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しもさんの「気になる一言」
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2005年11月25日(金)
「三戻」って、なんて読むの?

手書きのメッセージボードに書かれていた、
今風の文字を解読するのは、けっこう面白い。
韓国映画を、彼と観た感想だろうか、
カワイイ文字で、いろいろ書かれていたけれど、
「三戻(さんもどり?)が止まらなかった・・」
は、意表をつかれてわからなかった。
「う〜ん、なんて読むんだろう・・」と考えていたら、
前後の文章から推測し「涙」という漢字だと分かった。
そうか「涙が止まらなかった」のか、と理解したけれど、
他人が読むことを意識して、もう少し読みやすい字を・・と
思ってしまう。
メール全盛の世の中だけれど、まだまだ直筆で書くことも多い。
たぶん、それは一生、なくなることがないと思うから、
年を重ねて、丸文字などしか書けないということがないように
練習してほしい。
一つ一つの文字は下手でも、全体のバランスで上手に見える。
そんなコツを掴むだけで、うまく見えるはずだから。



2005年11月24日(木)
昼寝をしないと、遊びにいかせないよ

先日観た映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の1カット、
扇風機に向かって「あ〜」と声を出し、
自分の声が震えるのがおかしくて、いつまでも遊んでいる子供に
お母さん役の薬師丸ひろこさんが、叱るシーン。
この台詞が、なぜか私の脳裏に引っかかっていた。
最近、昼食後30分でも昼寝の時間を意識的に取っているのだが、
頭がスッキリするのを感じているからだろうか、
昼寝の効用について、ちょっと好奇心が湧いてきている。
子供の頃は、少しでも遊びたかったから、
昼寝をする時間すらもったいなくて、外へ飛び出していた。
もちろん、昼間は勉強する時間だと思っていなかったから。
当時から、母親は「昼寝の効用」を知っていたのだろうか?
「ほら、早く昼寝をしなさい」・・
こんな台詞が、近所のあちこちで聞こえていた気がする。
私たちは、そんな知恵まで無くしてしまったのかもしれない。



2005年11月23日(水)
「一張一弛」(いっちょういっし)

「張り詰めた気持ちで集中したら、
そのあとはリラックスしなさい」の意である。
出典は、礼記(らいき)。
人間生きていく上で、この一張一弛のバランスが大切なんだよ、
そんな考え方なんだと思う。
自分の生き方の軸になるものを探したくて
ある本を読んでいたら見つけた、四字熟語。
まだ「座右の銘は?」って尋ねられることも少ないけれど、
あと数年で50歳を迎えるので、そろそろ他人に向けて
自分の生き方を説明できる言葉が欲しかったから。
以前は、全てに全速力、行けるところまで行こう、
しかし、その割には結果がついてこない。
本当に、そんな生き方でいいのだろうか?と不安になった。
次に、いつもリラックス。力を抜いて・・と生きよう・・
しかし、これでは充実感が得られず、ピッタリこなかった。
試行錯誤の上、たどり着いた生き方が「一張一弛」。
しばらく、この考え方で生きてみよう・・と思っている。



2005年11月22日(火)
「いい夫婦の日」の深夜帰り

飲みに行くまでは覚えていた。
11月22日は「いい夫婦の日」だってことを。
しかし、わが町が特産品として売り出している
「緑米の収穫祭をやるから来てね」と誘われ
やはり顔を出さなくちゃ、とお酒は嫌いだけど仕方なく。
先日到着したばかりのボジョレーも飲めるとあって
会場は、大盛況であった。
アルコールと会話に夢中になり、気がついたら午前様。
メモした「気になる一言」も書かず、布団の中へ潜り込んだ。
翌朝、もちろん二日酔いのまま起き上がってきたら、
ラジオから流れてきた台詞が
「みなさん、昨日の『いい夫婦の日』はいかがでしたか」。
「『熟年離婚』が流行ってますからねぇ」
「夫婦で仲良く過ごしましたか」(笑)これには参った。
自分で「あ〜あ『いい夫婦の日』に深夜帰りだよ」と
呟いたら、そばで聞いていた妻が大笑いだったので一安心。
よかった・・「いい夫婦の日」の朝帰りじゃなくて。



2005年11月21日(月)
饒舌なインタビューには、気になる一言が見つからない

昨日の午後、女子マラソンの高橋尚子選手復活レースを、
炬燵に入りながら、テレビの前でメモ片手に応援していた。
午前中、自転車30キロ完走した後だったから、
昼間っからビール片手だったけれど・・。(笑)
出場するなら言い訳みたいな台詞は聞きたくないな、と思いながらも、
そのプレッシャーの大きさを、彼女の饒舌さに見た気がした。
独走での優勝インタビュー、メモする言葉がなかった。
以前なら「玉手箱をあける気分でワクワクする」とか
「駆け抜けた風を感じていたいから・・」など、名台詞が多かった。
解説者も「精神のゼイ肉も落ちてきれいになった」・・など、
とても上手な表現をしてくれたのに・・。
しかし、今回の私のメモは真っ白だった。
それは、心のアンテナに引っかかった台詞がなかった、ということ。
レース直後にもかかわらず、疲れた様子も見せず、
饒舌に話す彼女には、魅力を感じなかった、が本音のところだろうか。
ハアハアと息を切らせ「予想以上に疲れたぁ」「足が痛かったぁ」・・
そんな台詞を期待した私の方がおかしかったのか。
「高橋尚子のレースについて、どう思う?」のメールで初めて考えた
一日遅れの、私の雑感である。



2005年11月20日(日)
回廊になってないよ、狩野川コリドー

「みんなで狩野川になる日」
「狩野川の風に乗って」というキャッチコピーに誘われ
秋晴れの中、狩野川の上流から下流へ向かって
約30キロ(2時間)のサイクリングを楽しんだ。
サイクリングやウォーキングをしながら
伊豆の紅葉を眺め、狩野川河川敷の魅力が発見できる、
そんなイベントとして評価したいが、まだ知人には紹介できない。
設定されたコースは、数箇所か整備されてなく、
ドライブを楽しむ自動車が走る一般道へ迂回する機会が多い。
また今回のイベントのために、慌てて草を刈った場所もある。
コリドー【corridor】とは、 回廊。
離れている二つの国の間または内陸国と海との間を結ぶ細長い地域のこと。
コース誘導係が配置されるイベント時だけでなく、
いつ、誰がいっても、コースが分かりやすく、
サイクリングしている時間は、自動車社会などを忘れさせて欲しい。
これがクリアできれば、どこかのテーマパークより魅力的な場所になる。
それにしても身体が秋風で乾燥した後のビールは、最高だった。(笑)



2005年11月19日(土)
くださ〜いな

私が生まれた年、昭和33年の東京が舞台の映画
「ALWAYS 三丁目の夕日」が全国で上映されている。
どうせなら同級生で見に行こうよ、と声がかかり、
急遽、沼津へ集合し、ワイワイガヤガヤと見ることにした。
映画の内容は、いつものように見てのお楽しみだけど、
気になる一言は、いくつかメモしてきたので、ご紹介。
「なつかし〜」が館内で何回聞こえたことか・・(笑)。
さて今回は、その中の一つ。子供たちが駄菓子屋さんの店先で
声を合わせて、大きな声を張り上げるシーンから。
今なら、店番がいなければ、とっくに盗まれているな・・と
思える場面は、私たちを当時へ戻してくれた。
駄菓子屋さんのクジは、ほとんど「スカ」ばっかりだったけれど
「アタリ」を期待して、何度も何度も挑戦したっけ。
そうそう、遊ぶ時も「○○ちゃん、あ〜そ〜ぼ〜」などと
家の前で大きな声で叫んだものである。
今回は申し訳ないけれど、ストーリーよりも、スタッフが製作した
大道具・小道具に目がいってしまった、というのが本音。
そして、今回私が感じた一番の気付きは、
この話はそんな昔の話ではなかった、ということ。
それも、どこにでもあった生活であり、風景であったから。
今度、駄菓子屋さんを見つけたら、久しぶりに大きな声で
「くださ〜いな」って言ってみようかな。



2005年11月18日(金)
受話器を上げると、フロントへつながるサービス

旅館・ホテルの良し悪しの判断基準は?という話をしていた。
部屋の広さ、フロントの接客、料理・・人によって基準が違う。
どれも他の人を説得する理由にはなっていなかった。
どこまでいっても、価値観が違っているから。
では、どんなサービスが一番気に入った?という質問も、
三者三様の答えが返ってきた。
だから、私がメモしたこのフレーズが一番だと思っている。
フロントへは「〇番」、外線は「△番」・・と
ホテルごとに違う電話の使い方を覚えてもらうよりも、
受話器を上げると、同時にフロントへつながり、
迅速・正確に、お客の要望に応えてくれるサービス。
それが、サービスというものではないだろうか。
マニュアルを読まなくても、サービスが受けられる。
そのサービスに対して、料金を払っているのだから、
据え付けの「ご案内」を読まなければならないサービスより上。
そんなことを思った私の「サービス論」である。



2005年11月17日(木)
武士が尊敬されたのは、武士道を実践していたから

昨年、映画「ラストサムライ」を観てから、
ずっと考えていたことが、ある方の講演でわかった。
もちろん「士農工商」の階級を習ったころから、
どうして下の階級の人たちは、何も言わなかったの?と
疑問を持ったが、その頃は答えを必要としなかった。
そして何十年後かに、映画やテレビ、書籍で
「武士道」というものを知れば知るほど、知りたくなった。
もちろん、刀などの武器があったからではない。
それは「武士道を実践していたから・・」であった。
時々「武士は食わねど高楊枝」などの比喩に使われるが
本当は、皆が尊敬し憧れる存在として、武士があった。
それはまさしく「武士道」の実践者だったから・・である。
昨年のNHK大河ドラマ「新選組!」が受けたのも、
出演者のキャラクターだけでなく、
私たちが忘れかけている「武士道」がストーリーの随所に
表現されていたからに違いない。
「士農工商」の階級を教える時、是非、この話をして欲しい。



2005年11月16日(水)
バレーは、相手に向かってガッツポーズをしてはいけない

本当かどうか知らないけど、こんな話を聞いたことがある。
全日本の女子バレーに夢中になって、テレビの前に釘付け。
じっくり観察していたつもりだが、気が付かなかった。
スパイクが決まったり、サービスエースを取った時、
テレビ画面には、選手たちのガッツポーズが映し出されたが、
それが、果たして相手チームの選手に向かってなのか不明。
相手を挑発するような行為は、スポーツマンらしくない。
だから、サッカーなどではイエローカードさえ用意されている。
ついつい勝ち負けにこだわってしまうスΓテーツの世界であるが、
相手のミスを誘う行為を、マナーとして禁じているのであれば
それは勝ち負けより、大切なことである気さえする。
もしネットを挟んでプレーするバレーやテニス、バドミントン等に
共通のマナーだとしたら、それはもっと素敵なことだ。
ところで、こういうことって誰に聞いたらいいのだろうか。