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しもさんの「気になる一言」
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2006年12月20日(水)
自分がどれだけ成長したかを試す時ですね

ゴルフで、ロングホール(パー5)の場合、
第3打でグリーンオンして2パットでパー、が基本の攻め方。
しかし、もしかしたら第2打で届くかもしれない、
という距離を残した場合、
次のクラブ選択を自分で判断するのだが、
その判断基準をどこにおくか、テレビで話題になっていた。
ほとんどの人は、自分のスイングで届くか届かないか、
または、スコアアップのために冒険するかしないか、
という理由だろうと思う。
しかし、女子プロゴルファー・東尾理子さんの判断基準は、
私を喜ばせてくれたので、気になる一言。
もちろん、人それぞれに言い分はあるだろうけれど、
この考え方って、けっこうお気に入りである。
だって、ゴルフだけではなく、多くの分野で使えるはずだから。
時には、自分の成長を確認する為に、挑戦してみよう。
但し、豊富な練習に裏付けられた時だけだから、お忘れなく。
私は、何度も成長に失敗しているようだ。(汗)



2006年12月19日(火)
男は無理矢理作ったんです。

対談集「人間の男(オス)女(メス)の怪」から、気になる一言。
(養老猛司・阿川佐和子著・大和書房・206頁)
ミリオンセラーを記録した「バカの壁」で一躍有名になった
養老猛司さんと、女優・阿川佐和子さんの対談集である。
昆虫採集が趣味の養老氏が、生物学的に男と女について話す。
その中で面白かった雑学をメモにした。
「放っときゃ女になるものを無理矢理、男に引っ張るわけです」と
受精卵の成長を説明していた。
言い換えると「性腺原器がそのまんま何にもしないでいれば、
卵巣になって女になるんです」ということらしい。
その説明が、テンポが良くわかりやすかった。
また「鳥と爬虫類は、その逆」という説明で、
「ニワトリのメスから卵巣を取ると、トサカが生えてきて
コケコッコーと鳴く」という例えに私のアンテナが引っかかった。
人間も含めて、生物って面白い。
核戦争なんてしている場合じゃない、もっともっと
「人間の男(オス)女(メス)」について知りたくなった。



2006年12月18日(月)
ひでぇな、「大停電」が今年のプレゼントかよ。

クリスマス・イブまで、あと一週間と迫ってきた。
プレゼントを準備している人に、この一言をプレゼント。
以前紹介した、映画「大停電の夜に」(監督・源孝志)の
ラストシーン、豊川悦司さん演じる、木戸晋一が呟いた台詞。
これって、作者のメッセージかな、と感じられた私のお気に入り。
どんなに高価なプレゼントよりも「静かな時間」、
アクシデントがもたらした、お金では変えない「静けさ」。
彼が囁く「ひでぇな」の台詞の中に、
なにも嫌そうな表情が浮かんでこなかったから、嬉しくなった。
本当は「嬉しかった・最高だよ」の意味が含まれている。
最近、長い間、停電したくても、すぐ復旧してしまう。
ライフラインとしては、非常にありがたいことなのだが、
街全体が、ロウソクの灯りに包まれる情景は、
私の憧れにも似ている。
私も照れながら「ひでぇな、大停電が今年のプレゼントかよ」と
呟いてみたいから、サンタさん「停電」を宜しく。(笑)

PS.
妻は「四葉のクローバーのペンダントが欲しい」と言うが、
たぶん、もう既に買ってあるに違いない、私のカードで。(汗)



2006年12月17日(日)
ルーキーか!!、ベテランか!!

実況中継のアナウンサーが、何度、連呼したことだろう。
2006全日本実業団女子駅伝、アンカー対決での一コマ。
主役は、資生堂チーム・弘山晴美さん(38歳)と
三井住友海上チーム・大崎千聖さん(19歳)。
ほとんどゴール直前まで続いた並走は、
最後は弘山さんの底力が勝り、ベテランの意地を見せ付けた。
たぶん、ここ数年は「ルーキーか!!、ベテランか!!」という
ちょっと手垢のついたフレーズを聴く度に、
このレースを思い出すに違いない。
テレビ観戦しながら、実は「千代の富士」対「貴乃花」を
思い浮かべていた。
常勝の横綱が、力の衰えを感じ、引退を決めた大相撲の一戦を。
レース後、弘山さんは、まだまだ頑張れるな、とホッとした。
(悲願達成、これで悔いなし、の引退もあるらしいけれど・・(汗))
ルーキーは、経験の違いを肌で感じ、ベテランの強さを知る。
ベテランは、成長してきた様子を足音に感じ、ルーキーの勢いを知る。
さて、あなたの職場では?



2006年12月16日(土)
この診察室は観覧車だ。

小説「空中ブランコ」(奥田英朗著・文藝春秋刊・265頁)
に収録されている作品の中から、もうひとつ。
(作品名はメモ忘れ。さらに「診断室」かも。ごめんなさい)
この単純で誰もがニヤリの例えが、私をくすぐった。
なぞかけのような楽しみがあるからだろう。
「診察室」とかけて、なんと解く。
「観覧車」と解く。その心は・・
「乗ったら1周する間、そのペースに合わせるしかない」。
ねっ、上手い・・と手を打ちたくなるでしょう。
今までの最高傑作は「今の仕事は、反復横飛びだ」
「どうして?」
「だって、疲れるだけで、前には進まない」
予想外の例えをして、その理由でニヤリとさせる。
「例え」は、シンプルで判りやすい、が一番。
これって、私の目指している言葉遊びの1つかもしれないな。



2006年12月15日(金)
TO−YOU(灯油)

私の「気になる一言」ネタの情報源に、
街角に溢れている看板、広告類等がある。
今回は、交通安全の早朝街頭啓発の帰り、
あるガソリンスタンドで見つけた、昇り旗のワンフレーズ。
はじめ「灯油」のわからかったので、
ガソリンスタンドで何の宣伝だろう?と思った。
逆に「TO−YOU」が「トーユ」と読む、とわかった時点で、
頭から離れなくなってしまった。
子ども達に「ツーユー」と教えられなくなってしまう。(笑)
私の疑問は、その業界・その会社で、昇り旗を製作する時に、
誰かが、この表現は可笑しいですよ、と指摘しなかったのか、
面白広告に取りあげられてしまいますよ、と抵抗しなかったのか、
ということである。
「TOUYU」が正しい表記だろうけれど、
そもそも「ローマ字」にする意味がないのかもしれない。
これだから、私のメモは尽きることはないのだが、
何でも横文字にすればいいってもんじゃない。



2006年12月14日(木)
オナラを落とした

読み終えたばかりなので、記憶が鮮明なうちに、もうひとつ。
「私の梅原龍三郎」(高峰秀子著・文藝春秋・288頁)から。
女優・高峰秀子さんが書いた、大画伯・梅原龍三郎さんとの思い出。
その中で、一緒の時間を過ごした人でなければ書けないこと、
特に、大先生が「オナラをした」話は、ニャッの部分であるが、
彼女は、何度か「オナラを落とした」と書いている。
初めての表現で面食らったが「オナラを落す」という表現に
私のアンテナが反応した。
なかなか標準語は見つからないけれど「オナラをする」、
「オナラをひる」「屁をする」「屁をこく」などなど・・(笑)。
一向に、上品な表現が見つからないけれど、
もしかしたら、オナラをすることの、尊敬語?丁寧語?
どういう場合に使うのだろう・・・う〜ん、気になる。
雑学好きの読者、言葉に詳しい読者、是非教えて・・。



2006年12月13日(水)
「個独」

先日紹介した「梅原龍三郎」作品展を観た時、
面白そうなタイトルだな、とショップで購入した本、
「私の梅原龍三郎」(高峰秀子著・文藝春秋・288頁)
の中で、面白い単語を見つけた。
正確には、解説の川本三郎さんの高峰秀子さん評。
「ひとりの自立精神を持った人間として『個独』が好きな人」
と記されていた。
変換ミスかと思ったが「公私の別をきちんとわきまえる人」
「自分の好きな世界を持っているから、
ベタベタとした人間関係のなかに入りこまない人」とも表現し、
確かに「孤独」ではなく「個独」なんだと納得した。
今、高齢者の独り世帯が増えている。
「孤独」感を味わい、寂しさで自殺する人すらいると聞く。
しかし、自分の好きな世界を持っている人は、
誰がなんと言おうが「個独」を楽しんでいるようだ。
やっぱり「独り」を楽しめる人間っていいな、そう思う。



2006年12月12日(火)
おいおい、今年の世相漢字は「北」か「王」だろ?

久しぶりに、私のぼやき。(笑)
なぜか毎年外れる、1年の世相を表す「今年の漢字」。
今年こそ・・と誓った予想は「北」か「王」。
しかし結果は「命」、毎年、わざわざ京都の清水寺まで
確認に行く知人の携帯メールで「落選」の報を受けた。
「生まれた命、絶たれた命、奪われた命、
そして、命の不安への膨らみ」が理由らしいけれど、
1年全体を代表する漢字なのかは、ちょっと疑問が残る。
「北」朝鮮ミサイル事件、「北」海道での竜巻き、
野球は、プロも高校も「北」海道勢が活躍。
新聞紙上は「北」の文字が溢れた気がしていたのだが・・。
または、天皇家に、親「王」誕生、WBC優勝「王」ジャパン、
高校野球はもちろん、ハンカチ「王」子。
新聞紙上を賑わせた「王」もまた多かったはずだ。
まぁ、何を書いても愚痴になるけれど・・(汗)
何年か経ってから、その1年を思い出せる一字にして欲しい。
どうせなら、明るい話題の一字を望みたい。
希望も含んだ漢字には、説得力が感じられないから。

PS.
私個人の「2006年漢字一字」は、25日を過ぎてから。



2006年12月11日(月)
風はばかにできねぇぞ、風はよ

さっそく借りてきた、映画「みんなのいえ」(監督・三谷幸喜)。
ストーリーは、全体を通してコメディなのだが、
その合間、合間に、私をくすぐる台詞が満載だった。
特に、家を建てるとなると、十人十色のアドバイスをしたがる。
「家(うち)は頑丈なのが一番なんだよ」
「内開きのドアなんて聞いたことがねぇや」
「風水ではね・・・」などなど・・
その中で、一番気になった台詞は、田中邦衛さん演ずる父親役
大工の棟梁・長一郎さんが、呟いたアドバイス。
家を建てる場所を見に行って、若い夫婦に助言したシーン。
どんな家がいい、和風だ、洋風だ・・そんなことより、
建てる場所に吹く風の強さは大事だぞ、といいたげだった。
基礎よりも大切なこと、それは自然とどう向き合っていくか、
そんなことを教えていただいた気がする。
この台詞は、監督・三谷幸喜さんが
この映画で伝えたかったこととは違うかもしれないけれど、
ゴルフに夢中の私には、聞き逃せないフレーズだった。
「スィング、飛距離、正確さ」より「自然とともに・・」が
一番大切なことかもしれないな、と苦笑いさせられた。