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しもさんの「気になる一言」
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2006年10月21日(土)
0を発見した人間は、偉大だと思わないかね

映画化された書籍「博士の愛した数式」
(小川洋子著・新潮文庫・282頁)から、気になる一言。
この台詞の後、博士は家政婦の主人公にこう説明した。
「名もないインドの数学者 無を数字で表現したんだ。
非存在を存在させた。素晴らしいじゃないか」と。
数学者の話は、ちょっと変わった人が多くて面白い。
私たちの知らない人種の世界だから、
これってフィクションではなくノンフィクション?と
思わせてくれるほど、引き込まれていってしまう。
バリバリデジタル理数系の人々が、
意外と、生活はアナログで人間味があったり、
私達以上に芸術に詳しかったり、魅力的な人が多いのも事実。
そういえば「国家の品格」の著者・藤原正彦氏も数学者だった。
「0を発見した人間は、偉大」あらためて、唸ってしまった。
存在自体、何も疑問を持たなかった「0」という数字に対して、
ここまで、思い入れがある数学者から目が離せない。



2006年10月20日(金)
彼女の弾く「ショパン幻想即興曲」が好き

通称「ハナキン」、今週末は、ピアノコンサートへ出かけた。
最近、ひとり遊びが好きになってしまったのか、
飲みに行くことがほとんどなくなった。(笑)
ピアニストは、先日、ホームコンサートでお邪魔した、
地元出身の原田治子さん。
セラピー犬を引き連れての演奏は、どこかホッとする温かさで、
来場者をリラックスさせてくれた。
もちろん、ピアノの腕前はワルシャワや、ウィーンなどでも
活躍している国際級だから、大満足の2時間である。
彼女の演奏する「F.ショパン」は、
クラシックに詳しくない私でさえも、いいなぁ、と思う。
その中でも、彼女の弾く「幻想即興曲」は、私のお気に入り。
実は「ショパン」が好きというわけでもなく
たぶん「幻想即興曲」が好きというわけでもない。
ちっちゃな体いっぱい使って、気持ちよさそうに弾く姿がいい。
その想いが、私にも伝わってくるのだろうか、私も気持ちがいい。
だから「気になる一言」として、残そうと思った。
「誰々の○○する●●が好き」って素敵なことだと感じている。
私も「しもさんの書いた日記が好き」って、
言われるような文章が書けるようになりたいな。



2006年10月19日(木)
携帯電話のマニュアルは、携帯電話より重い

静岡県東部地域IT応用研究会の記念講演会に出席した。
講師は、(株)インターネットイニシアティブ技術研究所所長で、
東大名誉教授工学博士、和田英一氏であった。
演題は「情報技術と高齢化社会」。
細い体でニコニコしながら、私たちに呟くように話していた。
若い人は、マニュアルを見なくてもいつしか使いこなしてしまう、
高齢者の私にとって、とっても不思議です・・と。
あまり気が付かない視点だった気がしたのでメモをした。
彼を含む高齢者は、最近の情報機器は使いにくい、と嘆き、
「あまり魅力がない」と感じているようだ。
電話のように、裏方の電話交換機はとても複雑でも、
利用する電話機は誰でも簡単に使えるようなシステムが望まれる。
しかし現在は、裏方のネット環境が簡単になり、
利用する情報機器が複雑になっている、という。
文字放送のテレビやインターネットパソコン、
いろいろな機能をつけた携帯電話は、高齢者に受け入れにくい。
歳を重ねてくると、マニュアルを読まなければならない機器は
面倒くさい・・なんとなくわかる年頃になってきた私。(笑)
商品開発のヒントにならないだろうか。

PS.
「デジタル」は「ディジタル」、「デジカメ」は「ディジカメ」、
言葉には、けっこうこだわっていた和田氏でした。



2006年10月18日(水)
一生忘れません・・あと、何年もないけど(笑)

町民ツアーとして、姉妹都市の関係を結んでいる
カナダ・スコーミッシュ市を訪問した人たちを、
東名高速、集中工事の中、成田空港まで迎えに行った。
旅行中、体調を崩した人もなく、晴天に恵まれ、
カナダの大自然に触れたためか、こんな楽しい旅行はなかった、と
大喜びで、私に今回の感想を話してくれた。
長年生きてきた中で、こんな素晴らしい景色を見たのは初めて。
きっと一生忘れない旅行になりました・・と興奮しながら訴えるが、
必ず、最後に「あと、何年もないけど(笑)」が付け加えられる。
同じパターンの笑いに戸惑いはしたが、これって本音かな、とも思う。
60歳を過ぎると「この感激、一生忘れません・・」と感じても、
あと何年だろうか?という不安も残っているに違いない。
それが、みな同じパターンのギャグになるのだろうか。
ただ、私はその言葉の面白さだけで、メモをした。
一生・・という長さ、人それぞれに違うのだろう。
まだ何十年もあると考える80歳と、あと数年しかないと考える80歳。
生き方も、考え方一つで、どうにでも変えることが出来る。
「一生忘れません・・あと、何年もないけど(笑)」というフレーズ、
形を変えて、いろいろな部分で対応できる気がする。



2006年10月17日(火)
簡単に人を裏切るなよ

自分でも番組録画してあったのを忘れていた、
金曜エンタ特別企画
「本当にあったアタック・ナンバーワン」のワンシーンから。
ビデオテープの整理をしていたら出てきたので、
いつ頃の番組なのかも、見当が付かない。(汗)
時期はずれにこの番組を見ることになったが、
おやっ、と思う台詞があったので、慌ててメモをした。
元全日本の名セッター、中田久美さんに対して、
一所懸命やります、と誓ったばかりなのに、
彼女が見てないと、すぐに練習をさぼってしまう
そんな女子高バレーチームに向かって、彼女が喝を入れた。
それが私のアンテナにひっかかって、どうしても離れなかった。
「裏切る」って、言葉としてとても重いからだと思う。
一度はあなたたちを信じたのに(期待したのに)、
簡単に約束を破られた、ことが悔しい。
そんな想いが「裏切られた」という言葉には
込められているような気がする。
バレーの技術がどうのこうのではない、
人として「簡単に裏切らないで欲しい」との叫び。
私の心には、ズシリと響いた。
「人との約束を守らないと、信用をなくし、
自分との約束を守らないと自信をなくす」
そんな言葉が、ふっと思い浮かんだテレビ番組であった。



2006年10月16日(月)
「オナー」と「オーナー」の違いくらい意識して・・

日曜日の午後、男子ジャパンオープンのゴルフ中継を、
NHKで放映していた。
やはり女子に比べて華がないなぁ・・なんて呟いていたら、
実況中継しているアナウンサーも、知識が足りなかった。
民放の担当者よりボキャブラリーが足りないのは仕方がないが、
専門用語だけは、正確に使って欲しかった。
私の耳に付いて離れなかったのは「オーナー」。
ゴルフでは、前のホールで一番スコアの良かった人から打つ。
一つ前が同じなら、もうひとつ前のホールへ遡って・・と
打つ順番に格付けをするルールがある。(マナーかも)
「オナー」(honor)は「名誉・誉れ」という意味があり、
前ホールの好成績に、他の人が敬意を表す意味がありそうだ。
だから「オナーさん、お先にどうぞ」なんて口にする。
しかし、アナウンサーが何度も口にし、私が気になった
「オーナー」(owner)は「持ち主・所有者」又は 
「プロ野球の球団所有者」「船主・船長」などの意味である。
解説者も放送途中でも指摘して、直して欲しかったな。
ある意味では、ゴルフ場のオーナーの方が偉いけれど。(笑)



2006年10月15日(日)
入り口(口)は1つですが、出口は(排泄)は4つもあるんです

賛助会員で参加させていただいている、
働く女性の会(ATG)の10月例会、今回のテーマは
「健康を保つ秘訣!身体の中から外からキレイにしましょう」。
オイルマッサージの健康増進方法を教えていただいた。
ただ、マッサージ体験が伴っていたので、参加をためらったが
あっけらかんと服を脱ぎ出す女性会員の光景に、
ちょっと銭湯の番台に座っている気分だったのも事実。(汗)
まぁ、存在を気にしないでいてくれるのが、
男の私にとって、嬉しいやら悲しいやら、複雑であるが・・。(笑)
さて、本題のメモの一言。
講師の「アーユルケアTOKI代表、今関梅乃さん」の説明から。
とても簡単なことなのだが、今までなかなか気が付かなかった視点。
よく子供たちに、人の話をよく聞きなさい・・というかわりに、
耳は2つあるのは、話すことより聞くことの方が、
2倍大切なんだと神様が作ったんだよ、と説明していたのを思い出した。
それを引用すれば、人間のエネルギーのインプットは食べる口、1つ。
しかし排泄は、排便、排尿、呼吸、発汗・・と4つ。
どれだけ、老廃物や毒素を出す行為が、人間にとって大切かわかる。
そして、どれか1つでも機能低下すると、健康でいられない。
そのためには、排泄することの意味をしっかり知る必要がある。
私の高血圧も、毒素が溜まっていることを教えていただいた。
病気の原因は、しっかり排泄できていないからだと理解した。
食べることより、4つの排泄を意識した生活をすること。
これが、健康を保つ秘訣なんだと、何度も言い聞かせて帰路についた。



2006年10月14日(土)
瀬戸の花嫁、なんで私なの?

今日は月に1度の合唱練習日、毎回話題は尽きないが、
以前のメモで、どうしても記録に残しておきたい台詞があった。
同級生同士で、練習を早めに切り上げ、午後9時過ぎから
近くのカラオケボックスに繰り出した。
もちろん、歌は「なつかしのメロディ」限定。
(最新曲を知らない、だけかもしれないけれど・・)
「異邦人」やら「木綿のハンカチーフ」をはじめ
「チューリップ」や「かぐや姫」などのナツメロ。
適当に選曲して、似合いそうな人にマイクが渡される。
それなりに、なるほどなぁ、という人が選ばれ、
そのタイミングの妙に、ひとりほくそ笑んでいた。
ところが「瀬戸の花嫁」のイントロが流れ、
マイクを渡された女性が、不満そうに叫んだ。(笑)
この台詞は、面白く私のメモの餌食となった。
結局は、気持ちよく歌いこんでいたのだが、
やはり、彼女を選んだ理由が知りたい。
なんといっても「瀬戸の花嫁」だから。

PS.
無茶を承知で、無謀にも町の芸術祭で発表することになった。
何かを始めたら、必ず最後に発表の場を設ける。
これは、私が長年書き続けて気付いた「自信のつけ方」。
お試しあれ。



2006年10月13日(金)
時代は「ハード」から「ハート」へスライドしている

何かを企画する時、必ず「ハード」と「ソフト」にわけたがる。
別にコンタクトレンズの話ではない。(笑)
建物を建てるときでも、交通事故対策でも
「ハード面では・・」「ソフト面では・・」という言い方をし、
両面から、調査検討することが大切とされる風潮がある。
しかし、この手垢の付いたフレーズよりも、
「ハード」と「ハート」の方が、使い勝手がよさそうである。
勿論、活舌の悪い私にとっては、ちょっと不適切・・思われるが
「ソフト事業」より「ハート事業」の単語を、使ってみたい。
「男女共同参画」や「交通安全」などの意識改革などは、
心へ訴えていく事業として「ハート事業」の方が相応しいと思えるし、
財政難・行政改革が訴えられている昨今、
時代は「ハード」から「ハート」へスライドしている・・の方が
なんとなく、聴衆の耳を傾けやすい気がしている。
県庁職員に教わったフレーズだけど、県知事は挨拶で使うのかな?
ゴルフだって、最終的には「道具」より「メンタル(精神)面」、
ほらっ、やっぱり「ハード」より「ハート」でしょ?



2006年10月12日(木)
女のバッグには、必ず食べ物が入っている

先日、ある女性から聞いたフレーズでメモをした。
「不思議だけれど、ホントなのよねぇ」と笑った。
食べ物といっても、アメやガム等の軽量のものから、
お煎餅、一袋・・なんてのもザラにあるらしい。
人によっては、オニギリまで入っているという。
「必ずですか?」という質問には、
「えぇ、必ず。だから、女性は生命力があるでしょ、
なにか食べ物が入っていると安心するのよねぇ」(笑)。
なんだかわからないけれど、説得力のある理屈だった。
さて、男性は?というと、
確かに食べ物が入っている人は、ほとんどいない。
不思議だよなぁ・・これって日本人だけかな。
えっ、私のバッグの中身?もちろん、入ってました。
レモン味のアメと、ビター味のカカオチョコレート。
やっぱりなぁ、って、私の周りは大笑いである。
でも・・自分の生命力に自信が持てたメッセージとなった。