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| 2004年03月05日(金) ■ |
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| ちゃぶ台・昔のテレビも文化財 |
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この見出しを新聞で見た時、なせが嬉しかった。 以前、愛知県師勝町へ、文化財の視察へ出かけた事が 昨日のことのように思い出されたからである。 視察後、昭和初期の生活道具を企画して展示してもらった。 なかなか好評だったと、記憶している。 どの町も郷土資料館と名がつくと、土器とか農機具とか、 私たちの生活にはあまり縁のない文化財が並んでいる。 それが悪いということではないが、 大量生産されてきた時代の電化製品は、 文化財として扱われることがあまりなかったと思う。 だから、大量生産されたものは大量に消費され、 最後には急速に姿が消えていくことに寂しさを覚えていた。 そんなことを感じていたら、政府が登録文化財の対象を 拡大する文化財保護法の改正案が、取りまとめられ、 ちゃぶ台、洗濯板、昭和初期の扇風機など、 昭和初期の暮らしぶりが登録されることになった。 今のおじいちゃん、おばあちゃんの青春時代が蘇る。 大切なことは、自分たちの過ごした時代を、 孫達に自慢げに説明する「臨時説明員」が誕生するという事。 これって、文字や写真で説明するよりも効果は大きい。 その前に、たぶん「なつかし〜い」と大声を上げ、 昔にタイムスリップすることになると思うけれど。 こんな時代が来ることを待ち望んでいた一人である。
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| 2004年03月04日(木) ■ |
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| ひとりぼっちは孤独じゃない |
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歌手・加藤登紀子さんがラジオで話していた台詞。 はじめ意味が分からなかった。 しかしその答えを、中谷彰宏さんの著作の中で見つけた。 「孤独というのは、ひとりぼっちでいることではない。 みんなといるのに、だれともつながっていないことだ」と。 以前、いじめられる子が一番恐れているのは 「無視されること」という話を聞いたことがある。 孤独とは、大勢の人がいる中で感じるものなのかもしれないな、 と思ったことがある。 特に、ネットでホームページを開設していると、 アクセス数やメルマガ配信数で、人の気配は感じることが出来る。 しかし、その繋がりがあるからこそ、 毎日ワクワクしながらメールチェックをするのだが、 広告メールばかりの日が数日続くと、なぜか空しくなって、 こんな私でさえ「孤独」を感じる時がある。 逆に、あまり友達もいなく、いつもひとりで行動しているのに、 「孤独」を感じたことがない、という人もいる。 音楽や書籍がある限り、誰とも話さなくても寂しくない、と言う。 まさしく「ひとりぼっちは、孤独じゃない」である。 まわりから見れば楽しそうな大家族の家庭も、一つ屋根の下で、 まったく会話がなければ「孤独」を味わうのだろう。 「無視される」ほど、寂しいことはない。 いじめを理解するキーワードになるような気がする。
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| 2004年03月03日(水) ■ |
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| ちゃんと夢は見ているから大丈夫ですよ |
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先日、検査入院した結果を聞きに、病院を訪れた。 軽度の睡眠時無呼吸症候群と診断されたが、 本格的な治療は見送り。 寝方を変えたり、ダイエットすることで様子をみることに。 「先生・・、すみません。つまらないことお尋ねしますが」 と前置きし「実は、夢ってのを見たことないんですが・・」と 恐る恐る聞いてみたら(非常に恥ずかしかったけれど) 冒頭の回答。 「ただ、覚えてないだけですね」とあっさりと説明してくれた。 提示されたデータには、たしかに睡眠時にREM状態が何度かある。 嬉しいような、損したような、変な気分だった。 以前、娘に「夢を見ないなんて、人生の半分を損している」と 言われ、私なりに落ち込んだものである。 ただ、さすがに「どうしたら、夢を覚えておくことが出来ますか?」 とは聞けなかった。(45歳・男性の質問としては・・) そのうちに、見ることが出来るだろう・・と思い直して、 病院をあとにした。 読者にとっては大した台詞ではないけれど、 私にとっては、とても「気になる一言」である。 記録として残しておきたいので、どうか御勘弁を。
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| 2004年03月02日(火) ■ |
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| 女っぽさは、身体を閉じる仕草から |
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いつものように、居酒屋でビールを飲みながら、 なぜかアメリカの「同性愛の結婚」の話になった。 そんな時、同席の女性が 「あの人、体格はいいけれど、気持ちは女だよ」って 体育会系のスポーツマンタイプを指して、こう呟いた。 「えっ?どうしてわかるの?」という私の問いに 「いつも、手の指がくっついているでしょ?(閉じているでしょ?)、 あの仕草は男性にはないものね」と。 以前にも、同じようなことを聞いたことがある。 女性は、上から下まで、無意識に閉じていることが多い。 特に手と足の指は、その傾向があるらしい。 指輪をキレイに見せるには、指は閉じているほうがいいし、 内股なども、閉じたことになるのかもしれない。 外反拇趾などの障害があるにもかかわらず、 わざわざ窮屈そうな先の尖った靴をみると、なるほどなぁと思う。 男には、わかりにくい感覚かもしれない。 ゆったりと着ることが多い男のファッションには、 ウェストを締めたりする女性のファッションが、理解できない。 女性っぽい、ということは、いろいろな部分を閉じるということ。 そんな意味を込めて、気になる一言にしてみた。
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| 2004年03月01日(月) ■ |
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| 開発は、先の見えない夜行列車 |
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NHK「プロジェクトX」でメモしておいたフレーズ。 たしか「トヨタ」が危機に面した時の話だったが、 自分の仕事や生活に活かすことがなさそうな台詞だったから このままお蔵入りかな、と思っていた。 ところが、最近、一度きりの長い人生を考えながら 「あまり前例がない」ことを探している自分に気が付いた。 長い年月でノウハウを積み重ねてきた人たちに、 45歳の手習いが追い付く訳がないことは、何度も経験して 知恵として知っているつもりだし、 趣味人口が少なければ少ないほど、 まだまだ開発の余地があることも、理解している。 だからへそ曲がりの私は、あまり人のやってない分野に関心がある。 もちろん、上達のノウハウはないから、努力は人一倍必要だけれど、 ネットを通じて、調べたりしている。 まだまだ、これというものは見つからないが もし見つかった時の心構えは「気になる一言」がヒントとなる。 その答えは「度胸を持って走り続けるしかない」。 どんな障害が目の前にあらわれるか、わからないけれど、 自分が決めた道だとしたら、乗り切るのは「度胸」なんだと思う。 仕事でも、全国で例がない新しい事を始めようとしたら、 成功するか、失敗するか、そのキーワードは「度胸」であろう。 先の見えない夜行列車に乗る度胸と、結果が出るまで続ける持続力。 是非、手に入れたいと思う。 生活の環境って、自分でつくるものだと知っているから。
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| 2004年02月29日(日) ■ |
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| お琴さんの匂いは・・ |
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期待にお応えして・・NHK大河ドラマ「新選組!」から一言。 (同じ番組を観て、私がどんな言葉に反応するか、 比べてみたいのです・・というメールが読者からあったから) そんな楽しみ方も、メルマガならでは楽しみ方だなぁ・・と 自分なりに納得したから「出来る限り」を前提に試してみる。 さて、本題。 土方歳三が、お見合い相手の琴さんを口説くシーン。 イヤらしい、女ったらし、と言うなかれ、とても参考になった。 「○○さんの匂いは優しい」などと耳元で囁かれて くすぐったいと感じるか、セクハラと感じるか、微妙であろう。 (こんな口説き方、してみませんか、されたいですか?) ただし、この台詞、興味本位でとり上げただけではない。 今回の話は、意識的か、何度となく「匂い」が登場してきた。 「納豆はくさいから上手い」と言いながら、 美味しそうに納豆をほおばるシーン。 「雨の匂いだ」と雲行きの怪しい空を眺め、 「なぜわかる?」の問いに対して 「私ら百姓の出ですから」と、照れくさそうに答えるシーン。 どれもが匂いに関連した台詞だったことが、私を喜ばせた。 五感を使った表現は、その場の雰囲気が とてもリアルに伝わることを再確認できたからである。 さて来週は、どんな一言がメモされることか、 日曜、夜8時からの楽しみが増えてくれれば嬉しい。
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| 2004年02月28日(土) ■ |
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| 学問は裏切らない |
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誰の台詞か、想像がつくだろうか? なんと、たけし軍団・そのまんま東さんの言葉である。 98年にあることが発覚し、1年近く謹慎生活となった。 そんな彼が、自分の甘さを実感し、選んだ道は 早稲田大の夜間で学ぶことだった。 そして立派な成績を残し今春卒業する事までは知っていた。 しかし最近、政治経済学部に再入学する話を知って驚いた。 現役の学生ですら難関の「早稲田の政経」を、 仕事をしながら、時間を調整しながら2つの予備校に通い、 夜間の卒論を書きながら受験して突破したという。 彼はたしか46歳。私と1歳しか違わない。 それぞれの人生、生き方が違うことに焦りはないが、 「60歳を知力と体力のピークにしたい」という彼が、 今でも毎月400キロのジョギングを続けていることも知り、 私も、もうひと踏んばりしなくちゃ・・と思わせてくれた。 特に新学期から彼が専攻する予定は「地方自治」らしい。 負けてられないな、と感じながらも、4年後の彼が どんなテーマで卒論を書くのか、楽しみにしたいと思う。 私も、若い人に混ざって勉強したくなってきた。 来春に向けて、もう一度「自分探し」をしてみようかな。
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| 2004年02月27日(金) ■ |
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| 「現職」ではなく「現役」であることにこだわっている |
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小説・映画化で話題になった「半落ち」の原作者、 横山秀夫さんの短編集「時の季節」(文藝春秋・247頁)に こんな台詞が載っていた。 気になったので、さっそく意味を調べた。 【現職】は現在ついている職業。 【現役】は肩書だけではなく、実際に仕事をもち活動していること。 この単語の使い分けを、なるほどなぁ、とメモをした。 特に「現役」とは肩書きではない、ということがわかった。 わざわざ、単語を使い分けて「現役」にこだわった、 ジャイアンツの川相選手が、頭に浮かんだのは無理もない。 あくまで「現役のプロ野球選手」であり続けたい、 その為には「コーチ兼務」という肩書きは、必要なかったのだろう。 そういえば、私も職場では、管理職と係長の「兼務」というケース。 会議では出来るだけ「現職」ではなく「現役」の立場で出席。 「事件は会議室で起こっているんじゃない・・」の台詞を使う。 いくら管理職になろうとも「あの分野だけはあいつだよな」 と言われるような「現役」でありたい、と思っている。 もちろん、生活の面でも同じことがいえるだろう。 肩書きだけで仕事が出来るのは、公務員であるときだけ。 いつまでも何かの「現役」を意識して生きていきたい、と願う。
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| 2004年02月26日(木) ■ |
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| 「静筋」強化、読書を通じ冷静さを養う |
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女子プロゴルファー・宮里藍さんの父親が語った台詞として 娘、藍さんの今季の課題が、新聞に掲載されていた。 「静筋」(じょうきん)とは、彼の造語。 「心の筋肉」のことらしい。 「静かにものごとを判断する力。これがないと、 いきつく場所はそう高くはない」と断言していた。 それを鍛えるためには「本を読むことです」と彼は言う。 ゴルフにトラブルはつきもの。 その時に、どう冷静に対応できるかが、スコアーに影響する。 正確な判断をするためにも、心を静かにすることが必要だ。 本でなくてもいいのだろうが、とにかく静かな時間を持つこと、 これが大切であることを、教えられた。 私たち生活・仕事にも同じことが言えるかもしれない。 何かトラブルにぶつかったとき、騒がしくアタフタするか、 静かにゆっくり構えられるか、大きな差となる気がする。 1日1回、テレビもラジオも消して、ひとりの静かな時間を持つ。 この習慣が、大きな成果を与えてくれることを期待して、 意識的に、静かな時間に身をおいてみようと思っている私がいる。
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| 2004年02月25日(水) ■ |
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| 自治体広報は、表紙がおざなりですね |
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先週、広報の研修会で、レイアウトについて学んだ。 復命書をまとめていて、あらためて反省した台詞が、気になる一言。 講師の先生は、複数市町の広報紙を眺めて、こう呟いた。 中のレイアウトや記事は予想した以上に出来ているけれど・・・、 と前置きをしながら、 一般紙(民間)は、表紙に力を入れている、じっくり見て欲しい、 言い換えれば「表紙が命」であって、 どんなに素晴らしい特集記事でも、手にしてもらえなければ 徒労となることを、彼らは実感しているから必死ですよ、と。 その点、自治体広報は、無条件に全戸配布だから、 表紙に工夫が感じられない。 ロゴ、文字、レイアウト、全てにおいてパッとしない。 そんなことを言われたような気がして、恥ずかしかった。 そこまでキツくは口にしなかったけれど、久しぶりの「叱咤」で 身が引き締まる思いがしたのも事実。 ただ「例えば、表紙にタイトルをつけるとか・・」のアドバイスで 沈んでいた気持ちが、ちょっぴり明るくなった。 なんと今年になってから、表紙に「四字熟語」のタイトルを つけはじめたところだったから。 しかし叱咤は、まだまだ続く。 「あのSONYでさえ、会社のロゴを数回変えているんですよ」と。 タイトルロゴで、読者をひき付けることが出来るという訳だ。 やはりその分野でも、自治体広報は遅れているのかもしれない。 民間広報と自治体広報の差、もっともっと勉強しなくちゃ・・ と痛切に感じた研修であった。
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