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しもさんの「気になる一言」
しもさん
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2004年06月03日(木)
惚れられて育つタイプ

雑誌AERAに、NHK大河ドラマ「新選組!」脚本の三谷幸喜さんの
インタビュー記事が掲載されていた。
その中で彼は「誉められて育つタイプ」と自己分析をしている。
確かに「叱られて、なにくそ!と奮起して育っていくタイプ」と
「誉められて、何でも挑戦していくタイプ」がいる。
彼は、まさしく後者、
周囲に叱られていたら、才能を発揮できなかったかもしれない。
これを機会に、自分がどちらのタイプなのか、考えてみるといい。
意外な人が、意外な才能の伸ばし方で驚くことがあるから。
ところが最近、いつもの居酒屋で飲みながらそんな話をしたのだが、
私は、酔っぱらっていたのか、なにを間違ったのか、
「私も、どちらかというと『誉められて育つタイプ』だな」と
言うつもりが「私は、惚れられて育つタイプ」と言ってしまった。
その場は、笑いの種、酒の肴にされてしまったが、
自宅へ戻りもう一度考えてみたら、(酔いを冷まして)
けっこう気に入ってしまったので、気になる一言。
「どんな人が好きですか?」と訊かれて「口の堅い人」と答える、
このギャグからの脱皮ができる時がきた。
私なりの新しいギャグを見つけたような気がしているから。
「惚れる(ほれる)」と「惚ける(ぼける)」も同じ字だから、
「惚けられて育つタイプ」と言わないように注意しようっと。



2004年06月02日(水)
沸いているいるんですよね。熱いんですか?

ニュースステーションなどで取り上げられるせいか、
柿田川について問い合わせが続く時期がある。
質問のほとんどが、水中花の「三島梅花藻」は咲いていますか?
自然の蛍は、もう見え始めましたか?など。
もちろん観光シーズンを前に、全国の旅行会社・バス会社からも
柿田川に関する質問も寄せられる。
その中で最近、課員が受けた(ウケタ)質問を取り上げてみた。
普通、電話での会話は、
「柿田川って湧き水なんですよね」
「えぇ、富士山に降った雨や雪の伏流水なんですよ」
「へぇ〜、どれくらいの量なんですか」などのパターンが主。
しかし、今回は違ったようだ。
たぶん、旅行会社の新人さんだったのかもしれない。
「柿田川は、沸いているって聴いたのですが・・」
「はい、湧いてますよ」
「と、いうことは、熱いんですよね」
「えっ・・・・・・」
(そばで聴いていても、いつもと違って話が通じてなかった)
まさか、川が沸騰しているとは思っていないのだろうが
笑わずにはいられなかった一言。確かに「わいている」。
温泉じゃないんだから・・と大笑いになったけれど、
言葉の妙・面白さに触れた、問い合わせだった気がする。
「だから・・沸いているんじゃなくて、湧いているんです」
そう答えてあげればよかったな。



2004年06月01日(火)
それは、もうちょっと親しゅうなってから・・

ビデオ録画で観たので、ちょっと遅くなりましたが・・。
NHK大河ドラマ「新選組!」から、気になる一言。
香取慎吾さん扮する「近藤勇」と、
優香さん扮する、近藤の京都の恋人「深雪太夫」の会話。
前後の二人の会話は記録するのを忘れたが、
なぜかこの台詞だけをメモしていたから、笑える。
「うちらだけの秘密ということに・・」と深雪太夫が言う。
その後「近藤勇」が何かお願いしたら、この台詞。
意味深だけれど、男なら憧れる台詞に違いない。
まぁ、そういう場面に遭遇しなければ、聴けないけれど。
耳元で囁かれたら、ゾクゾクってする台詞。
これからも、こんな一言も取り上げていきたいと思う。
不思議だよなぁ、今までなら間違いなく
「『誠』は『試みる』にも見えなくもない」という一言が
採用されたに違いないから。
人を初めて斬った沖田総司に、
「武士は、人を斬って喜ぶものじゃねぇ」
「嬉しそうにいうことか」なんかも候補だったな。
まぁこれも私の一面ということで、これからも乞うご期待。
私のアンテナに引っかかった艶っぽい台詞にご注目。



2004年05月31日(月)
こんなにもらうわけにはいかないよ

義父の一回忌で、週末に娘が帰省。
お世話になったおじいちゃんへ、と油絵で描いた
祖父の生前を描いた肖像画を持参して。
これには法事に訪れた親戚の方々も驚いていたが、
「なかなかうまく描けている、さすが美大生」
が、親バカの私の感想であった。
ところで、私もイラスト(似顔絵)を依頼してあった。
2年毎に発刊される私の生きた証とも言える
「気になる一言(縮刷版)」の表紙。今回で4巻目。
すなわち4枚目の私の似顔絵を、頼んであった。
もうすぐ、お被露目となる。
そこで「感謝」と書かれた小袋に
「福沢諭吉を1人」を潜り込ませたが、中身を確認した娘が、
突然私の目の前に現れて、言い切った台詞が、今日の一言。
「こんな大金に見合う仕事をしていないから」が、彼女の主張。
「いいんだよ、お小遣いのつもりで」と言い返したが、
「それはそれ、これはこれ」と断固として言うことをきかない。
いつから、こんなに頑固になったのか、と思ったが、
裏を返せば、
自分の作品にプライドを持つようになったのかな?と思う。
小遣いは欲しい、だけど無闇にもらうわけにはいかない。
自分で納得したら、その時は・・が彼女の考えなのかもしれない。
自分の子供だから、と甘やかした自分が恥ずかしくなった。
「自分を安売りするな」と東京へ送り出したはずなのに。
知らない間に日々成長している彼女に、まだまだ負けられない。
私も、自分の作品にプライドを持とうっと。



2004年05月30日(日)
私も同じようなこと、日記に書いてもいいですか?

昨日、イラクで襲撃にあったとされる橋田さんの話から
ちょっと展開して「清水町」と「清水市」について
「報道なんだからそれくらい知っておけよ」
みたいな内容のコラムを書いた。
そしたら今日になって不思議なことに、偶然複数の方から、
同じようなメールが届いた。だから、気になる一言。
返事は「もちろんOKです。どんどん書いちゃって下さい」。
日本全国広し、同じような視点で物事を見ている人がいて
かえって嬉しかった、が本音である。
インターネットで「日記」を書いている人は、数えきれない。
日々雑感から、恋愛・不倫ものまで、多種多様。
小学生から高齢者、国内から全世界まで、広がっている。
私も、WEB日記がなかったら、
こんなにインターネットにはまってなかったかも、と思う。
時々「気になる一言、仕事で使わせてもらいました」とか
「飲み屋さんのネタで使いました」なんてメールが届くが、
「どんどん使っちゃって下さい」と返信することにしている。
「覚えた台詞は、使わなくちゃ」がコンセプトにあるから。
自分としては「異性を口説く時に使えそうな一言」を
取り揃えているつもりなんだけれどなぁ。
おかげさまで「彼女をゲットできました」というメールは
今までに届いたことがない。おかしいなぁ。



2004年05月29日(土)
スポーツ報知様、今は「清水市」はありません

今日の新聞は、各紙とも橋田さんの話題でもちきり、
案の定、いろいろな角度で、彼を紹介していた。
しかし「巨人逆転3連勝、8回5点」の見出しにつられ、
「阿部選手、三塁へのヘッドスライディング」が目に入り
思わず「スポーツ報知」まで手を伸ばして、読みあさった。
スポーツ紙が、今回の事件をどう取り上げるのか、
ちょっぴりだけれど、関心があったから。
しかし、自分の住む町の名前を探してしまうのか、
家族会見の欄に目がいってしまった。
そこで見たものは
「この日の午前中、静岡・清水市内の自宅前では・・」
に続けた妻・幸子さんの気丈なコメントだった。
一歩譲って、わが町の名は知らないかもしれないが、
「昨年4月、静岡市と清水市が合併した」という情報も知らない、
そんな記者や校正作業に疑問を持った。
今後も市町村合併が続く中、全国の地名は要注意項目となる。
個人の名前を何度も間違えられると、悲しくなってしまう。
それは自治体でも同じこと。
もう一度、間違えたら、クレームを付けようかな・・と
大人げないかもしれないが、真剣に考えている。



2004年05月28日(金)
小さな記録が、大きく報道された日

イラクで襲撃されたとされる橋田信介さん。
彼が講演しているシーンが、テレビ画面に映し出された。
それはまぎれもなく、わが町の公民館の一室、
彼が「講演」している光景であった。
「ジャーナリストと結婚したのだから覚悟はしてきた」の
台詞を残した妻・幸子さんに「町内在住」という理由で
講演をお願いしたのがきっかけで、夫・信介さんとも繋がった。
現場でしか知り得ない話を、バイタリティに溢れ話してくれた
彼女のジャーナリストとしての一面を知らずに、
前述の台詞だけが、一人歩きしないことを望みたい。
これから多くのマスコミが、橋田夫妻について語るであろうから、
私はあえて、視点をずらしたい。
静岡県下で初(もしかしとたら全国初)で始めた
NPO団体との恊働事業が、思わぬ形で大きな評価を受けた日、
そう考えて、気になる一言に「記録」として残したい。
これは、既に各100回を超えるコンサート・講演会を、
全て、市販のデジタルカメラで記録として残していた賜物。
どこよりも、誰よりも早く、橋田さんの映像を提供できたから。
なんだそんなことか・・と言うなかれ、
2度と見ることはないかもしれない記録を、
地道に撮り続けたNPOスタッフの活動に、あらためて感謝したい。
一日中「静岡県清水町」の文字が、マスコミにより報道された日、
私は、この事業を手探りの状況で始めた頃を思い出していた。
「記録」が「記憶」を蘇らせることってあるんだな、と感じ、
小さなことでも記録に残すことの大切さを胸に刻んだ。



2004年05月27日(木)
「首相」と「総理」の使い分け知ってたら教えて。

年金未加入から訪朝まで、テレビ画面には小泉さんが溢れている。
しかし、言葉に敏感になっているのか、気になることが多い。
特に、マスコミの小泉氏に対する呼び方が一致していない。
国民に「小泉総理についてどう思いますか?」とインタビュー、
音としては確かに「総理」と言っている。
しかし画面のテロップは「小泉首相についてどう思いますか?」。
意味は、ほとんど同じだけれど、やっぱり気になる。
「?」と感じる違和感があった。
紙面等、文字にするときは「首相」が大半だけれど、
辻本議員の連呼で有名になった「総理、総理、総理」も健在。
日本語を学ぼうとしている外国人は、テレビから流れてくる
「音」と「文字」を頼りに勉強しているはず。
少なくとも「首相」と書かれたテロップは「しゅしょう」、
「総理」と書かれたテロップは「そうり」と「音」にして欲しい。
毎日、目にする単語だからこそ、もう少し大切に扱わねば・・と
感じる一例である。
テレビの画面で、自然と漢字を覚えるのもありがちである。
よく見かけるシーン、どうも気になる。
私の勉強不足かな?意識的に使っているとしか思えない。
読者の方々で知っていたら、本当に誰か教えて。宜しく。



2004年05月26日(水)
エキストラって、不自然な行動を自然に見せる役

久しぶりに、テレビ番組のエキストラ話が舞い込んできた。
それも天下のNHKハイビジョン番組である。内容は秘密(笑)
放送日も未定の番組であるが、とても和やかな雰囲気で
撮影は進められた。
しかし今回の撮影場所は、全て「伊豆箱根鉄道」の電車の中。
役者さんの傍に座り、人の気配役とはいえ、座りっぱなし。
もう、しばらくは乗りたくない、と思えるほど座り続けた。
私は、出勤するサラリーマン役。
小道具として渡された「朝日新聞・朝刊」を
暗記するくらい読み続けたのだが、そんな私の新聞を見て
スタッフ兼エキストラの女性が、
「いいですね、目のおき場があって・・」と呟いた。
私は、キョロキョロしてしまう事が多いんですよね、と。
都会では、携帯メールに没頭している人たちが多かった気がする。
何ももってないと、私は寝ていることが多いな、と苦笑いした。
普段なら、前に座った乗客を見つめることもないし、
私も一応男性だから、可愛い女の子が横に座れば
チラチラみたくなってしまうが、今回はそれも出来ない。
なにも関心がないように、新聞を読み続ける役だった。
そこで、エキストラの役割を、再定義してみたがどうだろうか?
みんな姿勢正しく座っていることなんてありえないけれど、
エキストラは、それが当然のように雰囲気づくりをする。
ひとりでは不自然な動きを、大勢のエキストラで自然にする。
やっぱり、エキストラは面白い。是非また参加したい。



2004年05月25日(火)
あなた、日本語お上手ですね? えっ!?

国際交流も担当している我が職場「地域振興課」、
その守備範囲は、予想以上に広い。
今日は「台湾・苗栗市」より高齢者が大勢訪れた。
わが町の高齢者と交流を持つためらしいが、
一緒に混ざってしまうと、誰が日本人で誰が台湾人か、
本当にわからない。
日本語も話すし、顔もどう見ても日本人だから。
そんな話をしながら、私は記録のためにビデオ撮影を・・。
ふと隣を見ると、わが町の高齢者が私の方をじっと見ていた。
だから、いつもの挨拶のつもりで
「よかったですねぇ、今日はいいお天気で」と声を掛けた。
ところが、返ってきた予想外の台詞に大笑い、思わずメモをした。
「あれ?台湾の方じゃないの?」と念まで押されて。
近くにいた人たちも、笑いを堪えきれない様子だった。
「どちらもしわくちゃだから、わからないねぇ」と
笑いをとっていた私の立場は、どうなるのだろうか。
人なつっこい笑顔で話し掛けてくる台湾人の方々に
なんだか親しみを覚えてしまった私は、もしかしたら・・。
(ご想像にお任せいたします)
しばらくは「台湾人に間違えられた私」を肴にビールが飲める。
明日は、誰に間違えられようかなぁ。