道院長の書きたい放題

2002年01月28日(月) ◆KI観戦!

久しぶりになりましたが、「書きたい放題」を再開します。指慣らし(?)として「KI」について述べてみました。

■ 昨日は「KI」を観戦しました。マークハント選手が昨年優勝以来、チャンピオンとしての初試合ということで注目されました。なのに…、格下の中迫選手に生涯最初のダウンを期し、中迫選手も努力をしたのでしょうが、まさに油断大敵を地で行く試合展開となりました。

「マークハント選手、少し太りましたか…?」解説者の言う通り、体に練習不足が表れていました。勝ちはしましたが…、お金を頂いてファンに観戦してもらうプロの姿勢ではありませんね…。

それに引替え、ミルコ選手の見事な肉体と戦慄の技に拍手しました。興味深かったのは、「打撃系で使わない筋肉がプライド出場の為に鍛えたお陰で活性化し、パワーアップしたようだ」という解説者のコメント。実際、ミルコ選手の体は、藤田選手との対選時よりはるかに良くなっていました。彼はまだまだ強くなるでしょうね…。

私は打撃系の試合を観戦する時、「対構え」「開き構え」の攻防に、まず視点をおいて見ます。そこで、この視点から対藤田戦、対永田戦、今回の対柳沢戦を述べてみたいと思います。

■ 藤田選手との対戦はドキドキしました。多分、異種格闘技の経験が無いミルコ選手も緊張していたと思います。試合は開始直後から藤田選手が狙う低いタックル戦法でスタート。でも、ミルコ選手は落ち着いて捌き、動じません。

数合い後、藤田左構え、ミルコ右構え。頭部を右に向けながら左手で右足を狙いにいった藤田選手に、ミルコ選手の左の膝蹴りがカウンターで強烈に側頭部に当たりTKO(一般人なら即死?)。この試合、当たり易い方向/本筋から強引に攻めた藤田選手の拙攻ですが、良く見ると、ミルコ選手が絞り気味に膝蹴りを放っているところが凄い!

■ 永田選手との対戦。今度はプロレスラー側が戦法を変え、低いタックルを放棄。素晴らしいダッシュで上半身に組みます、しかしミルコ選手、慌てずに脇を締めて応戦。なんと、首を挟んでレスラーをフッ飛ばしてしまいます。もう一度、同じ攻め手を永田左、ミルコ右で試みるものの、今度は寸前に逆突き、順突きの二連突きを顔面に浴びてしまいます。

これで攻め手を失って動揺したのか、はたまた打撃系の本物の威力に臆したか、永田選手、腰が引けてしまいます。そこをすかさず、ミルコ選手右構えからのフェイント気味の左上段逆突きと必殺の左上段回し蹴りの二連。突き手と、左構えの右受け手とが作る死角から蹴りが入りKO。あとの連打は蛇足。

■ 柳沢選手はプロレスラーらしいですが、何故か「KI」に出場。これは戦う前から勝負が見えていました。あとはどう決めるかを見守るだけです。まあ、ハント選手のような体だったら違いましたが…。

この試合は、構えの点から面白かったです。右構え・ミルコ選手の左上段蹴りを柳沢選手は右構えのまま受けるのです。ところが、どうした訳か構えを一瞬転換してしまい、結果、攻撃が入り易い左構えとなり、もろに上段を直撃されて1RにKOされました。

どうも、ミルコ選手は左の蹴りが得意のようですね。ビデオでの検証ですから、一瞬の動きですが…。しかし、本筋の攻撃は確かに危ないようです。

高田選手との対戦については別の機会に述べます。



2002年01月04日(金) 謹賀新年!

■これは日記様ですからして、皆さんと付け加えるかどうか迷いました。しかし人間は、知識・情報をインプット・学び→貯蔵・整理→アウトプット・発表する。この繰り返しにより、知識が益々身に付き、新しい発想が浮かび上がって来るのだそうです。

してみると、この「書きたい放題」も、実は第三者の目を意識していることが、私の脳(?)を活性化していると言えそうです。


■昨年の十一月から書き始めて以来、記憶を頼りに、改めて参考資料を読むことも無く、まさしく“書き放題”状態で綴って来ました。中には多少の思い違いやら、筆の走り過ぎもあるかもしれません。その点はご容赦下さい。しかし明らかに、私の内なるどこかで、特に少林寺拳法に関して、新たな発想が湧いて来ました。

そんな訳で、どうか、今年も私のたわ言に(?)、出来うればお付き合い下さい。

皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。


 < 過去  INDEX  未来 >


あつみ [MAIL]