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しもさんの「気になる一言」
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2004年01月25日(日)
おまん 自分の行く末を考えたことあるか?

NHK大河ドラマ「新選組!」を、コタツに入り、
ウトウトしながら観ていたので、ストーリーを覚えていない。
しかし、ひと寝入りして起きた私の横にあったメモは
本人にも判読しにくい汚い文字で、こう書いてあった。
たしか、坂本竜馬が、道場の床に大の字で寝ながら、
香取慎吾演ずる、近藤勇に尋ねるシーンで使われていた。
10年後の自分が、しっかりイメージできているか?
そう聞かれているような気がして、メモしたのだろう。
公務員だから退職まで安定、と言い切れなくなってきた。
民間は合併を繰り返し、社員がどんどんリストラされている。
行政も、市町村合併を繰り返していくと、職員が余ってくる。
だからこそ、このフレーズが気になってメモしたのかも。
そして、もうひとつ残されていたメモ。
「すいません、私にもわかるように話していただけませんか」
坂本竜馬と同じ志を持つ武士との会話を、横で聞いていて
専門用語が飛び交う内容に、近藤勇がお願いするシーン。
自分と同じ年代の若者が、
日本の将来を考えて真剣に討論している、それだけでも刺激的。
それに比べて自分といったら・・と焦ったのかもしれない。
私の行く末か・・真剣に考えてみようっと。



2004年01月24日(土)
200ヤード先へ落とすつもりで

来週のゴルフコンペを控えて、少し練習を・・・と思い
職場の同僚と、練習場へ。
短い距離は、なんとなく感じがつかめてきたが、
ドライバーは距離は出るものの、方向性がバラバラ。
そこで、アドバイスしてもらった台詞が、気になる一言。
正直、年に一回も行かないアマチュアのゴルフだから
ドライバーは、出来るだけ遠くへ、ストレス発散とばかり
思いきり叩いていた私にとっては、意外だった。
確かに、その考え方は以前から知っていたが、
所詮アマチュアだから、プロみたいに、
あと何ヤード残して・・なんて出来っこない、と思っていた。
逆に、それが出来ればプロになってるよ、が私の持論だった。
しかし「だから、スコアが伸びないんだよ」
こちらの気持ち、お構いなしに、同僚から叱咤された。
ドライバーでコントロールしながら打つスィングは、
もちろん距離は以前より飛ばないが、
狙ったところへ落ちた喜びがあることを知った。
正直なところ、何度も何度も、狙ったところへ落とす練習は、
「寄せ」と呼ばれる短いクラブの練習方法だと思っていた。
しかし練習場とはいえ、ドライバーで距離を出しながら
3回続けてほぼ同じ周辺へ打てた時、私の中でなにかが弾けた。
来週は、ちょっと期待できるかもしれない。



2004年01月23日(金)
仕事に誇りを持って生きていけるのは幸せだ

普通の会社員でも、独立できるように支援するNPO団体が
立ち上がったという記事が、朝日新聞に掲載された。
簡単に言えば「フリー仕事人」をNPOが支援する話だ。
コメントは「つまらない社内政治や会議、人事もない。
初めてアルバイトしてカネをもらった時のような喜びが
味わえる。こんな楽しい働き方はない」。
さらに、東京大学の助教授が
「収入が不安定になったとしても、
仕事に誇りを持って生きていけるのは幸せだ」と続く。
私の感想は「ちょっと待ってくれ!!」。
論旨の前提が、
普通の会社員は仕事に誇りを持っていない、ではないか。
申し訳ないけれど、私はどんな仕事でも「誇り」は持っている。
毎月、給料をもらった時、お金に感謝しているつもり。
つまらなければ自分で変えようとすればいい。
「人事や企画など、どの会社にでもある職種の腕で勝負する」と
いうが、デザイナーやカメラマンなど技術で勝負ならわかるが
事務職で勝負は、無謀だと思う。
皆が驚くほどの人間ネットワークを持ち、
スポーツ選手なみの体力と健康があり、初めて勝負できる。
単なる無茶は、危険ではないだろうか。



2004年01月22日(木)
これでいいから、これがいいから

たしか、三井ダイレクト損保のキャッチコピーだったと思う。
たった1文字で意味が大きく違うことを実感した。
自分ではなかなか決められず、
迷った挙句に発する言葉は「これでいいから」。
それに比べ、自分の意思で選択する言葉「これがいいから」。
損害保険も、そんな時代になったなぁ、とひとりで頷いた。
同じようなフレーズで
「あれもこれも、あれかこれか」などがある。
リズムとしてメモした言葉だけれど、生涯学習などをはじめ、
生き方について話すには、絶好のフレーズである。
好奇心旺盛なのはいい、けれど、なかなか長く続かない。
それは欲張って「あれもこれも」と手を出すからである。
しかし、人間はそんなにいろいろなことが出来るわけがない。
だから「あれかこれか」くらいに選択する必要があるよね。
そんなたとえ話でもいいかな、と思う。
そういえば、1字違うと意味が違う、おまけの話。
「『アリババと40匹の盗賊』は正しいと思うけれど、
敏いとうはハッピーアンドブルーじゃないの?」と尋ねられ
「それじゃ、敏いとうもハッピーアンドブルーだね」と答えた。
(すみません、時々、思考回路が壊れます)



2004年01月21日(水)
情報発信がなければ、事業が存在しないのと同じ

静岡県が、来年度「広報局」を新設する方針を固めた。
そんな記事を、地元の新聞で見つけた。
重点事業を戦略的にPRするため、と説明がされている。
同日、私の投稿が投書欄に掲載されたが、
それよりも嬉しい内容であった。
記事の後半に綴られていた県のコメント一部が、気になる一言。
さらにメッセージは続く。
「外部の力を活用したり、能力やセンスのある人材を集中化し、
広報体制を強化していきたい」と。
週末もイベントがあれば、カメラ片手に取材に行く広報担当にとって
どれだけ、嬉しい記事であったかは、想像できないかもしれない。
「広報はいいなぁ、仕事が楽しそうで・・」
そんな言葉を耳にするたびに、私たちの仕事が理解されていない、
と悩んでいた私の嘆きは、すっかり晴れた。
税金を使い事業をする限り、情報発信することが最終目的。
その末端の部分を大切にするかしないか、は大きな差となる。
関係者の自己満足で終わる事業があるとしたら、
それは税金の無駄遣いだ、と私も常々思っていたから。
そして「情報発信をするとなぜか情報が集まってくる」という
不思議な現象を、県の広報局のメンバーは、
これから体験することになるだろう。
あとは、情報発信するタイミングさえ間違えなければいい。
こればかりは、経験で覚えるしかないのだから。



2004年01月20日(火)
ビールは酒だと思っていなかった

大阪の高校教諭が、勤務時間中の昼休みに繰り返し
ビールを飲んでいて、匿名の投書で発覚、
懲戒免職になった記事を見つけたが、
その言い訳があまりに驚いたので、気になる一言。
府立の高校の先生の発言とは思えないし、
酒に酔った成人式の若者を叱る立場にある教師が
こんな失態を起こすなんて、世も末だなぁ、実感した。
「大瓶1本なら酔わず、気付かれないと思った」
「午後に授業のある日は飲んでいないが、認識が甘かった」
こんな台詞を言えば言うほど、失態を露呈することになる。
二度としてはいけないこと、一度でもしてはいけないこと。
この区別がつかない人間が、教壇に立ち、
私たちの大事な子ども達を教えていると思うと、腹が立つ。
ビールが酒でなければなんだというのだろうか。
まぁ、そんな発言をするような教師だから、
こんなことをするのだろうが、素直に謝れないのだろうか?
教え子が飲酒運転で捕まったら、
「先生にビールは酒じゃない、と教われました」と答えたら
大阪では許されるというのならいいけれど。
やっぱり、小林虎三郎の「米百俵」。
この国は、先生の教育に力を入れ直す必要がある。



2004年01月19日(月)
縄文時代の仮面は「ドラえもん」みたい

日曜午後8時、NHK大河ドラマ「新選組!」を観ていた為に、
同時刻放送の「新日曜日美術館」は、翌日ビデオ視聴となった。
(しばらく、このパターンは続きそうである)
その中で、名古屋・熱田神宮宝物展の新春特別展
「仮面の美 華麗・荘厳・幽玄の世界」が紹介され、
縄文時代の土製仮面が、画面いっぱいに映し出された瞬間、
センター試験を終えて、コタツでのんびりしていた娘が呟いた。
思わず納得してしまったから、気になる一言。
機会があったら、是非、観て欲しい。
青森県・麻生遺跡出土の土製仮面(縄文晩期、重要文化財指定)
本当に、ドラえもんにソックリなのである。
藤子不二夫さんに聞いてみたい。
もしかしたら、ドラえもんの顔は、この縄文時代の土製仮面から
思いついたのですか?と。
(「ドラえもん」に詳しい人がいたら教えて下さい)
番組後半、出演者が面白いコメントを残した。
「どうして人間は、昔から仮面を作り続けてるのでしょうね」と。
普段の生活には、ほとんど必要としない仮面が、
遠い昔から、世界のあちこちで作られている不思議さ。
「仮面の歴史」と「ドラえもん」との関連性、
ちょっとした研究テーマになるような気がするが・・。



2004年01月18日(日)
だって、女装似合い過ぎなんだもの

年に一度、職場の管理職で、近場の温泉で新年会をする。
毎年、飲んだり話したり、コンパニオンとカラオケしたり、
まぁ、なんとなく仕事の話にならないように注意しながら・・。
今年も恒例のように、ワコール社員?になりすまし、
「うちの下着、つかってる?」などと会話をしながら、
コンパニオンをからかって、楽しい時間が過ぎる。
例年は「こっちが、金も使って、気も使って」と
若いだけがとりえの彼女たちのサービスに不満が残るのであるが
今回は、小道具をいっぱい持参して、宴を盛り上げようと必死。
そのひとつが、お客である私たちに女装させてデュエットである。
先輩も私も酔いに任せて、大はしゃぎ。
アフロヘアーのカツラが、会場で大活躍の宴会となった。
私が、コンパニオンから渡されたのは、スケスケのロングドレス。
歌はジュディオングの「魅せられて」。あの、ヒラヒラアクション。
しかし、ウケを狙ったつもりが、なぜか盛り上がらない。
あとでコンパニオンに聞いた盛り上がらない理由が、気になる一言。
「だって、女装似合い過ぎなんだもの」
嬉しいような嬉しくないような・・台詞だった。
ただ、調子にのってそのままトイレ。女装のままの立ち・・・・・。
隣で、驚いていた他のお客さん二人が面白かった。
翌日の朝、バイキング朝食で逢った時は、もっと痛快だった。
でもこの体験で、またまた私の可能性発見。(笑)
女性になりすまして、日記でも書いてみるかな。
小説のヒントになったことは、私にとってとても大きな収穫だった。
月末は、テレビのエキストラの話がある。
なんだか、忙しいけれど、ワクワクする年になる予感がしている。



2004年01月17日(土)
まずは、やってることを知ってもらうことから

良いことをしているけれど、なかなか盛り上がらない。
これって、団体活動にはありがちな悩みである。
動いている人たちは、活動に酔い、結果は二の次という人が多い。
長い目で観ていこう、という意見が多くを占め、
いつかは理解されるに違いない・・という希望的観測で終わる。
もちろん、その考えが間違いとは言えないし、
実際の活動を見てみると、本当に頭が下がるような事をしている。
しかし、私の視点から言えば逆である。
活動内容なんかより、結果重視。
自分達の活動から、社会貢献できるものがあれば、
どんどんマスコミを通じて、アピールしていく。
そして記事にしてもらうことにより、活動内容が精査されていく。
そこではキレイごとはいらない、
自分達の活動が何回マスコミにとりあげられるかが大切となる。
うまくいかなくて会議を開いていることさえも、ニュースにする。
そんな貪欲さが、グループ活性化には必要なのだと思う。
だからこそ、どうやったらとり上げてもらえるのか、を考える
マスコミ渉外係の設置を提案したい。
活動を評価してもらうより、活動を知ってもらう。
まずは、そのノウハウを知っておく。
とても、大切なことである気がしてならない。




2004年01月16日(金)
奈央子は揺さぶられ、沈み、分解され、集められ、そして何度も溺れた

以前読んだ林真理子さんの「anego」から、気になる一言。
さすがに記憶は出来なかったので、メモを見たけれど・・
どうして、わざわざ、この台詞を取り上げたか、というと
第130回芥川賞に若い女性が二人も選ばれ、
新聞各紙を賑わせているからである。
受賞された作品の感想は、読んでからにするとして、
冒頭のようなセックス表現が彼女達の作品には出てこないだろう、と
勝手に予測したからかもしれない。
一昨年、芥川賞の大道珠貴著「しょっぱいドライブ」を読んだ時、
なんだか、表現・描写にもの足りなさを感じたのは記憶に新しい。
小説家は、いろいろな経験の積み重ねが大切である、と思う。
五感をフルに活用した表現に醍醐味を覚え、その言い回しに
感動すら覚えてしまう。
確かに若い人の感性も、それはそれで大切であると思うが、
やはり私は、それなりの経験を重ねた小説家の書く物語が好きだ。
本屋では、彼女たちの受賞作が売り切れ続出で、増刷待ちらしい。
確かに一発勝負の芥川賞であるが、はてさてどんな作品なのか、
選評などの予備知識なしに読んでみて、後日感想を載せたいと思う。
ただし今の私には、以前直木賞から漏れ話題になった
横山秀夫著の「半落ち」の映画を、小説を思い出しながら
観た方が満足がいくような気がしている。