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しもさんの「気になる一言」
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2004年05月04日(火)
ねぇ、バブ入れる?

「娘のアパート訪問記」ではないが、数日遅れのメモの中から
親バカを承知で、記録に残しておきたい台詞があった。
5月2日、東京ドームでの野球観戦を終えて、
娘のアパートへたどり着いたのは、午後10時半くらいだった。
事前に泊めて欲しい、と頼んであったが、
夕食も済ませているから、寝るだけでいいよ、とメールした。
ところが着いた途端、お風呂が用意されていて面食らった。
家では、何もしない彼女が、そんなことまで気がつくとは・・。
嬉しさいっぱいの父親に、さらに駄目押しの一言。
これには参った。だから、気になる一言。
あまりの感激に、恥ずかしいけれど涙がこぼれた。
風呂上りのビール、格別であったことも、記しておきたい。
初めて娘の一人暮らしのアパート先へ泊まった日を
瞬時に思い出す台詞を探していたら、やはりこのフレーズだった。
本当は、もっともっといろいろなことを話したのだけれど、
言葉って不思議だなぁ、この一言で全てが思い出される。
本人は、自分のことが「気になる一言」やメルマガで紹介され、
2年に一度の出版された本に登場することを非常に嫌がっているが、
そこは、私の娘に生まれたんだから諦めなさい、と説得している。
今回も表紙のイラストを描いてもらいたい、と考えているから
あんまり機嫌は損ねたくないんだけれど・・。



2004年05月03日(月)
一度ブレーカーが落ちるまで使ってごらん

父親から一人暮らしの娘への、最初のアドバイスである。
東京ドームのジャイアンツ戦終了後、
いつもなら横浜の友人宅へお世話になるのだが、
これからは、東京にアパートを借りた娘のところへ
お邪魔するケースを増やそうと思っていた。
やや強引に押しかけた感じもするが、
これはこれで彼女の暮らしぶりを拝見する機会でもあるから。
美大生らしく、家具を始めとしたインテリアには
こだわりが強いらしく、アンティークショップを歩き回って
気に入ったものを見つけるらしい。
そんなとりとめもない話だが、父娘で貴重な時間を持った。
その中で私の25年以上前の経験から、娘へのアドバイスが
今回の気になる一言。
これとこれを一緒に使うとブレーカーが落ちる、落ちない。
そんな知識と知恵を身につけて欲しいと思ったから。
彼女の部屋には、私の学生時代では考えられない電化製品が
所狭しと並んでいたから、心配になったのかもしれない。
多くの電化製品を一度に使ってブレーカーが落ちて真っ暗。
突然の事態に慌てたことを、なぜか思い出したから。
一度、電気量の限界を知ってから生活をする。
これも、生きていく上で大切なことであると思う。
帰り際、百円ショップで懐中電灯を買って渡した。
こんなことも嬉しい、父親の私がいる。



2004年05月02日(日)
「ABE」のユニフォームが増えている

開幕戦以来の東京ドーム、ジャイアンツ戦に
久しぶりに燃えた。(負けちゃったけれど・・)
この一ヶ月、阿部選手のホームラン記録が話題になった。
逆に二岡選手は一度も顔を見ることができなかった。
そんな選手の活躍が、まさか応援団のファンが身にまとう
お気に入りのユニフォームへも影響していたので、
驚きもこめて、気になる一言。
怒られてしまうかもけれど、
昨年なら「ABE」を背中に付ける若い女性は少なかった。
多くが「NIOKA」「TAKAHASHI」なのである。
もちろん、甘いマスクが決め手となっていたと思う。
しかし今回、ライトスタンドで見た光景は、
男は実力で女性ファンの心を掴む、と言う事実であった。
これほどまでに実力主義といいながら、
「KIYOHARA」だけは未だ健在、別格という現象も気になる。
久しぶりにホームランを打った清原選手を見て
「今夜はヒーローにしたいな」と呟いた親友の一言が叶わなかった。
それだけが悔しくて仕方がない。
今年もまた、現場でしかわからないような
野球観戦メモが増えるけれど、どうぞお付き合いください。
「以上、東京ドームから、しもさんがお届けしました」



2004年05月01日(土)
生まれながらの性を楽しめばいいのに・・

<国民性調査>初めて逆転 女の方が男より楽しみが多い。
新聞やネットで見つけた、調査結果である。
独立行政法人・統計数理研究所による
「第11次日本人の国民性調査」で、こんな傾向が浮かんだらしい。
「男の方が楽しみが多い」とするこれまでの傾向から逆転した。
「生まれ変わっても女がいい」と考える女性も急増しているという。
そうかなぁ・・私はやっぱり「男がいいなぁ」。
生き方の基本的な考え方が「蒔かれたところで咲きなさい」
だから、自分が神から与えられた性で、楽しむことを考えている。
実は私「今度、生まれ変わったら・・」という質問は、
あまり好きじゃない。理由はありえないから・・。
今回の結果で思い浮かんだのは、最近耳にする「性同一性障害」。
本当にそうなら、その辛さは想像を絶するだろうけれど、
時代の流れを読むと、単なる言い訳・逃げ場になっている気がする。
特に、男性にその傾向が強い、と思う。
自分の与えられた性を楽しむことが出来ない人が、
異性になれたとしても、やはり同じことになりはしないだろうか?
それよりも、性を意識しないで生きられる何かを探した方が賢明。
「男になったらこれをしたい」「女になったらあれをしてみたい」
そんなところまで訊いているだろうか?
男女共同参画の考え方は、浸透したと言い切れない結果であった。



2004年04月30日(金)
5人中7人は知っている

近隣市町で広報のお仕事をしている人たちが
4月の人事で異動してきた人、異動してしまった人を囲んで
恒例の歓送迎会を開催した。
えっ?こんな時期に・・と思うかもしれないけれど
どの自治体も4月は1年の中でも大忙しの時期なので、
ちょっと落ち着いたGWの手前にするのが通例となっている。
久しぶりの懐かしい顔に、宴は2次会、3次会へと進み、
帰宅は、久しぶり(?)の午前様であった。
飲みながらの、そして笑いながらの携帯メモの中から、
「みんな知っている」という表現よりインパクトがあり
面白い台詞を、気になる一言に選んでみた。
その他、携帯のメモには「まずうま、ぶさかわ」
「まずいけど旨いもの、ぶさいくだけど可愛い子」の略。
このフレーズも、なんだか使えそうでメモをした。
二日酔いの頭には、なかなか理解できないフレーズが並んでいる。
「一連畜生」、あれ?これってどういう時に使うんだっけ?
4月の終わり、私の携帯メモは容量オーバー、
すべて書き写して、オールクリアをすることに。
ふぅ、今から朝風呂・半身浴で、アルコールを抜かなくちゃ。
今日も美味しいビールを飲む為に。



2004年04月29日(木)
伯父さんの本のお陰で4月を乗り切れたよ

先住者の都合で延び延びになっていた、1ヶ月遅れの
娘の引っ越しをやっと終え、疲れて東京から戻ってきたら、
甥っ子(妹の長男)が、夜遅い時間なのに我が家を訪ねてきた。
彼も4月から大学生。埼玉の熊谷にある大学らしい。
GWで帰省したので、近況報告かな?と思っていたら
手には「おみやげとワイン」。
「どうだ、大学生生活は?」と尋ねたら、
予想外だったが、私を喜ばす嬉しい返事が、気になる一言。
初めて親元から離れての一人暮らし。
男とはいえ、ホームシックになったらしい。
夜になって部屋に戻ると、誰とも話すことがなく、
テレビを見たり、音楽を聴いたりするぐらいしかない。
今まで、いつでも誰かがまわりにいた彼にとって、
その寂しさは、人一倍だったに違いない。
静岡に帰りたい・・本当に思ったという。
そんな彼の心の支えになったのが、
私が趣味で書き続けている何冊かの本だったというのだから、
泣かせるじゃないか。
ローカルな話も、時には役に立つらしい。
どうしても今日のうちにお礼がいいたくて・・というその顔は
大学生になって、ちょっぴりあか抜けた大人の顔だった。
頑張れ、甥っ子。後悔しない学生時代を送ってこい!!




2004年04月28日(水)
人生は、下りのエスカレーターに昇っていくようなもの

そのこころは「立ち止まっていると、下がっていく」
ある講演会で聴いた台詞を思い出した。
いい換えれば、現状維持で満足していてはダメ。
時代の流れは速いから、常に新しいものを求めて
動き続けるしか、上がっていく方法はないということなのか。
しかし、ちょっと待って欲しい。
なにも、長い人生、一気に昇る必要なんてないから、
エスカレーターを使わなくてもいいのではないだろうか。
人生は階段で充分。疲れたら途中で休めばいい。
本当に疲れたら、座り込んじゃってもいい。
もしかしたら、誰かがどうしたの?、大丈夫ですか?と
声をかけてくれるかもしれない。
私は、そんな人生がいいなぁ、と思う。
その前に、下りのエスカレーターを昇っていたら危ないでしょ。
大怪我をしますよ、転げ落ちたら・・。
階段なら安全ということもないけれど、
壁にはってあるポスターでも眺めながら、ゆっくり昇ればいい。
例えとしては面白いけれど、やっぱりその定義、理解したくないな。



2004年04月27日(火)
靴と下駄、靴下と足袋

このキーワードで、気が付いたことありますか?
ある本で読んだメモをだったけれど・・。
左右がハッキリ分かれているもの、左右対称のもの。
西洋の靴は、左右が決まっている。
日本の下駄は、左右どちらでも良い。
西洋の靴下は、左右どちらでも良い。
日本の足袋は、左右が決まっている。
同じ足下のことなのに・・と気になって仕方なくなった。
「靴と足袋、下駄と靴下」の組み合わせならわかる。
左右を意識しない文化、しっかり左右を意識する文化、
として分類し、研究の対称になるのに・・と思った。
しかし待てよ・・どうしてバラバラなんだろうという疑問が
私の好奇心をくすぐった。
服装はどうか?アクセサリーはどうか?・・考えたらキリがない。
この違いに、もしかしたら法則はあるのだろうか。
国の違いではなく、ボタン等に見られる男女の左右の違いにも。
あ〜あ、くだらないことが気になっちゃったかな・・
「生中」「中生」も結論が出ていないのに・・
(東京のメル友からは「中生です」と答えがきました。
どちらが正しいということもないので、全国の皆さんのお答えを)



2004年04月26日(月)
本当に書きためてないんですね

このところ「気になる一言」のメルマガが、
2日分続けて送られてくるのですが、とメールを戴いた。
最近、疲れてしまってパソコンを開けない時もあるし、
話題は一日を振り返って書くことにしているから、
酔っぱらっていて浮かばない時もあるし・・と言い訳をした。
その返信メールの驚きを、気になる一言にしてみた。
「暇な時などに、いっぱい書きためておいて、
急な用事が入った時は、以前書いておいたコラムを送信すれば
いいのでは?」とアイデアも書かれていたが、
「私の場合、メモは思いついた時にたくさん書き残すけれど、
しっかりした文章は書きためない主義なんです」と言い切った。
根拠はないけれど、なんとなく「感性」が錆びるように気がして。
素人の日記みたいなものだから、パソコンの前に座った時の感性で
缶ビール片手に一気に書き上げたものが、私の作品。
今までもそうしてきたし、たぶんこれからもそうするだろう。
だから3日間メルマガが届かず、一度に3通の届くこともありうる。
それでもメモだけは、毎日付けているから御心配なく。
あいつ、3日間も飲み潰れて書いてないんだな、と思って下さい。
届かない場合、ほとんど野球観戦か飲み会ですから・・




2004年04月25日(日)
雲上の人の「励め!!」

お待たせ、日曜日のNHK大河ドラマ「新鮮組!」から。
近藤勇と芹沢鴨が、会津藩主で京都守護職の松平容保に
会津藩付けで働かせてもらいたいと面会するシーン。
常識では、浪士の彼らが殿様に逢うことなんて考えられない。
私が、東京都知事に面会をするようなもの・・
(ちょっと例えが悪いかな)
逢うまでに何時間も待たされて、部屋に入ってきたと思ったら
「おもてをあげよ」に続いて一言。顔をじっと見て「励め!」
うぁ〜、かっこいい〜、と思いながらメモをした。
面会の内容は事前に伝わっているはずだから、
どんな会話をするのか、メモ用紙片手に楽しみにしていたら、
たった一言。思わず、ぐっときた。
こういう時は、長い会話はいらないな・・と納得した。
雲上の人に言われた一言、近藤勇はだぶん一生忘れないと思う。
嬉しさのあまり飲んで帰りたい、と思う気持ちはわかる気がした。
普段話すことも出来ないような方が「君たちのことは知っている。
私がバックアップするから、思い切りやりなさい」
そんな気持ちがこもった「励め!」を言われたら、
どんな人だって嬉しいに違いない。
「人は理屈では動かない、感動して動く」の言葉が思い出された。
さて、現代ではどうだろうか・・