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しもさんの「気になる一言」
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2004年04月24日(土)
「中生」か「生中」か

小泉今日子さんと柄本明さん主演の映画「センセイの鞄」
ジャイアンツが負けて、なにげなくチャンネルを変えたら
テレビでやっていたので見始めたのだが、
意外と面白くて、とうとう最後まで見てしまった。
「あわあわと・・切なくも心に沁みる恋物語・
37歳独身女性と初老のセンセイと色濃く流れゆく日々」
新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)には、こう説明されていた。
なぜか「しょっぱいドライブ」(芥川賞作品)を思い出した。
さて、内容はいつものように書かないけれど、
「恋愛を前提としたおつきあいをしていただけますか?」と
初老の男性が、若い女性に告白するシーン、メモをした。
しかし、そんな気になる台詞を差し置いて、
私が気になったのは「生ビールの中ジョッキ」の略。
作品内で、小泉今日子さんは「中生!」と注文する。
あれ?「生中!」でしょ、と思わずメモをしてしまった。
飲み屋に入って、オシボリを手にして、私の最初の台詞は、
必ず「とりあえず、生中!」。
「生ビール」「大・中ありますが?」「中」が会話の流れ。
「中ジョッキ」「飲み物は?」「生ビール」とはならないから
私は「生中」が正しい、と思っているけれど、やはり気になる。
これって、地域的に違うのかな?、お店によって違うのかな?
ストーリーより、こんな「単語」にこだわるなんて、
「文字中毒」だなぁ、と近思うけれど、やめられそうもない。
よし、明日も確認のために「生中!」頼もうっと・・。



2004年04月23日(金)
美しい灰色

今、私のマイブームと言ったら、ちょっと大袈裟かな。
「禅語」に興味を持ちはじめたキッカケとなった本を紹介。
とにかく書店で見つけた「ほっとする禅語70」
(渡會正純・石飛博光著、二玄社刊、1000円)
その中の一つ「両忘」という言葉。
生きるか、死ぬか。愛しているか、愛していないか。
苦か楽か・・全て白黒をハッキリさせようとするよりも、
二元的な考えをやめて、どっちも忘れると、
心に静寂が得られます。そんなことが書いてあった。
ついつい灰色は、どっちつかずのぼやけた色。
グレー、その言葉さえ濁っているような気がしていた。
しかしこの禅語を知ってから、上手く表現できないけれど
灰色も美しい・・と思えてきたから不思議である。
いままで多くの人に「YES」か「NO」かを問いつめてきたが、
間違っていたかな・・と反省している。
どちらも好き。どちらも私の意見。
そうなんだ、灰色はどちらつかずの色ではなく、
しっかり「灰色」を選択しているんだ、と気が付いたら、
目の前が明るくなった。
この本は、久しぶりに私のお勧めです。
(今、「続・ほっとする禅語70」を読んでいるけれど・・)
目から鱗・・状態、いい本と出逢えて幸せです。



2004年04月22日(木)
漢字だらけの農業政策

最近、農業関係の研修、会議が続いているが、
驚くことばかりである。
もちろん、用語がわからずチンプンカンプンだけれど、
漢字の多さは、本当に凄い。
圧巻だった記入例、なんと以下の文字が1行に並んでいる。
「平成16年度産米穀の売渡委託契約書(出荷契約書)兼
稲作所得基盤確保対策数量契約書兼
担い手経営安定対策面積契約書兼
集荷円滑化対策加入委託契約書兼
生産調整方針参加申請書」なんと78文字(ひらがなは2文字)
読むだけで、めまいがしてきたのは私だけだろうか。
当然、一事が万事。
本当に漢字が好きな分野だなぁ、が私の感想である。
誰も不思議に思わないのか、私の感覚がおかしいのか、
とにかく驚きの連続である。
やっと「米政策」をコメ政策と読めるようになったけれど、
漢字だらけの文書に「JA」のアルファベットだけが目についた。
まったく面白い産業である。まだまだ発見だらけが嬉しい。



2004年04月21日(水)
酔っ払いは、制限速度で走りたがる

地元のFM放送にゲストで招かれて「エキストラ」の魅力を
話したあと、軽い食事をしながら反省会。
気が付いたら、深夜12時を回っていた。
そのままタクシーで帰宅途中、パトカーが多いことに気付き、
運転手さんに尋ねた。
「なにか事件でもあったんですかねぇ?」と。
「いやいや、最近はネズミ取りはしないで、走りながら
酔っ払い運転を見つけるんですよ」と返事がかえってきた。
「えっ?、どうしてわかるんですか?」としつこい私の疑問に
「だって・・」と横に並んで走っているパトカーを見ながら
答えてくれた台詞が、気になる一言。
蛇行運転するからではなく、制限速度を守るからわかるらしい。
「これって飲酒運転する人の心理です」と付け加えてくれた。
「深夜、裏道を制限速度で走っていたら、まず酔っ払い」
そう断定し、検挙すると100パーセントに近い割合で酒気帯び。
本人が普通だと思っている走り方は、普通じゃないから、
交通の妨げになる。
自分の心の中で、悪いことをしたな、と思う気持ちがあるから、
ついつい制限速度 40キロの道路を時速40キロで走ってしまい、
かえって目立ってしまうから、御用となる。
この視点、生活にも活きそうな気がする。覚えておくといい。



2004年04月20日(火)
奨学金の保証人は、どうしたのか?

「日本育英会で奨学金1500億円焦げ付き」というニュースを
以前メモしたが、そのまま違った事件にまぎれて忘れていた。
しかし今回、大学生になったばかりの娘が
「奨学金」の資料を片手に「どうする?」と言ってきたので
ペラペラと内容を読んでみた。
勿論、私も高校3年で父を亡くし、奨学金のお世話になって
大学を卒業させてもらった。
就職後、少ない給料から毎月少しずつ返済したことが思い浮かぶ。
当時に比べて貸与金額も3倍以上、驚くばかりであった。
しかし時代は変わっても、必要な項目に「保証人」の記入欄はある。
本人が返済不可能な時は、その保証人が債務を負担する。
これって、お金を借りる時の常識だと思うのだが・・。
その保証人すら返せないということなのだろうか?。
確かに不況、リストラで返済できない家庭もあるだろう。
だが苦労して返した記憶がある私は、どうも納得できない。
銀行への公的資金投入も、奨学金をはじめとした税金等の滞納も。
正直者がバカを見る。そんな社会にはなりたくない。
「保証人」とは、それだけ重い責任があったはずであるが。
私の認識が、どこかでズレてしまったのだろうか。



2004年04月19日(月)
私はあなたのように侍になろうとは思わない

今週もまたNHK大河ドラマ「新選組!」はビデオで見た。
近藤勇と清河八郎、対談のシーン。
激しい尊王思想の下、幕府転覆を策謀する清河の考え方に、
思わず、何度もテープを巻き戻してメモをしてしまった一言。
この台詞のあと、なおも続く。
「今の世の中を引っくり返して新しい時代を作る、
身分の差のない新しい世を」と。
彼には「時代の風が見えていた」ということだろう。
しばらくして、士農工商という身分にとらわれることのない
新しい世の中がやってきたのだから。
この会話をメモしながら、私の脳裏には、突然
アルビントフラー著「第三の波」が浮かんだ。
今、私達は彼の筋書きとおり、大きなうねりの中にいる。
そして、新しい時代では、
今まで価値のあったものが、急に価値がなくなったり、
常識と思っていたことが、常識でなくなったりする。
まさしく、清河の言っていたことと同じである。
共通していることは、時代の流れ(波や風)を読み、
この新しい動きに対応する必要性を彼らは教えてくれる。
「市町村合併」も時代の大きな流れ、私はそう思っている。
さて、この風をどう読むべきか、ただいま思案中。



2004年04月18日(日)
好きなことはやり続ける。必ず広がりがでて自分が豊かになるの

ちゅらさんアパート管理人役の丹阿弥谷津子さんの台詞。
夫は、故金子信雄さん。
メモはしてあったけれど、なかなか使えずにいたフレーズである。
しかしある方から「メルマガ900回ですね」のお祝いメールを戴き、
紹介したくなって、手帳から引っ張り出してきた。
はじめは、ときどき親友に送っていただけのメールが、
今では私の生活の一部となり、苦もなく続けている。
やはり、書くことが好きなんだろうと思う。
読者は誰なのか、まったくわからないのが、いいのかもしれない。
読者がいるというだけで、嬉しくなってしまうけれど、
その裏には、人間的に豊かになってきたと自覚している私がいる。
好奇心旺盛で何でも知りたがる。考え方は、超プラス思考。
そしてネットで知り合った方々との楽しい情報交換。
10年前の私には考えられないこと、と言ってもいいだろう。
私のメモによると、彼女は
「誰でも好きなことを見つけて、それだけを大切に、
ひっそりとでも、続けて欲しい。自分の人間づくりです」と
まとめている。
以前「自分で自分を躾けることが生涯学習」と定義した。
そんな台詞が、ふっと脳裏に浮かんだ考え方である。
人間的に、もっともっと豊かになりたいから、続けていこうっと。



2004年04月17日(土)
「ありがとう」って言えるかな?

晴天に恵まれた、柿田川公園で開催されている
「春のみどりまつり」は、大盛況だった。
私は、農業委員さんらと「ポン菓子」の無料配付ブース。
懐かしさと無料、につられて、ズラ〜っと列が出来る。
一人一袋ですよ、と言っても、出来たらもう一つ・・
とわがままを言う人たちは、ほとんど大人だった。
そんな雰囲気の中、並んでいる小さい子どもたちに渡す時、
ただ「はい、どうぞ」と渡すのではなく、
「タダでもらうんだから、お礼を言わせよう」となった。
そして渡す時、何も言わない子どもたちに
子どもの目線になって問いかけた台詞を気になる一言とした。
人に何かを与えられた時、自然に「ありがとう」って言える
そんな子どもたちに育って欲しい。
農業委員さんたちの、躾に対する熱い想いが伝わってきた。
恥ずかしそうに、小さい声で「ありがとう」と
口から発せられる五文字は、とても記憶に残るシーンとなった。
ただ客寄せで賑わえばいいのではない。
今、ポン菓子無料配付で、私たちに出来ること、
それは感謝の気持ちを込めた「ありがとう」と言える
子供たちの成長をサポートすることなのかもしれない。
大人もしなければいけないが・・



2004年04月16日(金)
邦人3人の今後の動きに注目したいね

今朝の朝刊、見出しはほとんど「邦人3人を解放」。
さて、私の関心は、その後の彼らの動き。
久しぶりに、私の独り言を、気になる一言としてみた。
危機管理はないのに、好奇心旺盛な日本人は、
きっと彼らにテレビ出演を依頼し、講演会を開催し、
しまいには体験を出版させるのではないかと考えてしまう。
助かっただけでも幸せと考えて、静かにしていて欲しい。
マスコミも、彼らをヒーロー、ヒロイン扱いだけはしないで、
と願うだけである。
彼らの体験談は、私たち生活に何も役に立たないのだから。
自衛隊として現地に派遣された家族の想いを考えたら、
私は、このままス〜っと忘れていくことが最善策だと思う。
自己責任、自業自得、危機管理・・そんな言葉が溢れた日々。
その視点で考えれば、今回の事件から得たものは、
自分の考えを言い切ることの大切さを知った気がする。
どちらが正しい、正しくない、というのではなく、
「私は」を主語に「こう考えます」とまとめるチャンスと捉え
自分の意見を書いてみたら、意外と反応があった。
言い切ることで、意外な自分が発見できたかもしれない。
「違う意見の人と話すのが楽しい」そう思える話題である。
まわりの人と、意見交換してみたらどうだろう。



2004年04月15日(木)
運が良かったら生きて帰れるかもしれない

ネタは、バックデータ不足で書きにくいけれど、
ネットで知り合った人達は、いろいろな立場の人が
いろいろな視点で、今回の「邦人、イラクで拘束される」を
取り上げ、プライベートな日記で書いている。
ほとんどの内容が、危険を承知で行った3人は自業自得、
そんな意見が多かった気がする。
その中で、日本人の危機意識の甘さを表現した日記を見つけた。

>高校を卒業したばかりの今井くん、
>メールで「運が悪かったら死ぬかもしれない」と
>言っていたけど、それは違います。
>「運が良かったら生きて帰れるかもしれない」なのです。
>このあたり、平和ボケって感じがしなくもないです。

この視点が、私のイメージにあっていたから、気になる一言。
失敗したくなかったら、何も行動しない。
成功したかったら、あえて挑戦する。
これくらいの表現の差にも感じられる意識の違いである。
(ちょっと例えがわかりにくいかな・・)
雪山へ天気がいいからと軽装で出かけて、遭難したようなもの。
私は、そんな表現をしてきたのだが・・。
何年かして、この事件を思い出すに相応しい台詞を残したい。
タイムリーに、解放されたというニュースが飛び込んできた。
こんなことは、もう2度としないで欲しい。
いや、本当は1度でもしてはいけないことなんだと思う。