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しもさんの「気になる一言」
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2004年08月22日(日)
素人の100キロマラソンより、鍛えた人たちの42.195キロ

寝不足になりながらも、アテネオリンピツクの
選手コメントに、一喜一憂しながら、毎日のように
心を揺さぶられている私がいる。
その根底には「筋書きのないドラマ」が存在する。
血のにじむ努力によって、夢が叶った選手、
努力をしても、もう一歩で夢が叶わなかった選手。
その長い間の努力に対して、私達は感動を覚える。
同じ日、テレビ番組では「24時間、愛は地球を救う」を
放映していたが、こちらはある程度「筋書きのあるドラマ」。
その「感動」には、だいぶ差があるように感じる。
以前にも書いたが、番組出演者が画面の中で涙を流し、
視聴者の私達が、ちょっと冷めた目で見ているという
変わった図式が存在している気がもする。
「感動」「感激」は決して、押し売りで感じるものではない。
そう思ったのは私だけではないと思う。
長く続いている番組としては、評価しているが、
今回だけは、ちょっとタイミングが悪かったかな、と感じた。
「筋書きのあるドラマ」より「筋書きのないドラマ」、
もうすぐ、アテネオリンピック・女子マラソンが始まる。



2004年08月21日(土)
ミス清水町は来ないの?

浜松で開催されている、国際園芸博覧会(通称・浜名湖花博)
には、静岡県下の自治体が、ステージとブースを利用し、
町のPRに利用できる日が設定されている。
静岡県民の日、8月21日は「清水町の日」であった。
わが町は出来たてホヤホヤの「オリジナルダンス」披露と
幼児から高齢者まで総勢60人の「湧水太鼓」の演奏。
ブースでは、特産品を中心に売ることになっている。
私は観光部門も担当している係なので、皆より早く出発し、
特産品売り場を設営している時だった。
会場スタッフ内では「自治体マニア」と呼ばれる高齢者が
私の傍に寄って来て、こう呟いた。だから、気になる一言。
男女共同参画等の関連で「ミスコンテスト」などはしないよ、
他の自治体でも、当然そうだと思っていたら、そう答えた。
しかし彼は、自治体マニアの名に相応しく
多くの「ミス○○」の写真を作業している私に見せながら
「これがどこどこのミス○○」と丁寧に説明し始めた。
私も忙しかったので「本当は、私がミス清水町なんです」と
冗談で追い返そうとしたら「ふ〜ん・・そうなんだ」と
頷かれた時は、さすがに参った。(笑)
私の驚きは、まだまだ「ミス○○」が多くいることだった。
町のPRには欠かせない要素なのかもしれないな、と
打ち上げで飲んだ時に話題になったのも事実。
「ミス○○」の存在よりも、インパクトのある服装、
そんなものが必要なのかな、とも思いはじめた。
是非、他のまちのPR方法、参考にしたい。



2004年08月20日(金)
メダルにも届かず 重圧でもろさ露呈

連日のアテネオリンピック話題だけれど、
やはり柔道の井上康生選手に対する非情とも思える
某新聞の見出しを、気になる一言としてみた。
「負けた後、すぐのインタビューは正直、辛いです」
卓球の福原愛選手も、こう言っていた。
私は、夢を叶えることが出来なかった選手には
全員に「お疲れさま」の見出しを付けてあげたいと思う。
それを追い打ちを掛けるように、負けた原因を特集し、
冒頭の見出しが、負けてうなだれる写真の横に
特大の字で配置するなんて、本人が見たら辛すぎる。
特に私が気になったのは「メダルにも」の「にも」。
「メダルに届かず」と「メダルにも届かず」では
言葉のインパクトが違うのではないか、と感じたから。
試合前に「祝勝会の会場を押さえたから」と伝言される、
「優勝おめでとう、の垂れ幕もできたから」とも。
重圧を掛けたのは、周りの人たちであるのに
そんな彼らを批判するのではなく「重圧でもろさ露呈」と
表現するのは理解できない。
水泳の田中雅美選手などに対する扱いも同じである。
彼ら、彼女らの心の痛みを自分の痛みとして感じられる
応援の仕方をしたいものである。




2004年08月19日(木)
バルセロナの岩崎恭子にはさせません

毎日、素敵な言葉で溢れる、アテネオリンピック。
勝っても負けても、心を動かされる台詞が
私のメモ帳を、真っ黒にしてくれる。
読者も、自分のアンテナに引っかかったフレーズが
きっとあるはずである。
そんな中、ちょっとがっかりしたのが、
水泳・北島康介選手の関係者が試合前に答えた台詞。
世界記録保持者ハンセン選手と、北島選手の間に
割って入った、ハンガリーの15歳の新鋭ジュルタ選手。
彼の存在について語ったもの。
もちろん、関係者の気持ちはわかるし、意味も通じる。
だけど、やっぱりな・・が私の感想であった。
例えとして、もう少し配慮すべきではないだろうか。
頑張っているのは、今活躍している選手だけではない。
岩崎恭子さんだって、死にものぐるいで努力したはず。
彼女は、今、水泳競技の解説者として
彼女にしかわからない感覚、彼女らしい言葉で
テレビの前の私たちに伝えてくれていると思う。
冒頭の台詞、彼女が聞いたらどう思うのか、
固有名詞を出すのであれば、気を付けて使って欲しい。
そんなことを感じたインタビューであった。



2004年08月18日(水)
「日々精進」ではなく「日々笑進」

いいですねぇ、いつでも笑っているような顔で・・
私がよく言われる台詞である。
「お葬式には似合わない顔だね」とも。
野球マンガ「ドカベン」(水島新司画)に出てきた
「微笑三太郎(ほほえみさんたろう)」を見て、
なんとなく親近感を覚えたのは、ずっと昔である。
飄々とした物腰でサクッと長打をぶちかます様は
正に明訓のクリーンナップに相応しいと評判だった。
なんと、同漫画「プロ野球編」では、ジャイアンツに入団。
MVPまで獲得しているのである。
その原動力は「日々笑進」ではないかと思う。
この四字熟語、たしかテレビで見た時、メモをした。
番組名を忘れたけれど、一発で私のお気に入りに仲間入りをし、
色紙には「日々笑進」って書こうって決めている。
まだ、そのチャンスがないけれど、いつの日か・・。

以前、紹介した「笑顔について」再掲したいと思う。

■「笑顔について」■
元手が入らない、しかも利益は莫大。
与えても減らず、与えられたものは豊かになる。
一瞬間見せれば、その記憶は永久に続くことがある。
どんな金持ちでも、これなしでは暮らせない。
どんな貧乏人も、これによって豊かになる。
家庭に幸福を、商売に善意をもたらす友情の愛の言葉。
疲れた者にとっては休養、失意の人にとっては光明、
悲しむ者にとっては太陽、
悩める者にとっては自然の解毒剤となる。
買うことも、強要することも、盗むこともできない。
無償で与えて初めて値打ちが出る。



2004年08月17日(火)
そんなキレイごとじゃないです

オリンピックのインタビューは、負けても勝っても
私にとっては、気になる一言の宝庫。
(飲んで帰ると、コメントに時差があるけれど・・(笑))
今回は、既に4回戦に進んだ卓球、福原愛選手が
2回戦、オリンピック初勝利のインタビューで
「勝って、自信になりましか?」と聞かれて、答えた台詞。
お決まりの質問で、お決まりの答え「はい」
を期待していたところ、意に反して冒頭の一言。
インタビューした人が絶句、会話が続かなかった。
15歳らしい、素直な受け答えだと、思わずメモをした。
オリンピックで、フルセットの末、一勝したくらいで
自信がつくようなことはありませんよ、
そんな簡単に「自信」なんてつくものじゃありません。
そんな言葉が、私の頭の中で浮かんできた。
たぶん、オリンピックで金メダルをとっても、
彼女にとって、真の「自信」に繋がるかは疑問である。
もう少し、選手たちが聞いて欲しい質問を考えて、
それぞれの種目、それぞれのタイミングで変えて欲しい。
オリンピックで勝つことで「自信」がつくのなら、
負けた選手は「自信喪失」かといえば、そうでもない。
負けたからこそ気付いたこともある。
そんなことを考えさせてくれた、
愛ちゃんのとびっきり素敵な台詞であったと思う。



2004年08月16日(月)
お祭りに飲みに行こうよ

妻からのメールである。
仕事を終え、明日のイベントの段取りを考えていたら
「今日は早く帰れる?」と携帯メール。
「うん、たぶん・・どうかした?」と返信。
そのまた彼女からの返信が、今日の気になる一言。
自分が学生の頃から娘が小さい頃までは、
よく出かけた三島のお祭りも、ここ数年は御無沙汰。
仕事の一環で、昼間に「農兵節」のパレードに参加する程度。
シャギリと出店(露天商)が特徴のお祭りは、
30歳代後半の頃の私には、とてもつまらないものに感じていた。
何もわざわざ混んでいるところへ行くこともない、
家で横になっていた方がいい、そんなことを感じた時期でもある。
しかし今回「飲みにいこうよ」の台詞に負けて、
夫婦でいろいろ話しながら、歩いていくことに・・。
約束通り、駅前の中華料理店で、一品料理を摘みながらビール。
こんなことは、何年ぶりだろう・・それにしても食べ過ぎた。
腹こなしに露天見物と相成ったが、予想外に面白かった。
最近は、どんな新しい夜店があるんだろう、と夢中になれた。
あれほど、人込みが疲れる、面倒くさいと思ったお祭りが、
娘も上京していないにも関わらず、
40歳代後半になったからだろうか、夫婦のみのお祭り見物も
悪くないな、と思えたから不思議としか言いようがない。
子育てをほとんど終えた夫婦の楽しみ方、
ひとつ増えた気がする。



2004年08月15日(日)
田村で金、谷でも金

そう誓って臨んだアテネで、柔道女子48キロ級の谷亮子選手が
オリンピック連覇の金字塔を打ち立てた。
新聞はこぞって「直前の大けがをはね返しての快挙。
逆境の中で、谷選手を支えてきた夫や両親が会場で見守った」と
その家族の協力にもスポットをあてていた。
試合後、スタンドから「足、大丈夫か」と心配する夫の声に、
あまり涙を見せることのない彼女が、ボロボロと泣いた。
シドニーでは「最低でも金、最高でも金」を実現し、
今回のアテネでは「田村で金、谷でも金」を自分のものとした。
この台詞、見方を変えると「夫婦別姓」論になるから面白い。
世界で名の知られている「田村亮子」が結婚を機に
「谷亮子」となって望んだオリンピック。
結婚したから(名前が変わったから)負けた、と言われたくない。
そんな想いが、画面から伝わってきたのは私だけだろうか。
今回の金メダル、一番嬉しかったのは、夫であることは間違いない。
「谷亮子で金メダルが取れたのが一番嬉しい」
夫への思いやりを感じた台詞だった気がする。



2004年08月14日(土)
ホームラン、ホームラン、桑田

昨日の快勝が嘘のように、残塁の山。
多くのダブルプレーで、チャンスを潰してしまった
ジャイアンツ。(ナベツネ、辞任の影響か?(笑))
ライト外野の応援団も、ちぐはぐだった。
投手の桑田選手に、打者としてホームランを期待する声は
確かにあるだろうけれど、さすがに応援は
「かっとばせ、かっとばせ、桑田」くらいが妥当だろう。
応援通の私の相棒は「嘘だろ〜、なに考えてんだよぉ」と呟き、
この応援のフレーズに驚いていた。だから、気になる一言。
初めて、ライト外野応援団の指揮をとっていたようだから、
彼の一所懸命さにこのミスも許せるけれど、
私の視点は、先輩応援団が試合後に、ちゃんと指摘し、
ピッチャーにホームランを期待するようなサイン(応援)を
二度と出さないように注意できるかであった。
私達のように、ライト外野での応援を楽しみに
年に何度も東京ドームへ向かう人たちがいることを知り、
応援の構成、応援のタイミングなどをもっと研究して欲しい。
そして、う〜ん、なるほど・・と思わせてくれる、
応援のフレーズを楽しみに、明日も東京ドームへ向かう。
今季初の3連戦観戦である。



2004年08月13日(金)
今回、女性の旗手が多くなりましたねぇ〜

アテネオリンピックの開会式を、
東京ドーム(巨人対横浜戦)から立ち寄った娘の部屋で、
眠たい目を擦りながら、うつらうつらして観ていた。
最初の驚きは、シドニーからもう4年もたった、という事実。
開会式の演出に感動したことが昨日のように思い出される。
だから、4年前の開会式もしっかり覚えている。
前回と今回の開会式、その違いを私は、
日本選手団のコスチュームと
参加国の旗手を務める男女の比率で記憶することにした。
テレビ解説者がボソッと呟いた台詞が、今回の気になる一言。
各国の先頭を飾る旗が軽くなったのだろうか。
それにしても、今回は驚くほど、女性の旗手が多かったと思う。
日本だけではなさそうな傾向であるから、また面白い。
さらに日本選手団は、初めて男性より女性のほうが多いらしい。
そんな話題を、マスコミでも紹介していたからだろうか。
こんなところでも「女性が元気」というフレーズが
私の周りから離れないで困った。
スポーツの世界だけではなく、いろいろな場面で、
女性が「旗手」役を務めることになりそうな予感がする。
もしかしたら、こういった小さな積み重ねが、
男女共同参画実現に向けた動きになるのかもしれない。
出来るだけ、支援していきたい流れである。