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しもさんの「気になる一言」
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2005年02月28日(月)
痛いのも生きている証拠

未だ震災で怪我をした人たちを診察している
医師の台詞だと記憶している。(メモ不足で情報源がわからず)
被災しただけで精神的にまいっている人たちに向けて、
女医の彼女は、子供たちに向けて、いや多くの被災者に向けて
言い放った台詞のような気がする。
「あなたたちは、生きているの。それだけでも幸せ。
なによ、これくらいの傷、我慢しなさい」と声を掛け、
「生きてなきゃ、痛いも痒いもわからないのよ」と慰めた。
私も、痛さには弱く、時々「いてぇ〜」って大騒ぎをする。
でも、このフレーズを知ってから、我慢することを覚えた。
「生きているだけで丸儲け」と、明石家さんまも言っている。
もちろん、外傷だけでなく、心の傷も痛むけれど、
やっぱり、痛いのも苦しいのも、生きている証拠なんだ、と
あらためて実感できる台詞となった。
勿論、寒いのも生きている証拠。(暑いのも生きている証拠)
我慢しよう、明日から3月。春はもうすぐだから。



2005年02月27日(日)
まさか、完璧に覚えているなんて・・

最近、あまり調子が良くないから・・を理由に、
ダラダラとメリハリのない週末を過ごしていたが、
そろそろ・・・身体を動かそうかな・・と思い立ち、
約6ケ月ぶりに、オリジナルダンスの練習へ顔を出した。
「ぎっくり腰は大丈夫?」「痔の手術したんだって?」と
半分冷やかされながらも、懐かしい顔を見て顔がほころんだ。
単なる運動不足の解消と、会場までの徒歩30分の間、
習いはじめた英語ヒアリング教材を聴きたくて、
わざわざ足を運んだようなものであるから、
後ろの方で、ストレッチでもしながら・・と思っていた私。
たぶん、忘れているだろうと考えていた振り付けであるが、
なんとほとんど覚えていたことには、我ながら驚いた。
身体って、不思議だなぁ〜、と独り言のように呟いた。
身体で覚える学習って、こういうものなのかな・・と感じながら、
2時間たっぷりと汗をかいた。
気になる一言は、久しぶりの私の雑感である。
昨年は、仕事も変わったし、体調不良でやや消極的だった生活。
しかし今年になって、また積極的な生活が戻ってきたようだ。
以前、周りの景色も目に入らないくらい夢中で走り続けた。
そしてちょっと疲れたので、空に浮かぶ雲や道ばたの野花に目を移し、
深呼吸を思いっきりしてみた。
そしたら、なんだかまた走りたくなった・・そんな心境である。
ただし、今度は全速力でなくてもいい。
季節の変化を、五感で感じながらのジョギングでいい。
久しぶりの汗に、今晩のビールが楽しみになった休日である。



2005年02月26日(土)
少子化の元凶は働く女じゃなくて、幸せな主婦の愚痴だね

第132回直木賞受賞作「対岸の彼女」(角田光代著)が読みたくなって
本屋を探しまわったが、まだ入荷しておらず、あきらめかけた。
しかし「オール讀物3月号」に「対岸の彼女(抄)」の文字を見つけ、
ハードカバーを待ちきれなく買ってしまった。
長編のため、作者の了解を得て、全15章のうち第8章までを中心に
抄録されたものであるから、一気に読み切れた。
気になる一言は、その中の台詞。
勝ち組のはずである主婦たち愚痴が、負け犬と言われた独身女性たちの
結婚願望を低下させるというその視点が面白かった。
「こうして結婚しない、子どもの産まない女が増えんのよ」と呟いて。
また「ひとりじゃやってく勇気がなかった。働いてく自信がなかった」
と結婚した理由を話す主婦と、
「結婚して母親になる勇気がない。仕事なんて楽だよ」という独身女。
これまた、なるほどなぁ・・とメモを続けた。
たぶんストーリーはこれからが本番、どんどん展開していくのだろう。
結末が楽しみにしている。

PS.
逆に直木賞候補で終わった、伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」は
選考者に評判が良くなかったようだ。
「アヒルと鴨のコインロッカー」の印象が強かったから、
今回も期待していたのに残念である。
「対岸の彼女」読破後、ゆっくり読もうと思う。



2005年02月25日(金)
農業委員会などやらせてもらって・・

職場の大先輩が今春36年の公務員生活に幕を閉じる。
お世話になった後輩たちが、お礼も込めて慰労会を企画した。
「36年は、長いようで長い」・・と半分ジョークとも思える
スピーチで、私たちを和ませながらも、
その長い年月を大切に振り返りながら、ゆっくりと語ってくれた。
その中で、私の気になる一言に選んだ台詞は輝いていた。
36年間を振り返って、最初に口に出た台詞だったから。
右も左もわからない奉職当時、町民でなかった彼が
一番お世話になったのは「農業委員会」だったと呟いた。
地名も何もわからない中で、がむしゃらに動いた当時、
36年間の基礎を、叩き込んでいただいた、と表現した。
私が、思わずグッときたのは言うまでもない。
その仕事を私は今、担当してお世話になっているからである。
誰もが「農業委員会なんて・・」と叫ぼうが、
農業者独特の雰囲気を、私はありがたく実感させていただいている。
地名も、大字ではなく小字。単位も、まだ尺貫法。(笑)
しかしこれが、農政には大変な要素であることが最近わかった。
36年の長い職歴の中で、一番最初に思い出した仕事が
「農業委員会」とは・・・
私はやっぱり、幸運な仕事運を持っているのかもしれない。



2005年02月24日(木)
西洋は修復文化、日本は修理文化

千利休伝来の「侘び茶」の極意を守ると同時に、
利休の茶の湯の作法を武家風に改革発展させた大茶人、
古田織部さんの特集で見つけた文化の違いである。
意味を調べると、
「修復は、破損個所を元のように直すこと」
「修理は、繕い直すこと」とある。
壊れたものに対して、西洋は、
どこから見てもわからないように修復する。
だから、器などはもう一度、使うことができない。
それに比べて、日本は、多少形は変わろうが、
もう一度、使えるように修理する。
これは、古い歴史だけでなく、
戦前の継ぎはぎだらけの服が象徴するように、
つい最近まで、修理の文化が根付いていたと思われる。
しかし、どうだろう。
最近では、まだ使えそうな電化製品までが、
タイプが古くなったからの理由で、
粗大ゴミ置場に放置されることも珍しくない、と聞く。
「修理・修繕」という言葉が、死語ならないように、
私たちは、次世代に伝えていかなければならない。



2005年02月23日(水)
これからは「華流ブーム」(ほわりゅう)

「華」とは中国のこと。(だと思う・・)
今の韓流ブームがいつまで続くのか、
私にはちっとも見当がつかないが、これからは「華」。
先日、ニュージーランドで、羊のショーを観たけれど
数カ国後の同時通訳がされていた。
自分の聴きたい言語に、ヘッドフォンのジャックを差し込むと
指定された言葉が聴こえてくる仕組みである。
もちろん私たちは「日本語」と書かれた穴へ。
その横に「華語」と書かれた穴があり、興味本位で差し込んだら
なんと「中国語」が流れてきた。
「中国語」のことは「華語」(かご)というんだぁ、とその時思った。
香港・マカオをはじめとする海外在住の華僑の間で話されるから
「華」というのだろうか。
それにしても「韓流」は、試験に出そうな読みで広まった。
日本語では「かんりゅう」としか読まないと思うのだが、
語源である中国語の読みなのだろうか「はんりゅう」となった。
よかった・・いい加減な知識で、次は「中流」だなんて言わなくて。
「華流」がブームになるのは、間違いないだろうと思う。
その時、自慢げに「ほわりゅう」って読むんだよ、言おうっと。



2005年02月22日(火)
タメたらダメ!

地球交響曲第五番(ガイア・シンフォニー)の上映作品を観た。
そのあと映画監督・龍村仁さんの講演を聴いた。
もちろん、私の手帳はメモで真っ黒になったけれど、
映画内で紹介されているメッセージは、私の表現力不足もあるが、
なかなか伝えにくいことを、何度も書いて読み直して実感した。
監督の講演に視点を移したが、これまた難しい。
映画を観なければ、説明できないこともあるから・・。
そこで私が選んだのは「貯めたら駄目」というフレーズ。
言葉の音としても、リズムとしても面白いのでメモをした。
もう少しわかりやすく言えば
「エネルギーを貯め過ぎると病気になる」ということである。
食べ過ぎ、飲み過ぎは勿論、ストレスなども貯め過ぎは良くない。
「やってみたいことはやってみればいい」という考え方は、
一見、無茶苦茶な考え方だか、理屈にあっている。
「やってみたいことを、いつまでも自分の中に貯めていては、
満足のいく結果など得られるはずがない」
だから、貯める前に吐き出すという循環するシステム、
また腹八分目という知恵から、私たちは多くのことを学ぶ。
「痔には、便秘のように体内にうんちを貯めることはよくない」
最後、いきんで出そうとするから・・。(笑)
ストレスもエネルギーも、貯めない努力をしてみようと思う。
心身共に健康であるためには、タメたらダメ。
とにかく、やってみたいことはやってみる。
そこで気が付くことが、とても多いはずたから・・。



2005年02月21日(月)
恋の仕方、忘れちゃったよ

お笑い芸人・今田耕司さんの台詞、なぜかメモをした。
今まで真剣にお付き合いをしたことがないんです、と
会場の笑いを取りながら話していたが、その恋愛すら
最近はしていない、そんなチャンスがない、と嘆いていた。
半分本気、半分冗談ともとれる台詞だったけれど、
そういえば、私も・・ちょっぴり感じたのかもしれない。
なぜか携帯電話にメモされていたフレーズは、
輝きを増して「気になる一言」へ登場することになった。
「痔には刺激物はいけない」、そんな忠告を受けるたびに、
「それじゃ恋愛も刺激物だからダメだね」と返答していたが、
そんなに刺激的だったかぁ・・と思い出せない。
女性陣も、私の男の部分など意識せず付き合ってくれるのか、
そんな扱われ方が、私にはとっても心地よいから始末が悪い。
まぁ今更、恋愛なんて・・と思っているわけではないが、
今の中性的ポジジョンが、私にとってはベストかも・・。
でも、彼女を喜ばすデートの企画を考えるのは楽しいから、
やっぱり生まれ変わるなら男だなぁ・・。



2005年02月20日(日)
何より良い雰囲気の中で授業することが全て

「板書がむずかしい」と、この気になる一言で呟いたら、
現役のある先生からメールが届いた。
「気にすることはありませんよ。
何より良い雰囲気の中で授業することが全てであり、
好きな教師が書けば生徒はその字も好きになります。
逆に、いやだと思えばどんなきれいな字を書いても見たくもない、
となってしまうことを教師は知るべきです」と。
さすが・・なるほど・・である。
しかし「字の上手い下手は二の次、といわれてもねぇ、
良い雰囲気が作れないんだから字くらい」とメールを返すと
「思っている以上に手を伸ばしたり、
字の正面に立っていないことが原因です」とアドバイスが届いた。
またまた、私を喜ばす一言である。
こんな先生の授業を受けてみたいなぁ、と思う。
今なら居眠りをせず、一番前で聴ける気がするから。
春になったら、なにか勉強してみようかなぁ、久しぶりに。



2005年02月19日(土)
これウィリアム、これココア、これジェイク

昨年末の手術後の定期的な検査で、
久しぶりに、神奈川県大和市を訪れた。
明日は、相模大野で娘の新しいアパート探しをするため、
今日は横浜の親友宅へ泊めてもらうことにした。
そこで、夕飯の代わりに楽しい宴席を設け、
横浜に住むジャイアンツ大好き夫婦と
今シーズンが始まる前に、昨年の総決算と題して、
あの試合、この試合・・と思い出の名場面に花が咲いた。
しかし、宴もたけなわ(プリンスホテル?)の頃、
誰が言い出したのか思い出せないが、
携帯の待ちうけ画面にセットしてある愛犬の画像を見せて、
ねぇ、みてみて可愛いでしょ?というシーンになった。
私が驚いたのは、そこに居合わせた仲間がみんな、
愛犬の画像を携帯に保存してあることだった。
女性だけならまだしも、46歳男性の私たちまでも。
その写真の見せ合いっこが、今日の気になる一言。
さっきまで、ジャイアンツの話で盛り上がっていたのに、
そのギャップが可笑しくてメモをした。
たぶん、猫派は猫派で、同じ光景が展開されるのだろう。
久しぶりのジャイアンツネタが、愛犬のネタに負けた日、
今年のジャイアンツは大丈夫だろうか?と不安になった。