする。
しかし、今回の日本ダービー結果をみるように、
「雄・雌」「牡・牝」のハンデなしに戦える時代がやってきた。
そろそろ女性側から「女性限定」を外す動きが欲しい。
その時、男性は、もっと女性に優しくなれる気がする。
この春、退職を迎えた団塊世代の男たちで、
平日のパチンコ店とゴルフの打ちっぱなしが賑わっているなんて
あまりに寂しい話題ではないかと思うから。(汗)



2007年05月26日(土)
良い母になれないなら、子どもなんて持つべきではないわ

映画「マリア・カラスの真実」(フィリップ・コーリー監督)から。
20世紀の世界的なオペラ歌手ならではの台詞、と
片付けてはいけないと思ったのでメモをした。
小さい頃から、母親とは確執があったらしいが、
有名になってからは、彼女にお金の援助を執拗に迫ったようだ。
子どもを子ども扱いしなかった母親に対して、
彼女が呟いた台詞であったから、とても重く受け止めた。
「良い母になれないなら、子どもなんて持つべきではないわ。
子どもに見返りを期待するなんて、母親のすることではないわ」
一見、厳しいフレーズにも感じられるが、
私も同感だったので、今回は「気になる一言」に取りあげた。
結果的に「良い母」になれなくても、「良い母」を目指して
努力するように務めるべきだと思うから。
「赤ちゃんポスト」の記事を読むたびに、そう思う。
私の意見は、偏っているだろうか?



2007年05月25日(金)
「Lady first」と「Very fast」

この夏、わが町の姉妹都市、カナダ・スコーミッシュ市で
ホームステイ体験をすることになった中学生20名。
さっそく英語のレベルアップ講座が始まった。
2ヶ月前までは小学生だった中学1年生だが、
その英語力は、驚くばかりのものがあった。
随行する英語の先生の問いにも、度胸よく答えているし、
頷いてメモをとったりしている。
そんな彼らを逞しく感じながら、一番後ろの席に陣取り、
中学生の英語を楽しんでいたが、
私のヒアリングミスは、そんな時に起きた。
男子中学生に「レディ・ファースト」の話をしていた時のこと、
どうしても「ベリィ・ファースト」に聞えてしまう。
気になればなるほど、そう聞えてしまう。(笑)
(全然、意味違うじゃん・・)
でも「レディ・ファースト」の綴りは「Ladies first」だし、
「Very fast」って使い方、するのかなぁ、と突っ込んで欲しい。
これからも何度となく、英語ネタが増えると思うが、
笑わずに、是非、お付き合いのほどを。(汗)
「叱咤・叱咤・叱咤・激励」で構わないので。



2007年05月24日(木)
実はね、前から入ってみたかったんですよ

わが町・静岡県清水町に、北海道料理を思う存分味わえる
「中むら」という小さな料理のお店がある。
私は、近所ということもあり、時々ひとりでも出かけては、
カウンターで、皿盛りの刺身盛り合わせと、
お気に入りの美酒「十四代」を堪能しているのだが・・。
先日、いかにもお酒が好きそうな中年男性が、私に向かって呟いた。
「ここ、有名なんですよ、知ってます?」
「人気があるんですよね、いつも満席で入れないんです」
いろいろなことを言いながら、最後に口にしたフレーズ。
「実はね、前から入ってみたかったんですよ」
そんな敷居が高いお店でもないのに・・と思いながらも、
なかなか入れない人にとっては、知らない私に話しかけるくらい
嬉しかったんだろうな、と感じた。
確かに、私のこの「気になる一言」にも、
単語検索で、辿り着く人がいるくらい人気のようだ。
ただし「三島 中村 北海道料理」で検索する人が多いけれど、
実は店名は「中村」ではなく「中むら」だし、
「三島」ではなく「清水町」なんだよなぁ。(笑)
やばっ、また「十四代」が飲みたくなっちゃった。



2007年05月23日(水)
貸して不仲になるよりも、いつもニコニコ現金払い

以前紹介した、たまに出かける居酒屋メニューの横に、
大きな字で書かれている「現金払い」のお願い。
言い換えれば、このお店は「ツケ」では飲ませませんよ、
という意思表示であるが、リズムがいいのでメモをした。
もしかしたら、カードも駄目ですよ、という意味だろうか。
お金を貸すということは、不仲になる原因なんだな、と
改めて、実感したフレーズとなった。
これって、飲食店に限ったことではないことにも気付く。
友人・知人の間ではよくある「借金」、
「ある時払いの催促なし」や「出世払い」は通じない。
「お金貸して・・」とお願いされたら、迷わずこの台詞。
「貸して不仲になるよりも、いつもニコニコ現金払い」
意外と断るにはピッタリのフレーズかもしれない。
金の切れ目が縁の切れ目にならないように。



2007年05月22日(火)
日本料理は「風」、中国料理は「ごみ溜め」

どんな料理が好きか、と答えるよりも、
どんな料理が嫌いか、を答えた方が面白いと思う。
自分の好きな料理が、どれだけ美味しいかを語るより、
チクリと皮肉が効いたフレーズで、ライバル料理を
卑下する表現の方が断然、インパクトがあるから。
以前紹介した、画伯・梅原龍三郎さんは、中国料理と老酒を愛し、
「どうもね、日本料理は風を食ったようでボクには頼りないな」
と表現した。
それに対抗して、文豪・谷崎潤一郎さんは、京舞と京料理を愛し、
「どうもなんですな、中国料理はゴミ溜めみたいですからねぇ」
と応戦する。
この2人の大物が、お互いを意識して口にするから面白い。
あなたは、どちらが好きですか?
いやいや、どっちの料理が、口に合わないですか?
食いしん坊の私は、どちらも好きだなぁ。(笑)



2007年05月21日(月)
また障害になって生まれてきたい

NHK番組「ホリデーにっぽん」から。
先日「生きづらさを聞いてくれ」というテーマの回を見た。
引きこもり・うつ・アルコール依存症・
いじめられ経験者・心身症・脳性マヒ・強迫観念・
否定形精神症・筋ジストロフィー・慢性疲労症候群等々、
いろいろな悩みを持って生きている人たちの特集だった。
彼らは自ら「壊れ者の祭典」と称して、格好わるくて、
駄目で、ぶざまで、それでも頑張っている人たちを代表して
明るく「病気だよ、全員集合」と言ってのけた。
「もう壁を蹴るしかないんですよね」
「あるがままの自分でやっていくしかない」
「何も隠すことはないんだ、負い目にすることはないんだ」
「人に迷惑をかけないように、人目を避けてきた」
彼らのメッセージには、説得力があったけれど、
最後にメンバーの1人が語った台詞に、私は心が動いた。
「また障害になって生まれてきたい」
彼等は、精神的に強いなぁ・・と思わずにはいられない。
日常生活にも不満ばかりの私、恥ずかしくなった。



2007年05月20日(日)
15歳に脱帽する男子プロゴルファー

男子ゴルフツアーのマンシングウェアオープンKSBカップ、
(岡山・東児が丘マリンヒルズGC)は、15歳の石川遼選手の、
史上最年少優勝で幕を閉じた。
その偉業には、心から祝福したい、と思う。
しかし、すぐに「王子」を出したがるマスコミの悪い癖なのか、
プレーオフの可能性がある時点でのインタビューは理解できない。
集中力は、簡単に取り戻せないことくらいわかってのことか・・。
また、女子ゴルフに比べ、低迷が続く男子ゴルフ界を象徴していた
シーンを、気になる一言にして記憶に留めたい。
私は、男子ゴルフに期待をし過ぎていたのかもしれないが、
アマチュアには真似のできない圧倒的なドライバーの飛距離や
ピンにぴたりと寄せるアイアンの技術、
さらに、ラインを読んで、一発で決めるロングパットなどなど。
それなのに、15歳の彼がホールアウトした時、
プロがアマチュアに脱帽しながら近付き、握手を求めた。
私は、驚きと情けないシーンを目に焼き付け、メモをしながら、
「プロとしてのブライドはないのか」と、心で呟いた。
アマチュアを寄せつけない、プロの圧倒的な強さと技術、
これが、今の男子プロゴルフ界に必要なものではないだろうか。