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しもさんの「気になる一言」
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2006年05月04日(木)
ルビにばかり目がいってしまう、名作

「夏草冬濤」(なつくさふゆなみ)を、やっと読み終えた。
(井上靖著・新潮社・743頁)
物語に、沼津や三島、天城などの様子が随所に出てきて、
たぶんイメージは、いつもより掴みやすかったと思うが、
今回のメモは、漢字や単語のフリガナ(ルビ)関連が多い。
書き出しただけでも、
莫迦(ばか)・確り(しっかり)・屈む(かがむ)・
序でに(ついでに)・尤も(もっとも)・卓(テーブル)・
内儀さん(かみさん)・認めた(したためた)・
対かう(むかう)・強ち(あながち)などなど。
「へぇ〜、なるほど。こう読むのか」とメモが続いた。
夏目漱石とか、谷崎潤一郎などが書かれた名作は、
決まって、面白いルビが振ってある。
最近「こう書いて、こう読ませる」みたいな作品が少ない。
「夏草冬濤」はルビの持つ力を実感した作品となった。
もちろん、いつもの気になるフレーズも満載。
少しずつ紹介していくので、乞うご期待(笑)



2006年05月03日(水)
「お名前は?」「はい、米沢牛です」

午後2時頃、親友から突然の電話。
「今日、暇だから飲みいくか?」「いいよ、誰か誘う?」
そんな会話がきっかけで、近隣に住む悪友たちへメール。
結局7人が集まり、久しぶりにワイワイがやがやの大騒ぎ。
GWは家族が帰省して暇・・と、宴会を企画した言い出しっぺが、
ここの七輪で焼いた米沢牛は最高なんだ・・と言うので、
もちろん、モノは試しで早速注文してみた。
運んできたのは、女子大学生かな?と思えるような女の子。
このあと注文する時、名前を呼んだ方が親しみがわくと思い、
さっそく、飲んだ時のお約束で、店員の名前を私が尋ねた。
(店員が男の子でも女の子でも尋ねるから、お許しを(笑))
「お名前は?」「えっ・・・・○○です」
「ふ〜ん、○○ちゃんか、いっぱい注文するからお仕事頑張ってね」
予定では、こう続く筈だったのに・・
「これ、何の肉?」って質問されたと勘違いしたんだろうな、
「お名前は?」「はい、米沢牛です」と即座に返ってきて、大爆笑。
こんな会話でも、後になると思い出に残るんだよ、きっと。
その後、裾野の親友宅へ突然押しかけ、徹夜でマージャン。
やっぱり、こういう仲間っていいな、楽しくて・・。
今回は、この飲み会を記録に残すためのメモ。ごめんなさい。



2006年05月02日(火)
リンカーン以下、産まれた年が悪かった

先日は、二岡選手の大記録で書けなくなってしまったが、
競馬の天皇賞(春)「ディープインバクト」の圧勝は
海外レースに期待を持たせてくれる素晴らしい結果だった。
騎乗した「武豊」騎手は、
「これ以上強い馬がいるんでしょうか?」と満面の笑顔。
このフレーズを「気になる一言」にしようと思ったが、
テレビを見ていたら、中継していたアナウンサーが呟いた。
2着だった「リンカーン」も、例年なら優勝に近いの記録。
しかし「ディープインバクト」という最強馬がいたから、
いつまでたっても優勝できない。(汗)
そんな「リンカーン」の気持ちを代弁したかのように
「産まれた年が悪かった」と、ぼそっと口にした。
女子柔道の「谷(田村)亮子」さんと同じ体重クラスの2位選手と
同じものを感じてメモをした。
「最強」って「強」がいるから「最強」なんだよねぇ。
「強」よ、頑張れ!!  いつまでも応援するから。



2006年05月01日(月)
テレビではマネのできない映画らしい映画を撮る

毎月1日は全国どこでも「映画の日」。
1800円が1000円で観れるとあって、
最近オープンしたばかりの沼津のシネコンへ足を運んだ。
仕事が終わってからなので、作品が限られてしまうが
私は迷わず「寝ずの番」(マキノ雅彦監督)を選んで、堪能した。
R15指定作品で期待させたが、久しぶりに声を出して笑った。
バラエティの漫才より、よっぽど質の高いお笑い喜劇だが、
俳優・津川雅彦さんの監督初作品らしく、大満足だった。
内容は、いつものように観てのお楽しみだけれど、
仲の良かった仲間が集まって、死んだ人の思い出を語るだけの
単純そうなストーリーの中に「艶」が感じられ
私は元気をもらい、帰宅後こうやってパソコンに向かっている。
今回の一言は、帰宅後、作品パンフレットで見つけた
マキノ雅彦監督の意気込み。
韓国を始めとした泣ける純愛映画より、私はこちらの方が好きだ。
お通夜に寝ないで線香(死体)の番をする「寝ずの番」は、
何よりも故人と共にした時間と、多くの思い出が必要である。
隣で観ていた身も知らずの人の大きな笑い声が、
とっても新鮮に聴こえる不思議な作品だった気がする。
ただ一言、この映画は是非、映画館で見て欲しい。



2006年04月30日(日)
「史上初2打席連続満塁ホームラン」はチームの記録

せっかく二岡選手のヒーローインタビューをメモしようと
テレビの前で待っていたら、放送が終了してしまった。(笑)
さて、見出しのこの大記録、私の視点は
「決して1人では達成できない記録」であった。
マスコミをはじめて、多くの人たちは、
ジャイアンツ・二岡選手をクローズアップをするだろう。
確かに、こんな緊張する場面で打った彼は素晴らしいけれど、
その前に3つの塁を埋めた選手たちがいなければ、達成できない。
それも、2回続けて満塁のチャンスを彼に与えたのだから凄い。
だからこそ「史上初2打席連続満塁ホームラン」はチームの記録。
日本プロ野球史には、二岡選手の名前が刻まれるけれど、
その記録に関わった選手たちは、自分の記録として大切にして欲しい。
さらに、東京ドームで大きな声を張り上げて応援していた人たちも、
この記録に関わったのだと思う。
いつだったか「法隆寺は誰が建立したのか?」の問いに
「聖徳太子と宮大工」と答えて笑われたことがあるが、
私は、まさしく同じ視点で、この大記録を見ていた。
歴史に名を残すのは1人だけれど、本当は多くの人たちが関わっている。
この視点、仕事でも同じことが言えるのだから、忘れないで行動したい。



2006年04月29日(土)
日記だけで「50,000ヒット」は、私の誇り

今日くらいは、自分を誉めたいと思う。
メルマガ「1000号」の時は、あまり感動がなかった。
(今日で「1654号」になるけれど・・・)
この日記サイト「エンピツ」での50,000ヒットは素直に嬉しい。
話題も、ほとんど私のプライベートネタ。目を引く画像もなし。
ただただ、インパクトのある言葉を紹介し続けてきただけど、
毎日数十人の読者に支えられて、もうすぐ50,000ヒットに辿り着く。
最近は私の「気になる一言」を、メルマガという形で受信して
じっくり読んでくれる読者が増えたので、
インターネットで、わざわざ検索してくれる人が減ったかもしれない。
また、簡単に日記が書けるブログが大流行りで、
多くの書き手がそちらに移行したので、単なる日記サイトは
ますます書き手が減ったような気がする。
しかし、なぜか私はこの日記サイト「エンピツ」から離れられない。
私の、読者を意識して書くという行為の原点が、ここにあるから。
コラムニストを夢みて、これからも書き続けたい。
書き続けている期間だけなら、ベスト10くらいには入るかな?(笑)



2006年04月28日(金)
うん、おいひい

先日、頼んだ食材をその場で揚げて
目の前に並べてくれる天ぷら屋さんへ行った。
お寿司のカウンターと同じように、お好みで揚げてくれる。
(もちろん、コースでの注文も可能)
上質の油で揚げた天ぷらの美味しさを、
どうやって文字で表現しようかと迷っていたら、
隣に座っていた女性が、
連れの男性に「おいしい?」と尋ねられ答えた台詞が耳に入った。
本人はもちろん「うん、おいしい」と言ったのだろうが、
私には「うん、おいひい」と聞こえたのだから、仕方ない。
でも、この「おいひい」こそ、
アツアツの天ぷらを食べている様子が表現できる気がした。
この後、ビールをひと飲み。
「うん、おいひい。ゴックン、ブッファ〜」だったら、
文字を見ただけで、また食べたくなってしまうかも。(笑)



2006年04月27日(木)
会議中に車の清掃をします

昨日、障害者の就労支援に関する会議に出席し、
会議後、障害者の就職に向けた作業訓練を視察させていただいた。
単純作業をコツコツと続ける姿には、頭が下がる思いだったが、
障害者が、一般の社会で就職することの大変さも実感した。
そんな光景を見た時、思い出したのは
会議室入り口に掲示されていた張り紙のフレーズ。
「会議中に車の清掃をします。
水洗い500円、ワックス1000円」だった。
今は、ガソリンスタンドなどの自動洗車機を使い、
簡単に済ませてしまっているけれど、
彼らの役に立つのなら、少しくらい時間がかかろうと
機会を見つけて頼んでみたいなと思ってしまった。
彼らは、与えられた仕事を黙々と続ける才能を
持っていると感じたから。
きっと、彼らの温かい気持ちが伝わり、
今まで以上に、自動車を大切に乗るような気がする。



2006年04月26日(水)
「特別」って考えることが「特別」

誰かと話していた時のメモだと思うのだが・・。
とても印象に残っているフレーズだったのでメモをした。
何にでも当てはまる考え方だと言えるから。
一流で活躍する人たちを見て「あの人は特別だから」と
つい口にしてしまうことがあるが、
そう考えること自体が「特別」なんだと気付くべきだろう。
スポーツでも、芸術でも、どんな分野でも
最初から「特別」ということはなかったはずなのに、
自分の枠で「特別」扱いをして、
「自分には出来ない・無理」の言い訳に使っているにすぎない。
何に対しても「特別」扱いをしない、
これが、自分の可能性を発見する唯一の方法だから。



2006年04月25日(火)
「城島健司」は「ジョージ・マッケンジー」

ラジオから流れてきた、米大リーグ日本人捕手、
城島健司選手の別名である。(笑)
この外人っぽい名前が、彼の本名であるから面白い。
英語的にいえば「Kenji Johjima」だが、
「城島健司」「ジョウジマ・ケンジ」と何度か口にすると
なんと「ジョージ・マッケンジー」に聞こえるから不思議。
外人の発音でも「Johjima Kenji」「Johji maKenji」・・
選手とのコミュニケーションが心配された彼は、
あっというまに、チームメイトに信頼されたようだが、
その一因が、名前だったら面白いな・・とメモをした。
"My name is Johjima Kenji.
please call me George Mackenzie."と自己紹介してれば
最高なんだけどなぁ・・と思いながら。
「松井秀喜」の「マツイ・ハイデッキー」(Matsui Hi-deki)より
レベルが高いジョークだなぁ。