A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2005年08月31日(水) すごいぞ!藤井郷子4の「ライブ・イン・ジャパン2004」&編集CD−R【rhythm】

近所の大型電気店にメジャー・リーグを観にいく。
プラズマテレビ。この夏すでに5回目。行くたびに何か御用がありましたら
お声をかけてください、と言われる。御用はない。生中継を見たいだけ。
できれば、椅子など持ってきていただけると助かるのだが。
新型のパソコンを一通り見る。16〜7万円でかなりいいものが買えるのね。
金があったら買いたいと思う。でもあったらあったで、きっとCDを買ってしまうのだが。
僕のパソコンは購入してかなり経つ。
キーボードの文字は擦り切れて消えかかっているものもあるし、
何よりも画面が暗くなり、反応も遅くなった。頻繁にフリーズする。
日記の文章も画面を最小化した瞬間に消えてしまったことが何回も。
過去一回だけジュースをノートパソ本体に大量にこぼしたことがある。
あれからだな、おかしいのは。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜


すごいぞ!藤井郷子4「ライブ・イン・ジャパン2004」
う〜ん・・ジャズから離れられないのは
時々こういうとんでもないのがリリースされるから。






オリジナル編集CD−R
sumita’s selection 2005.8.31

【 Rhythm 】

1 マイルス・デイビス/ウィリー・ネルソン(インサート2)
※ 「コンプリート・ジャック・ジョンソン・セッションズ」より。
   ソニー・シャーロックの掟破りのスライドギターとディジョネットの技。
   ベニー・モウピン(bcl)チック・コリア(elp)ソニー・シャーロック(g)
   ジョン・マクラフリン(g)デイブ・ホランド(elb)ジャック・ディジョネット(dr)

2 スライ&ザ・ファミリー・ストーン/シング・ア・シンプル・ソング
※ マイルスの“ライト・オフ”に挿入される
   ジョン・マクラフリンとマイク・ヘンダーソンによる
   強烈に印象的なリフはこの曲から引用。

3 マイルス・デイビス/ライト・オフ(テイク12)
※ マスターテイクでは10数分後に現れる印象的な“シンプル・ソング”リフ。
   テイク12がそうだったのか!
   スティーヴ・グロスマン(ss)ハービー・ハンコック(org)
   ジョン・マクラフリン(g)マイク・ヘンダーソン(elb)ビリー・コブハム(dr)

4 スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ファミリー・アフェアー
※ ソウルミュージックの構造改革?(喩えが変か?)隅々まで新しい感覚。

5 マーク・リボー/スピリッツ
※ 当然、アイラーのイメージで聴き始めたが、すぐにマーク・リボーの
   の世界に引き込まれる。ヘンリー・グライムスの起用は完璧正しい。

6 マーク・リボー/エスクラーボ・トリステ
※ アルセニオ・ロドリゲスの世界を裏から見ると・・。
   マークの趣味の世界ではなくて、実はここらあたりに
   彼の魅力の本質があったりして。他のギタリストでは
 絶対に不可能。ビル・フリーゼルでも無理。

7 レッド・ツェッペリン/ギャロウズ・ポール
※ ジミー・ペイジもすごいが、ジョン・ポール・ジョーンズはもっとすごい。
  「掘廚鯡疑妖腓忙っていきたくなった僕は、この曲を繰り返し聴くのだ。

8 キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド/ホット・ヘッド
※ 「美は乱調にあり」の1曲目。リズムの組み立て方に
   オーネットの影響有り。ドラマーのロバート・ウィリアムスは後に
   ストラングラーズのヒュー・コーンウェルと組んで「ノスフェラトゥ」
   というアルバムを製作する。

9 チャーリー・ヘイデン・リベレーション・ミュージック・オーケストラ
  /スルーアウト
※ 最新作より。聴きどころは多い。カーラ・ブレイのアレンジ。
   クリス・チークとトニー・マラビー(ts)は本当にいいなぁ〜。。

10 キース・ジャレット/コモン・ママ
※ 1972年のキース・ジャレット。こんな世界を描けるキースを
   知ったことで、「ソロコンサート」や「パリコンサート」や「ラ・スカラ」の
   アナザーサイドな魅力に気づいた次第で。
  
11 くるり/真昼の人魚
12 くるり/Superstar
※ クリストファー・マグワイヤーのドラムスで聴いてみたかった気もする。


2005年08月30日(火) 8月が終わってしまう・・・・・

マイルス・デイヴィスの「コンプリート・ジャック・ジョンソン・セッションズ」から
“ウィリー・ネルソン”の6ヴァージョン、“ライト・オフ”の4ヴァージョン。
ジョン・マクラフリンの当時の天才ぶりを堪能。今はただの人。
この時期のマイルスの音源は、どんなに小さな断片でも
聞く価値あり。未発表音源が全て感動的というのはどういうことか?



レッド・ツェッペリンの最高傑作「掘廚ら“ギャロウズ・ボウル” “タンジェリン”
“ザッツ・ザ・ウェイ” “スノウドニアの小屋” “ハッツ・オフ・トゥ・ロイ・ハーパー”。
1stと2ndの成功で得た多くのファンをいきなり突き放した
問題作だが、ブリティッシュ・トラッドやデルタ・ブルースに始まる
アメリカン・ルーツ・ミュージックを体験してきた耳なら自然に入っていける。
見事なまでの整合性を感じさせる作品であり、しかも彼らのやっている音楽の
レベルは極めて高い。最近、ZEPPに関してはこのアルバムオンリーの僕。




キース・ジャレット「エクスペクテイションズ」のチャーリー・ヘイデンが
とにかく良い。
ストリングスとブラスは不必要だと思う。アイアート・モレイラの
パーカッションも素晴らしい。キースのピアノが雄弁になる瞬間、鳥肌が立つ。



Kinki Kids「Single Selection」より“硝子の少年”(山下達郎、作・編曲)
“愛されるより愛したい”(馬飼野康二・作曲)
“ジェットコースター・ロマンス”(山下達郎・作曲)
“やめないでpure”(筒美京平・作曲)
Kinki Kidsは一度も失速していない。歌謡曲をこよなく愛す。



スライ&ザ・ファミリー・ストーン「暴動」より“ファミリー・アフェアー”
“ラヴン・ヘイト” “ポエット” “スマイリン” “ラニン・アウェイ”
“ブレイヴ&ストロング” “子供のように” “サンキュー・フォー・
トーキン・トゥ・ミー、アフリカ”を。
1971年、黒人大衆音楽の新たな方向性を示した
シルヴェスター・スチュワート(スライ)。彼は何者だったのか。
麻薬のような音楽。呪縛されたままなのは、スガシカオだけではない(笑)



キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド「セイフ・アズ・ミルク」。
リチャード・ペリーの初プロデュース作だって。あーら、驚いた。
結局、ルーツ音楽を志向するロックミュージシャンは
みんなこのアルバムの前でたじろいでしまう事になる。
ライ・クーダーの参加は大きいが、たとえライが参加しなくても
別の切り口から違った感動が生れたはず。
最近復活したマジック・バンド(ビーフハートは隠遁)もあわせて聴く。
ジョン・フレンチのドラムスはあいかわらず切れ味鋭い。



強烈に楽しいマーク・リボーの「スピリチュアル・ユニティ」。
ヘンリー・グライムスも頑張ってる。マーク・リボー限界なし。
続けて「y los cubanos postizos」(邦題忘れた)を聴く。
これは、本当に素晴らしい!アルセニオ・ロドリゲスの全盛期の
ベストアルバムを買わねば!ロドリゲスはええ〜ぞ〜!マジ。






ここ2〜3日の墨田。そろそろ決断の時。




2005年08月29日(月) TBSテレビ50周年記念ドラマ 『広島・昭和20年8月6日』

TBSテレビ50周年、ドラマ特別企画『広島・昭和20年8月6日』を
90分間だけ見た。

駅のシーン。
学徒動員されていく末の弟を見送る三姉妹。
三女が大声で思いのたけをぶちまける。
「動物が好きで花が好きなよしゆきが何で、戦争に行って人を殺さなければ
いけないの?!誰がこんな戦争を始めたの?!」
まわりには人が大勢いるにもかかわらず。

それを見ていた74歳になる我がお袋が呟く。
「これは嘘だよ。こんなこと口に出したら
憲兵にすぐ連行されるよ。そういう時代だったんだ。
どうしてこういう嘘をテレビはつくのかい?まだあの戦争の体験者が
生きていることを忘れてるのかね?」

このドラマ、驚くべきは全く演技をしようとしないエキストラたち。
役者のバックで木偶の坊のように立ちすくむだけ。
これはちょっと、ひどい。演出の手抜きである。

続けてお袋が言う。「あの時代をちっとも描ききっていないよ。
綺麗な女優さんを揃えただけ。
あの時代の音も匂いも感じられないドラマだね。」
HIROSIMAを題材にした映画やドラマは数多くあるが、
近年では1989年の今村昌平の「黒い雨」に強く心を打たれた、と言う。

ドラマの全編に漂う嘘っぽさ。
雰囲気で訴える平和。高学歴のエリートが頭で作ったドラマという気がした。

さすが“涙そうそうプロジェクト”。
さんまが主演した『さとうきび畑の唄』もひどかったが、
これはそれ以下だ。
プロデユース・八木康夫、脚本・遊川和彦。
なるほど、彼らならこの程度だろう。


追加

ドラマの最後を見るために再びテレビをつけた。
思わず目を伏せたくなる原爆被害者の写真やフィルムの
バックに夏川りみの“涙そうそう”を流す無神経さに腹が立った。
製作者はどこか神経が普通ではない。
音楽など流さなくて良い。無音でかまわないのだ。
ただ凝視すればよいのだ。

もうひとつ、西田敏行が学生に「戦争はいけない」と説くくだり。
すべてを戦争という「物事の結果」のせいにしてしまうことで
学生たちは「物事の原因」を考えることをやめてしまうにちがいない。
やめてしまえば、いつかはまた同じ原因に始まり
結果として戦争は必ず起こるし、その時、過去の日本の過ちを
語り伝えられる人間はもうこの世にいない。




2005年08月28日(日) リベレイション・ミュージック・オーケストラの新作

24時間テレビは何年目になるんだろう?
欽ちゃんも嫌いだったけど、徳光よりはマシだったな。
徳光は涙腺の疾患じゃないか?
人前でやたらと泣ける奴を、僕はどこかで軽蔑している。
涙の価値を下げてる気がしてね。
最近の若者はよく泣くよね。感動しているんだから泣いて当然だろう
と居直られても困るが、よくもまあそんなに感動できる素材があるもんだ。
実は感動の沸点が低くなっただけであって、感動させる素材は
年々減りつつある。

でも、沸点が低かろうと高かろうと泣くのは構わない。
僕も泣くさ。
ただ、人前で涙を流すことはない。
「でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの」 斉藤由貴“卒業”より
そういうこと。
人気番組『あいのり』でカメラを意識して涙を流す素人、
それを見て涙を流す芸能人、でまたそれをみて涙を流す視聴者。
涙の連鎖。今や、その価値は急落状態だ。
それにしても、徳光、決して善人ではないぞ。知らないけど。

・’゜☆。.:*:・’゜★゜



(1969年盤)




(2005年盤)

1969年の名盤のイメージを追っていたら、
「チャーリー・ヘイデン・リベレーション・ミュージック・オーケストラ/ノット・イン・アワ・ネーム」は、
楽しめないかもしれない。
LMO名義の新作だ。ただしリユニオンではなく、
メンバーは主役の二人以外すべて入れ替わっている。

ファンとしては、今こうしてカーラ・ブレイの新アレンジを
リアルタイムで聴ける喜びは大きい。
もちろんいくつかの雑誌でも書かれているように、
ラディカルな面はかなり後退している。っていうか、無い。
それでも一応大義名分はあるが、実体はもっと静かなものだ。
ジャケット写真から容易に想像できる内容を期待していたら
間違いなく裏切られる。
そんな新作を批判する気持ちは理解できなくはないが、
純粋に音楽を作り出そうとする姿勢を無下に批判することに
僕は、ひどくためらいを感じてしまうのだ。
年齢を重ねたせいもあるだろう。

それを感じたのは、6曲目の“家路”(ドヴォルザーク)を聴いた時だ。
これが夜のホテルのラウンジで流れる音楽、
つまり、ただのムード音楽に聴こえてしまうのも
分からなくはない。
しかし、耳をすまそう。二人のテナーサックス奏者、クリス・チークと
トニー・マラビーが作り出すアンサンブルに
クロード・ソーンヒル楽団のあのビロードのようなハーモニーが
聴こえてこないか?人生の晩年にさしかかったカーラ・ブレイの
回想をそこに見ることはできないだろうか?
最後の“アダージョ”(バーバー)を聴いて、
「エレファント・マン」のラストシーンを思い浮かべてしまうのは、
僕が即興音楽を本質とするジャズのあり方
とは違う部分(ジャズの懐の深さ)に感応している証なのかもしれない。
自分の中に蓄積されているさまざまな音楽が
ゆっくりと自然発酵していく息づかいのようなものが聴こえてくる。
僕の耳が求めるものは、そういうものなのである。
快楽というべきものかもしれない。対象となる音楽が、
アンチ・〇〇を標榜するにせよ、しないにせよ、僕の耳は快楽を基準に機能し判断しつづけている。

“スルーアウト”(ビル・フリーゼル)でのクリス・チークとトニー・マラビー
のソロとアンサンブルこそが、このアルバムのハイライトである。
この1曲だけでも聴くべき。


2005年08月27日(土) 新しいヘッドホーンを買う。

ヘッドホーンの耳あての部分が遂に崩壊した。
スピーカーで大きく鳴らせる環境ではないので、
ヘッドホーンが無いのは音楽ファンにとっては死活問題だ。
こういう無駄な出費は避けたいのだが、仕方がない。
クレジットカードで買うことにした。
大型電気店の店頭にいくつかディスプレイされていた。
僕は密閉型しか使わない。できるだけ周りの音が入り込まない
方が望ましいからだ。
順番に聴いていく。だが、どれもしっくりこない。
かけ心地の良さはクリアー出来ているのだが、中音域の音が豊かではない。
僕の趣味から言うと、重低音とかダイナミックレンジの広さ、なんていうのは
どうでもいい。
中音域が豊かなヴォリューム感で再現されていればOK。
簡単な耳なのである(笑) というのは冗談で、
実は低音や高音が強調されていればOKという耳こそが
簡単な耳なんだと思うな。
専門的なことは分からないが、中音域が豊かな音は長時間聴いていても
疲れない。余談だが、キース・ジャレットの傑作「フェイシング・ユー」の
ただひとつの欠点は、中音域の音が貧弱なこと。同じECMでも
最新作の「レイディアンス」と比べると、同じプロデューサーの音とは
思えないほど。

でもって、最後に試し聴きしたヘッドフォーンが実によかった。
かけ心地は満点。中音域の音(ナレーションが流れていた。
店員も声が良く響くヘッドホーンであることを知っているらしい)は素晴らしい。
低音も十分出てるし、高音も濁っていない。買うことにした。

家に帰ってきて、5種類の音楽をつまみ聴きしてみた。
「くるり/superstar」「キース・ジャレット/レイディアンス」
「菊池雅章/ススト」「バルトーク/管弦楽のための協奏曲(指揮・ドラティ)」
「ブライアン・ウィルソン/スマイル」
特に問題なし。強いて言えば、オーケストラの音は少し透明感に欠ける
気もするが、さほど気にはならない。
ブライアンのコーラス・ワークも素晴らしい音で再現されているし、
スストの中・低音もしっかり鳴っている。キースのピアノの音色は
今までのソニーのヘッドホーンよりもウェットに聴こえる気がする。
くるりは最高に素晴らしい音だった。
満足満足。

「audio−technica ATH−A900」 18800円 


・'゜☆。.:*:・'゜★゜

口紅のCM。
美しい女性に目が釘付け。
調べたら、BOAだった。
おお〜、イメージが違う。大人っぽい。
惚れたぜ、マジ惚れた。興味もなかったBOAの曲も好きに
なりそうな勢いだぜ。



(ピンボケは勘弁な)


最近一押しの安田美紗子を抜く勢いだ。僕の中では・・・。
自分の娘ほどの年齢でもかまわない。
世間から後ろ指さされてもかまわない。
淫行だと言われてもかまわない。・・・淫行ではないわな。
だったら、はしのえみでもいいよ。
武内絵美(テレビ朝日アナ)でも森本智子(テレビ東京アナ)でもいいや。
僕が惚れる部分は、目、目だね。
汚ったねー化粧をしている最近の女の子。
目が特に汚い。男はみんな素敵な目で見つめられるのを好む。
目でイッてしまう。
お願いこっちを見てて。もの欲しそうな目が素敵だ。
ちくしょー、25年前(何気に具体的(笑))に戻りてぇ〜。
青春時代が〜♪パララパラパラ〜♪夢なんて〜♪
あとからシミジミ〜♪思うもの〜♪
って、その、あとからになっちまったぜい。

終わり。


2005年08月26日(金) 70年代アイドル歌謡の精神を継承するKinki Kids。最新ライブDVDを購入

70年代正統派男性アイドル歌謡の精神を継承するKinki Kids。
歌謡曲というジャンルはJ−POPという大きな括りの中に飲み込まれたが、
音楽それ自体は、形を多少モダンに変えながらもしっかりと生き続けている。

山下達郎が“硝子の少年”や“ジェットコースター・ロマンス”でやりたかった事は、
馬飼野康二が“愛されるより 愛したい”でやった事と同じ、
つまり「歌謡曲」。出発点からブレが全くない。「歌謡曲」をやるのだ。
また織田哲郎や堂島孝平は自身の歌謡的な資質をKinki Kidsに
楽曲を提供することで再確認できたはず。Kinkiの初期の段階、
作曲家は明らかに剛の引っかかるような独特な歌い方に
触発されていたと思う。
歌い方に癖がない光一は、少し引き気味のスタンスではあったが
それが逆に良かったのではないか。
二人がハモる時、多くの人の耳には剛の声が残る。
でも気付いた人もいると思うが、ソロアルバムでの剛の声には
Kinkiほどの輝きがない。時に沈鬱になる。
剛のソロアルバムにはいい曲が多いが、歌唱が少々胃にもたれる感じが
する。その原因は、光一の不在。光一とデュエットすることで
剛の良さが引き出される。二人はそういう関係なんだと思う。
そんな光一も最近はぐんと歌が上手くなり表現力も増した。
剛の声にリードされていたかつての“硝子の少年”が、
今は、二人の声の見事なブレンドで新しく生まれ変わっている。

さて、新しいDVDが発売された。
Kinkiファンの僕としては、生活苦に喘いでいても購入する。
今回のDVDは、シングル曲を発売順に全曲歌うという
なかなか面白い企画。今年の元旦、東京ドームでのライブである。
全曲フルコーラスというわけではなく、
メドレー形式の部分があるのは、ちょっと残念。
特に初期の数曲はフルコーラスで行ってほしかった。
でもまあ、114分間楽しませてもらった。本当に楽しかった。

それとこれはおそらくドームで見ていたお嬢ちゃんたちの
ほとんどが不満に感じなかっただろうが、
オジサンにはちょっと気になった点がある。バック・ミュージシャンね。
演奏のボトムを支える吉田健のベースは確かに堅実だが、
グルーヴ感から言うと少々物足りない。
ドラマーの大久保敦夫はキャリアが豊富な割に
無駄な叩きが多すぎる。それがリズムのキレを悪くする一番の原因。
決して下手ではないが、大雑把なドラミングという印象だな。
スネアーの音も一本調子に感じられる。
リズム隊がもう少しよければなぁ・・・、ちょっと残念。
江口信夫と松原秀樹、あるいは山木秀夫と亀田誠治、
村上秀一と岡沢章・・・なんてね、贅沢なリズムセクションも
ありなのでは?まあね、40代以上の聴き手を想定においていないもんね、
ジャニーズ事務所は(笑)仕方ないか。

歌謡曲を心底愛する僕を100%満足させてくれるDVDだ。
オープニング、マジでウキウキもんですよ〜♪



DVD 『Kinki Kids Dome Tour 2004−2005−Font De Anniversary』

※ 収録曲目

しかし、実際いい曲が多いなぁ〜Kinkiは!
★印は僕が特に気に入ってる曲

1.Overture
2.Anniversary ★
3.硝子の少年 ★
4.愛されるより愛したい ★
5.ジェットコースター・ロマンス ★
6.Tell Me
7.スッピンGirl
8.青の時代
9.Happy Happy Greeting
10.やめないで、Pure
11.フラワー
12.Misty
13.雨のMelody
14.To Heart
15.夏の王様
16.全部だきしめて
17.好きになってく愛してく
18.Hey!みんな元気かい? ★
19.もう君以外愛せない
20.ボクの背中には羽根がある ★
21.情熱
22.月光
23.愛のかたまり
24.カナシミブルー ★
25.Solitude 〜真実のサヨナラ〜
26.永遠のBloods ★
27.心に夢を君には愛を
28.薄荷キャンディー ★
29.ね、がんばるよ。
30.Kinki Kids Forever (English Ver.)
31.Destination(En1)
32.Anniversary(En2)
33.全部だきしめて (En3)


2005年08月25日(木) くるり Newシングル 「Superstar」





本当に素晴らしい3曲 ・’゜☆。.:*:・’゜★゜
“superstar” “帰り道” “真昼の人魚”

くるりのNewシングルが発売された!

この声、このメロディ、このサウンド。
singer songer のアルバムに感じていた不完全燃焼感が
一気に解消された。
岸田繁全開!バンドサウンドも充実しまくっている。
どの曲も文句なしの仕上がりだが、
特にアイリッシュトラッド風の“真昼の人魚は泣けるぞ!
かつての名グループ、はちみつぱいを彷彿とさせる。

9月22日には、岸田繁と京急電車によるコラボレーション・シングル
“赤い電車”が発売される!(岸田繁は電車オタクです)




岸田繁曰く、「何のブレもないシングル」とのこと。超期待!
10月にはくるり史上最高のラブソング“ベイビー・アイ・ラブ・ユー”が、
11月には待望のニューアルバムが発売される!!

厳しい世界で生き残るためには、いい楽曲を書かねばならない。
桜井和寿がそうしてきたように、岸田繁もそれをひとつひとつ
クリアーしていくのだろう。
そして、くるりは日本を代表するロックグループとして
成長しつづける。

ラジオに出演していた岸田繁は脱力感丸出しの関西便で
テキトーを装っているけれど、実は相当な自信家だと感じた。



2005年08月24日(水) 長い日記だ・・・。

職安の帰り、駅のプラットホームのベンチに座り本を読む日々。
気がつくと2時間以上経っている。意外に落ち着ける場所なのだ。
僕は本当に働く気があるんだろうか?などと思ってしまうこともしばしば。
もちろん、ある。貯金はない。働かねば生きていけない。
週に一回1000円だけ買う、NUMBERS4かLOTO6に夢を託す。
当たるわけないと分かっていても、でももしかして・・と思ってしまう
庶民の哀しい現実を誰も笑えない。


鎌田慧「自動車絶望工場」を数十年ぶりに読み返す。
トヨタという化けもん企業の底辺労働者・季節工の労働実態を
白日のもとにさらけだした1972年の名ルポルタージュ。
おそらく僕が最初に読んだルポだと思う。
当時は潜入取材はアンフェアだとして企業側に加担する著名ジャーナリスト
から激しく攻撃されたようだ。
しかし、それ以外に当時の(現在は分からないが)トヨタの非人間的な
労働環境を世に知らしめる方法があったとは思えない。
労働者は人間として耐え得る限界を超えた労働を要求され、企業は
大きな利益を得ていく。眩い光の部分にばかり目がいきやすいが、
実はどんな企業も程度の差こそあれトヨタのような闇の部分を持っている。
2chのような媒体を使って匿名でリークするよりも
鎌田氏のように半年間季節労働者として実際に現場で働き、
体験したことを「実名」で発表する方が何十倍も勇気と信念が必要だ。
企業お抱えジャーナリストが大手を振って歩く時代だ。
IT企業の成功者に群がる連中を果たしてジャーナリストと呼んで
いいのだろうか?ルポライターに必要なのは、成功の裏側にある影の部分、
たとえば欺瞞・嘘・不正義などにスポットライトを当てるための行動力だと
思う。それともうひとつ、読者をグングン引き込んでいく文章力。
取材で得た貴重な素材を活かすも殺すも文章力次第だ。

松浦総三「マスコミの中の天皇」「戦中・占領下のマスコミ」「ジャーナリストと
マスコミ」以上3部作を10数年ぶりに再読しはじめる。老眼のため細かい字がつらい。
気がつけば、部屋の書棚はルポと音楽書で占領されている。
鎌田慧、本多勝一、斉藤茂男、本田靖春を中心に。
小説は嫌いではないが、同時に何冊か読むのには適さない。
ストーリーを忘れてしまうからだ。ルポや音楽書の場合は、
細かい項目ごとに読んでいけばよい。
それに精神的に余裕がない時に読む小説ほど無味乾燥なものはない。
ルポや音楽書はどのような精神状況下でも読める。
哲学書や思想書も読まない。マンガもほとんど読まない。
ドラマのシナリオを読むのは大好き。山田太一のシナリオはたぶん
手に入るものは全て読んだと思う。向田邦子のシナリオもかなり
読んだが、ある時期を境に僕は山田太一一辺倒になる。
山田太一のシナリオ(ドラマ)から得たものは非常に大きい。


昨夜から3夜連続で木下恵介監督作品が放送されている。
1日目は「女の園」。2日目は「花咲く港」、最終日が「破れ太鼓」。
黒澤明、小津安二郎、成瀬巳喜男、溝口健二、木下恵介。
この5人は脚本も素晴らしいけど、何よりも画に個性があるなぁ。
カメラワークひとつをとってみても、その後の誰に影響を与えたかが
すぐに分かるほど、独特だ。山田太一の師である木下恵介の
良さが本当に理解できるようになったのは、40歳を越えてから。
「野菊の如き君なりき」「喜びも悲しみも幾歳月」「二十四の瞳」
「カルメン故郷に帰る」「大曾根家の朝」「笛吹川」「香華」「陸軍」
「衝動殺人」「この子を残して」・・・・・etc
DVDBOXが欲しいなぁ・・・。。。。
各35000円で全6集ということは全部で21万円!!
残りの人生、約20年としてこれだけあれば十分楽しめる。
思い切って・・・・! マ、マジすか?? わかんない(笑)
しかし「女の園」(昭和29年作品)に出演してる女優陣。すごいなぁ!
主役クラスも豪華だが、その後の映画やテレビドラマで貴重な
脇役として活躍する女優さんも総出演。みんな、若い。綺麗。
青春なのね。ストーリーはかなりシビアだけど。
“ベーゼだけでも許してくれよ” いいセリフだなー。
それが50年経つと、“よぉ〜エッチしようぜ”となるわけだ。

興味深いストーリーだった。
厳しい規則で学生たちを縛り、絶対的な権力を振りかざす大学側。
それに反発する学生の数は日ごとに増えていく。
一触即発のにらみ合いが続く。
そのような状況の中で自己を見失っていくのが高峰秀子が演じる主人公。
やがて彼女は精神的な限界を迎え、自ら命を絶つ。
彼女の死をきっかけにして学園闘争へと一気に突き進んでいく学生たち。
その中心にいるのは山本和子演じるところの共産党員の女子学生。
常に自信に満ち溢れた不敵な笑みを浮かべ(共産党員としての強い自覚が
彼女をそうさせる)、仲間の女子学生たちの苦悩を冷静に観察している。
実は彼女はオルグになるチャンスをうかがっているのだ。
主人公の自殺が結果的に彼女の背中を押すことになる。
映画のラストシーン、学生を扇動する彼女の姿が映し出される。
友人の死を(悪く言えば)利用して共産思想を一気に広めていこうとする
共産党の怖い部分が見事に描かれている。
この映画の「もうひとつの」テーマだと思う。重量感溢れる作品だ。




・'゜☆。.:*:・'゜★゜


高校野球に夢中になれないもう一つの理由。
それは高野連という組織の存在だ。
この閉鎖的な団体は、僕の中では共産党や右翼のイメージと重なる。
「高校生らしく清々しく」と球児たちにアマチュア精神の素晴らしさを説く。
清々しいのは大賛成だが、清々しくないことが一旦起こると
この団体は一転して無言の圧力を当事者たちに加える。
それを恐怖に感じる学校関係者は多いはずだ。
部員や部長が不祥事を起こしたから甲子園へは行かせない。
軍国主義さながらの全体責任で問答無用に
切り捨てられた側への配慮は当然ながら皆無。
全ては高野連の権威とイメージを守るため。
明徳義塾も辞退する必要はなかったし、駒大苫小牧も優勝旗を
返還する必要はまったくない。守られるべきは、日々練習に明け暮れ
努力してきた部員たちの「思い」だ。
不祥事は関係者だけが処分されればいいこと。そんな簡単な理屈も
分からない高野連。犯罪者の家族は共に罰を受けよ、と言ってるようなものだ。
いい加減にこの悪しき慣習はやめなさい。
でも、今の状況では、駒大苫小牧は優勝を取り消させるんだろうな。
気の毒としかいいようがない。でも精神的に一番きついのは
野球部部長に殴られた生徒だろう。高野連のお偉方はどう思ってる?

※ 聞いた話だが、
   「高校生の高校生による高校生のための高校野球」をスローガンと
   する高野連だが、実際には役員の承認なしの“自主的行為”は
   存在しないとのこと。現在の高野連会長は、元・東洋紡専務取締役
   の脇村春夫氏(73歳)



・’゜☆。.:*:・’゜★゜♪


8月のキラー・チューン

「くるり / Superstar」





「BONNIE PINK / So Wonderful」













2005年08月23日(火) 編集CD-R 【夜霧よ今夜も有難う〜浜口庫之助の世界〜】

オリジナル編集CD-R
sumita’s selection 2005.8.23

【 夜霧よ今夜も有難う〜浜口庫之助の世界〜】


1 浜口庫之助&伊集加代子/ドライヴィング・ラブ
2 坂本九/涙くんさよなら
3 森山良子/花と小父さん
4 渚ようこ/愛のさざなみ
5 ザ・スパイダース/風が泣いている
6 ザ・スパイダース/夕陽が泣いている
7 青江三奈/恍惚のブルース
8 アウト・キャスト/えんぴつが一本
9 マイク真木/バラが咲いた
10 浜口庫之助/涙くんさよなら
11 浜口庫之助/花と小父さん
12 浜口庫之助/愛のさざなみ
13 浜口庫之助/風が泣いている
14 浜口庫之助/夕陽が泣いている
15 浜口庫之助/恍惚のブルース
16 浜口庫之助/えんぴつが一本
17 浜口庫之助/バラが咲いた
18 浜口庫之助/愛しちゃったの
19 浜口庫之助/夜霧よ今夜も有難う

※ 音源が手元に無いため、島倉千代子の“人生いろいろ”は収録できず。








(浜口庫之助のプロフィール)

1935年(S10)早稲田高等学院に入学し、音楽を志し1年で退学、渡米。
1939年青山学院に再入学し、ハワイアンバンドを結成。
1942年国策会社(コーヒー農園・南国産業)へ就職、ジャワへ赴任。
終戦後ジャワ島にて捕虜生活。語学力を買われ通訳を命じられる。
帰国後、音楽活動再開。灰田勝彦のバンドに参加し人気を博す。
1954年「浜口庫之助とアフロキューバン」結成、紅白歌合戦に3年連続出場。
1957年解散後、作曲家を志す。
1959年「黄色いさくらんぼ」大ヒット。その後も、大ヒットを飛ばす。
1973年女優の渚まゆみと再婚。
1981年胃癌の手術により胃の2/3を切除。
1984年下咽頭ガン発見。
1987年闘病生活の中で作曲をした「人生いろいろ」(島倉千代子)が大ヒット
1990年没。73歳。


<コンサイス日本人名事典>より


2005年08月21日(日) オリジナル編集CD-R  【 FOREVER 】

オリジナル編集CD-R  
sumita’s selection 2005.8.21


 【 FOREVER 】

1 キース・ジャレット/バッハ・ゴールドベルク変奏曲より“アリア”

※ チェンバロという楽器のせいなのか?いくつかの有名なピアノ版の演奏
に比べると、極めて客観的な演奏に聴こえる。しかし、そのことがかえって
新鮮に響くのは、ピアノ版がスタンダードになった証しだろう。

  
2 マイルス・デイビス/スプリングスヴィル

※ ギル・エヴァンスとマイルスのコラボレーション関係では、この演奏
が収録された「マイルス・アヘッド」が一番好き。中でも1曲目。


3 OKI / ススリウカ

※ アイヌの民族楽器トンコリのみによる演奏。リズムとメロディを完全に
平等に扱うことでそこに特異なハーモニーが出現する。
リズムなしでは存在し得ないハーモニー。クラシックの発想にはないだろうな。


4 マレイ・ペライア/バッハ・イギリス組曲1番より“アルマンド”

※ 個人的にはペライアのイメージを大きく変えた演奏だと思っている。
繊細なピアニストというイメージから、悠然たる音楽を紡ぎだしていく
懐の深い演奏家への変身。2年後、決定的な名盤「ゴールドベルク変奏曲」
を発表する。


5 ロジャー・ニコルス・アンド・ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
  / ドント・テイク・ユア・タイム

※ いわゆるソフトロックの頂点に位置するグループの歴史的名曲。
ピチカート・ファイブもフリッパーズ・ギターもこの曲から多くの
インスピレーションを得ている。


6 健’z/フォーエヴァー

※ 萩原健太と黒沢健一のユニット。ゲストボーカルの高田みちこは
自身のアルバムよりも魅力的な歌声を聴かせてくれる。
オリジナルはビーチボーイズ。


7 キース・ジャレット/バッハ・ゴールドベルク変奏曲より“第25変奏”

※ 最も内省的な第25変奏。グレン・グールドの絶対的な孤独感に支配された
告白的名演に比べて、キースの演奏は平穏な心象風景を綴ったもの。


8 バート・バカラック・オーケストラ/サン・ホセへの道
9 バート・バカラック・オーケストラ/世界は愛を求めてる

※ バカラックの魅力はメロディやハーモニーだけではない。楽器の使い方。
彼の好みの傾向は終始一貫している。オケ版だからこそそれが十分に味わえる。


10 ザ・デイブ・ブルーベック・カルテット/不思議な国のアリス

※ どうしてもポール・デスモンドのアルトサックスと
ジョー・モレロのブラッシュワークに耳がいってしまう。
某ラジオ番組でテーマ曲として使用されている。

  
11 健’z/ダイアリー

※ オリジナルはブレッド。名カヴァーと言えるだろう。
黒沢健一の声が素晴らしい。萩原健太(本業、音楽評論家)のアコギの腕前は
ホンモノ。


12 バート・バカラック・オーケストラ/小さな願い
13 バート・バカラック・オーケストラ/ウォーク・オン・バイ

※  バカラックの数多くある名曲の中で、特に好きな2曲。
“ウォーク・オン・バイ”のカヴァーも多いが、特に優れているのは
ストラングラーズのカヴァーヴァージョン。手元に無いため、収録できず。


14 キース・ジャレット/イッツ・オール・イン・ザ・ゲーム

※ トリオ・コンサートのアンコールピースとして演奏されたソロナンバー。
アルバム「ジ・アウト・オブ・タウナーズ」収録。とにかく好きでたまらない!


15 坂本九/見上げてごらん夜の星を

※ 見事としかいいようのないアレンジは、ジャズピアニスト・渋谷毅の仕事。
ちなみに渋谷氏の編曲の仕事は多く、たとえば由紀さおりの
“夜明けのスキャット”や“天使のスキャット”もそう。
そういえば、オザケンのアルバム「球体の奏でる音楽」のピアノは
渋谷毅だったな。


16 グレン・グールド/バッハ・ゴールドベルク変奏曲より“アリア”

※ 冒頭のキース版アリアとは全く違うアプローチ。
グールドの主観のみで構築された世界は、人々が求めるバッハ的な物から
一見遠ざかっているように見える。
しかし、実際には誰よりも深く音楽の内面へと入り込んでいっている。
奇異であることが最後の扉を開けるキーとなり得る。
すべての表現手段に対してノーと言わないバッハの音楽の強靭さに敬服する。
グールドが演奏を通して伝えたかったのは、そういうことだろう。


2005年08月20日(土) 椎名林檎と寝た夢

寝る前に見た素顔の椎名林檎(NHKテレビ)の人妻チックな色気に煽られて、
性夢を見る。(ようするにHな夢)
極めて珍しいことだが、いい所で終わらず、行為完結。中一の頃なら
夢精してたな。ふむふむ。もう、オジサンなのでさすがに夢精はしない。
目覚めた後もホンワカいい気分で、キース・ジャレットの「マイ・ソング」を
聴きながらひととき失業中の身である事を忘れる。

ホリエモンの言動は、金持ちのくせして安っぽさ丸出しでインチキ感満載なのに
何故に人々はあれほど騒ぐ?
尾道の駅前の混乱は日本人の民度の低さの証明。
程度の低い人間が大きな金を手にすると、あんなにリアルに
人格とか品性といったものが見えてきてしまうものなのね。
見えていないのは同じ程度の人間と本人のみ。お金って怖いね。
彼にとって必要なものは金と名誉。
思想などという高尚なものは無い。人間、第一印象というのはかなり
正確にその人物を読み当てていたりする。
初めて近鉄問題でホリエモンがマスコミに登場した時、
79歳になる僕の父親(熱狂的な野球ファン)はこう吐きすてた。
「なんだ?この面(つら)?いいもんばっか食ってるから、浮腫んでるんじゃないか?
目がやだね!人をコケにした目だ。こんなのが野球界に入ってくるの?
いやだねぇ〜!ナベツネよりいやだ!」
親父よ、あんた100点満点だよ。

駒大苫小牧、57年ぶりの夏の甲子園連覇。
すごいね。でも、高校球児をテレビで見ているとかわいそうな気がする。
あの暑さの中で投げつづけると、何年か後に肝臓を患う可能性が高い
とのデータがある。肉体が限界を超えるほど酷使されていることを
誰もが分かっていながら、それでも野球というゲームの魅力には勝てない。
僕も同じである。ただ、高校野球にはそんなに夢中にはならない。
やはり生活を賭けた闘いであるプロ野球の魅力には到底及ばない。
メジャーリーグも大好きだが、ビールを飲みながらの観戦は
ベースボールよりも断然、野球に限る。
中日の優勝を信じて疑わない中日原理主義者の僕。
勝ち負けが阪神と同期しているのが、、何とも。不愉快。
首位の座を阪神に明渡してから数ヶ月が経つ。
阪神、、つえ〜〜〜な。

昨日のグールドの「ゴールドベルク」に感動した方
2000年に発表されたマレイ・ペライアの「ゴールドベルク」も
聴いてみて下され。
グールドとは対照的にメロディを歌わせることに主眼が置かれた演奏。
98年に発表された「イギリス組曲」も全く同じアプローチ。
数多くある「ゴールドベルク」のピアノ版で、僕はグールド盤とペライア盤に
共に満点をつける。
ペライアのアプローチはキース・ジャレットに近いのかも。





2005年08月19日(金) 夏バテしない耳の基礎体力

坂本九ちゃん主演の映画「見上げてごらん夜の星を」をテレビで見る。
昭和38年の作品。僕は小学校3年生。
懐かしいあの時代の風景に九ちゃんの笑顔と歌声が見事にマッチしている。
映画を見ながら、昭和30年代のさまざまな風景を思い出す。
すでにモノクロームと化した記憶の中の断片をつなぎ合わせていく。
不思議な事に、両親や兄弟の声だけが、はっきりと聴こえる。
それらはすべて、笑い声だ。ロッカー74がまだロッカー32〜33だった頃、
よく居間の畳にひっくり返って笑っていた。
親父はテレビの野球中継に釘付けで、僕と弟はゴリラの物真似をしていた。
ウッホウッホウッホッホってね。耳が全部記憶している。映像は音の中に
存在しているんだな。



・'゜☆。.:*:・'゜★゜


1955年と1981年。グレン・グールドの二つの「ゴールドベルク変奏曲」。
ピアニスティックであることを拒否したピアニストが残した遺産。
20歳の時、アルバイト先のGさんに「グールドの左手を聴くんだよ」と言われた。
左手のパッセージに意識を集中させることで音楽の立体感が驚くほど
はっきりと分かるようになった。対位法を理論からではなく
耳から得る情報だけで理解する訓練を無意識にしていたのかもしれない。
そしてその訓練はことのほか楽しい。
どんなに複雑なオーケストラ作品でも難解なジャズでも
物怖じせずその世界に入っていける体力をつけてくれたのは
二つのゴールドベルクであると、断言できる。
そしてどんな音楽も演奏者と聴き手が共に楽しむものである、
という前提の上に成り立っていることを教えてくれたのもグールドだった。
ゴールドベルクを演奏する最晩年の映像を見れば、それがわかる。
第一変奏、冒頭の左手の一音。素敵な時間が始まる合図のようだ。



(特に好きな二つの写真。しかし携帯写真はいつもピンボケ〜)


・'゜☆。.:*:・'゜★゜


「OKI/トンコリ」 「ロジャー・ニコルス・アンド・ザ・スモール・
サークル・オブ・フレンズ」 「ハーパス・ビザール/シークレット・ライフ」
「曽我部恵一/ラブレター」 「曽我部恵一/スケッチ・オブ・シモキタザワ」
「坂本九/メモリアル・アルバム」 「キース・ジャレット/ゴールドベルク」
「ヴァン・モリソン/魂の道のり」 「カン/サウンドトラックス」
「バート・バカラック/クラシックス」 「安東ウメ子/ウポポ サンケ」

昨日・今日、廻ったお皿。


・'゜☆。.:*:・'゜★゜



体重が70キロを超えた。(肥えたというべきか)
10年間で12キロ増えた。かつての知人と道ですれ違っても
坊主頭・髭・イカ飯体型化の僕に全く気づかない。トホホである・・・。


2005年08月15日(月) CAN / UNLIMITED EDITION

いくつかの音楽誌でカンの特集が組まれている。
1969年、ドイツに突如出現した伝説的グループ。
ロックでもジャズでも現代音楽でも民俗音楽でもない、
ジャンル分け不可能なそのサウンドは、あまりにも特異なため
ポピュラー音楽史の中では、異端として位置付けられていた。
その扱われ方はフランク・ザッパ以下。
今回のリマスター盤は、これ以上望めないほど素晴らしい技術的
成果である。カンの音楽を理解し楽しむための準備は完全に
整った。

友人にカンの編集CD-Rを作って送ってあげるつもりだったが、
それよりも一枚でカンのオリジナリティをすべて体験できる
アルバム「アンリミテッド・エディション」をトーストすることにした。
1969年から1975年までの未発表音源集!アナログ時代は2枚組だった。
全19曲。未発表にしてきた意図が理解できないほど
その出来はオリジナルアルバムの作品群に肉迫している。
たとえ未完成な作品でも“これはこれでいいのだ”
と聴き手に思わせる説得力がある。
それだけエネルギーに満ち溢れているということだろう。
このアルバムを聴いて、カンを理解したと
思ってしまっても構わない。






『CAN / UNLIMITED EDITION』

1 Gomorrha
2 Doko E
3 LH 702
4 I'm Too Leise
5 Musette
6 Blue Bag (Inside Paper)
7 Ethnological Forgery Series No. 27
8 TV Spot
9 Ethnological Forgery Series No. 7
10 Empress And The Ukraine King, The
11 Ethnological Forgery Series No. 10
12 Mother Upduff
13 Ethnological Forgery Series No. 36
14 Cutaway
15 Connection
16 Fall Of Another Year
17 Ethnological Forgery Series No. 8
18 Transcendental Express
19 Ibis


2005年08月14日(日) ミスチルのニューアルバム『I らーぶ U』

9月発売のミスチルのニューアルバム、タイトルは、




Tシャツのプリントみたいなハートマークのロゴに一歩引いてしまった僕だが、
よくよく見れば、潰れたトマトなのね。
飛び散った果肉は脳しょうと血痕を意味しているのだろうか?
それとも叩きつけられ破裂した心臓か?
どちらにしても死のイメージは強く、原稿用紙は戦場ジャーナリストの
それを思わせる。しかし、アーチスティックにデザインされたそれは
妙に現実感に乏しい。




「I LOVE YOU」と「I LOVE UNIVERSE」
どちらも宗教的な雰囲気が漂う。
マルコムXではなくキング牧師的な発想?
僕はメッセージの対象は具体的になればなるほどいいと思っている。
ソウルフラワーの中川敬がジャケットに選ぶ写真は
常に具体的かつ反アーチスティクである。
対象から逃げていない、とでも言ったらいいかな?

巨大になりすぎたミスチル(&スタッフ)に訴えたいテーマがあるとすれば、
ファンからひんしゅくを買うのを覚悟で、もっと具体的に対象を絞って、
それをドカーンとファンの前に提示してしまうのが手っ取り早いと思うのが。
これから「I LOVE YOU」Tシャツを着てピースサインで写真に収まる
若者が増えていく気がして、ちょっと萎える。

エコ事業に深く関わる事で、桜井たちは自身が日常感じている
後ろめたさから開放されていく。社会に何かを還元する事で、
社会は彼らに何かを再び与える。それは金とか名誉ではなく、
一種の達成感であろう。でもその社会は誰かを傷つけてはいないか?
誰かを悲しませてはいないか?誰かを殺してはいないか?
桜井が「I LOVE YOU」と叫べば、ファンも「I LOVE YOU」と続く。
それは合言葉のようなもの。宗教儀式のようなもの。
「地球環境保護」も「人類愛」も「世界平和」も僕にはピントがあっていない
写真のように見えてしまう。
たとえば、「原発反対」や「イラク侵攻反対」、あるいは「ゴルフ場建設反対」
ならピンボケはない。

桜井はジョン・レノン化していくのか・・・な。。


さて、それはそれとして、メロディメイカーとしての桜井には
今までどおり期待している。バンドも成長していることだろう。
これほど性急に新しいアルバムを出すのだから、
きっといい曲が出来上がったにちがいない。
と、、思うけど、もしかしてシングル曲が4〜5曲収録されていたら。
だとしたら、僕は「商売」という風に見てしまうな。曲目の発表が楽しみだ。





2005年08月13日(土) キース・ジャレットを聴きながら職探し




アルバム「Gary Burton&Keith Jarrett」(アトランティック)
収録のキース・ジャレット作曲“fortune smiles”は、いいね。
フランク・ザッパが70年代に傾倒したジャズ志向のナンバーによく似ている。
キースのピアノは、ちっとも変わっていない。表現の引き出しの多さが
状況に応じてさまざまな表情を見せてくれるだけで、彼自身は進歩も
後退もせずに最初からずっと同じレベルを保ちつづけているんだろう。
それはマンネリではなくて、そうだなぁ、、「芸」とでも言うべきものかな?
初めから完成していた「芸」。ありえない話だと思うかもしれないが、
例外はいつの世にも存在するもんさ。
あの独特なフレージングも一風変わった演奏スタイルも
演奏中に発するあの声もすべて「芸」として捉えればいいのだろう。

「芸」とは言うまでもなく「芸能」を語源とするものである。
間違っても「芸術」ではない。と、これは僕の考えね。
より多くの大衆の心をつかんで離さない「芸能」に対して、
「芸術」はどうも「芸術」自身が収まり先(つまり、音楽なら聴衆)を
選んでしまう傾向にあると思うなー。
作り手がその作品を「芸術」と認識するか「芸能」と認識するかで
作品の光のつぶての放射角度が狭くなったり広くなったりするんだろう。
「芸術」は専門書の項目に永久的に残されていくのだろうが、
「芸能」は大衆の心に静かに棲みついていく。そんな単純なものではない!
と考える向きもおられるだろうが、実は、そんな単純なものかもしれないですよ。

キース・ジャレットはジャズを民族音楽(民俗音楽)と言っている。
僕自身は「民族」ではなく「民俗」こそが正しい表現だとは思うが・・・、
まあそれはともかく彼がジャズをそのように捉えている事を知って
嬉しかった。だって、民俗芸能こそがすべての「芸能」の原点だからね。

・'゜☆。.:*:・'゜★゜

ここで近況報告を。

新しく就職した会社で「無視」という名の陰湿なイジメに遭遇。
社会人になって2度目の体験。以前のひどいイジメがフラッシュバックし、
仕事中に思考が停止する事もたびたび。
結局、憂鬱にがんじがらめにされ、退社。
その後、すぐに見つけた新しい就職先は面接の段階で
責任者から次々に失望感を煽る発言が飛び出し、その場で辞退。
その責任者をどうこう非難するのも面倒くさいが、もっとマシな奴を
想像していた自分の考え方の甘さにうんざりした。自己嫌悪。

現在、職安(ハロー!ワーク!というインチキ英語の響きは最低)に
連日通って職探しをしている。
死なない程度の収入があれば、もう職業は何でもいい、という
気持ちにさえなっている。自分の専門分野では、傾向として
中年は募集しない方向に向かっている。
ある程度経験があると、みんな自分のやり方を持っている。
会社側は、それを尊重しながらも少しづつ会社のやり方に矯正していく
柔軟性のあるマニュアルを持っていない。
雇われる側にも矯正する気が、実は、あまりない。
鉄はとっくに冷え切っていて、しかも相当に硬い(笑)
ゆえに軋轢が発生する。
好きにやらせてくれれば、給料は少なくてもかまわない。
仕事の手は抜かない。結果は出す。
「よっしゃ!お前にまかしたぞ!」、、なんていう太っ腹な経営者は
日本にはいないのかしら。
では、また。。。


2005年08月12日(金) オリジナル編集CD-R 【 JAZZ ・ ラ 】

スイングジャーナル誌の評論を読んでも、
ちっともジャズを聴こうという気持ちにはならない。
まあ、別にあの雑誌の評論家だけがそうだというのではなく。
たとえばジャズの専門サイトの評論を読んでも同様に
ジャズを聴きたい!という欲求は起こらない。
そういう「ジャズの専門」媒体が、少なくとも僕にとっては
ほとんど意味をなさないことに最近気づいた。

彼らの「多く」は、ジャズというジャンルの中から外に向けて放射される
エネルギーは捉えきれても、ジャズ以外のさまざまな音楽の動向と
その価値を理解した上で改めてジャズの意味を考える、という
外側からの観測能力が決定的に不足している。


フリー・ジャズとミスチルとビーチボーイズを同じ土俵で論じることの意味を
知る謙虚さ。学ぶものはどこにだってある。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜



こんな感じのCD-Rを作ってみた。
タイトルは、山本精一の想い出波止場の名作から、拝借。

形式ではなく、精神として。
大胆さと繊細さ。自由な即興性と構成力。



sumita’s selection 2005.8
オリジナル編集CD-R 【 JAZZ ・ ラ 】


1 安東ウメ子/イウダ ウポポ



2 カン/フューチャー・デイズ



3 ペンタングル/ワンス・アイ・ハド・ア・スイートハート



4 UA /波動



5 クラフトワーク/レイディオアクティヴィティ



6 キャプテン・ビーフハート/ホエン・ビッグ・ジョン・セッツ・アップ



7 ペンタングル/ワルツ



8 オレゴン/未到



9 ソニック・ユース/ストリート・ソース



10 安東ウメ子/アルオー




2005年08月11日(木) 真夏の職安

キース・ジャレットの4枚組『The Impulse Years 1975〜1976』
を中古で購入。
アルバム「SHADES」 「MYSTERIES」 「BYABLUE」 「BOP−BE」の
全曲と未発表ヴァージョンを収録。








2005年08月09日(火) 今日購入したCD

ご乱心。定期を解約。
ま、いろいろあって、当面の生活費も必要な訳だが、
すぐにCDを買いに行ってしまう刹那主義が僕を駄目にしていくなぁ・・・。
以下の11枚を購入。



「安東ウメ子/ウポポ サンケ」



「クラフトワーク/ミニマム・マキシマム」



「オレゴン/ライブ・アット・ヨシズ」



「オレゴン/イン・コンサート」



「ペンタングル/ライト・フライト〜アンソロジー」



「ゲイリー・バートン&キース・ジャレット」



「チャールズ・ロイド/フォレスト・フラワー」



「カン/エーゲ・バミヤージ」



「カン/フューチャー・デイズ」



「カン/アンリミテッド・エディション」



「ラルフ・タウナー/ソルスティス」







2005年08月08日(月) 吉田拓郎&かぐや姫 DVD「つま恋コンサート」





1975年8月2日午後5時から、翌3日午前5時までの
12時間ぶっとおしの野外コンサートが開催された。
う〜ん、すでに懐かしモードに突入だ。
「吉田拓郎&かぐや姫〜CONCERT IN TUMAGOI」
静岡県掛川市のつま恋多目的広場に当時としては前代未聞の
5万人もの観客が押し寄せた。
僕もその中の一人。
当時19歳。肩まで伸びた髪の毛を真ん中分けして
チューリップハットにインディアンルック(って、どんなんだ?)
いきがってハイライトを咥えた(あくまでも拓郎の“ハイライト”という曲に
あわせるため。実はハイライトはまずかった・・・。)シニカルを装った
お調子者、それが僕(笑)

1日の午後、会場に着いたが、当然入場は出来ず、
野っ原で、数千人(か、数百人。記憶が定かではない)の仲間達と
一夜を明かす。ビニールシートに寝転び、満天の星空(これも記憶が・・・
もしかしたら、曇っていたかも(笑))に感動し、友人と語り合った。
明けて2日、信じられない大群が会場に押し寄せてきた。
実際驚いた。すり鉢状の大広場に5万人が敷き詰められた光景は
ちょっと感動的!写真を撮ったが、その後すべて紛失。

僕ら(僕とI君とA君)が確保した席(ただの芝生)は、
ステージに向かってセンターやや右より、前から30番目くらいの
非常にいい感じの位置。実際、音もよく聞こえ、出演者もよく見えた。

とにかく暑いといったらもう、異常に暑かった。
コンサート開始までの4〜5時間を炎天下でつぶすわけにもいかず、
僕らは順番に会場をぐるぐる見学して廻った。
水道を引いてきたのかな?水がパイプから流れっぱなしで
みんな頭を冷やしたり、口を近づけて飲んでいたなぁ。
露店があって、カップヌードルとコーラとかき氷がやたらと売れていた。
値段は覚えていないが、高かったように思う。
喧嘩をしてる奴もいた。トイレの前には行列が出来ていて、
実際、トイレは少なすぎた。これはその後の野外コンサートへの
大きな教訓となったと思う。
全員がおしっこって訳じゃないもんな(笑)
ひとり、大の人間がまぎれこむと(笑)、交通渋滞じゃないが
並んでいる奴らから不満の声が漏れ始める。
って、お前らだって、腹を壊せば同じじゃ!と、思いつつも
僕も「まだかよ〜!」って怒鳴ってた気がする。

一旦、確保した場所から外に出ると、
簡単には戻れない。見つからないのだ。人が多すぎて、
目印になるものがない。僕は、数十分もかかってやっと戻れた。
双眼鏡を持っていくべきだった。

今回発売されたDVDは長尺版。
以前のものが拓郎にだけスポットを当てたもので
収録時間約60分だったのに対し、今回は一気に130分。
かぐや姫の演奏シーンも収録された。
今では、まったく興味のないかぐや姫だが、
こうしてあらためてフィルムで見ると、思い出が蘇る。
南こうせつが突然ギターを投げたシーンを見て、
そうだ!投げたんだった!と記憶が蘇ってきた。懐かしい!

不満なのは、拓郎のパフォーマンスシーンが以前のDVDと
なんら変わらなかった点。
ちょっと、サービス不足じゃない?
拓郎の歌は10曲収録されているが、実際には80曲(!)も
歌っているのだ。あとの70曲はどこにいった?

新発見があった。コーラスのメンバーに若き日の吉田美奈子がいた。
へぇ〜ちっとも知らなかった。
ずっと最終ステージのリード・ギターは鈴木茂だと思っていたが、
実は、矢島賢だった。ベースは記憶どおり、岡沢章と後藤次利。
ドラムスも田中清。みんな演奏が荒いね。
やる気先走りって感じ。(笑) 暑かったしね。。。

さて、このDVDは今の若者がみても意味は無い。
人生にちょっと疲れた、50才前後のオジサン・オバサンが
ひととき昔を懐かしむための現実逃避DVDである。
クイックマッサージにでもいったつもりで、僕は購入した。





2005年08月05日(金) キース・ジャレット DVD『アート・オブ・インプロヴィゼイション』




キース・ジャレットのドキュメンタリーDVD「アート・オブ・インプロヴィゼイション」
を購入。キース自身と彼を取り巻く人物のインタビューを中心に
構成されたプログラムである。が、、。
正直に言うと、面白くなかった。
もっと多くの情報を提供できるはずのメディアであるのに、
あまりにも構成が平凡かつウザイ。

演奏シーンにインタビューをかぶせる手法は、まあ有りとしても
その演奏シーンをぶった切る鈍感さと
不必要なインタビューの多さに辟易した。
収められている演奏の中には、「おお!」と思えるものもいくつかあった。
(スタンダーズ・トリオの「イースト・ライブ」などは全く不必要だが。)
たとえば、チャールズ・ロイド・カルテットでの壮絶なプレイ。
あれを、「たったあれしか」見せない神経が理解できない。
ファンなら何十分でも見ていたいシーンのはずだ。
マイルスとのからみや、ガルバレク、モチアンらのプレイももっと見たい。
つまりだ、このDVDにはサービス精神が完璧に欠如していて
作り手のお芸術志向のみがむかつくほど全体に漂っている。
マンフレッド・アイヒャーのインタビューもつまらないし、
鯉沼に至っては、声を聞いているだけで、ウザさ100%。
話の内容もとにかくつまらない。
しかもボーナスインタビューが、その鯉沼だったりするわけで(苦笑)
どうみても、お付き合い上収録せねばならなかったとしか思えない。

たぶん、二度とこのDVDは見ないと思う。
(と言いつつ、一部は見るけど・・)
キース・ジャレットという超個性をまったく捉えきれる事が
できなかった凡作として記憶にとどめておく。

ジャズやクラシックのDVDって、他のジャンルに比べて
ほんと、、旧態依然というか、進歩がないというか、殿様商売というか。


2005年08月04日(木) 『ジャニス・ジョプリン/パール』&編集CD-R 【 MOVE OVER 】 




完全にドラッグを断ったジャニス・ジョプリンは新しいバンドをひきつれ
グレイトフル・デッドやザ・バンドらと共にカナダへ演奏旅行に出た。
いわゆる、「フェスティバル・エキスプレス」だ。
(7月29日に2枚組DVDで発売され即購入!素晴らしいドキュメンタリー作品であり、
特典映像として収録された各アーチストの未発表演奏シーンに目が釘付けになった。)

今回の「パール」レガシー・エディションの2枚目には、
「フェスティバル・エキスプレス」でのライブが13曲も収録されている。
もちろんこれは全貌ではなくチョイスされたものであるが、
それでも13曲ものライブパフォーマンスが聴けるのは
信じがたい喜びである。
なぜなら、このコンサートこそが彼女の人生における最高の瞬間であり、
これほどのソウルフルネスを感じさせるライブは
他にはオーティス・レディングやアレサ・フランクリン、あるいはヴァン・モリソン、
ジョー・コッカーの全盛期のそれくらいしか思い浮かばない。

ジャニスの新しいバンド「フル・ティルト・ブギー」の演奏は驚くほどグルーヴィーでソウルフルだ。
コンサートツアーを終えたあと、ニューアルバムのレコーディングにとりかかる。
録音が4分の3程終えたところで、ジャニスは突然この世を去る。
原因はヘロインの過剰摂取。抑えようの無い孤独感から彼女は
再びドラッグに手を出してしまった。たった一回のヘロインは
純度があまりにも高すぎたため、そのまま眠るように死んでしまったという事だ。
「フェスティバル・エキスプレス」から三ヵ月後の出来事であった。
残されたメンバーの手でレコーディングが進められ
ほぼ完璧な形でアルバムが仕上がった。
“ムーヴ・オーヴァー”に始まり“ゲット・イット・ホワイル・ユー・キャン”
で終わるアルバム『パール』である。

今回は未発表ライブ目的でこのレガシー・エディションを購入したが
あらためて『パール』を聴きなおして感じたのは
彼女がとてつもない高みに達しようとしていたということ。
僕は『パール』をお気に入りアルバムに選んだ事はないが
それは、実はとんでもない間違いであったのでは、と思い始めている。




オリジナル編集CD-R

smita's selection 2005.8

【 MOVE OVER 】


1 カン/デッドロック
2 カン/タンゴ・ウィスキーマン



3 カン/ペイパー・ハウス



4 ジャニス・ジョプリン/ジャニスの祈り
5 ジャニス・ジョプリン/トラスト・ミー
6 ジャニス・ジョプリン/愛は生きているうちに



7 フランク・ザッパ/ビッグ・スゥイフティ
8 フランク・ザッパ/ゾンビ・ウルフ



9 ライ・クーダー/プア・マンズ・シャングリラ
10 ライ・クーダー/オンダ・カレヘーラ
11 ライ・クーダー/サード・ベース、ドジャー・スタジアム



12 ハーパス・ビザール/ジャパニーズ・ボーイ
13 ハーパス・ビザール/グリーン・アップル・トゥリー
14 ハーパス・ビザール/ドリフター



15 ベニー・カーター/ムーングロウ
16 ベニー・カーター/ディープ・パープル



17 水原弘/マイ・ウェイ
18 水原弘/君こそわが命


2005年08月03日(水) 宇宙からのコメント

宇宙飛行士・野口さんのコメント。
「地球は筆舌に尽くしがたいほど美しい」
人間は宇宙に飛び出すと、みんなこういうリアリティのないコメントを言う。
さらに「みんな目標をもって頑張ってほしい」とつけくわえた。
この程度のコメント能力しかないエリートが、
地球でのたうちまわっている人々を見下ろしているんだ。
確かに遠くから見れば地球は美しいのだろう。
それは富士山が美しいのと同じで
そういう富士山だって登ってみれば岩と石ころと缶カラでお世辞にも
美しいとは言えない。
でも、僕らはそういうことを知っていて、あえて遠くから眺める富士山に
癒されたいと願う。
それは万人が抱く感情であり、言うならば
あえて日本人を代表してコメントするほどのことではないのだ。
「地球は筆舌に尽くしがたいほど美しい」だからなんなのだ?と思う。
あなたが癒されただけでしょ?とも思う。
僕らは地球の美しさをこの目で実際に確認することはできない。
僕だけが見てるんだよ!この美しさを!という意識が
宇宙飛行士を宗教的な道へと導いていくのだろう。
それは錯覚であり、少なくとも現実的ではないことなのに。
「みんな目標をもって頑張ってほしい」
そう、10代の少年少女は目標を持って、爆弾を抱えて頑張って
自爆テロを行なっているんだぜ。
何十億の人類をひとくくりにした発言は、すでに宗教的なもので、
リアリティの欠如も甚だしい。

だいたいスペース・シャトルなんてどうでもいいのだ。
宇宙にどんぐりを持っていこうと、
地球から赤とんぼの歌を野口さんに聴かせようと、
小泉と交信しようと、どうでもいい気がする。
要は、宇宙飛行士って人体実験されてるだけじゃない?
犬や猿が人間にかわっただけで。
宇宙開発がどうのこうのと言ってる間に
地球は滅びるから、間違いなく。
え?そのための宇宙開発だって?
でも宇宙に逃げ出せるのは金持ちだけでしょ。
庶民にとってはどうでもいい話だ。


2005年08月02日(火) 荒らしのような拍手





キース・ジャレットのソロ最高傑作「レイディアンス〜ソロ 大阪/東京」
の大阪の部、最終トラックのパート13のエンディング、
(東京の部、パート16のエンディングも同様)
最後の和音の残響にかぶさるようにして突如湧き起こる嵐のような拍手。
っていうか、荒らしのような拍手。
馬鹿か?お前ら!コンサート会場で音楽を鑑賞する資格なし。
頼むから死んでくれ!
感極まってフライング気味に拍手をする行為は恥かしい。
それは、カーペンターズのコンサートで1拍・3拍に手拍子をいれる
ニッポンジンの恥かしさとは意味が違う。
前者が厚顔無恥であるのに対し、後者はどこか微笑ましい。
しかし、得てしてジャズファンに馬鹿にされるのは
後者のパターンである。
ジャズファンなんか死んでしまえばいいのに。
俺は、もうなんか細かいことまでネホリーナハホリーナってな具合に
重箱のスミーナツツキーナって感じの評論にも飽き飽きしたし。

キースのソロはスタジオ録音でいくべきでしょ。
それか、編集してもいいから拍手は消す。
あとキースのライナーの翻訳が2ページつくだけで
輸入盤との価格差がこれほど出るのも問題だぞ。
CDの帯もいらないし。無駄なものが多すぎる。
だったら、特典DVDをつけろ。
ちなみにロス・ロボスの素晴らしい最新ライブ盤(国内盤)なんぞは、
113分の超すげぇ〜ライブDVDがついての2枚組で
3800円だぞ。




「ロス・ロボス/ライブ・アット・ザ・フィルモア」


追伸。

amazonのDVDコーナーで「ゴールデン・カップス」を検索したら
エロコーナーの入口に自動的に移動。はぁ??
仕方がないので、そのまま入る。




響 一朗

My追加