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しもさんの「気になる一言」
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2006年08月22日(火)
描いた眉が汗でとけたら、なお恥ずかしいから

ある女性団体に頼まれて「思い出作り」をテーマに
「短い文章の書き方」を教えている。
今日も生徒さんのひとりが、開始ぎりぎりになって
汗を拭いながら、なにやら呟いて教室へ入ってきた。
「今日はスッピンよ、恥ずかしいけれど」と前置きして
続けたフレーズが面白かったのでメモをした。
音で拾ったから「書いた眉」なのか「描いた眉」なのか、
わからないけれど、その発想が可笑しい。
私には「忙しくてお化粧もする暇がなかったの」しか
スッピンの言い訳は思いつかなかったから。
そういえば女性雑誌は、決まったように、それも定期的に
「眉の描き方」を特集している。
いたずら書きの代名詞「へのへのもへじ」も、
眉の「へ」から描き始めるところをみると、
顔にとって、眉は一番大切なバランスなのかもしれない。
ちょっと笑ってしまうかもしれないけれど、
描いた眉が汗でとけた顔、見てみたかったなぁ(笑)。



2006年08月21日(月)
ハンカチ王子様・斉藤くん

みんなが感動したという、昨日の高校野球決勝戦を、
生中継で見なかったせいか、なんだか乗り遅れてしまった。
他のスポーツニュースや「熱闘甲子園」は見たが、
ダイジェストだから、そのドキドキ感までは伝わってこない。
ちょっと、損した気分になって今朝を迎えた。
「誰もが覚えている37年ぶりの決勝再試合!!」と大声を上げて
説明しているアナウンサーがどうみても30代前半。
「あんたは産まれてなかったんじゃないの?」と突っ込みたくなった。 
さて、私の天の邪鬼アンテナは帽子の「W」と「K」のマークに反応、
まさしく「早慶戦」のような盛り上がりだぁ、と興奮していた。
台詞的には、勝利監督インタビュー(早稲田実業・和泉監督)の
「駒大に強くしてもらいました」が印象に残っている。
どうやら秋の大会で負けたらしく、いいコメントであったと思う。
しかし巷では、汗をハンカチで拭うというより、押さえる仕草をする
早実のエース・斉藤選手を「ハンカチ王子様」と呼んでいるらしい。
10年以上過ぎて、日本中が感動したという試合は忘れても
さわやかな「ハンカチ王子様」は覚えている気がした。
インパクトの強いこの単語を、今年の高校野球の総括としたい。



2006年08月20日(日)
なんかいいよね、箱根って。

久しぶりに、妻と箱根の「ポーラ美術館」へドライブ。
本当に、ひ・さ・し・ぶ・り。(笑)&(汗)
美術館に併設されているレストランで、
遅いランチをとりながら、眺めていたガイドブックに、
今回の観光キャッチコピーが掲載されていた。
あっ、そうそう、そんな感じ・・と納得してしまったから
迷わず、今日の「気になる一言」。
有名なのは、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」
(「そうだ、京都へ行こう。」と間違って覚えている人も多いが)
奈良は「いま、奈良に います。」だったかな。
箱根は、自然、温泉、歴史、美術館・・何でも一通り揃っている。
だから、ふところの深さを感じさせるフレーズとなっている。
どんな天候でも、どんな年齢でも、そしてどんな国の人でも、
このキャッチコピーに納得してしまいそう。
魅力が多すぎて伝えきれないけれど、
「なんかいいよね、箱根って。」呟きそうな場所に間違いない。
生活大国の「豊かさ」って「多様なニーズに応えられること」
だろうから、箱根が好かれるのも頷ける気がして帰路についた。
わが町の観光キャッチコピー、考えてみようかな。



2006年08月19日(土)
世界バスケは、ファンを増やす気があるのか・・

私の土曜日は朝から夜まで、スポーツ三昧。
熱闘甲子園、夏の高校野球は、白熱の準決勝2試合。
全米オープンゴルフは、予選ハイライト。
高校総体、競泳なども、放映している。
夜には、プロ野球と女子バレーワールドグランプリ。
昼は麦茶、夜はビールで、大満足の週末になる予定だった。
ところが、気になったのは、2006世界バスケの放送。
私は学生時代、バスケット部だったから、
大体のルールはわかるけれど、経験のない人たちには
実況中継、解説者が大騒ぎしているとしか映らなかった。
せっかく日本で開催される世界大会なのだから、
落ち着いた解説と、バスケットの面白さを伝えて欲しい。
そして少しでも、バスケットファンを増やす努力を望みたい。
そんな訳で、久しぶりに私のボヤキが「気になる一言」。
この機会に漫画「スラムダンク」を読み返すのもいい。
でもやっぱり・・私の時代は「谷口選手と結城選手」だな。
(知ってる人は、少ないと思うけれど・・)



2006年08月18日(金)
子どもを商品化しないで

アメリカの事件なのに、なぜか日本のマスコミは
「ジョンベネちゃん」の話題で盛り上がっている。
それもほとんど同じ視点で。
犯人の人間性などに興味関心を集めながら・・。
そんな中、注目はされないけれど、ある番組で語った
北野大さんの「子どもを商品化しすぎですよ」が私を頷かせた。
今回のような精神異常者が増えていることを知りながら
もう一方では「美少女コンテスト」なるものを頻繁に開催。
幼稚園児が、メイクとファッションでこんなに変わるのか、
と思うくらい色っぽくなる。
これでは、精神異常者を刺激しているとしか思えない。
アメリカだけでなく、日本でもアイドルの低年齢化が進み、
小学生が人気を集めているが、誰一人、ちょっと待て!と
声を上げる人がいないことが寂しい。
有名になるかも・・の期待だけで、子どもを商品化したら
多くの異性の目に触れる危険性を考えたほうがいい。
子どもを商品化した両親には、本当に非はないのか?
「子どもは、子供らしく」・・これが一番だと思う。



2006年08月17日(木)
夫婦の価値観は違ってもいい

ミセス9月号の特集「夫のおかげ、妻のおかげ」の中で、
ベストセラー「国家の品格」の著者である
藤原正彦さんと美子さん夫妻の話が掲載されていた。
子育てに関して、夫婦の価値観が違い、戸惑っていたら
「夫婦の価値観は違ってもいい。
子どもも複眼的な視点を持つようになるから」と正彦さんの一言。
子育てについて考え方が違い、喧嘩もしたようだが、
その言葉で「楽になりました」とコメントしていた。
私は、夫婦になる最低条件として「価値観が同じ」を挙げていた。
美しいものを美しい、美味しいものを美味しい・・
そう思える価値観だけは、一緒であるべきだと、主張してきた。
しかし、子どもの教育の視点に立てば、選択肢が多い環境こそ
最高の家庭であるとも言えそうだ。
私にとっても、妻にとっても、楽になった一言かもしれない。
人間だもの、夫婦だからって全て同じ価値観ってありえないものね。



2006年08月16日(水)
あれは「静岡県沼津市」の風景じゃない

話題の映画「日本沈没」(樋口真嗣監督)を観に行ってきた。
評判が良すぎたのか、私には期待はずれだった。
全体に共通する感想は、妙にリアル感がない・・である。
ストーリー最初に登場する地名が「静岡県沼津市」、
たぶん私が気にしすぎるのかもしれないが、
画面に出てくる風景が、沼津市っぽくない。
場面が変わる直前、主人公2人が眺める火山風景は
どこの山なのか、私には想像がつかなかった。
だから今回は、私の呟きが「気になる一言」になった。
富士山にしては、沼津からあんなに見える場所はない。
ちょっと作りすぎじゃない?という気持ちが
冒頭から頭の中を駆け巡ったためか、
妙に、全体を通じて、映画そのものに入り込めなかった。
降り続ける火山灰などで髪は汚れているはずなのに・・
服も、土砂でもっともっと汚れているはずなのに・・。
う〜ん、口紅なんて塗っている暇ないだろう(笑)。
そんな思いばかりが先行して、ちょっとがっかりした。
「静岡県沼津市」の人が観ることを、意識して欲しい。



2006年08月15日(火)
私が知りたいのは、韓国・中国以外の反応

「小泉首相・靖国参拝」の話題は避けたかったが・・。
読者が期待している話題について書くことも、
コラムニストを目指している私の役目かな、と思う。
ただ「賛成」「反対」という個人的な意見を書くのではなく、
こんな視点で、この話題をみてみたら・・という助言をしたい。
まず注意したいのは、テレビ・新聞を始めとしたマスコミは、
必ず、バランス良く「賛成」「反対」の意見をとりまとめ、
どちらからも不満が出ないような番組編集・紙面構成をするから、
「インタビュー」=「国民の意見」と鵜呑みにしないこと。
また、毎年恒例のように映し出される「韓国人」と「中国人」の
「興奮した口調の強い抗議」も「一部の国民の意見」かもしれない。
そんな視点で、今回の靖国問題を眺めてみたらどうだろう。
私の一番の関心は、欧米を始めとした、世界の国々の反応である。
かつて植民地政策をしていたイギリスやフランス。
日本に2発も原爆を落とした、アメリカ。
逆に植民地となっていた、アジアやアフリカの国々の意見を知りたい。
問題解決の方法は、自分達の枠外にある気がしてならないから。



2006年08月14日(月)
「身体に悪いよ」「いいよ、もう悪いから」

同級生が集まると、いつも言いたい放題の会話が飛び交う。
「タバコの吸い過ぎ」「お酒の飲み過ぎ」から始まって
「甘いものの取り過ぎ」「ダイエットのし過ぎ」まで、
健康ネタは48歳の私たちにとって、絶好の話題である。
そんな話をしながらも、タバコをプカプカしているのを見て
もう一人が「身体に悪いから、もうやめなよ」と助言。
それを受けて「いいよ、もう悪いから」と言い返す。
「身体は、もうとっくに壊れているから好きにさせて」と
いいたげだった。
そのリズムある会話が、漫才ネタになりそうでメモをした。
「そんなに使うとお金がなくなるよ」「いいよ、もうないから」
「口悪いね、友達いなくなるよ」「いいよ、もういないから」
このパターン、いろいろな場面で使えそうだ。
でも、なんだか悪いパターンになってしまうなぁ。
良いパターンだと、なんだか自慢になっちゃうし・・。
う〜ん、難しい・・。さて、あなたなら、どう使う?



2006年08月13日(日)
コンタクトの保存液も、機内持込禁止です

今週末から、わが町の中学生がカナダへホームスティに出かける。
感受性豊かな年代に、外国の文化を肌で感じ、
彼等なりにカルチャーショックを受けてくることは大賛成である。
しかし出かける前から、海外の恐ろしさを事前説明会で受けた。
テロ未遂事件が発覚したのを受けて、機内持ち込み手荷物の規制強化が
予想以上に過敏であることを知った。
カナダ当局からの要請とはいうものの、その徹底ぶりは私を驚かせた。
機内持込不可の物品は「全ての液体物、及びジェル状の物品」。
飲料水はもとより、シャンプー。日焼け止めローション、クリーム類、
練り歯磨き、ヘアジェル・・等など。
ということで「コンタクトの保存液」も液状ということで持込禁止。
「エッ?こんなものまで」と思うものもあるが、
それだけ世界はテロに対して、機敏になっている証である。
これは、彼等が今まで生きてきた環境では想像できないことだろう。
無事に帰国した時、世界の国々や日本の治安について考えて欲しい。
それにしても、大変な世の中になってしまったものである。