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しもさんの「気になる一言」
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2004年03月25日(木)
流れ星で夢が叶うと思いますか?

静岡県人づくり推進員の講演会で、
講師は突然、私たち聴衆にこう問いかけてきた。
ネタ元は「子ども相談室」なんです・・と前置きをしながら
説明を続けてくれた。
小さい子ども達に聴くと、多くの子が「は〜い」と手を挙げる。
しかし、年齢が上がるにつられて、その数は減り、
ある程度の年齢になると、誰一人手を挙げなくなるらしい。
しかし、時に「は〜い」と手を上げる大人の人がいる。
勿論、あっという間に消える「流れ星」の速さを知っている大人は、
「どうせ願い事を3回も言えない」と最初から諦めているから、
誰一人、真剣に考えないであろう。
流れ星の速さは「あっ」と思うだけで、0.2秒。
「あいう」まで言えたら、0.6秒の世界であるから。
しかし、それでも「叶う」と手を挙げる人は、
不思議と、願いが叶うらしい。
(すみません、裏のデータは取れてません・・)
彼らは、星が流れてから願い事を考えるのではなく、
いつも夢のことを考えているから、
とっさの時に、すぐに3回言える体制が整っているらしい。
(理論的には無理だけれど・・)
夢に対する考え方の姿勢こそ、夢を実現する秘訣なのかもしれない。
そんな事を教えてくれた話を思い出すために、メモをした一言。
お試しあれ。



2004年03月24日(水)
「ふじ」の漢字は、作者のセンスです

先日、町内で活動している女性団体から頼まれ、
「書くきっかけを探す」を目的に
「メモの仕方」を実践で教えることになった。
向かった先は、富士市の各所。
山部赤人などの歌碑を訪ねながら、
万葉集を勉強しているグループの方々と、
一緒に行動し、その中から気がついた点をメモする。
そんなプログラムとして計画していただき、
教えるはずの私が一番、勉強になった気がする。
さて私の関心は、歌碑に使われていた「ふじ」の文字。
教科書で知っている「冨士」は見当たらず
多くの「ふじ」が使われていることに、驚きかされた。
「不二」「布士」「不自」「不盡」(不尽)
そこで私は、講師の先生に質問をしてみた。
「どうして、冨士の字が違うのですか?」と。
その答えが、気になる一言。
二つのない山、と感じれば「不二」
未来永劫続く、と感じれば「不盡」(不尽)等
作者(詠み人)が、富士山に対してどんな想いがあるのか、
それによって違いがあると言う。
調べると「一首」の中でも違うから、そのセンスが光る。
毎日、富士山を見ている私にとって、
ちょっと面白い、そして反省しなければならない、
「富士山」に対する感じ方であった。



2004年03月23日(火)
いろいろな世代と関わることで、自分自身を遊ばせています

世界のトップモデル、山口小夜子さんの台詞である。
「年齢とか、肩書きとか、
自分に垣根を作らないようにしています。
若い人からは、楽しいことを教わり、
年上の人たちからも、大人の知恵を教えてもらいます」
と話した後の台詞が、気になる一言。
格好いいなぁ、と思って、思わずメモをした。
こんな感覚で、他人と接することができる人だから、
世界に通じる魅力を放ち続けていられるのだと思う。
そういえば、最近になって、
私も老若男女との関わりに抵抗がなくなってきた。
(相手はどう感じているかは知らないけれど・・)
やっと、彼女の考える一部が理解できてきた気がする。
ただ、そんな人間関係の中で、まだまだもがいている。
「自分を遊ばせている」という感覚は、まだわかりにくい。
その感覚が理解できた時、
私ももう一歩成長するのかな、と考えながら、
早くその時が訪れないかなぁ、と心待ちしている私がいる。



2004年03月22日(月)
84パーセントが必要としてない洗濯指数

暑さ寒さも彼岸まで・・と言いながらも、
ここ数日、ちょっぴり冷たい雨がしとしと降っているのを眺め、
以前、お天気キャスター、森田正光さんが
朝のラジオ番組で話していたことを思い出した。
最近の天気予報では定着してきた感のある「洗濯指数」。
実は、彼が以前気象庁で働いていた時に、企画提案して
採用された「指数」だったらしい。
しかし時代は流れ、国民が外に洗濯物を干さなくなってきた。
その割合が84パーセント。
裏を返せば16パーセントの人しか洗濯物を外に干さない。
原因は、下着を盗まれる事件が頻繁に起きる環境変化だったり
共働き等で帰りが夕方になり、洗濯物が冷たくなる現状、
自宅での乾燥機や、布団まで洗えるコインランドリーの普及などが
生活スタイルを変化させたと言ってもいいだろう。
以前この「気になる一言」で紹介した、
私向きの「ビール指数」や「お肌指数」。
これらも、私たちの生活スタイルが変わることにより、
変わっていくのかもしれないな、と苦笑いしながらも、
やっぱり最後は、庭の虫の動きや富士山に被った雲などによって、
天気を判断する昔ながらの予報が続いていくんだろうなぁ、と
嬉しくなった。それにしても、寒い。



2004年03月21日(日)
それが大人の役目でしょ

日曜日恒例、NHK大河ドラマ「新選組!」から。
2週連続で「せめて心だけは武士でありたい」をメモしたが、
今の私に必要な台詞にならず、落選。
今回、私のアンテナに引っかかったのは、土方歳三の実姉、
浅田美代子さん演ずる佐藤のぶさんの台詞。
両親を早くに亡くした土方歳三にとって、母親代わりの存在である。
京へ向かうため、歳三の姉に挨拶に行った際、
彼女が歳三の幼い頃の話を、近藤勇に懐かしそうに話しはじめる。
当の歳三は、小さい頃の話なんて覚えていねぇよ、と照れるが
(本当は、覚えていたのかもしれないが・・)
子どもが忘れているような小さな頃のことを覚えている。
それが大人の(本来なら親の)役目でしょ、と彼女はきっぱり答えた。
ここに、子育てのヒントが隠されている気がしてメモをした。
ただ子どもが欲しいものを与えればいいのではない。
写真やビデオを撮り、成長の記録を貯めればいいのではない。
大切なことは「あなたは小さい頃、こんな子だったんだよ」と
ニコニコしながら思い出し、話してあげられること。
それは、人間として愛情いっぱいに育てられた証であるから、
いくつになっても嬉しいはずである。
広く考えれば、自分の子どもだけでなく、近所の子ども達にも、
本人たちが忘れているような話をしてあげたい、と思った。
それが、地域の子どもを育てる、大人の役目だから。



2004年03月20日(土)
始めることを忘れなければ老いることはない

わが町の出身者ということで、国際エコノミストだった
水野隆徳さんに「心を磨く〜高齢化時代の生涯学習〜」と
題して講演をお願いした。
田原総一朗さんや船井幸雄さんらとも堂々と討論できる
数少ないエコノミストである。
そんな彼が60歳を契機に、今までの地位と名誉を捨てて
安岡正篤哲学と禅に基づいた「水野塾」の塾長になった。
だから、私はとても興味があった。
国際エコノミストの話ではなく、今までの人脈を活かした
人づくりに視点をおいた話が聴けるだろうと思ったから。
そんな中で、日野原重明先生の生き方を紹介してくれた。
私の考えている生涯学習の精神に近いかな・・とメモ、
それが、今回の「気になる一言」。
なんでも、興味を持ったら始めてみる。
とても簡単そうだが、なかなか出来ないことに気付く。
それは、歳を重ねれば重ねるほど、億劫になる。
こんな歳になって、こんなことを始めたらおかしいかな、
まわりの人に、なんて思われるかな、
そんなことばかり考えて、躊躇してしまうことはよくある。
しかし、老いたくなければ、いくつになっても「始める」。
これを意識していくことの大切さを教わった。
ためらっていたことを始めてみようかな・・



2004年03月19日(金)
うちも代行やってますんで・・

気の合う仲間と、楽しい会話、もちろん美味しいお酒。
この三つが揃うと、時間があっという間に過ぎてしまう。
気になる台詞も、いくつかメモして、今日はこれだな、と
私の中では決まりかけていたのに、帰りのタクシー運転手に
突然のように「気になる一言」を奪われた。
それは、ほろ酔い気分の私が話しかけた会話から始まった。
「金曜日の夜だから混むでしょう?」
「いえ、そうでもないですよ、最近は・・」
「あっ、来週はどこの会社も人事異動の発表があるから
今週は控えているのかもしれませんね」
「だといいんですが・・」
「そうか・・最近、代行も安くなりましたからねぇ」
そんな会話をしたあと「実は・・」に続いて発せられた台詞。
そして「よろしかったら、今度利用してみてください」と
代行会社同様、電話番号が記載されたカードを戴いた。
「タクシー会社が代行?」ライバル業種、と思っていた
私の既成概念は、もろくも崩れた瞬間であった。
知らなかった・・と私が額然する時、それはメモより強い。
翌朝、ポケットに入っていた「タクシー会社のカード」を
見ただけで、全ての会話が蘇ってきた。
既成概念を壊される快感は、何度味わってもいいものである。



2004年03月18日(木)
バーレーンと真剣に戦ってもらえますか?

アテネ・オリンピック出場が決まったサッカー日本代表、
今日は、日本対アラブ首長国連邦戦のテレビ観戦。
(雑学(U.A.E)は、United Arab Emiratesの略)
さて日本の山本監督は驚くなかれ、日大三島高校の同級生。
卒業アルバムを引っ張り出してきたら、確かに写っていた。
マンモス高校だったから面識はないけれど、
やはり、地位・役職が人間をつくるんだなぁ、と思いながら
テレビの前で応援していた。
だからといって、ここでサッカーの評論をするつもりはない。
明日になれば、多くの「にわか評論家」が出現するはずだから。
私の視点は、もうひとつのオリンピック出場を狙うバーレーンと
今夜戦ったレバノンチームに、インタビューした報道関係者。
なんと、とんでもないことを尋ねたらしい。
あまりに恥ずかしくて、言葉もなかった「気になる一言」。
こんなことを聴くのは、日本以外にないだろう。恥ずかしい。
そういえば,先日の女子マラソンの高橋尚子さんにも、
アテネオリンピック落選インタビューで
「名古屋を走っておけばよかったと後悔してますか?」
と尋ねた新聞記者がいた。
最近のインタビューは、どうも相手の気持ちを逆なでするような
質問が多い気がする。
選手もサポーター(支援)も一所懸命なのだから、
それを伝えるマスコミ関係者の配慮を期待したい。
少なくとも、ブレイヤーをがっかりさせるインタビューだけは
やめて欲しいと思う。



2004年03月17日(水)
「ギラギラしている人」と「キラキラしている人」

似ているようで似ていない、まったく正反対なタイプ。
この違いは?と問われたら、私はいつものように
濁点があるかないかの差だから・・と考えて、
「ほぼ同じ」とオチをつけて笑わせることを考えてしまう。
しかしこの違いを、とてもうまく表現している文を見つけたので
ちょっぴり悔しいけれど、ご紹介。
その表現とは
「ギラギラしている人」は、エネルギーを吸い寄せられそう。
「キラキラしている人」は、エネルギーを補充してくれそう。
私なりに解釈すれば、
だから、キラキラしている人を見つけましょう。
いやいや、自分がキラキラしている人になりましょう。
そういう意味なのかな、と思いながらメモをした。
さて、自分はどうだろう、気になるところである。
ギラギラしているか、キラキラしているか。
こればかりは、なかなか本人には分かりにくい。
「あなたと話すと、なぜか疲れる」って言われたら、ギラギラ。
「あなたに逢うと元気が出る」って言われたら、キラキラ。
今度、聴いてみよ〜っと。



2004年03月16日(火)
それが「め組」だ!!

最終回を迎えた、消防士を題材にしたテレビ番組
「ファイアー・ボーイズ め組の大吾」から、気になる一言。
火事現場、建物の中には人がいない、とレスキュー隊が確認。
しかし、主人公の「大吾」は、ツバメの巣を見つけて
人がいる、と直感したが、はっきりと言い切れる自信がない。
消防士仲間でも検討したが、結論がでない・・そんな時、
所長の五味(鹿賀丈史さん)が叱咤の一言。
「1パーセントでもいる可能性があるなら,いつでも飛び込め」
そして、今日の一言となった「それが、め組だ!!」と叫ぶ。
この一言で彼らの迷いはふっ切れ、ホームレスを救出するシーン。
こんな時、ダラダラとした長い説明のフレーズはいらない。
誰もが理解でき、短くて自信が持てる台詞、一言だけでいい。
「責任は俺が持つ」この台詞もいいが,どうもピンとこない。
今までやってきた経験から生まれた自信と、
これだけは譲れないという、自分の仕事の根底に流れるポリシー。
俺たちは、こんな考えで仕事をしてきたはずだ、という姿勢、
それは、部外者のまわりの人たちになんと思われてもいい、
そんな台詞が、私のアンテナに引っかかった。
これは、ドラマだけの話ではない。
家庭でも、私達の仕事でも、同じことが言えそうである。
「それが○○だ!!」と言い切れることを目指して生きていきたい。
今の私は「前例がない、だからやる、それが○○だ!!」
この台詞を早く自信を持って言ってみたい気がする。