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しもさんの「気になる一言」
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2005年02月18日(金)
いかがわしいことをしよう。

確か、ダイエーの中内功さんの言葉だったと思う。
「いかがわしさがビジネスを飛躍させる。
古い体制から見れば、新しいものはすべていかがわしいのだ」と
私の手帳には書いてある。
ということは、ダイエーホークスを売却した事実は、
いかがわしいことをしなかったからか・・。
それとも、マクロ的に考えた場合、身売りはいかがわしいことで、
本業のビジネスを飛躍させる手段だったのか・・。
どちらにしても「いかがわしい」という言葉が、引っかかった。
意味は「どうかと思われる・見苦しい・体面上よろしくない」など
予想通り、いい意味には使われない。
しかし、私はこの言葉を知って、ちょっと嬉しくなった。
昨年大騒ぎした、ライブドアのプロ野球新規参入も、
古い体制にとってはいかがわしかったけれど、
新しい人たちにとっては、ごく自然なこと。
これからは、堂々といかがわしいことをしてみたい。
後ろ指さされても、私には見えないから・・(笑)



2005年02月17日(木)
ひょうたんから・・・島

何かのテレビ番組だったか・・忘れてしまった。(汗)
ただ、ことわざの常識問題だったことは覚えている。
「ひょうたんから○○」(正解は、もちろん駒だけど・・)
もの凄くまじめな顔で、回答したヤングがいた。
間違いない・・という自信に満ち溢れた回答は、なんと「島」。
う〜ん、わからなくもないが・・残念。
「先生が、ひょうたん島、と教えてくれたもの」と弁解したが、
私は、インパクトのある言葉は、こうやって残るんだな、と
思わずメモをした。
「瓢箪から駒」の意味は、
「意外なことから意外なものが現われるたとえ。
冗談に言ったことが事実になること」。
冗談のつもりで「ひょっこりひょうたん島」をもじって
「ひょうたんから島」と口にした先生がいたとしたら、
それを覚えた生徒がいたということ自体、
「瓢箪から駒」と言えるのかもしれない。
これ、飲み屋で使えるね・・きっと。



2005年02月16日(水)
修行の身に俗世の声は無用

NHK大河ドラマ「義経」も、だんだん面白くなってきた。
ただ、今年は日曜日の夜、出かけていることが多くて
ビデオ録画で観るケースが多い。
さて、義経の母「常盤」は、義経と近しい関係の人に
伝言を頼もうとする。
しかし、鞍馬の地で修行している息子に対して、
母の伝言は、彼自身を迷わすような言葉となる、と判断したのか
そして、冒頭の台詞をきっぱりと呟く。
辛い修行をしているのを知っているからこそ、
ついつい優しい言葉を掛けたくなるのは、彼女だけではない。
親としては、当然の愛情であると思う。
しかし、もっと精神的に逞しくなって欲しい願ったのであろう。
短い台詞の中に、親の愛情を感じたフレーズとなった。
私はどうだろう?
まだまだ「常盤」のレベルには、到達できそうもない。
いやいや、私自信が修行のみだからなぁ・・(笑)



2005年02月15日(火)
ごめ〜ん、時差ポケだから

時差4時間のニュージーランドから帰国した。
いろいろなハプニングを思い出しながら、
一週間の「気になる一言」を一気に書き上げてみた。
内容がおかしかったら、指摘して欲しい。
もちろん言い訳は考えている・・、それがこのフレーズ。
いつだったか「ごめ〜ん、明日ロケだから」を紹介した。
断りにくい飲み会の2次会は、この一言で決まり。
今回は「海外旅行」から帰ってきたから、しばらくは使える。
何か失敗したり、大切なことを思い出せなかったら、
「ごめ〜ん、時差ポケだから」を使おうと思う。
問題は、いつまでこのフレーズの効力があるのか、
この台詞をギャグとして聞き流してくれるか、であろう。
マジに怒られたら、どう対応しようか・・
帰ってきたばかりだからそこまで考えられないけど、
本当は、ミスしないように仕事することの方が大切、
はい、わかっております。(笑)
さて、何回使えるだろうか、このフレーズ。
まだ、3回しか使ってない・・。えっ、3回も?
たった4時間でしょ、って言わないでね。



2005年02月14日(月)
あれ・・これって、私のお土産?(笑)

公務は一週間のご無沙汰だったから、
いろいろ考える余裕もなくめまぐるしく一日が過ぎた。
一日中、農地の確認やらで外に出ていた。
ゆっくり机に座っている暇がなかった、ということ。
ところが夕方、あわただしく帰庁すると、
なんと机の上に、チョコレートがいくつか・・。
義理チョコはいらないよ、なんて豪語していても、
やっぱりバレンタインにいただくチョコレートは
なんでも嬉しい、が世の男性陣の本音だろう。
「う〜ん、美味しいね」とナッツ入りチョコレートを口にし、
誰からだろう・・とメッセージ類を探したけれど
見つからない。
これでは、お礼がいえないのに・・と困っていたら、
「あっ、それ、下山さんのお土産です、ご馳走様でした」と
お礼を言われた。
そうか、今朝、ニュージーランドのお土産にと、
課の職員に私が買ってきた「マカデミア・ナッツ」だった。
紛らわしい時に、紛らわしいものを買ってきたな・・と
ひとりで苦笑い。
復帰初日から、ネタには困らない私だった。



2005年02月13日(日)
目一杯、寄ってくれ

長泉町「ヴァンジ彫刻庭園美術館」で、大山行男さんの写真展、
「富士山曼荼羅」が開催されている。
彼と懇意にしている私の幼なじみの家族らと共に、
大山さん御本人と話しをする機会に恵まれた。
そこには、青空に白い雪をかぶったきれいな富士山ではなく、
もっと人間味のある、いろいろな表情の富士山を撮り続けて
彼と富士山との対話が聞こえてきそうな写真が溢れていた。
考えられないような角度・距離からの空撮写真を見ながら、
ヘリコプター操縦士との打ち合わせの仕方を尋ねてみた。
ふたりの気持ちの合わせ方が、とても気になったから・・。
飛び方(コース)は細かく要求するんですか?という私の問いに、
「意外とラフに飛んでくれる・・」の台詞に続き、
とにかく出来るだけ近くで撮りたいから・・という気持ちが
感じられたので、メモをした。
近くに寄る、ということは「大変危険」も意味するのだが・・。
富士山を撮り続けている大山氏、家族でヒマラヤに行った親友、
そして数日前まで南半球の最高峰を目の当たりにしてきた私。
男三人、山の話は尽きるところがない。
遠くから望遠レンズで撮るのではなく、近くから広角レンズ。
写真の撮影テクニックもさることながら、
富士山の話をする大山さんの表情が、私には一番の被写体だった。

PS.
写真展は3月1日(火)まで、お近くの方、是非一度御覧下さい。



2005年02月12日(土)
外人に話しかけたくなっている自分発見

とうとう帰国の日、私の中に芽生えた変な感覚がある。
うまく表現できるかどうかわからないが、気になる一言。
出発前、私には英語は似合わない・・とあれほど感じたのに、
帰国時、もっともっと英語を話してみたくなった。
意識的に、日本語の環境に身を置かなかったこともあるが、
単語だけを繋ぎあわせたようなカタコトの英語でも通じた喜び。
これは何事にも換えがたい収穫であった。
夜中にそっと部屋を抜け出し、フロントで
「南十字星(サザンクロス)をみたいのですが・・」と尋ねたら、
「ここでは明るすぎて見えないな、○○へ行けば見えるよ」と
(たぶん)答えてくれたシーンは、忘れられない。
しかし皮肉なもので、今の海外英語事情は、
英語を覚えたい日本人にとって、環境が悪すぎる。
外人がほとんど日本語で話しかけてくれるから。(笑)
だから飛行機内でも、外人が「お茶はいかがですか?」と声を掛け、
私が「コーヒー、プリーズ」なんて言うシーンがある。
「ティー、プリーズ」「ビアー、プリーズ」
「ホワイトワイン、プリーズ」「レッドワイン、プリーズ」
そんな意志が伝わるだけでも嬉しくて、お腹は水分で膨れ上がった。
いつの日か、英語でも「言葉の力」を伝えたい。
そんなことを考えながら、20度以上の気温差を再度体感し、
成田空港へ降り立った。
今度は英語で、カジノのポーカーに挑戦するぞ〜。



2005年02月11日(金)
こちらの人は、フルーツを食感で食べるんです

最近、仕事で農業に携わっているからだろうか、
食べ物の違いがとても気になる旅だった気がする。
その中でも、今回は特に果物の味が気になった。
いつもなら、たぶんお米なんだろうけれど・・。
甘いもの大好きのニュージーランドにしては、
どれも甘みが足りない・・と不思議だったからだ。
大きさも、どれも小ぶり。
日本より、もっともっと糖分ばっちりの甘さを
想像しながら食べたからだろうか、期待外れだった。
そんな私の疑問を、現地ガイドの彼女が解いてくれた。
その答えが、気になる一言。
日本のような、蜜が最高と感じるリンゴもなければ、
包丁で剥いて食べるような大きなリンゴも見なかった。
食後のデザートとして、歯触りなどで楽しむに違いない。
私の既成概念は完全に崩された瞬間であった。
果物は味覚ではなく、触覚で味わうこともできる。
まさしく文化の違いを肌で感じ、
カルチャーショックに近いものを得た気がする。



2005年02月10日(木)
解放感って、こんなことなんだ

オークランドへ着いて、戦争博物館見学中にトラブルが起きた。
シャッターを押して欲しい、と外国観光者に頼まれ、
自分の荷物を左横に置き、デジカメは三脚で立てたまま右横に。
「は〜い、いいですか?、チーズ」「ガシャーン」
シャッター音とほぼ同時に、右横で大きな音が・・(涙)
なんと立て方が悪かったのか、デジカメもろとも倒れた。
当然のように、レンズ部分が故障、作動しなくなった。
そんなブルーな気分を吹き払ってくれたのが、やはり大自然。
昼食をとったレストランの目の前に広がるのは、遠浅の海岸と海。
波打ち際までどれくらいあるんだろう、と話していたら、
「事務局、行ってこい!」と声がかかった。
「はい」と元気よく返事をして、Gパンをひざまでめくり歩き出した。
やや日差しの強い太陽と爽やかな風を受けながら、
波打ち際まで、初めて走った時の感想は、
「解放感って、こんなことなんだ」って身体で実感できた。
遠くに外国の女性が二人いたものの、ほとんど私のプライベート空間。
帰りは距離が知りたくて、私の歩幅で数えてみた。
なんと420歩。1歩60センチとしても、約250メートル。
1歩80センチなら、なんと約300メートルを超える。
この空間を、しばらくの時間、独り占めさせていただいた。
もちろん、気分は思いっきり晴れた。
自然には癒しの力がある。心からそう思ったし、感謝したい。



2005年02月09日(水)
旅には、小さなハプニングが必要である

今回は、私の雑感である。
大自然を満喫している、今回のニュージーランド。
宣伝看板などを見ることもなく、交通標識だけが時折目に入る。
バスの車窓から、何時間となく流れていく風景は、牧草と羊など。
「羊が風景の一部となっている」と現地ガイドさんが語ったのも、
まんざら嘘ではなかった。
なんとも表現しがたい湖の色と、氷河を抱いた山々の景色が、
ここ数年、旅らしい旅をしてこなかった私にとって、
とても新鮮な輝きとなって、私を包んでくれるのがわかった。
しかし面白いもので、物書きとしての習性か、
何かちょっしたトラブルを期待してしまう。
素晴らしい大自然の景色だけでは、読者を楽しませることはできないし、
印象に残す表現ができないら。
いや、旅行中はダメージの残る「トラブル」ではなく、
笑ってすまされる「ハプニング」がいい。
今回は、貸し切りバスの冷房が壊れた。
真夏にクーラーが入らない。窓は開かない。みんな汗だくになる。
しかし、なんとか乗り切って夕食に美味しいビールを飲む。
たぶん何年経っても、同じハプニングを経験したメンバーは
この話題で盛り上がるに違いない。