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| 2004年10月11日(月) ■ |
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| 謎を解くより、謎を見つける方が難しい |
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私が地元でリーダーとして所属している 宇宙少年団(すばる分団)が講演会を主催した。 もちろん町の教育委員会と共催という形で・・。 講師は、理学博士・文部科学省国立天文台の渡部潤一助教授。 演題は「すばる望遠鏡が探る宇宙」であった。 しかし内容についてはここでは触れない。伝えきれないから。 「星はだいたい100億歳まで生きる。今、地球は46億歳」の フレーズに、1億が1歳だとすると私と同い年だ、 なんて考えながらメモをした。 「星のご臨終はとてもきれい」と画像を紹介してくれるし 「星の爆発エネルギーでできた宝石」等の説明も頷いた。 一番印象に残ったのは、学者だなぁ〜と感じた冒頭の台詞。 「どうして?」を見つけたら「もしかしたら」と仮説を立てて 理論的に解いていけばいい、そんなニュアンスだった。 いつでもどこでも好奇心を持ち「?」(あれ?)を探すことが 一番むずかしい、そんな意味なのかな、と理解した。 宇宙学者と生物学者、なかなか意見が噛み合ないのは、 「謎」の捉え方が違うからかな・・そんなことを思った。 そんな先生の勧める「星空浴」は「海水浴・森林浴」より簡単。 広大な宇宙に想いを馳せながら、星空を眺めるだけだから。 「地球は宇宙のメリーゴーラウンド」 まさにその通り、このフレーズもいただく事にした。(笑) あっという間の2時間、私より年下とは思えない 落ち着きのある、穏やかな口調。また尊敬する人が増えた。
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| 2004年10月10日(日) ■ |
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| 「プレイオフ」は「敗者復活戦」ではない |
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巷は、パシフィク・リーグのプレイオフで賑わっている。 今日勝てば西武ライオンズが優勝だったらしいけれど、 ダイエーホークスが勝って良かったと思っている。 どちらのファンと言うことではなくて、 このプレイオフ制度自体に私は賛成できないから。 そもそも「play-off」って、優勝決定戦試合のこと。 (同点・引き分けの場合の)決勝試合、であるはず。 敗者復活戦とは、意味が違うのではないか。 オリンピックだって敗者復活戦は、 どんなに勝ち上がっても銅メダル止まり。 金メダルには手が届かないのは、誰だって知っている。 アメリカ・メジャーリーグでも、プレイオフは 基本的には、地区優勝チームの戦い。 (例外は、ややこしくなるので説明を省くが・・) 一年間通して戦い続け、貯金25を超えて圧倒的な力で勝ち 1位なのに優勝ではない。そんなシステムに反対なのである。 1位とチャンピオンが違うのは、ボクシングの世界だけでいい。 一時的な盛り上がりが先行し、視聴率低下が追い風となって セントラルリーグも導入なんて考えないで欲しい。 負けは負け。勝ちは勝ち。勝負の世界、それだけでいい。 1994年10月8日、史上初の同率首位、最終試合直接対決で ジャイアンツとドラゴンズが戦った試合が頭に浮かんだ。 シーズン途中「2位、3位狙い」なんて言葉は必要ない。 ダイエーファンは、これで負けたら納得するのだろうか? ファンの気持ちを大切に・・というなら是非、再検討を。
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| 2004年10月09日(土) ■ |
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| 川の水位は、増える時と減る時では段違い平行棒 |
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静岡県伊豆半島直撃、ここ10年では最大級の台風22号だという。 朝、7時半くらいには水防(すいぼう)の招集がかかり、 私が帰宅したのは、なんと翌日の午前3時。 台風は、午後5時くらいには通過したはずなのに・・。 原因は狩野川の水位だった。下がるまでは帰れない。 他の職員は、台風が過ぎしばらくして帰宅の途についたが、 私はそれからが長かった。何をするというわけではないのだが。 農業用水も含めた農業担当だから、なかなか減らない水を相手に、 少しずつ、本当に少しずつ、狩野川へ流していく排水機場の管理。 川の水位は面白いもので、上昇する時は一気に増える。 1時間に1メートルなんて簡単にクリアしてしまうほどの勢い。 上流部で降った雨が、一気に川に流れ込むからだろう。 しかし、台風が通過したにも関わらず、減る時は全然減らない。 10分で2センチなんてペースもあったのだから。 たぶん、溢れた雨を上流部でも必死に狩野川へ流し、 どの市町村の排水機場担当も徹夜の作業が続いたと思われる。 そんな気分を記録に留めるため、気になる一言にした。 除塵機には、刈ったばかりの藁が山のように引っかかり、 トラック何台分にも相当する藁の固まりが出来た。 だから、本当に意味で狩野川の水位が下がるまでは、 気が抜けない、というのが本音であろう。 台風が過ぎたから、住民の安全を守る仕事は終わりではない。 公務員らしい・・と自分でも納得して床についたのは4時。 起きたら翌日の正午近く。 疲れたら、疲れ○○といってエッチがしたくなると言うのだが 私は、真っ先に缶ビールを開けた。 続いて「ふなぐち菊水一番しぼり」のカップ酒。 ふぅ〜、ほろ酔い気分。とても気分が良くなったことをご報告。 昼間からのアルコールは効く。 さて、もうひと寝入り。おやすみなさ〜い。たぶん爆睡。
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| 2004年10月08日(金) ■ |
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| 40歳は人生の正午 |
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いつだったか本屋で見つけた「My 40's」 いまでは、私の愛読書の一冊になっている。 今月の巻頭ロングインタビューは、長野智子さん。 報道番組に携わりかった彼女は、 なぜか、バラエティ番組の「ひょうきん族」で有名に。 結構ジレンマがあったらしいのが、よくわかった。 その彼女がいろいろな経験を積み、今は幸せそうだった。 インタビューの最後、40代についてこう話している。 冒頭の台詞は、桐島洋子さんの言葉だという。 「午前は元気がみなぎっていろいろな行動や経験ができるけれど、 おやつやお酒、おいしいディナー、そして秘め事など 大人の楽しみはすべて午後にある。 まさにこれからですよ。40代は」と。その分岐点が40歳。 なるほど・・とさっそくメモをした。 私は、人生80年を4期に分けて「起承転結」と例えるのが好きだ。 成人式には「起」の期間は終わったんだよ、と声を掛け、 これからは「承」の期間だぞ、と叱咤激励をする。 40歳から60歳の20年は「転」だから、人生ドラマは展開期に入る。 そして最後の「結」に向けて準備を始める期間だと・・語る。 人生を42.195キロのマラソンに例えるのはあまりに難しいと思う。 今のマラソン、あまりにスピードがあり過ぎるから。 そう考えると、人生を「午前」と「午後」に分けるのもいいな。 生活に密着して、とてもわかりやすいから。 桐島洋子さんにも、長野智子さんにも、許可取らないけれど、 この例え話、今度、どっかで使おうっと・・。
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| 2004年10月07日(木) ■ |
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| おにいさん、お酒と女は( 二合・二号)までよ |
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視察の宿泊地は、教育県の長野には珍しい色街(いろまち)、 戸倉上山田温泉。長野の熱海?って言われるらしい。 たぶん、芸者が多かったってことなんだと思うけれど、 この例えも、どう理解していいのやら・・。 今回は、その温泉場、宴席で知り合ったコンパニオンの台詞。 飲み過ぎかな、と思うお客にも、タイミングよく こんな台詞が返ってくる。 とにかく感心するくらい会話上手であった。 二次会のカラオケへ行く時も、ぐずぐすしていると 「ほらほら、立たないおにいさんも、立って」と一言。 爽やかなシモネタ、と表現したいくらい楽しかった。 最後に、みんなでホテルの外へラーメンを食べに繰り出した。 途中、温泉街を道案内。「普通は歌って踊れるお店だけど、 ここは、歌って踊って触れるお店なんだよ」(笑)。 もちろん私の携帯は、メモだらけとなった。 どんな年齢の男性にも「おにいさん」と呼び、 初めて訪れた私に「お久しぶり。また来てくれたの?」と言う。 「初めてだって」と答えると「うそ、前にも逢ったよ」と返す。 その絶妙の言葉の接待に、私たち男は喜ぶのであろう。 こういう台詞って、本を読んで覚えるのではなく、 宴席で客との会話の中で使いながら覚えていくんだろうな、と 思った。 こんな台詞集めたら、芸者・コンパニオンから教わった 「楽しいお酒の宴での爽やかシモネタ集」が出来るかも・・。 しょうがないなぁ、そのためにまた飲みにいくか・・。
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| 2004年10月06日(水) ■ |
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| ほら、普段の行いが悪いから晴れちゃった(笑) |
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晴れ男の私が随行の視察だから・・仕方ない。 実は、町の農業委員さんと長野方面へ1泊2日の行政視察。 前日までの秋の長雨が嘘のように、2日間の天気は快晴。 なのにまた週末には、天気が崩れるという。 抜けるような青空を眺めながら、 このところ雨で畑仕事が出来なかったからなぁ、 に続けて言われた台詞が、気になる一言。 みんなに大笑いされながらからかわれた。 天気に左右される農家の仕事、特に秋の快晴は貴重らしい。 私も負けじと言い返す。 「晴れて、怒られるのは初めてです」と。 でも帰りのバスの中で、本当に晴れて良かったね、の台詞が ウトウトしながらも耳に入ってきた時、嬉しかった。 いつもの農業委員会では、どこか真面目な委員さんらの、 また違った一面を見ることが出来て、貴重な2日間だった。 そういえば、田植えの時期には、 私たちにはうっとうしい梅雨を喜んでいたっけ。 それにしても、トイレ休憩で止まるサービスエリアでも、 なによりも産直野菜に目がいく人達である。 根っから農業が好きなんだな、と改めて感じた視察であった。
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| 2004年10月05日(火) ■ |
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| カーテンをお部屋で試着して選べます |
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通勤途中で見かけた、カーテン専門店の宣伝文句。 へ〜、どうやるんだろう・・と興味津々でメモをした。 視点としては面白いサービスだなぁ、と思ったが、 果たして、そこまでしてカーテンを選ぶ人達がいるだろうか。 カーテンの試着ということは、自宅まで足を運んでもらい、 窓際のレールに実際取り付けることになるのかな。 そこまでしてもらったら、もうイヤとは言えないのが人情。 まして部屋でも散らかっていたら・・と余計な心配まで・・。 キャッチコピーとしては、面白かったが、 さて、実際は・・という私の野次馬根性が顔を覗かせた。 私の発想の限界では、インテリアコーディネーターが 事前にデジカメで撮影してもらった部屋全体を眺めながら パソコン等を駆使し、カーテンのアドバイスや提案をする程度。 他人が我家へ上がり、カーテンを「試着」する、 その感覚自体が理解しにくいサービスであると思うのだが・・。 ここまで書いてから、気付いたことだが、 もしかしたら、もっと違った発想のサービスなのかもしれない。 誰か、このサービスについて情報がある方、教えて欲しい。 そして、もう少し情報を集めたら、お店を訪ねてみようかな。 この「試着サービス」の評判は?を聞いてみたいから。
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| 2004年10月04日(月) ■ |
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| ハーフパンツとミニスカートは同じじゃないの? |
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先日、男同士で飲んでて話題になったこと。 どちらも、膝上数センチ。 なのに、男性はミニスカートには興味を示し、 ハーフパンツには、全然色気を感じない。 これって、おかしくないですか?、そんな話だったと思う。 う〜ん、確かに・・と思い、笑いながらメモをした。 キュロットスカートでも、同じことが言えそうだ。 露出する足の部分は同じなのに、といつも思うのだが・・。 さて身に付けている女性は、どう感じているんだろうか。 ある程度年齢を重ねると、ミニスカートははけないけれど、 ハーフパンツなら・・という感覚があるのだろうか。 やはり、なかなか理解できない私がいる。 そういえば、私にはビキニの水着と下着の違いすらわからない。 もちろん、男性の私たちは喜ばしいことであるが、 着ている女性陣には、そういう意識はまったくないのだろうか。 娘が年頃になると、どうしても気になる・・が本音である。 下着なのか、洋服なのか。 まったく、うさったいなぁ〜と言うなかれ、 世の父親は、昔から娘の服装が気になるものなんだ、と思う。 あ〜、また、親バカなんだから・・という声が聞こえてきそう。 そうだよ、どうせ私は親バカなんだから。
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| 2004年10月03日(日) ■ |
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| 勝負の世界に、家族ネタは本当に必要なのか? |
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夕方から堪能してきた「ヴァイオリンコンサート」のメモ、 日曜夜8時からの恒例「新選組!」で書き留めた台詞のメモ、 また新聞各紙から拾ったイチロー選手関連のメモの中から、 一つを選んで「気になる一言」を書きはじめるところだった。 今日は、選ぶことが大変だな、と思った矢先、 ヤフーのトピックスを見て「またか!」と呟いた私がいた。 タイトルは<イチロー>弓子夫人が談話発表。 大リーグの年間最多安打記録を84年ぶりに塗り替えた マリナーズ・イチロー外野手(30)の妻、弓子さん(38)が 喜びの談話を発表したという内容であった。 前日は、中日優勝の祝賀会に、落合監督の奥さんが登場し、 祝福のキスシーンまで、テレビで紹介されていた。 正直な気持ち、私は「家族ネタは必要ない」と思う。 もちろん、彼らの精神的な安らぎの場として家族の存在を 否定するわけではないけれど、どうもしっくりこない。 勝負師らしい、張りつめたコメントの方が私は好きであるから。 少なくとも現役を離れ、何年もしてから、あの時は・・という 回顧録ならいいけれど・・・。 家族愛が達成させた勝利・記録、なんてうさんくさいだけである。 勝負の世界だからこそ、ちょっと辛口コラムになってしまったが、 家族愛が大事にされ、他人を動かすのに利用されるのは 「地元選挙」だけで充分であろう。 独身貴族たちよ、そうは思わないか?
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| 2004年10月02日(土) ■ |
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| 勝負してくれたから、達成できたんだと思うよ |
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イチローの大リーグシーズン最多安打記録達成で、 日本中の人々が、いやアメリカ人も興奮している画像が テレビ、新聞に溢れた一日であった。 彼の人間像は、私が説明するまでもなく、たぶん明日から マスコミがこんなところまで・・というくらい紹介してくれる。 そこで私なりのコメントを残しておこうと思った。 私の関心は、達成できた理由である。 一番バッターだから・・内野安打が多かったから・・、 多くの要因が浮かんでは消えた。 そして私なりに辿り着いた結論が、気になる一言である。 バッターにとって、いくら打ちたくても 勝負してくれなければ、この記録は達成しなかったから。 打たれても打たれても勝負するメジャーリーガー達。 彼らの「打てるものなら打ってみろ精神」が、 この偉大な記録を可能にした、と感じた。 松井選手、2002年10月10日(木)日本でのプレー最終戦、 最終打席に50号ホームランを打った時、 「僕だけの力で打ったんじゃないよね」と インタビューで答えた台詞が思い出された。 イチロー選手にも、奥さんや愛犬(一弓)ではなく、 まわりの多くの人の力で打てた、というコメントを期待したい。 特に、勝負してくれた対戦ピッチャーにも感謝を。 「法隆寺を建立したのは?」という歴史問題の答えは、 「聖徳太子と宮大工」なのだから。
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