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しもさんの「気になる一言」
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2006年12月10日(日)
色の強さということは、色の単純さからきます

三島市の「佐野美術館」で、日本の近代洋画を代表する
「梅原龍三郎」さんの展覧会が開催されているので、
ひとりでのんびり鑑賞することにした。
ルノアールとの出逢いが、彼の人生を大きく変えたが、
その色彩感覚は、独特のものが感じられた。
そのルノワールに彼は、こう言われたらしい。
「デッサンは勉強で補うことの出来るものだが、
色彩はタンベラン(気質)によるものだ」と。
多くの裸婦像や伊豆や富士などの景色に使われた洋画は、
その独特の色彩感覚を楽しませてくれた。
他の画家と違うところは・・と考えていたら、
冒頭の説明文を見つけた。(情報源は、色彩関連図書)
あまり多くの色を混ぜないことで、色そのものの力が
私を惹きつけているようだった。
私のお気に入りは、出口付近に飾られていた
彼が88・89歳に描いたと記されていた「自画像」、
しばらくその場から離れたくないほどの力があると感じた。
1年に1回、下手でも「自画像」描いてみようかな。(汗)



2006年12月09日(土)
性格っていうのは、既得権だからね。

小説「空中ブランコ」(奥田英朗著・文藝春秋刊・265頁)に
収録されている作品の1つ「親父のヅラ」のワンシーン。
「性格っていうのは、既得権だからね。
あいつなら、しょうがないかって思われれば勝ちなわけ」
というフレーズが私のアンテナに引っかかった。
変わっていることでも、人に後ろ指を指されるようなことでも、
「そういうのを一年間続ける」と「周囲もあきらめる」ようだ。
その人の性格として、周囲に認知されるということなのだろう。
よく考えると、性格って自分が決めるよりも、
他人が決めることなのかもしれないな、と思ったりする。
早いうちに、周りにそう思われることは、とても生きやすい。
同じ事をしても「あいつは、ああいう性格だから」と言われるか、
「あいつは、何を考えているのかわからない」と言われるか、
大きな差があるような気がするから。
でも、性格を変えたい時に困るんだろうなぁ。
まさか、あいつが・・・とか、そんなことする奴じゃないだろう、
とか、既得権が邪魔するんだよね、きっと。(汗)



2006年12月08日(金)
供養とは、亡くなった人に心配させないよう暮らすこと

職場でお世話になっている方の身内が亡くなった。
お通夜や告別式に出るたびに、思っていたことだから、
久しぶりに、メモ帳からご紹介。
情報源は、TV番組「江原啓之スペシャル・天国からの手紙」。
お盆やお彼岸によく耳にする「先祖の供養」であるが、
「供養」とは「仏や死者の霊に物を供え、
読経して冥福を祈ること」と辞書には定義があるだけで、
どうもわかりにくかった。
しかし今回の定義は、久しぶりに「なるほどなぁ」と
頷けるものであったので慌ててメモをした。
お墓参りや仏壇へお線香をあげるだけが供養ではない。
「亡くなった人たちに心配させないように暮らす」ことこそ、
魂が、この世に未練を残さず、
安心してあの世へ行ける(成仏出来る)方法だと言う。
実はこの「供養の定義」、人間だけの話ではない。
犬や猫をはじめ、もう「ペット」と呼びたくない
家族同様の生き物に対しても、同じことが言えそうだ。
「供養とは、亡くなった愛犬に心配させないように暮らすこと」
わかりやすい定義だと思う。



2006年12月07日(木)
神はアルコールを分解する酵素を肝臓の中に作られた

「共済だより・しずおか・12月号」で見つけた、
面白い言い訳である。(笑)
「神は、酒を飲むことを望んでおられ、酒を飲まないのは
神の意志にそむくことである。(ある酒飲みの学者の言葉)」
と続いている。
「飲めない」と言う人に、無理矢理飲まそうとは思わないが、
このフレーズは「俺の酒が飲めねぇのか」よりソフトであるから、
覚えておこうかな?とメモをした。
こんな時ばかり「神」を持ちだして・・と言うかも知れないが、
言葉の面白さを伝えるには、充分の台詞である。
アルコールは、人間にとって大切な飲み物、と言える。
せっかく神様が与えてくれた、肝臓の中のアルコール分解酵素。
大切に、そして出来るだけ長く使わせていただきます。(笑)
神様、ありがとう。



2006年12月06日(水)
You look but see nothing (見れども見えず)

先日、男性が「Look」で女性が「See」の意味が知りたい、と
この「気になる一言」でお願いしていたら、
英語が得意な読者ではなく、雑学が大好物な読者のコメントが届いた。
つまり正解ではなく解釈です(笑)、と前置きしてあるが・・。
そこで紹介してくれた英文が、気になる一言。
「頑張って見ている(look)のに見えてこない(see)」 の意味になる。
「look」は「注目している・意識して見ている」
「see」は「見抜く・意識せずに見ている(ぼーっと見ている)」
という解釈が成り立つのではないかな、ということらしい。
「男性は注目する。女性は見物する」
「男性は多くが見えるが、知るのは少ない。
女性は多くを知るが、見えているのは不明瞭」などなど。
さすが、雑学の神様、と私を唸らせてくれた。
さらに、私の大好きな、オチまでついていたのには驚き。
「視線にはもうひとつ『watch』というのもありますよね。
これは「じっくり観察する・興味深く見守る」という意味でしょうか。
男性が「Look」で女性が「See」なら、
それを「Watch」しているのは子供だと・・ 。
あぁ、今日は彼のメールの抜粋になっちゃった。(笑)



2006年12月05日(火)
言いたい奴には言わせておけばいいのよ

映画「The 有頂天ホテル」(監督・三谷幸喜)を
レンタルのDVDで観ることができた。
彼らしい台詞が随所に散りばめられていて、
当然私のメモは増えたが、選んだのはこの台詞。
ちょっと手垢の付いた、目新しいフレーズではないが、
なぜか、この映画を一言で表現すると、こうなった。
もちろん「自分の思いとおりに生きるの」とか
「やりたいようにやらないと・・」なども同じ意味。
言葉ではわかっていたが、なかなか思うように
「言いたい奴には言わせておけない」のが心情であった。
でも、少しだけ、ほんの少しだけど、
この映画を通して「言いたい奴には言わせておけばいい」
の意味が理解できたように思う。
言いたい奴は、何をしても言いたいのだから、
自分がしてみたいことを、思いっきりしてみたほうがいい。
ちょっぴり、精神的にも余裕が出来たような気がする。

PS.
続けて三谷作品「みんなのいえ」を観ようと思います。



2006年12月04日(月)
「鍛える」時期がないと華は開かない

今朝、ラジオから流れてきたメッセージである。
フィギィアスケート、日本勢の大活躍に喜んでいるが
コーチは、ほとんどが外国人である。
やはり、日本人より教え方、育て方がうまいのかなぁ、と
私なりにコーチングに関心を持っていたら、
ラジオで同じような話をしていた。
しかし、もっと深く広く「教育」を考えた場合、
彼らの活躍は、小学校や中学校時代の日本式指導、
いわゆる「鍛える」に堪えてきたからこそ現在があるという話だった。
それは、スケートの世界だけではなく、運動競技全般、
いやいや、文学・藝術の分野でも同じことが言えるかもしれない。
人生のどこかで「鍛えた」部分を持っている人は、
やはり、精神的に強いものを持っている気がする。
試合(本番)だけでは、決してうまくならないことを、
最近、練習に夢中になっているゴルフで実感をしている私がいる。



2006年12月03日(日)
「教える」「訓える」・・「教訓」は2倍?(笑)

「おしえる」を漢字変換していたら、2通り変換された。
違いは、あまり良くわからない。
ただ「教訓」って「おしえる」が重なっている・・と発見。
それだけが、なぜか嬉しかった。
「あの失敗を、教訓にして」などと使うのであるが、
言い方を変えると、
「失敗は、人間にいろいろなことを教える×2」となる。
いつだったか「人間は失敗からしか学ばない」という台詞を
紹介したことを思い出した。
もっと極端な言い方をすれば、人間に学ばせるためには
数多くの失敗をさせろ、ということなのか。
そういえば、昨年のイルミネーションのイベントでは、
風が強くて、いろいろなものが飛ばされて大変だったが、
今年のイベントでは、しっかり風対策がされていた。
こうやって、スタッフが成長していく。
言葉って、面白い・・そう教えてくれた「漢字変換」である。



2006年12月02日(土)
来年、ニューヨークは熱いですね

久しぶりに、妻と出かけた北海道料理の店「中むら」の店主は
私の大好きな「十四代」(山形・高木酒造)を飲み干した時に、
忘年会シーズンで忙しい中、わざわざ話しかけてくれた。
(冒頭、「下山さ〜ん・・が付くのだけれど・・(笑))
実は、松井選手の大ファンであり、意気投合する仲である。
(数年前は、東京ドームの帰りに、よく寄らせていただきました)
「来年こそ、ニューヨーク行きましょうよ」「そうですね、是非」
「もちろん、ヤンキースVSレッドソックスですよね」
「ニューヨークで、松井対松坂、見れたら最高ですよ」
「そうですね。さっそく旅行会社に訊いてみます」
短い会話だったけれど、けっこう本気の気持ちが伝わってきた。
横で聞いていた妻は「来年、ニューヨークは暑いのかと思った」と
勘違いしていたから、余計に面白かった。
岡島投手も、大塚投手も、レッドソックス入りが噂されている。
ヤンキースを破るためなら、いくら使ってもいい・・という
レッドソックスファン、恐れ入ります。
あとは・・ニューヨークへ行くお金の算段だけだな・・
実はこれが一番難しいのかもしれない。(汗)



2006年12月01日(金)
女性は「See」、男性は「Look」

意味を調べる前に、メモしていたフレーズだった。
なんだか、面白そうな視点だったから。
(情報源は不明です、誰かのホームページかな?、ゴメンなさい)
日本語にしてしまえば、両方とも「見る」なんだろうけれど、
その違い、使い分けは、英語が苦手な私にはわからない。
そのうえ、どうして「女性はSee、男性はLook」なのか、
気になって仕方がないのも事実である。
seeは、
見る, 見える; 見物する; 調べる; わかる, 知る; 考える; 思い浮かべる[描く]
予想[予測]する; 会う, 訪ねる; 経験する; 見送る; 同意[黙認]する;
すればよいと思う; 気をつける, 取計らう;
lookは、
見る, 眺める ((at)); 目をやる, 見ようとする; …の顔[様子]をする,
…に見える, …らしい; (家が)…に面する
目をみはる; 気をつける; 調べる, 捜す; (情勢が)…に傾く
期待する; ((間投詞的に)) ごらん, おい(おい).
目(つき)で示す[…させる], 表情で示す[表す]; 熟視する; 調べる;
意味を調べても、なかなかわかりにくい単語であった。
視野が広い・狭いとか(ズームか広角か)、そんな違いなのだろうか?
Lookの視点、Seeの視点・・あぁ、気になる、気になる・・。
英語の得意な読者の皆さん、是非、教えてください。